♪アトリエえんどうまめ 今季洋の日記。

十牛図のお絵描き講座 トータルリーディング。　2010.07/25

きのうの十牛図トータルリーディングのようすです。やはり土曜クラスでも十図と一図がつながっていて描かれた本人が一番びっくりされていました。このことはこうしてブログに書いてもなかなか伝わらないと思いますがほんとうに驚きの体験なのです。十牛図はおもしろいです。きのうも絵を十枚並べて浮き立つもののすごさに圧倒されたり感動したりいろいろと教えられたりしました。次回十牛図講座は来年の春と予定していましたがもしご希望の方とかおられましたら１０月からの３ヶ月間の開催も今のところまだ可能ですのでどうぞお問い合わせください。わたしとしてはやってみたい意欲あります。

ドラゴンマスターになる方法。

ひとりひとり「マイ・ドラゴン」をゲットして、それと仲良くして、一緒に生きて行く、というのはどうかな？と、考えました。きっと、私などよりもずっと若い世代の子どもたちに流行しているゲームとかアニメとかの中には、そういうものは、もうすでにあるのだと思いますが、私はそのあたりは、良くわかりません。☆こう思うきっかけとなったのは、たまたま見たＣＧアニメ映画がそういうお話しだったからなのですが。（それは『ヒックとドラゴン２』という映画です。）でも、その映画を見ながら、「そうか！ドラゴンは、冥王星なんだ。」と思いました。つまりそれは、一人一人の中に眠る、人類の究極の可能性と言うこともできるのではないかな。ちょうどその頃、占星術の生徒さんから「冥王星のことが、良くわかりません。」という質問が来ていた時だったので、このマイ・ドラゴンのイメージで解説してみたら、わかりやすいんじゃあないか、と思ったのです。☆占星術のお勉強を本格的に始める前から、わたしの中には禅の十牛図に対する強い関心がありまして、人が牛に乗っているなどの、十牛図の１０枚の絵のステップは、とても気になるところのものなのですが。それでいまだに、十牛図の研究は、自分なりに続けているのですが。この「牛」を「ドラゴン」と考えてみても、とっても面白いと思いました。つまり、ドラゴンマスターになる方法は、自分自身の（または、トランシットの）冥王星と、仲良く生きて行くということなのではないかな、と思いました。☆『不思議の森の美女』のお話しに登場する魔女マレフィセントもドラゴンを操るけれど、それも、彼女もドラゴンマスターになった一人だったんだと考えると、とっても面白いと思います。マレフィセントも、数年前に、映画で、旧来の解釈を正反対の視点から書きかえたものが出てきましたが、あれも現在の神話にとてもピッタリなおはなしのひとつとして完成していたように、私には感じられました。☆占星術研究家のジョナサン・ケイナーが亡くなったことには驚きましたが、けさ、彼が私と同い年であったことを知って、もっとビックリしました。わたしも、残された時間をたいせつに、マイ・ドラゴンと一緒に、生きて行きたいと思います。

十牛図お絵描き講座 第十図 レポート。

先日の５月２７日（月）は、十牛図お絵描き講座の第十図「入てん垂手」でした。講座としては、次回もう一回、トータルリーディングの回がありますが、十牛図は、この第十図で終了となります。このクラスは、月に一回のペースでやってきましたので、おおよそ一年かかって、ひとつの会が終了することになります。最終回というものは、やっぱり少し、いつもとは違う感じですね。始まりと終わりは、たとえれば、入学と卒業みたいなものだけど、その途中にはもちろん継続というものがあって。継続することは、どちらかというと日常的なのだけど、始まりと終わりは、やはりちょっと、非日常性が入り込む感じでしょうか。こちらが、その時に私が描いた絵です。この絵は、いつもと違って、第十図の内容を意識して描きました。いつもは、もっと、空っぽになって、講座内容も忘れて、とにかく描きたいものを描く、かんじです。そのゼロの状態の中に、流れ込むものを大切にしています。この絵を描いてみて、「９」の意味合いを持つ大きな丸が、数字の「６」に見え、どちらかというと「６」の意味合いを持つ小さな丸が、数字の「９」に見えるのが、自分でも不思議な感じがしました。占星術の、ミーチュアルリセプションみたいです。☆参加者の方たちの絵を見させていただいて、やはり十牛図第十図は、グラウンディング力が強いな、と思いました。これは、ほかの、サビアンシンボルやタロットのお絵描き講座のときにも言える場合もあるのだけど、そのグラウンディング力が、十牛図はやはり、「はんぱない」感じです。「どっしり」「ずっしり」「具体的」きっとこれが、「牛」の重さなのでしょうね。☆十牛図のお絵描き講座をさせていただくのは、これが４回目か５回目なのですが、毎回、わたしにとっての新しい次のページと出会わせていただいている感じがします。その回ごとの、特徴の極みは、第九図をやっているあたりで、出現することが、多いようです。去年は、ちょうどこのポイントで、ビバッサナー瞑想を体験しました。ビバッサナー瞑想というのは、１０日間くらい誰とも会話をせずにひたすら静止座禅をする瞑想会なのですが、そのおおもとに原始仏教が置かれているようです。十牛図の、源の流れの源泉は、ブッダですので、これもひとつの九図体験となりました。☆ことしの場合は、潜在意識についての、あらたなルートと、出会うことができました。「牛とは？」と言った時、もとの禅宗では、とうぜん、「仏教」との結びつきに関する「何か」と、されるわけですが、そこから離れて、今を生きる普通の私たちにまで、十牛図を適応させてみようというような流れが、すこし前にあったようです。そのはじまりは、鈴木大拙にあったのかも知れません。それを、ユング派の人たちが引き継ぎ、そののちそれは、自己実現をめざす精神世界のムーブメントへと発展した流れが、すこし前まであったようです。その新しい流れの中で、「牛とは？」ということは、「仏教の中だけのものに当てはめる」という枠から広がり、それこそ「牛とは？」をひとりひとりが探してみましょう、という拡大解釈がされる自由も、広がって行きました。そういう中のひとつに、牛を潜在意識として、考えてみる、ということがあります。☆『意識の１０の階梯』松村潔、著　ボイス社の中に、その潜在意識（ここでは低自我）について書いた、次のような文章があります。（ｐ．１３１）「ハワイの絶滅した密教カフナを西欧世界に紹介したマックス・フリーダム・ロングは、”低自我が抑圧され、結果的にその低自我がいじけて屈折しているのが現代人だ”と述べている。このいじけた低自我をもう一度呼び起こすために、カフナを模倣したワークショップでは、低自我に名前を付け、毎日静かな夕刻、薄暗いリラックスした場所でやさしく低自我に話しかけるメソッドもある。もしうまく低自我が見つかれば、それは第三図体験をすることになる。」この一文は、長いことわたしの中で、気になる文章となっていたのですが、今年、ある人から教えてもらったことがきっかけで、はじめて、これは、ホ・オポノポノのおおもとにも通じていたことがわかり、とても驚きでした。もう１５年続けている整体とも、ある意味重なり合ってつながって、実りある収穫を得ることができた感じです。☆次の十牛図お絵描き講座の開催は、今のところ未定ですが、またなにか縁が働いて、開催される流れができることを、わたし自身も心待ちにいたしています。わたし自身は今まで、サビアンシンボルのお絵描き講座と、タロットのお絵描き講座と、そしてこの十牛図のお絵描き講座の開催を、三本の柱としてきたようなところがあります。占星術とタロットと十牛図のあいだに、優劣の差などがないのは当然のことなのですが、わたしの体験的には、さきに占星術（サビアンシンボル）またはタロットのお絵描き講座を終了された後で、十牛図のお絵描き講座を体験されたほうが、十牛図の特質にフォーカスした講座体験ができるようにも思っています。お絵描き講座に初めて参加されたころには、お絵描き講座自体にフォーカスが合うまでに、少し時間がかかることも（参加者のかたによりますが）あること。そして、絵を描くことの中でデドックスが進行することも多いことが、その理由です。オポノポノで言うところのクリーニングと、この絵の描き始めで起こるデドックスは、重なり合うところが多いと、私は思います。☆一度このブログをアップしたあとで、見直していて、ふと気がつきやってみました。あぁ、おもしろい！

オポノポノと『良い子』と十牛図のおはなし。

そして、十牛図お絵描き講座の時に、神聖なインスピレーションが降りてきました。これは、通常のものとは、まったく違うインスピレーションです。やさしくて・輝いていて・透き通っている感じです。☆そのインスピレーションの内容は、私にとっては、とても驚くべき内容でした。「わたしは、『ある肉親』の前で、『良い子』しか、できていない。」と、いうものでした。☆子育てをしていた時の体験では、例えば親子関係が親密に確立できている時は、子どもは平気で、親の前で駄々をこねて困らせたり、素の自分をさらけ出すこともできます。でも、親子関係が希薄でもろい場合、子どもは親の前では、良い子しかしない、ということを、間近に見たり、体験したりしたことを、思い出します。☆この、「『ある肉親』の前で、『良い子』しか、できていない。」ということは、自分では全く気がついていないことだったので、まさに、「青天の霹靂」という感じがしました。☆それでそのあと、オポノポノの本を、もう一度読み直してみています。が、どうも最後までちゃんと読んだことは、一度もなかったみたいで、ルソーのジャングルの絵が表紙に使われているほうの本も、読みなおしてみたら、「盆栽について書いてあるところ」で違和感を感じ、「これは単なる文化の違いなのではないか」と思ったのがきっかけで、そのあと読むのをやめていたことに気がついたりしました。ささいな枝葉が気になって、おおもとのところから外れてしまうことって、あんがいあるものです。だけどそのようにして、振り子が近づいたり遠のいたり、みたいなことが何度か繰り返され、核になる大切なところに、少しずつ近づいて行けるということも、あるのかも知れませんしね。☆そして、麻の葉紋様の刺し子の時に知った、カオスと秩序のこと。これは十牛図のことにも、わたし的にはあてはめることができる感じで、つややかな生きもとしての「牛」の生命力に対して、十牛図という秩序が、相対している感じでしょうか。「牛」を殺すことなく、相対することのできる秩序は、それだけふところの深いものなのだと、ますます思えてきています。これはその時私が描いた絵です。第八図の内容は、多義にわたる内容となりますが、ジョーゼフ・キャンベルが言うところの「宗教は、第二の子宮です。」ということも、この八図の中にはあると、私は思っています。講座では、Ｊｕｎｇの個性化のことにも触れることになって、自覚してはいなかったのだけど、私もその道をいつの間にか、歩み始めていることに、気がついたりもしました。

十牛図第八図とホ・オポノポノ。

今日はこれから、十牛図第八図のお絵描き講座があります。この講座は、月に一回のペースで開催しているのですが、今回、講座の日が近づくにつれ、なんどもなんども、私の中で立ち上ってくることは、ホ・オポノポノの存在でした。☆オポノポノが日本にも紹介されるようになって、もう何年も経ちますが、私の中でもオポノポノとの距離には波があり、近づいたり、遠のいたりしてきました。今回、第八図で再びクローズアップされてきたオポノポノは、八図としてのオポノポノという感じでしょうか。このことについて、お出かけ前のこの時間、まとめて端的に書くことは、けっこう難しいかも知れないのだけど。☆オポノポノを紹介した本を、私は何冊か購入し、だけどブックオフに手放し、といことを繰り返していて、今手元にあるのは、こちらの二冊です。他にも良い本があるかも知れませんが、わたし的には、オポノポノに関しては、この二冊があることで、ちょうど良いバランスが保たれている感じがします。この二冊は、ちょっと陰と陽のようなエネルギーを持っていて、その両方があることでちょうど良いような、そんな感じがしています。☆今日の第八図では、「自我意識と自己意識」の違いについても、ちょっと触れることにしています。その時の参考には、『無意識の構造』河合隼雄、著　中公新書　１９７７年を、参考図書として使う予定にしています。ここには、自我意識と自己意識の違いについてが書かれていて、大変興味深いのですが、たとえばその一例をあげると、「自己について、もっとわかりやすく説明してくれ」というみんなの要望に対して、Ｊｕｎｇが「ここに居る私以外のみなさん、それが自己です。」といったお話しとかが、紹介されています。またこの本で、河合隼雄氏は、「自己とは世界のことだ」とも、書いておられます。そしてまた、この本には、東洋（日本）では、自我と自己の区別が、明確ではないということも書かれています。☆これらの、Ｊｕｎｇ心理学における自我と自己は、十牛図の第七図から第八図への移行を考える時に、とても参考になると、私は思いました。そして、オポノポノは、とても第八図的であると、今回の講座に向けてのわたしの内的な流れの中で、再確認する動きがありました。（毎回どの講座の時も、内的に新しい波がやって来て、それと対話することは、私にとって、とても楽しいことなのです。）ありがとう。ごめんなさい。許してください。愛しています。オポノポノのこの四つの言葉を唱えることは、第七図の自我を溶解させる働きがあると、思いました。☆十牛図の研究者の中には、第七図までと、そのあとの第八図・第九図・第十図の三つの位置づけを、まったく別のものとする人たちが多いことも、わかり始めています。つまり、第七図までは、数の原理の小石並べ算のようにステップを経たもの、そして第八図以降の三つは、パラレルワールド的に同時に存在するもの、という位置づけの解釈です。☆先ほど取り上げた本の中で、河合隼雄氏は、「自己としての自然」についても触れています。「東洋においては、石に自己を見ることも古来から多くなされて来た」というのです。このことは、自然そのままの姿が描かれている、十牛図の第九図にリンクすることとも思われました。

「第六図 騎牛帰家」のひけつの おはなし。

きのうからの続きになりますが、ひとつとても大切なことを、書き忘れたので、書いておこうと思います。それは、継続するための秘訣のおはなしです。☆きのうまでの流れの中で、見えてきたことをまとめてみると、こんな感じです。社会は、あなたの「したいこと」に対してではなく、あなたの「できること」に対して、お金を払います。　↓だけれど、その「できること」が「したいこと」とあまりにも結びつきを失っていると、だんだんと元気がなくなり、「させられている」意識が優先してしまうことも、あるでしょう。　↓「これだ！」と思えることがあったら、自身のリソースの許す限り、チャレンジして、それを継続してみること。大まかに言って、これがりりしい「螺旋」の、太陽を開発する生き方、といえると思います。能動的な男性性を開発してゆく生き方です。☆この時に、たいせつなひけつがありまして、それをあらわしているのが、この十牛図第六図といわれています。図版は『十牛図 自己の現象学』ちくま学芸文庫より。牧童は、牛に乗って、笛を吹いています。ここに至るには、「楽しい」ということが、継続のための大切なひけつであると、されています。☆きのうもご紹介しました、武蔵野大学のトレインニュースでご紹介されていましたhttp://www.musashino-u.ac.jp/guide/public_relations/train_message/2012/103.htmlグローバル・コミュニケーション学部講師の金子敦子さんは、このあたりのことを、「やりたい」かつ「できる」ことを、機嫌よく磨いていけるといいですね。と表現されていて、これが金子流の、第六図のひけつの言葉と言えると思いました。☆松村先生は、このあたりのことを、「楽しさを感じることができないのなら苦痛すぎて続けられない。」と『たましいのこと』ユビキタ・スタジオで書いたうえで、印象の管理がこの第六図では重要と、述べています。第一の植物的なわたしは第一図ではじまり、第二の動物的なわたしは第三図で始まる。そして、第三の、印象を目的のためにコントロールするような注意力を発揮するわたしがこの第六図ではじまる。第一のわたしにも、また第二のわたしにも、目的性というものがない。「家に」行くためには、印象、行為、意識を特定の方向に集中化させる特別な力を持った第三のわたしが関与しないと導くことができない。絵ではそれは笛の演奏をする牧人として描かれている。スーフィーの馬車、馬、御者という三つのシンボルでは、この第三のわたしは、御者である。（同書　Ｐ．８４）☆印象管理というこのことが、松村流の第六図のひけつと言えるのだと思われます。金子流・松村流、それぞれが「同じこと」について、ご自身の言葉で語られているので、たいへん興味深く思いました。

「～したい」と「～できる」を結びつける方法について。

けさひいたカードは、「深い洞察のフクロウ」でした。日本の神託カード　大野百合子 著　（株）ヴィジョナリー・カンパニーここには、《きのうからのテーマ》が、続いています。以下は、リーフレットの言葉です。「またフクロウのスピリットは、あなたの闇の部分をきちんと見つめるようにと伝えています。見たくなくて暗がりに押し込めているものがあるならば、いまきちんと見る時です。　闇をただ観察して意識化するなら、そこにこそ、すばらしい宝ものがあったことに気づくでしょう。得られる洞察は、あなたに明晰さをもたらします。」☆これは《きのう書いた》「１８．月」のテーマですね。この闇を見つめることは、ちょっととても恐いことのようにも思えますが、「闇をただ観察して意識化する」という、冷静さと客観性を保つ準備がなされていれば、そんなに恐いことでは無くて、それは「欠け」の認識に通じるので、「すばらしい宝もの」の発見に通じるということですね。☆１、「欠け」を認識し、２、そこを埋める具体的な方法がわかり、３、そしてその具体的方法を実行して行くことができると、「～したい」という、占星術の太陽が象徴していることと、「～できる」という、占星術の「土星」が象徴していることの間に、太いパイプの結びつきが出来て行くことになりますね。☆数日前に、《こちらのブログ》でもご紹介しました、中央線の壁面に貼られた、武蔵野大学のトレインニュースで、紹介されていましたhttp://www.musashino-u.ac.jp/guide/public_relations/train_message/2012/103.htmlグローバル・コミュニケーション学部講師の金子敦子さんも、おっしゃるように、「～したい」ということと「～できる」ということを、結び付けて行くためには、まずは、「これだ！」と思えることを、自分の時間やお金などが許す限り、チャレンジし続けてみること。それを、し続けることができると、だんだんと「～できる」ことが増えて行くことになります。金子さんもおっしゃっているように、社会は、あなたの「したいこと」にではなくて、「できること」に対して、お金を払ってくれるのです。☆このことが、十牛図第六図「騎牛帰家」に相当する内容にあたると思います。

十牛図 第四図の 絵のおはなし。

十牛図第四図「得牛」。対応惑星は、「火星」になります。写真は、きのうわたしが講座の時に描いた絵です。写真では絵は、ずい分とオレンジがかって撮れていますが、実際は真紅の色彩です。画面中央から放射状に伸びている直線の、数を数えると、１５本あることがわかります。（描いている時は無意識に描いたので、あとから数を数えました。）１５という数霊は、タロットの大アルカナでは、「１５．悪魔」に相当しますが、この「１５．悪魔」の、生命の樹のパスは、ティファレトとホド。「本質の知性化」のパスで、「自分の生き方に忠実な考え方や思想を育むことに関与する。」（『数の原理で読むタロットカード』松村潔、著 星和書店 ２００３年）といわれています。「自分の本質的な判断を言語化することによって強くする。」直線は、男性性的・人工的な特質を持ちます。その一方で、この絵の中には、曲線も描かれています。曲線は、女性性敵的・自然界のものとしての特質を持ちます。曲線は、中心に向かう渦となって描かれています。☆赤色の出現は、火星という惑星から呼び覚まされた色彩かと思われますが、描いてゆくうちに、火星→赤色。赤色の星→恒星アンタレス。など、赤色を基調として。さまざまな内的な体験が、描きながらなされていった感じがしました。画用紙はいつも使っている四つ切りなので、大き目の画用紙なのですが、そこにこれだけめいっぱい赤色を使って絵を描いてゆくうちに、赤色の中にとっぷりと入っていって、「あ、私は前に、この色を見たことがある。」という深い意識に到達しました。それは、お母さんのおなかの中にいた時の、記憶。胎児は、ときどき目を開けて、実体験として、このおなかの中の赤色の世界を、見ているのかも知れません。そう思いました。☆きのうのお絵描き講座も、とても興味深い展開を見ることができたのですが、残念ながらそのことをここに書くことは、できないのです。それは、プライバシーの問題に触れるから、ということだけではなくて、講座の時間に起きていることを言葉にすることは、なかなか難しいことなのです。だんだんとお絵描き講座の場が整ってくると、私的には、「最先端の神話」に触れさせていただいているような、そんな感じになって行きます。だけどそれは、参加者の方々も、共通して感じ取っておられます。お互いに気がついたことなどを、言葉にしてゆく中で、知らなかった未知のものが、ひょっこり姿をあらわして、その存在を教えてくれることが、多いです。☆しかしきのうは、今回の水星逆行最後の一日。（手持ちのエフェメリスによると、水星は、今日１１月２７日（火）の朝の７時４９分に順行になりました。）わたしは朝、うっかりしてノーメークのまま家を出てしまいました（汗。。。）途中の交差点の横断歩道を渡っている途中で気がつき、あわわわわ。近くのコンビニで最低限の化粧品を調達して、何とかごまかさせていただきました。☆それにしても、今回の水星逆行では、私の場合、かなり影響が顕著に出て、びっくりすることがとても多かったです。パソコンが突然壊れて、仕事ができなくなったり、大切なメールが届いていないことがわかったり。それをチャートを見て分析すると、おそらくこの逆行中に、トランシットの火星が、ネイタルの火星・太陽のコンジャンクションのところに、スクエアーをかけたせいなのかも、と思いました。オーブゆるめにとるなら、牡羊座の天王星とのオポとのミッドポイントに、トランシットの火星が入って、停止軸として働いたのかと思いました。☆とくに日本人の女性は、火星を使うのが苦手、というおはなしも、耳にします。赤色の補色としての緑色。こちらのほうが使いやすい傾向があるのかも知れません。だけど最近、わたしの身の回りでは、この緑色の特質の再発見につながるようなことが、たくさん起きたりもしています。緑色もなかなかな興味深い色彩のひとつです。赤色と緑色の色彩は、１８０度のオポジションのような補色関係にありますが、この１８０度の関係性というのは、すぐに反転もしたりして、おもしろい性質を持っていることにも、講座の中で参加者の方たちと、気がついていったりもして、とても興味深い展開がありました。

十牛図講座のテキスト本についてのおはなし。

８月の、月末から始まりました十牛図のお絵描き講座は、わたしが開催する講座としましては、おおよそ３回目のものとなります。おおよそと言いますのは、第一回の時は、クラスが２クラスできたため、クラスで数えてゆくとしたら、４回目のものとなるからです。最近は、月一回ずつの開催、ということも多いので、終了するまでに、おおよそ一年かかる感じで、ゆっくりと進んでいます。その、一番最初のクラスのうち、ひとつのクラスでのトータルのテーマは、なんと、「飯は食ったか？」でした。これは、第十図のおじいさんが、若者に話しかけた言葉とも、言われていたりもします。そして、前回の、２０１１年の時は、あえて源流に遡ってみる、ということを、実験的に取り入れてみた、お絵描き講座になりました。源流というのは、テキストについての、おはなしです。講座の時は、松村先生の３冊の著書を、ベースにさせていただいているのですが、その先生の一番最初の十牛図の本である『意識の十の階梯』のほうに、先生がその本を書くにあたって、『十牛図　自己の現象学』上田閑照・柳田聖山、著　ちくま学芸文庫のほんを、テキストとして、書いて行く、ということが書かれています。なので、十牛図のことについていろいろと知るうえで、この文庫本は、いま一歩源流に遡ったところに、存在しているような位置づけが、あるように思えていて、なのでその源流をさかのぼって、見てみたのでした。見てみた、という表現が、一番ぴったりな感じで、「ほほう、源流の風景は、こんなですかいなぁ」というところに触れてみただけで、わかるとかわからないとかは、ぜんぜん問題外な感じだったのですが、それでも、どこかピュアーな、おもしろさは、体験ができたように、思えています。この源流をさかのぼる、ということを表わしているのが、十牛図第九図ともいわれているので、そういった意味でも、とても興味深いものとなったように思えました。十牛図に関する本は、たくさんのジャンルからたくさんの本が出ていますが、現在一般的に入手できる本の、テキスト的な位置づけになっているのが、この文庫本のようです。余談になりますが、ちょうど去年の講座で、第九図のあたりで、わたしはビバツサナー瞑想を体験することができまして、そのこともとてもタイムリーな体験となることがてきました。ビパッサナー瞑想というのは、仏教の、それも一番最初の釈迦の存在にフォーカスした瞑想だったので、もろに、源流のおおもとの、流れのもとの泉に，触れる体験のように、思ったりもしました。次回は、この文庫本よりも、さらに古い、テキストの本について触れたいと思います。

講座のリクエストをいただきました。

先日、講座のリクエストをいただきました。どうもありがとうございます。それでお話しして、十牛図のお絵描き講座の内容で、ということに、なりました。場所のほうも、第三の眼 青山鑑定ルームを、お借りできる運びとなりました。いつも、どうもありがとうございます。今年８月から翌年６月までの全１１回で、月一回ペースで開催して行きます。【日にち】は、毎月の最終月曜日。【お時間】は、正午から午後三時までの、三時間。【参加費】は、一回５千円です。【定員】は、３～４名さまくらいで、考えています。ご参加のお申し込みや、お問い合わせは《こちらのメールアドレス》までどうぞ。ご連絡をお待ちいたしております。

普遍的に偏在するということ。

少し前に、このブログに書きました、「《すごい人》」とも関連することなのですが、このお話しを始める前に、みなさんは「すごい人」という言葉を目にして、連想した人は、いったいどういう人だったでしょうか？あたりまえのことなのだけど、おそらくひとりひとり、連想した「すごい人」のイメージは、違っているはずだ、思います。・ 世界的に良く知られている著名人・ 世界経済を牛耳る影の存在・ ノーベル賞を取る人・ 世界的な大富豪・ 神通力を持った山奥の大仙人　などなどひとりひとり、連想する「すごい人」のイメージは、違っていたはずだ、思います。そして、そのあなたが連想した人のイメージこそが、あなたにとってのすごい人、ということになるわけですよね。私が感受していた「すごい人」と、みなさんが連想した「すごい人」の間には、大きな違いがあるかも知れない。そのことに気がついて、この文章を書いてみることにしました。私が出会った「すごい人」のおひとりは、普遍的に偏在することが、できる人、です。「は？それ、何？」と思われるかも知れないのですが、私は今のところ、このような言葉を使うしか、言い表す表現を知らないので、ここのところはご了承くださるとたすかります。それで、これから、その、「普遍的に偏在できる。」ということの内容を、書いて行こうとしてみているわけですが、なかなかこのあたりのことは、言葉に置き換えるのは、難しいです。わたし自身、９ハウス射手座に土星があるせいか、講座というものは、自分がそれを受講するにしても、自分がお絵描き講座を開催するにしても、「根幹」的な意味合いを持つことが、多いのだと思います。若い頃から、射手座的な講座はたくさん受けてきましたが、その普遍的に偏在しているすごい人は、講座の中でも普遍的に偏在しているので、たとえば参加者が７０人居たとしたら、「その７０人にとって、一番真剣なテーマを取り上げることが、できる」のです。ううむ、こういう言い方だと、うまく伝わらないかもしれないな。もっと良い、表現があるはずなのだけど。「そのすごい人は、７０人の参加者、ひとりひとりと寸分のずれがなく、存在することができるのです。」という表現だと、ちゃんと伝わるかしら？いやいや、このことはやはり、直接的に体験する以外、言葉で間接的にお伝えすることは、やはり限界があるのかも知れません。でも、すごい人たちはそれができるので、その講座は最初から最後まで、「受講している私のための講座」となります。「わたし」と「あなた」と「みんな」の間に、「ずれ」や「開き」が全く無くなるのです。このように書くと、すぐに、「マインドコントロール」だ、とか、そういう言葉を使うことで、理解の引き出しに収納して納得して終わろうとする、社会的風潮はあるわけですが、でも、そうしてしまったとしたら、それはとっても、もったいないことのよう、私には思えます。そこのところは、個人の自由だから、べつのそれでも、良いわけですが。わたしには、とてももったいなく、思えます。普遍的に偏在する講座ができる人は、そうたくさんいるわけではなくて、なのでそういう講座と出会えると、うれしくなって、興奮して、すごい！すごい！と、なってしまうわけです。そして、実は重要なのは、ここに書いたことなのではないのかもしれない、とも、最近は思っているのです。すごい！すごい！は、十牛図の場合は、第七図に相当します。十牛図はそのあとに、第八図もあれば、第九図もあって、そして第十図もあります。（もっとも、普遍的に偏在できるのは、第七図だけではなりえなくて、第八図の状態なわけですが。）十牛図では、第十図の絵柄に、人と人との出会いが描かれていて、だけど、私がここに書いたような、普遍的に偏在できる人との出会いは、十図に描かれた、おじいさんと若者のように、何もしなくても、何も有益な話をしなくても、ただ、「飯は食ったか？」くらいの会話だったとしても、その後の若者は、影響を受けてしまうわけです。その、受ける影響とは、（わたしは、今回のすごい人たちとの出会いの中で、新しく気がついたのだけど）、おそらく「平たんな二次元の歩み」から、一挙に、「三次元の螺旋の道へ」いざなわれてしまうことなのではなかろうかと、そのように感じたわけなのです。そして、このことこそがとても大切なことなのではないだろうかと、最近は考えている次第です。☆ 今季洋の占い鑑定・占いレッスンは、どうぞ《​こちら​》をご覧ください。☆ アトリエえんどうまめのＨＰは、《こちら》です。

十牛図のまとめ。の 《追記》です。

《追記》ですが、第十図の予習をしていたら、先日ツイッターで興味を持って、リツィートした言葉と、意外なかたちで、ふたたび遭遇しました。うわぉっ！という感じで、とっても感激です。「日が出ると働き、日が入ると眠る、井戸をほって水をのみ、田を耕してくう、帝力がわれに何のかかわりをもとう。」『十牛図』上田閑照・柳田聖山、著　ちくま学芸文庫　１９９２年　ｐ．２６２より

十牛図のまとめ。

太陽の開発というのは、「～したい。」という能動の意志に対する、積極的肯定です。このエネルギーを使いながら、社会活動をして行くことは、人生をかけての大冒険となります。少し前まではこの行為は、「自己実現」という言葉で表現され、長期間たいへんなブームとなっていました。わたしたちの世代は、好むと好まざるとに関わらず、このブームの潮流の中を何十年も生きてきたと思います。松村先生の十牛図は、第三図で「牛」と出会った時、その牛は「生命の本質」でもあるわけなので、この点においては、「太陽の開発」を示唆していると受け止めることも可能かと思います。ただし、松村先生の十牛図においては、ただそこにとどまらずに、その見つけたものをいかに土星につなげて行くかの道筋も、そののちの第六図あたりから示唆されています。河合隼雄氏の紹介したユング心理学と、仏教やその中の十牛図とのからみを調べて行くと、河合隼雄氏は、自己実現において、もし自身のエゴの追及にのみ集中するようなことがあるとすると、それは「自己実現」では無くて、「自我実現」であると、その著書の中で述べておられました。ジオセントリックにおける太陽の、低い姿の中には、この「エゴ」も含まれています。そして、ユングは自身の考え方を深めて行くプロセスで、中国思想の「道」から大きな影響を受けて、「自我」ではなくて「自己」という概念に到達したとのことでした。「かつて、ユングに対して、自己ということを、「もっと具体的に見えるもので、なになのか言って欲しい」と迫ったとき、彼は「ここにおられるすべてのひと、皆さんが、私の自己です」と言ったという。このことは、自己実現ということが、いかに自分個人だけのことではなく、他の人びとのつながりを有するものであるかを端的に示している。実際に、分析を受けはじめてみると、他人との関係の変革や対決を迫られることが多く、他人と無関係に、自分だけの成長をはかることなどは不可能に近いことが実感されるのである。」『無意識の構造』河合隼雄、著　中公新書　１９７７年先日わたしが体験しましたビパッサナー瞑想においては、そのおおもとの流れがインドの釈迦であるとするころから、このエゴも含めまして、占星術でいうところの太陽は、その存在を否定されるか無視されるかの傾向が強いように感じられました。（このことは、良いとか悪いとかのレベルのことではなく、むしろ、西洋的であるか東洋的であるかといったような、根源的な二極性に関わることと、わたしは受け止めていますが。）また、太陽の開発は、象徴として自身の男性性・能動性の開発であるので、その対極の女性性・受容性と、どのような関係性をつくって行くのかも、大きなテーマとして、浮上してくると思います。世間一般をあらわす「蟹座」と「山羊座」の、旧来のふところの中でのみ生きて行こうとするスタンスに立った時には、なかなかこの「太陽の開発」の生き方をすることは、難しいのではないかと思います。しかし、今見てきたように、太陽の開発をする生き方だけが、唯一絶対の正しい生き方の道ということでもないのわけなのです。わたし自身のことでいえば、自身の十牛図の学びを深めることは、時代的に、知らず知らずその洗礼を受けて生きていた「自己実現」の生き方の考え方から、自分自身を分離して行くことに、ありました。「自己実現」の考え方には、獅子座が強い世代の人たちには、とてもマッチしていたのだろうと思います。またその半面で、この時代・この場所に生まれて生きて、今まで「自我」を強めに持って生きてみることをして来られたことは、わたしの場合は、おおいなる輝きや喜びの体験でもあったと思います。自分自身の人生を、自分自身で創造しながら、生きて行くということ。それこそ、太陽が示す、光の部分かと思います。太陽が光なら、かならずそこに影は生まれることを、体験を持って、納得してきました。影があるから、光もあるのだ、ということ。その両方の中で生きているのが、人間なので、そのこと自体がとてもおもしろいと、今は、思っています。

十牛図のこと。そして、前世。

十牛図の本を読んでいて、わたしはどうして一番最初に十牛図にはまったのか、を、思い出しました。それは『意識の十の階梯』の本との出会いから始まったわけですが、わたしはこの本の中に、「絵描きがしていること」を、見いだしたのだなぁ、と思いました。１６歳くらいから、絵描きになることを強く意識して、試行錯誤した生き方をしてきたわけだけど、自分や周りの知り合いの絵を描く人たちが、こんなにも真剣に、いったい何をしようとしているのかを、言い表してくれるものは、どこにもなかったので。それがこの本に書かれていることと、寸分たがわず、ぴったりだったので、びっくりしたのでした。わたしたちは、これをやっているのだ、と、明確に腑に落ちたのでした。Ｈ６への到達は、他の誰でもない「わたし」の結晶化で、それは絵を描くことで、錬金術的に変容して行くものでもあるので、絵には嘘がつけない状態で、あらわれてしまいます。わたしたちは、これをやっていたのだ。最近出会う人たちと、前世のお話しをすることが増えてきました。そういう視点で、この今生きている人生を、大きな外側から見てみるのも、おもしろいことです。ゆうべも、自分の前世をいくつ思いだせるか、数えながら眠りについたり、していました。今回の人生で、わたしは金星期・太陽期・火星期の３０年、絵描きとして生きようとして、さてさてそのあとの残り人生は、どのように使って行こうかな。

十牛図　第八図のこと　から。

今日は、十牛図第八図の、お絵描き個人講座でした。第八図は、グルジェフ水素のＨ１２に対応されるということで、松村先生のロジックにおいては、それはまた、タロットのコートカードの、クイーンに相当するということでも、良いのではないかと、されています。このような、Ｈ１２の状態は、たとえば竜宮城が「絵にも描けない美しさ」とたとえられているように、説明しようとしてもできないものであると、されています。それでもＨ１２の状態を言い表わそうとしたならば、得も言われぬ恍惚とした宗教体験や、とても優れた芸術のみが持つエクスタシーとされていて、だから第八図の講座はわたしとしても、やるのに、とても難しいもののひとつとなっています。また第八図の世界は、神話的な象徴や元型の世界とも言われていて、この世界にはいると、とてもパラレルで、時空を越えたシンクロがバンバン起こる世界でもある、という実体験が何度かありました。そしてまたこの世界は、自他の区別さえも無い世界で、あったりもします。今日の講座はまさしく、なにかの「期が熟した講座」となったようで、参加者の方もわたしも、この講座に向けてたくさんのことが、第八図・Ｈ１２的に次から次に起きて、とても面白い体験となることができたように思えました。このようなことは、そういつも何度も起こるわけではありませんが、ある日ある時、ふと飽和点に達したように、満ちることがあって、その時に起きます。そしてそれは、講座主催者冥利に尽きる、と言った感じの瞬間でもあったりもします。そのようなことは、うねりのような流れとして存在しているので、今日の十牛図第八図の講座は、まさにきのうの、赤色赤ずきんお絵描き講座の流れを受けていて、それらはまるで有機体のように、つながって結びついていることに、気がついたりもしたのでした。このような流れを受けてか、今日はそのあとのんびりと見ていた大河ドラマでも、みごとにわたしの赤色のテーマがシンクロして、端的に浮かび上がる体験がありました。それは、竹千代と国松という兄弟に描かれている、生みの親と育ての親というテーマです。ああそうかというふうに、私のひいおじいさん・ひいおばあさんの代から、わたしの母方の家系の中で、えんえんと繰り返されてきた、乳母的存在による養育のテーマが、存在してきたのだということが、とても明確に意識化されて、とても興味深かったです。幼少時、わたしはまさしく、あの竹千代体験を、ずっとし続けていたのでした。このことがはっきりと意識化されたことで、またいろいろと、私の赤色の部分は浄化され、変化して行くことでしょう。とても楽しみです。「理解したものは支配力を持つことはなく、逆にそこから自由になれるのです。」（『完全マスター西洋占星術』松村潔、著　説話社　２００４年　Ｐ．２４５）

十牛図はやっぱりおもしろい。

このようなタイトルで書き始めると手前味噌な印象が強くなるかもしれないけれど十牛図はやっぱりおもしろい。ときのうから何度も思っています。今日と明日十牛図のお絵描き講座でその予習とかしていて十牛図ワールドの世界の広さ世界の深さにシンプルな中に全てが内包されるその度量のようなものにあらためて驚いたり感動したり。テキストにしている『意識の１０の階梯』松村潔、著ボイス社　１９９８年のはじめのところには宇宙法則図がマトリクスとなり人を保育して行くこにが書かれていますが十牛図はそのパワーの塊とも言えるなぁとつくづく思います。その扱っている世界が大きくて、しかも安定している。今日と明日取り上げる第六図　騎牛帰家は惑星対応は、土星で第三図　見牛惑星対応　太陽をいかに第七図・第八図につなげて行くかのたいせつな節目になるわけだけどきのう予習をしていて十牛図に関しては松村先生の本としては一番新しい『シンフォニー』オレゴンファーム　２００８年のそれに該当する文章に新しさと深さを再発見したりしました。この第六章は第七図と第八図への移行について松村十牛図のより新しい見解が展開されていてなおかつ第七図と第八図の違いが明確に理解される内容だと思いました。

動物のこと。

今日はこれから十牛図お絵描き講座第５図 牧牛です。今日の講座としては象徴としての動物にフォーカスした内容になる予定です。おとといあたりヘミシンクの中でマグマ大使が出てきました。みなさんはマグマ大使はご存知でしょうか？私が幼少時のヒーローのひとりですが角というか触角が二本あります。つまり動物型キャラクターです。マグマ大使という名前自体宇宙外来型では無いヒーローの特質がよく表れています。当時の日本ではほかにも月光仮面とか女性型のヒーローな特質が表現されていました。もののけ姫のサンもマグマ大使と同じような白いふさふさの髪のかぶり物をしています。このあたりのことについては書きたいことがたくさんあるのでまた次回書いて行きます。

音楽と十牛図。

今日はこれから十牛図のお絵描き講座で第三図太陽をやります。十牛図の十枚の絵の中でもやはり第三図太陽は牛との出会いでもあるので特別感があります。松村先生がたしか２００４年のはじめ頃事故にあって退院してきてすぐの講座が十牛図の音楽講座だったように記憶しています。十牛図とベートーベンの交響曲を対応させた講座でした。松村先生の十牛図の本はその頃出版されていたのは『意識の１０の階梯』でしたが私はその本は１９９８年に出された時に読んでいました。難解な内容でしたが無視できない本でした。なので６年間温めてきた待望の講座とあってわくわくして前の夜は寝ずに本を読みなおして講座に行ったそんな記憶があります。そのようなこともありわたしにとって十牛図はやはり音楽と結びついています。やはり、というのは本質、という意味において、ということなのですが。私はその直前の２年半プログレスの月が２ハウスの時今から思うときれいにプログレス月が２ハウスの時だけ声楽や合唱をとても熱心にやっていておおかたの人がそうであるようにやはり第九も何度か歌ったりコンサートに参加してホールに立ったりしていました。今年の３．１１の地震以来今にして思うとすこし、無気力状態に停止していたのですがそれはどうしてかというと原発という存在が冥王星とダブって感じられていて自身の中の冥王星的要素を見直す流れが内的に起きていたからなのです。私のネイタルの冥王星は６ハウスにあるのでその要素への見直しが起きていて働き過ぎる傾向は無かったかもっと速度を落とした仕事のし方をこれからは、わたしもふくめ全人類が取り戻すべきなのではないかなどと自問自答して停止していたのです。だけど別の角度からまったく違うことに気づかせてくれたのはテレビで見た「のだめ」の音楽の力でした。そうそうこれこれなんだ。とくに本番を迎えた日にホールのステージで歌を歌う時絵を描く時したい仕事をする時。それがきっとわたしにとっての太陽であり牛でもあり。それはつまりは平たい言葉で表現するなら生きる輝きということなのかもしれません。ここの音楽の力に触れて何かが私の中からよみがえってきてくれました。わたしにとってこうして今日のようにお絵描き講座をすることは音楽をやることにとても良く似ていてその中でも特に十牛図講座はそういうわけで本質においてとても音楽的だし今日はその中でも特に第三図なので今は本番のステージに立つ前と同じようなわくわくどきどきしているそのような気分でいっぱいです。

十牛図の絵。

これが先日描いた十牛図第一図の絵です。そしてこちらがきのう描いた十牛図第二図の絵です。ゆうべＥＴＶ特集で玄侑宋久さんが言っていた「人間は地球の上に借り住まいしている」ということをわたしの中に育てて行こうと思いました。

四元素の速度。

今日は、十牛図のお絵描き講座で第二図がありました。地震のあとからはわたしが去年書いた『十牛図と子どもの絵』をお絵描き講座の中でも取り上げさせていただくことにしました。実際に実物の子どもが描いた絵を参加者の方たちに見ていただきながらその日の講座内容に関係したことをご説明しています。☆今日は四元素の速度の違いのお話しもさせていただきました。火水風土この中で一番速度が速いのは火かも知れません。実際おもしろいことにネイタル月が火のサインの人は食事をするのがとても速かったりします。四元素として一番速度が遅いのは土のサインかと思います。元素の持つ速度に目を向けてみると森羅万象の理解にとても役立つことがあります。今日はこれから２３時３３分に牡羊座の新月。牡羊座には今トランシット天体が６個も集合しています。牡羊座に象徴されるものごとを始めるエネルギーがとても勢い良くぼうぼうと燃え盛っている感じです。今日の講座の参加者の方たちもそれぞれのハウスでこれから新しく始めたいことの抱負を語られていました。

十牛図お絵描き講座。

毎月第一日曜日に開催しています十牛図お絵描き講座も開催時間を変更して午前１１時から午後４時までとすることが今日決まりました。今日は一日十牛図講座の内容の再点検をしていました。地震のあとでも十牛図の持つ普遍性はゆうゆうと波を超えて行くようなそんな感じを受けました。きのうからの流れの中で牛を得ることはワンドの１０の推進力と歯車がしっかり噛み合うことのように感じられたりしました。

第一図の絵。

きのうは十牛図お絵描き講座の最初の第一図の日でした。第一図の対応惑星は水星です。これはその時に私が描いた絵です。タロットのお絵描きで２１．世界がふたつ続いた時からわたしはこのような似たような絵を描き始めました。そういえばゆうべ眠る前にうとうとしていたらテレビで「卵中卵」がとれましたというビデオレターを紹介していました。卵の中に卵がある大きな卵でした。私の絵にもある意味そのような意味があるのです。☆きのうの講座の休憩時間に４月のチャートを出してみたりしたのですがそれにしてもその頃はすばらしい牡羊座集中ですね。４月２日（土）に火星が牡羊座にイングレスすると火星・月・天王星・太陽・木星・水星の６天体が集中します。４月２０日（水）に太陽は牡牛座に移動しますが代わりに金星がイングレスしますので金星・天王星・火星・水星・木星の５天体が集中します。この集中状態は５月のゴールでかウイークがあけて１０日（火）くらいまで続きますが木星が牡羊座にある間は牡羊座の過剰性が継続されると考えると６月４日（土）に木星が牡牛座にイングレスするまで影響は続くのかも知れません。☆この時期に思いをはせると牡羊座が火のサインのせいかだんだんと熱くなってきますが今日は東京地方は寒い雨の日でときどき雨が雪に変わってしとしとと降り続いています。

女性のための十牛図お絵描き講座　募集案内。

３月５日（土）から始まる女性のための十牛図お絵描き講座の募集案内を《こちら》にアップしました。リクエストを受けて講座を立ち上げましたので今日現在までにすでに２名さまの参加お申し込みをうけたまわっています。残席１名さまです。なお、ご希望があれば平日の講座開催もいたします。平日開催をご希望の方はどうぞお問い合わせください。どうぞよろしくお願いします。

月。

ちかごろは少し内観力が強まってきてここ数年自身に起きてきたことを客観的に見て締めくくろうとする流れが起きてきています。冥王星が射手座の時わたしのネイタルの乙女座４天体に次々とスクエアーでそれで精神世界に飛びたい衝動が極まりました。徹底的に精神世界に身を置いてみたかった。いちどどうしてもそれをしたかった。今から振り返るとそれは、たとえば植物だったらそれまで生えていた土壌から引っこ抜かれて洗浄されてというプロセスへの欲求だったように思います。その後冥王星は降格し山羊座に移行してこんどは「家から出て家に還る。」上空からどこへ着地するのか。十牛図の第十図的プロセスが現実のリアルなものと変化しました。いろいろとたいへんなことも数多くありましたがわたしはこの体験をすること無くあのままの人生をおくらずにすんだことはとても良かったと思っています。「家」を飛び出した時私が真剣に求めていたものは「生きて行く」ということでした。それが見つからないと生きて行けないと切実に感じていました。「生きて行く」うえでとても大切な、だけどなかなかうまく言えない「何か」。それが「無い」ことに気づきそれを求めて「家」を出たプロセスはまさに「十牛図」のプロセスそのものです。この欲求はとても切実で強力なものでした。それで今から振り返ってみるとそのプロセスの体験ののち私が見つけたと言えるもののひとつに「月」があります。わたしの中で「月」の概念が大きく切り替わったこと。これは、私にとってかけがえのない大きな贈り物となりました。「安寧」の世界。生きているということ。ただ、生きているということ。このことだけでもこんなにすばらしい充足の世界であることを知ることができたその背景には「月」が脅かされる実体験が私にとっては不可欠なものでした。戦後１０年を経って生まれ高度成長期に育った私の世代は過去の体験の中で「月」が脅かされる体験をすることはめったに無く生きていることが多いように思います。「月」が脅かされる状態はいわゆる「不幸」とか「苦難」の状態なわけなので、できることなら訪れてほしくない一番のもののひとつだと思います。だけどどんな深い闇の体験にも強い光は伴われているものなのかも知れなくてその体験を経過することがもたらしてくれるメリットとしてこの世に存在することは実はこんなにも満たされていてすばらしいことだったのだ、という気づきもあることを知りました。それまでのわたしは自身の人生において「なる」ことつまり「太陽」の開発に最大のウエイトを置いた生き方をして来ていたわけですがただ「ある」こと。それができた時生きていることが満ち足りた世界に即座に変化することに気がつくことができたのはなりよりもかけがえのない大切なことのように思っています。

十牛図木曜日講座　終了しました。

４月から二週間おきに継続していました十牛図のお絵描き講座の木曜クラスが今日トータルリーディングをして終了しました。十牛図のお絵描きはタロットのお絵描きやサビアンシンボルのお絵描きと共通しているところもあるけれどやっぱり違うところもありますね。一番の違いは生命力がダイレクトに絵の中に入り込むところでしょうか。牛や馬の絵を描かなくても牛や馬に象徴されるエネルギーは画面の中にインプットされている感じが１０枚すべてのトータルリーディングからは手に取るように感じられました。第一図から第七図までの絵と第八図以降は参加者のみなさんはっきりと絵の中にその質の違いが描き分けられていました。それと描かれたご本人たちもとても驚かれていたのですが第十図を描いてみたらもう忘れている第一図の絵にちゃんと絵がつながっていたのです。不思議なくらいちゃんとつながっていました。十牛図はやっぱりおもしろいです。十牛図のお絵描き講座はまた来年の春に開催する予定です。この日のために購入したホワイトボードもトータルリーディングの役に立っていました。一同に並べた時にはじめて見えてくるものがあってそれはとても興味深かったです。そのこともあって今日のキーワードの一つに「くぐる」ということがありました。「くぐる」という体の動きが持っている「産まれなおり力」があちこちで出ていました。それにしても木曜日の十牛図クラスでは飛び交っていたテーマの一つに「笑う力」というのもあってか笑顔や笑いが絶えない楽しい講座となりました。参加者のみなさん。ご参加どうもありがとうございました。

十牛図のお絵描き と 今日のこと。

先日山手線に乗っていたら鮮明に思い出された一枚の映像。それは樹の根っこの写真ですごかったのです。赤い生き物のような根っこの写真。だけどその写真を誰に見せてもらったのかがわからない。忘れてしまった。映像だけははっきり覚えているのだけどまさか夢だったのかな。☆今日は十牛図講座の日で私はきのうあたりからというかもう少し前からもう気合入りまくりで新しく大きなホワイトボードも買ったしプリントもたくさんつくりました。今日も不思議なシンクロはいろいろ起きましたね。一番びっくりは南米のグァテマラ（だったっけかな）シンクロでした。お絵描きの中では言葉の共鳴もたくさん起きます。同音異義語。ＩＦいふ畏怖（一階）神かみ火＋水ぬか床君も出てきたり豆親父も出てきたりバラエティー豊かです。言葉に置き換えられないような味わいを参加者の方が描かれた絵が放ちます。☆このブログの一日のアクセス数が３日続けて一日あけて４回２２２です。

十牛図 と 激動の時。

ちょうど、物タロが１１．力の女神の日からアトリエえんどうまめの机と椅子がリニューアルしました。アスクルで購入したので椅子のカラーも「ピンク」を選んだというところまでしかわからなかったのですが箱から出してみたらわたしの好きな「ピンク」だったのでとてもうれしかったです。天王星も木星もこれから牡羊座に入って行くので新しい流れがこれからいくつか起きてくるのでしょう。けさのテレビでは「政治家のなかの維新ブーム」を取り上げていましたがそういうのもこういう流れのなかのきっとひとつなのだと思ったりもします。☆わたしが思春期の頃から知らず知らずのうちに影響を受けてきたことそういう世代的な影響はあまりにも大きな影響力なので何かの切り変わりがないとなかなか自分でもわからなかったりします。そのことが最近自分としては少しずつ見えてきてそのことがとてもおもしろくてしかたが無い感じです。その世代的影響を受けてきたものの感じ方・考え方は臭いにも似ていて同じ世代どうしでは同じなので嗅ぎ分けることは不可能なような気がします。その大きな部分が私の中で変化しようとしているようにも感じられたりしていてそのことと十牛図は切り離すことができないこととなっています。そういう意味でもわたしにとっても十牛図はとても大切なマトリクスとなっている感じです。大きな大きな世代的な人生物語のページが次から次にめくられてゆくようなそんな感じがしています。わたしにとっては「激動」な時期はこのような形で訪れているようにも思います。

朝から とても 幸せ？

今日は目が覚めてからずっと多幸感に襲われています。！？な、なんで？自分でもわからない！☆占星術的には新月の前だというのに。どうして？☆今日の私的イベントとしては初めて十牛図の講座を自分で主催する。どうしてかというと週末コースを取られる予定の方の第１回、一図・二図の補講があったから。もしこれがこの多幸感の理由だとするとそんなにも十牛図講座をしたかったのかわたし？長年思い描いていたことには違いないけどわからない・・・。☆ほかには今までどうもわからなかったツイッターを本腰入れてやろうと思いました。それで今までに知り合いの中でブログとかに「ツイッターやってます。」と公式表明した心当たりの人のフォロア－になったけど。（心当たりの人は三人でしたが・・・。）それがそんなに幸せなことかな？わかりませぬ。☆今日の十牛図週末講座の補講にご参加いただいた方は今までタロットのお絵描き講座に来てくださっていただいた方だったのですがその方に「いまきさん。何故かやわらかくなられましたね。」と。「・・・・。えっ！ほ、本当ですか！（私的にはな、何もありませぬが・・・。）」それで「春エンドウになったのでしょうか？」と自分でも意味不明な返答をしたのでした。それで、これが今日、講座の時にわたしが描いた十牛図第一図。あまり良くは見えないと思いますがローマの遺跡のようなそういう石像の口のところから泉が湧き出している。右下には何故かカエル。葉っぱの傘を持っていてほおっかぶりをしている。けっこうおしゃべりらしい。十牛図第二図。本を開いた時に開示される世界。映画を見た時に開示される世界。そのワールドに参加した時に開示される世界。それは金星的な楽しい世界。しかし二図は八図ともエニアグラム的には通じるので時に海王星的かも。それを日本の古いことわざは「好事　魔　多し」とも言います。・・・。☆いまだに続く多幸感の検証。まさかきのう太古のビジョンの世界に行ったことが理由なのではあるまいな。☆ああ、と最後に腑に落ちたのはネイタルの月に対してトランシットの木星がオーブ３度圏内でオポになりましたぁ。と、いうことはネイタルでこれを持っている人は（もしくはトラインでももちろん良いのでしょうが）こんなにも日々幸せなのですかぁ！う、うらやましい限りです。

女性のための十牛図お絵描き・平日講座。

リクエストをいただきまして女性のための十牛図のお絵描き講座の平日講座をひらくことになりました。どうもありがとうございます。禅の十牛図の１０枚の絵を鏡として自分自身と向かい合い生きてゆく人生の物語りを探してゆく講座です。心ゆたかに生きる「わたし」のお話しを探して行きます。ジェンダーと向かい合い女性として生きる時に直面するさまざまなこともお話しづくりに取り込んで行きたいと思います。言葉には造形力があります。言葉は未来をつくる力を持っています。そしていっしょに絵も描くことでそれは潜在意識と結びつきやすくなって行きます。自分のお話しをつくって行くことは自分の人生を生きて行くことのナビゲーターとなってくれることでしょう。【講座の日程】４月２２日（木）　一図・二図５月１３日（木）　三図・四図５月２７日（木）　五図・六図６月１０日（木）　七図・八図６月２４日（木）　九図・十図７月８日（木）　トータルリーディング【日】隔週　第二・第四の木曜日【時間】午前１０時から午後３時まで　　　（途中１時間の食事休憩あります。）【場所】目白のアトリエえんどうまめ　　　　（くわしい場所は、お申し込みの時にお知らせいたします。）【定員】３名さま。（１名さまより実施します）【講師】　 遠藤洋子【参加費】１回７千円　（トータルでのご参加が望ましいので、基本的に６回連続のご参加とさせていただきます。）　【欠席の場合の補講】ご自宅でお描きになられた絵をご持参いただくと、個人セッションをいたします。個人セッションは、２枚の絵につき、お時間は４５分で、料金は８千円です。日時と場所につきましては、どうぞその都度、メールにてお問い合わせください。これはお電話でのセッションでも可能です。【画材について】クレヨンは、各自２４色程度のものを、ご用意ください。クレヨンはどのようなものでも、お好きなものでだいじょうぶです。今までのお絵描きの生徒さんの間では、蜜蝋クレヨンが人気です。シュトックマー社の蜜蝋クレヨンは、私はこちらのお店で購入しています。画用紙は四つ切サイズを使用します。３８ｃｍ×５５センチなので、少し大きめです。画用紙はこちらで用意します。カバンをご用意ください。四つ切サイズ画用紙が入る大きさの、ビニールの手提げなどでも良いかと思います。画材屋さんにて、デザインケースをご購入いただくのも良いと思います。これは、絵を描いた画用紙を運ぶためのものです。絵を折り曲げたりせずに、運ぶことができます。前回描いた絵との比較が大切な時もありますので、基本的に毎回、絵はなるべく持ち運びをお願いしています。それとこれがあると、あとあと描いた絵の保管に役立ちます。世界堂などの画材屋さんで２千円未満で買うことができると思います。どういうものかわからない方は、初日に現物をご覧になってください。【出生データー】お申し込みの時に出生データー○お生まれになった西暦の生年月日○生まれたお時間○お生まれになった場所（近くの都市名）をお知らせください。母子手帳などで確認できます。出生時間や場所は、おわかりになら無い場合はそのことをお伝えください。【連絡先のお電話番号】当日に急なご連絡があった時のために、お申し込み時に、携帯のお電話番号をお知らせください。何かおわかりにならないことやお問い合わせなどありましたらどうぞお気軽にご連絡ください。【お申し込み】 お申し込みはこちらの遠藤洋子のメールアドレスまでどうぞ。

女性のための十牛図お絵描き講座。

女性のための十牛図のお絵描き講座をひらきます。禅の十牛図の１０枚の絵を鏡として自分自身と向かい合い生きてゆく人生の物語りを探してゆく講座です。心ゆたかに生きる「わたし」のお話しを探して行きます。ジェンダーと向かい合い女性として生きる時に直面するさまざまなこともお話しづくりに取り込んで行きたいと思います。言葉には造形力があります。言葉は未来をつくる力を持っています。そしていっしょに絵も描くことでそれは潜在意識と結びつきやすくなって行きます。自分のお話しをつくって行くことは自分の人生を生きて行くことのナビゲーターとなってくれることでしょう。【講座の日程】第１回　４月２４日（土）　第一図・第二図　　　第２回　５月８日（土）　第三図・第四図　第３回　５月２２日（土）　第五図・第六図　第４回　６月１２日（土）　第七図・第八図第５回　６月２６日（土）　第九図・第十図　第６回　７月１０日（土）　トータル・リーディング　 【日】隔週　第二・第四の土曜日【時間】午後１時から５時３０分まで　　　（途中３０分の休憩あります。）【場所】目白のアトリエえんどうまめ　　　　（くわしい場所は、お申し込みの時にお知らせいたします。）【定員】３名さま。（１名さまより実施します）【講師】　 遠藤洋子【参加費】１回７千円　（トータルでのご参加が望ましいので、基本的に６回連続のご参加とさせていただきます。）　【欠席の場合の補講】ご自宅でお描きになられた絵をご持参いただくと、個人セッションをいたします。個人セッションは、２枚の絵につき、お時間は４５分で、料金は８千円です。日時と場所につきましては、どうぞその都度、メールにてお問い合わせください。これはお電話でのセッションでも可能です。【画材について】クレヨンは、各自２４色程度のものを、ご用意ください。クレヨンはどのようなものでも、お好きなものでだいじょうぶです。今までのお絵描きの生徒さんの間では、蜜蝋クレヨンが人気です。シュトックマー社の蜜蝋クレヨンは、私はこちらのお店で購入しています。画用紙は四つ切サイズを使用します。３８ｃｍ×５５センチなので、少し大きめです。画用紙はこちらで用意します。カバンをご用意ください。四つ切サイズ画用紙が入る大きさの、ビニールの手提げなどでも良いかと思います。画材屋さんにて、デザインケースをご購入いただくのも良いと思います。これは、絵を描いた画用紙を運ぶためのものです。絵を折り曲げたりせずに、運ぶことができます。前回描いた絵との比較が大切な時もありますので、基本的に毎回、絵はなるべく持ち運びをお願いしています。それとこれがあると、あとあと描いた絵の保管に役立ちます。世界堂などの画材屋さんで２千円未満で買うことができると思います。どういうものかわからない方は、初日に現物をご覧になってください。【出生データー】お申し込みの時に出生データー○お生まれになった西暦の生年月日○生まれたお時間○お生まれになった場所（近くの都市名）をお知らせください。母子手帳などで確認できます。出生時間や場所は、おわかりになら無い場合はそのことをお伝えください。【連絡先のお電話番号】当日に急なご連絡があった時のために、お申し込み時に、携帯のお電話番号をお知らせください。何かおわかりにならないことやお問い合わせなどありましたらどうぞお気軽にご連絡ください。【お申し込み】 お申し込みはこちらの遠藤洋子のメールアドレスまでどうぞ。

十牛図 第九図。

すれすれのところでしか見られない景色を見たのち帰還する。☆そういった意味においては現代では宇宙飛行士などもこの九図体験をした人たちと言えることでしょう。☆だけどここまで来るとこの文章はわたしが世界で始めて感受したものなのかそれともかつてわたしはどこかでこれに類似した内容の文章を読んだものなのか良くわからなくなってきたりします。

「賢者の薔薇園」というもの。

そして、《前掲の本》には錬金術の「賢者の薔薇園」の絵が掲載されています。この絵はおもしろいです。やはりタロットの大アルカナとの共通点がいくつか見出すことが可能です。この本は河合隼雄の生前の公演録をまとめたものみたいなのですがそれでもってわたしはきのうはじめてこの本は読んだのですが「放牛図と錬金術」の最後のあたりを読むとなんだかとてもうれしくなりました。十牛図いわくで「求道とはこちらが道を求めるのではない。道がこちらを求めている。」ということがダイレクトに感じられる部分のようにも思われました。「牛が、人を探している。」わたしはまた牛と出合ってしまったようにも思えたりもしました。

人と人間、パスと第十図。

人という漢字は一本では立っていられない人がお互いに支えあうものをあらわしているということをずっと前に耳にしたことがあります。人間という漢字は、まさしく人と人の間と書きます。生命の樹のセフィロトとセフィロトをつなぐパスというのもこの人間という言葉が持っているものと同じようなことをも意味しているように思える時があります。そして、十牛図の第十図においてもそれはまた同じことが描かれていることを最近では再確認しています。十牛図の第十図においてはふたりの人物が描かれていてそこで成立する人間としての「間」にスポットライトが当てられているという解釈を多くの人の本の中で書かれていることに気が付きました。こういうことに気が付くというのも対人関係を表す天秤座にトランシットの土星が入っているその影響のひとつなのでしょうか。

十牛図の 古書？

講座の参加者の方が古本屋さんで入手された十牛図の古い本がとても役に立っています。昭和１６年の柴山全慶の本です。これは今はアマゾンでも入手不可能なのだけど三種類の十牛図をもとに書かれている本でとても参考になります。どうもありがとうございます。☆今日はこれから吉祥寺で金タロ講座です。金タロ講座も今日は２０．審判。あと残すところ一回となりました。おかげさまでここまで来ることができました。こちらのこともいろいろの方々にありがとうございますという気持ちでいっぱいです！

本づくりは　実のある 牛探し。

自分自身の人生を振り返ったりしているわけは本を描くというワークに参加することで次なる一歩を踏み出そうとしているからなのだと思います。その、次なる一歩とは社会的進出だけにとどまらない次なる一歩であることが自身の内側のエネルギーや体験としてはとても「現実」です。本を出すということはそれも出版社から出版されるとしたらどこかはなばなしくメジャーデビューを果たせるようなそんな印象があります。それはそうできた時の他者からの視線です。わたし自身も本を出された身近な人たちに今でもその視線を送っている現実の一つなのですが。そういう外側のこととは別の内側の実感として本を描くということは十牛図の牛探しと全く同じようなプロセスが展開されることを痛感します。本というものが持つ意味合いとしては9ハウス射手座的ですが本を出すという行為は一点の着地ポイントを見つけて社会に着地することだとわかったので10ハウス山羊座的だとつくづく体感しているところです。その次なる一歩を踏み出す時には過去のすべてとともに踏み出すのだと実感しています。つまり、この一歩を踏み出すというのも自分自身と「牛」との関係が変化して行くことのエネルギーの動きが持つ意味合いのほうが人生上、「実」な感じがあります。かつて絵を描いていた時もそうでした。なぜ絵を描くのか。社会的な評価は、目標でもあり、そのターゲットに向けて全精力を傾けるのであったとしても内的な動機と自分自身が向かい合っているエネルギーは実は、人生上のあまり良く言葉にはできない「あること」を、一歩進めたいということがほんとうの原動力になっていたそんな気がします。つまり生きるとはそういうことなのだという本質近くのあたりの実感です。それを表現している言葉はとても少ない。抽象的だけど十牛図の「牛」はそれをあらわしている少ない言葉の一つであるようにこのところ実感しています。わたしにとって本づくりは十牛図の牛と新しい山羊座体験とがミックスされた手ごたえのある現実体験となつています。

十牛図の絵の分類を してみました。

そして、今日は帰宅後は十牛図の本に使われている挿絵の絵の分類をしてみました。○『意識の十の階梯』松村潔、著　ＶＯＩＣＥ○『十牛図 自己の現象学』 上田閑照、著の部分　ちくま学芸文庫これらの本には京都 総国寺蔵の伝周文筆「十牛図」が使われています。○『たましいのこと』松村潔、著　ユビキタ・スタジオこちらの本は上記の挿絵を相場幸二という人が模写したものです。上記の本の○『十牛図 自己の現象学』の 柳田聖山、著の部分　ちくま学芸文庫　は住ケン州梁山郭庵和尚十牛図天理図書館蔵　が使われています。○『自由訳 十牛図』　新井 満、著　四季社○『十牛図・自己発見の旅』　横山紘一、著　春秋社　は『望月佛教大辞典 増訂版』　世界聖典刊行協会　が使われています。○『十牛図入門 「新しい自分」への道』横山紘一、著　幻冬舎新書○『私の十牛図』三田誠広、著　佼成出版社は上記の絵を元に、増野充洋が　描いたものが使われています。○『十牛図　描き方と意味』徳力富吉郎、著　日貿出版社○『究極の旅　和尚 禅の十牛図を語る』和尚、著　めるくまーるには上記の徳力富吉郎の絵が使われています。○『シンフォニー　作曲家×ホロスコープ×十牛図×エニアグラム』松村潔、著　オレゴンファームには満天星のイラストが使われています。

十牛図の絵の写真

十牛図講座の参加者のみなさんの絵をデジカメで撮影しています。ひとり、少なくとも１０枚ずつ描いたのでここには、１００枚以上の絵があります。それぞれの人の本質が出ている宝もののようにも思えてきます。そういえば最終日の打ち上げの時「ひとりずつ全部の絵を並べて見たかったね」という意見もやっぱり出ていたことを写真を撮りながら思い出しました。わたしが、毎年展覧会をしているわけはこのところにもあることを自分でも思い出したりしていました。通常の講座の時間の中ではそれをすることがなかなかできないのです。何度も繰り返す、牛の咀嚼のようにわたしは今年一年この十牛図講座での体験を、繰り返し繰り返して消化吸収して自分のものとしてゆくようなそんなふうに思っています。

十牛図講座

２月にスタートした十牛図講座がきのうめでたく終了しました。いろいろと波乱万丈十牛図でした。でも、「何か」にあふれている講座でした。この「何か」って何なのだろう、と考えます。このあふれていた「何か」に注意を向けてみるとこの講座は松村先生で無いとできない講座だなぁ、と思います。逆にいえばこのあふれていた「何か」は「松村先生のエネルギー」と言うこともできるのだと思います。ただでも、「松村先生のエネルギー」と書いてしまうとすべてを言い表してはいないようにどうしても思えます。☆占星術やタロットをいっしょうけんめいまじめに追及している人たちが居てその人たちが向かい合っている占星術やタロットというものと世間一般で認識されているいわゆる「占い」というものはもちろん共通点もあるのだけれど１８０度正反対の部分もあるように思っています。占星術やタロットなどをお勉強として向かい合う時も占いとして使う時もこの講座にあふれていた「何か」は必要不可欠であるようにわたしは思います。占星術とタロットのそのまた背後にここらへんのことは欠かすことができないものなのではないかと思います。この「何か」は秘儀参入的と言うこともできるのかも知れない。この世という目に見える現実の世界を写真のポジの世界とするならばそれと切り離すことのできない写真のネガの部分の世界。そこに接触して行くこと。わたしは今回の十牛図を第十図まで描き終えて世界の森羅万象への今までとは違う関心ある視点を持っている自分に気が付きました。それはあるものすべてを肯定して愛でるようなちょっと創造主への賛歌のようなそんな今までにない生きている視点です。

十牛図　第四図　描き直し

十牛図　第二図の　日

きのうは十牛図　第二図　見跡　のお絵描きの日でした。講座の客観的感想というよりここに書くことはもっとわたしの私的体験に引き降ろしたお話なのですが講座の参加者たちもその中のひとりであるわたしも当然だけど今の天体配置の影響を強く受けていて。今の天体配置はさかのぼれば去年の秋分あたりから繰り返されている火星－冥王星の強力なオポジションで。だだ今まではそれが双子座－射手座で起きていたのですがこれからは蟹座－山羊座で起きることになる。と、ここまで書いたことは講座始めに、松村先生が語ったことそのままなわけですが。その影響はわたしの身の上にも講座の参加者たちのにもはっきりと現れている。そう思いました。きのうは絵のリーディングだけでなくひとりひとりのチャートも出してみたのでそのことはとても良くわかりました。わたしの周りには今、似たようなところに主要天体を持つ人たちが集まっていますが似たようなところに主要天体を持つだけでなくて変化を恐れて避けるのではなくハードだとしても天体配置を積極的に利用して変化してゆこうとしている人たちが集まっているようにも思います。講座のあとの、とある集会・説明会の内容がそのことをとても良く物語っていたと思います。今回の講座の参加者はアンテナが立っている人たちばかりなのでお絵描きの時の空間はＨ１２にあふれていてわたしはとてもうれしいです。スピーカーの音楽もそれを増幅させてくれます。曲はボーンウィリアムスの交響曲だったそうですがあそこのスピーカーで聴くのとうちのスピーカーで聴くのとの落差は毎回嫌というほど感じずにはいられません。そういう意味でライフシンボルの時間はとても贅沢でもう二度とない一期一会の稀有な時間のようにわたしにはいつも思えています。☆それと、やはりきのう再確認したのが占星術のお勉強と同時にライフシンボルの占星術系のお絵描きをして行くことは占星術の吸収をとても早める、ということです。ライフシンボルのお絵描きでは「金星と冥王星スクエアー」「金星蟹座で土星がオポ」などを概念だけでなく視覚情報として吸収することが可能です。その天体配置を持つ人で無いとけして描けない絵を見ることができるのです。そこのところは、やはり「わたしたちは肉体だけの存在ではない」神秘にダイレクトに触れることだとわたしは思います。その人の生きているワールドをまるで映画を見るように垣間見させていただく感じです。わたしは毎回ライフシンボルの絵を見るとそういう意味で、いつもありがたいなぁ、と思います。

あらたに十牛図の絵を描く講座　第一日目

あらたに十牛図の絵を描く講座の今日は第一日目でした。「わたしは何を探しているのかわからない。何を探しているのかわかるということはもう見つけたと言うこと。」ひとりひとりの方の絵はどなたの絵も個性豊かでとてもすばらしかったです。そう思いました。ひとりひとりの方の生き方や人生を写しとったような絵だと思いました。音楽の音もとても良い音でした。あのスピーカーはとてもすてきです。何人かの人たちが講座が終わったあと先生になんと言う作曲家の何という曲なのか？と尋ねていました。私の絵にはそのままの今がいやおう無しに現れていました。今日もこれから夜眠るわけですが山羊座の冥王星が過去の体験を乗り物にして心理的にとてもリアルな夢を見ることが多いです。

あらたに十牛図の絵を描く講座 始まります。

いよいよ、あさってから十牛図講座が始まります。わくわくします。とても楽しみです。わたしはこの『あらためて十牛図の絵を描く講座』で十牛図の絵を描くのは三回目になります。最初は、甲府のお寺で。次は、銀座のレディナダさんで。もっと古くは今思い出したのだけど先生の前の事務所でまだ「ライフシール講座」をしていた時にサビアンシンボル１０天体を描き終わるとタロットの絵か十牛図の絵か選べたので十牛図の絵を描いていたこともありました。でもまあ、この時は自発的に描くかたちで先生にはあまりリーディングしてもらわなかったと思いました。なつかしいです。三回目の今回は講座を主催する立場で関わらせていただいています。松村先生の講座を主宰するのは年末の『六角ボックス西湖講座』以来二回目ですが実は、それ以前に開催しようとしてもできなかった講座がものすごくたくさんあるのです。粘土の立体ライフシンボル講座。東京都美術館のアトリエでの講座。すどう美術館での講座。などなど。開催したかったのですができなかったのです。できなかった理由はいろいろと考えられます。いろいろと考えられることが総合的により合わさって講座開催にまでこぎつけるのはとても不思議なプロセスです。こないだ『オーラの泉』で三輪明広氏が人ひとりがこの世に存在していることはただそれだけで奇跡に近い、と発言していましたが講座開催までのさまざまな流れはちょっとそれに似た感じがします。松村先生の講座を開催することは私には何よりも勉強になります。「何が」勉強になるのかというとたぶん、目に見えないエネルギーの使い方が勉強になるのだと思います。目に見えないエネルギー。「人は肉体だけの存在ではない」というヘミシンクのアファメーションをつい思い出してしまいました（笑）十牛図講座良い講座にして行きたいです。

十牛図　その後。

十牛図的に人生を把握してゆく時牛を見つける、つまりじぶんが能動的になれるしたいことの発見は太陽意識の開発ということになるわけですがわたしはここ数年間の生き方の中で太陽意識と月意識ははっきりと区別できないものと考えるようになりました。太陽は同時により上位のものに対しては月でもあるわけです。きのう月の中も太陽が内在されること。そしてその可能性の開発の方法を明確に認識することができました。タロットのお絵描きの生徒さんの絵がヒントになりました。今までの太陽の開発方法は自灯明的であると思います。Ｈ６Ｈ２４の系統。積極的能動的男性的な人生の切り開き方です。これだけがすべてではない。もうひとつの法灯明的太陽の開発。Ｈ１２Ｈ４８の系統。こちらの太陽は霊的（もしくは、ヘリオセントリック的な）太陽で月の生活をも照らします。

銀座十牛図。

十牛図のお絵描きの体験後記です。ですのでここに書くことは私見に偏るかと思います。☆三日間の銀座十牛図講座に参加してみて十牛図というものを理解してゆく上で「複数のわたし」という概念の取り入れはやはり必要不可欠かと思いました。「単一の肉体ということを基本にした概念」のある意味、正反対の概念である「複数のわたし」。「わたし」は十牛図のすべてのサイクルの上にいつも常に、拡散しています。ただし濃いと薄いはあります。今の「わたし」は第一図は薄いけど第六図は濃い、というように。対応惑星の惑星年齢期もやはり無視はできないと思います。今、実年齢が何歳かということ。対応惑星をどのくらい開発しているかということ。体験の実感は経過した惑星年齢に対応する第何図かまでのことが多いように思います。つまり第三図の太陽期を体験中の人は第四図の火星期は予感に満ちたものになることが多い。今回のお絵描きでは第７図まででしたがこの「複数のわたし」の概念は第八図的でもあるかと思います。「分散している自己」というイメージでの「複数のわたし」ではなくてそれとは実は同じだけれど正反対でもある「ひとつに統合化された自己」という概念に置き換えるなら私の中に、複数の十牛図は同時に存在している、ということになるかと思います。第七図も第八図も第九図も第十図も同時にわたしの中に存在しています。それは概念的にというより生きている実感を持って存在しています。講座の最後に参加者の絵を最初の第一図と最後の第七図を比べた時の印象がとても強く残っています。闇の中を手探りで模索していた絵から動物を手に入れて活き活きとした生命感溢れる絵に変化してしました。

十牛図の絵

第１図　尋牛（対応惑星　水星）十牛図の絵を描くのは、２回目なので前回、甲府で描いた時にもうすでに合体している「牛」はどうするのか？とまじめに考えました。それで牛人間が登場。牛の頭の形は水星のマークに似ている。それで角の間に牛を捜し求めている牧童を描きました。牛人間は十牛図第一図の尋牛をどう描くか考えています。しかしながらかつてのようにまじめに牛探しを一からしようなどとはもはや考えては居ません。そうしたら案の定「ずるしてる第一図」と言われました。第２図　見跡（対応惑星　金星）足跡を見つける、第２図。参加者の何人かが足跡を星で表現していました。私の絵は「靴が大き過ぎる」と言われました。羽根が黒いのも取り上げられましたがヤタガラスワタリガラスの流れで黒い羽根の霊統とはわたしはダイレクトな接触が強かったように思っています。第３図　描き直し第２図の服の白さと羽根の黒さがわたしのなかでテーマとなって浮上してきたのでタロットの２１．世界の花輪の上と下の開閉弁が描きたくてこのような絵にしたのだけど「観念的過ぎる」ということで描き直しするようにと言われました。そう。動物も出てきては居なかったのです。第３図　見牛（対応惑星　太陽）描き直した、第３図です。やっぱり、動物は出てきませんでした。太陽をイメージして描きました。わたしの太陽です。第４図　得牛（惑星対応　火星）一図で出てきた牛人間が水面をのぞいているところ。水面の上には黒い蝶が、居ます。水面に写った姿と黒い蝶は異なる次元の住人です。第４図　その２第４図１枚目のその後を描きました。水面に写った対象とわたしが水面を境に引き合っているところ。第４図～５図　この絵は４図の格闘で疲れて眠っているところにふくろうが舞い降りてきているところです。第６図　騎牛帰家（対応惑星　土星）２図で出てきた白と黒の対立のテーマは「蓮の花」がそれを解くキーワード。ふくろうを左肩に乗せておうちに帰ります。第７図　忘牛在人（対応惑星　天王星）黒い羽根の神はうしろどの神になっていただくことにしました。立派な家を構えようとは考えていないようです。それよりは聖域に住みたいらしい。

十牛図　第十図

十図においては、現実的で具体的な場に着地するわけですが、私はそれが、どうしても描けません。具体的に限定された場所が思いつかないのです。十図の私の胸に一体化しているのは九図で獲得した結晶体です。十図の私のまわりに描かれているのはタロットでというところの運命の輪です。それをホロスコープとして描きました。わたしは変わらないところに居て、むしろただ周りがぐるぐると勝手に変化して行くようにも思うので、それを表現しました。なので、具体的着地の場はある意味、日々刻々と変化してしかるべきなのではないかと思いました。それは留まることなく変化し続けてゆきます。

十牛図　第九図

第９図では、結晶を描きました。３×３三角形がみっつ重なって出来上がっている結晶体です。薄い黄色で線描きしただけなので写真にうまく写すことができません。もうすこし描き加えて、透明な色とりどりの宝石が輝いているように表現したいと思います。６の数字は三角形がふたつ重なって受けて答えるレスポンス力をあらわします。９の数字はその６のふたつの三角形に新たなもうひとつの三角形が加わることで６のふたつの三角の関係性が変化してゆきます。それが、わたし。と、開き直る。６を９とする生き方をするのが、本来の、自然体の私、です。