【星図めぐり番外編】 ニューヨークと東京。
東京星図めぐり的には、天秤座地区の時だったのですが、アメリカに行ったりして、今回は天秤座の時期に東京星図めぐりをすることができませんでした。初めて行ったニューヨークを、少し東京と比較する感じで、まとめてみました。☆占星術的に、アメリカ合衆国の始原図は、1776年7月4日の、独立宣言の時をとるようです。ここから、アメリカは、蟹座と天秤座の強い国と、言われています。蟹座13度に太陽が、天秤座15度に土星があるからです。占星術を学んでいた時、このアメリカの始原図読みのお勉強をしたこともあって、ときどき星の推移を見守っていたりもします。☆アメリカが、かつての指導力を失いかけているという意見は、ニュース報道を見ていても、たびたび耳にするようになりました。アメリカがどうなって行くのかなぁ、ということには、私はとても強い関心を持っています。長女が結婚して、アメリカに住んでいるということもありますが、世界は今や経済的にも大きくつながっているので、アメリカの平和と世界の平和はひとつなのだと思うようになりました。これが、ブロードウェイとのことです。次の写真が、タイムズスクエア―です。カーネギーホールです。わたしは、アメリカ東海岸では、獅子座ASCに変わります。何となくこんな写真からも、それが伝わってくるのではないでしょうか。セントラルパークです。セントラルパークには、ものすごく大きな巨岩が地面からところどころむき出しになっていました。そういう地形は、東京とかではあまり見ることは無いように思いました。これらのブロードウェイ、タイムズスクエア―、カーネギーホール、セントラルパークは、歩いて行ける距離にありました。短い時間でしたが、はじめトニーヨークの街を歩いてみて、今の東京とは、そんなに変わらない印象を受けました。そんなに変わらないというのは、「何が」か?というと、「文明の進化度」のようなもの。かつては、アメリカは日本の30年先を行っていると言われた時もありましたが、高度成長期を経て、東京はもう追いついているように思えました。ニューヨークは、ちょっと、成長しきった大木のような感じにも、思えました。成長しきって、今度は成熟気に移行した文化や文明が、これからどうなって行くのか?ということが、問われているようにも思いました。その時、ヨーロッパやかつての大英帝国がたどったプロセスは、ひとつの参考にはならないのかしら?と、思いました。☆二週間のアメリカの旅から返ってみて、東京に着いたら、それが夕方のラッシュの時だったこともあってか、人々が、あまりにもモノトーンに見えたので、びっくりでした。着ている服の色や、発しているオーラが、集団でひとかたまりの、灰色や黒のモノトーン一色に見えました。この色の見え方の中には、近づいている二つの大型台風の低気圧の影響もあったのかも知れません。でも、ずっと日本に居ると、同化して、観ることのできなかった光景のようにも思いました。たとえば、江戸の庶民は、贅沢禁止令が出されて、木綿の茶色の着物しか着てはいけなかった時にも、その茶色の中に、さまざまな工夫をして、粋を競い合っていた、というおはなしを思い出したりしました。東京の土地の記憶として、過去の地層の中には、そんな江戸っ子の反骨精神や元気さもあるはずだから、東京を歴史の中にも探訪して行くと、古さの中に新しさを見つけてゆけるかもしれないと思いました。