ドクターTの居酒屋方丈記─その3.小松─
行く川のながれは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。玉しきの都の中にむねをならべいらかをあらそへる、たかきいやしき人のすまひは、代々を經て盡きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。或はこぞ破れ(やけイ)てことしは造り、あるは大家ほろびて小家となる。住む人もこれにおなじ。所もかはらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。あしたに死し、ゆふべに生るゝならひ、たゞ水の泡にぞ似たりける。ドクターTは居酒屋が好きです。蝶が撮れたと言っては居酒屋で祝杯をあげ、蝶が撮れなかったと言っては居酒屋でヤケ酒を飲みます。吉田 類が書くのは居酒屋放浪記ですが、私が描くのは居酒屋方丈記です。居酒屋も通常は一代限りで、二代、三代と続く居酒屋は稀です。今はない懐かしい居酒屋もあります。そんな居酒屋を紹介したいと思います。DSC_4038 posted by (C)ドクターT今日紹介する店は北駅前の小松です。ここはもともと千石寿司と言う寿司屋があったところですが、その店がなくなり、形原の松寿司で修業した今の主が借りて寿司屋を始めました。RIMG0009 posted by (C)ドクターT通常は中寿司¥1,500円を頼んで、キープしてある焼酎のお茶割りを飲みます。わらび巻き(小松) (3) posted by (C)ドクターT週に1回くらいワラビを採って来ては納めています。(3月から9月まで)筍寿司 posted by (C)ドクターT筍の時期(4月~6月中旬)には筍を持ってきて握ってもらうこともあります。DSCN0128 posted by (C)ドクターTワラビ巻きはちゃんとメニューにも載っています。ワラビ代は頂いていませんが、いつも安く飲ませてもらっています。DSCN3502 posted by (C)ドクターT開店当初は奥さんのヨウコさんが昼にカレーの店をしていましたが、今はもうしていません。DSCN0172 posted by (C)ドクターTこれが今はない幻のヨーポンカレーです。ワラビ巻きの食べたい方は是非どうぞ。売り切れの際はご容赦を