行政書士事務所の年商と開業の意味
行政書士事務所は所長1人のみという事務所がおそらく一番多い。家族2・3人で経営している事務所が次あたりに多い。パートが5・6人もいれば多い方だし、パート10人となると行政書士事務所では滅多に聞かない規模だ。 しかし、最近は、利用する側の方々がより賢明になっていて、単純に5人とか10人とか人数で比較せず。家族2・3人で建設業関係なら建設業関係と専門特化している事務所に依頼し、時給の安いパートを数多く雇い事務所を大きく見せている中身の薄い事務所は避ける傾向にある。 ところで、1人事務所の年商のMAXは。私が開業した平成15・16年当時は一般的には1,000万円位と言われていたが。現在では、1人で1,000万円は容易ではない。因みに年間1,000万円とは月の売上げにすると平均84万円、1週20万円、1日4万円。 これから将来のある若い人が憧れるような数字とは思えない。60歳で一般企業のサラリーマンを定年退職した者が、再雇用される時の給与よりは良いかもしれない。尤も、元入管職員など特殊分野に専門特化した元公務員なら兎も角、行政書士と何の関わりのない者が60歳から開業して、再雇用より収入を上げられるほど、甘い世界ではない。 どういう訳か、行政書士の開業登録をする人は後を絶たない。多くは扶養家族で自分の遊興費ぐらいは稼ぎたいとか、事務系の退職公務員が肩書が無くなってしまったので肩書き欲しさプラスアルファで登録しているのだろうが。 これから開業する人で、その資格だけでいずれは専業で食べていこうと思った人は、結果的に、ずーとアルバイトを辞められないとか。いっそのこと廃業した方がマシということで開業したものの廃業することになる人も多いようだ。 これから時代、この資格だけで開業して食べていける人はゼロではないけど、極めて稀だと思う。 私が開業した15年前ですら。行政書士専業で成功している人は、一般的な行政書士に比べたら高い能力を持っている人を除いて、強力なコネがある人だけだ。 行政書士事務所を開業していると、時々、開業の相談や、既に開業している人(殆ど仕事のない人)から仕事の取り方の相談があるが・・・。 私が知る限りでは、行政書士で、サラリーマンより良い生活をしている人は、並みの行政書士に比べて何か図抜けて高い能力を持っている人を除いて、強力なコネがある人だけだ。 そのどちらか、または双方を持っている人には開業を勧められるが。それ以外の人には開業は勧められない。尤も、相談してくるのは後者のケースなので。開業の相談や開業後の仕事の取り方の相談は、出来ればお断りしたい。 行政書士の唯一良い点は、事務機器等を除いて、仕入れは殆どいらないと言う点ぐらしかない。私の卑属は医師・公認会計士・弁護士等士師業ばかりだが。幸い、私を反面教師にしたのか、行政書士はいない。 尤も、大学病院や大手監査法人、大手弁護士法人に勤めているが。独立して、自分で診療所や事務所を経営するようになったら、小職の大変さも多少は分かる時がくるかもしれない。 よろしかったら、クリックよろしくお願いします!。 https://www.blogmura.com/profile/00826924.html 山崎行政法務事務所 代表 山崎正幸藤沢グリーンライオンズクラブ会長電話0466-88-7194 FAX0466-47-8383 携帯090-9375-9558 (9-20時。土日祝、事前予約頂けましたら対応させて頂きます。)nqk55757@nifty.comhttp://myamazaki.a.la9.jp/http://nttbj.itp.ne.jp/0466887194/【当事務所が直接、お手伝いできる主な内容】<営業許可> 建設業関係(許可・経審・産廃・宅建・運送・古物)。建設業許可相談室<法人設立> 株式会社・医療法人等。法人設立・会社法について<相続> 遺言・遺産分割。相続遺言相談室