エンバーミング
英訳 英語で読みたい方はここを押して見てください朝、水上村を出て、人吉から高速バスに乗り、鹿児島空港からセントレアに帰り、その足で、名鉄、JRを乗り継いで、13時には蒲郡競艇場へ仕事に入りました。人吉ICで鹿児島行きの高速バスを待っていたら、珍しい看板を見つけました。どれか判りますか真ん中の看板に「エンバーミングの玉泉院」と書いてあります。このエンバーミングという言葉は日本ではあまり馴染みのない言葉ですね。"embalming"というのは、欧米で遺体を消毒、保存処理を施し、また、必要に応じて修復し、長期保存を可能にしようとする技法のことを言います。日本語では死体防腐処理、遺体衛生保全などと翻訳される。土葬が基本の欧米では遺体から感染症が蔓延することを防止する目的も含まれる。 日本は現在ではほとんど火葬ですので、長期保存をする必要がないのです。警察医をして、検案を年に50件近くしていますと、時に損傷の激しい遺体の修復を頼まれることもあります。修復のしようがないばらばらの遺体や、腐乱死体もありますが、顔だけ潰れた新鮮遺体や首が取れている遺体など遺族に合わせる前に修復して欲しいと頼まれることがあります。日本の葬儀屋が言うエンバーミングは多分、火葬までに遺体が腐らないようにドライアイスを使ったり、葬儀の時に参列者が顔を見ることが出来るように死化粧をすることを言っているのだと思いますが、ともかく日本でエンバーミングと書かれた看板を見るのは初めてです。