再就職までの道
今の職場の求人情報をみたのは、7月のはじめ。土日休みで勤務時間も8時半~17時半と、今までと同じ。正確には時短にしていたので長くなるわけですがその分通勤時間が長かったわけで、通勤距離も短く、これはいいかも。となったわけです。早速応募することにしたんですが、すでに13人がエントリーしてますけどと職安。みんな考えることは一緒だわね。まぁだめもとでということで書類を送りました。書類審査のあとに作文と面接があるという。うーん本格的。その後もいろんな求人を見ては、土日休み、18時までに終業となるとなかなかないなぁと実感してました。応募後の初回の失業認定の際、職業相談を受けるのですがそのときたまたま、土日休み・17時終業・割と近いという求人があり、なんと当日の16時から面接だというので、急遽割り込みで申込み。職安の人がねじ込んでくれました。車の運転もある事務職というので、多少動きやすさもアピールするか?とタイトスカートにカーディガンという比較的ラフな格好で赴くと、見事にスーツの皆様方。そうだった・・・就職試験だもん・・・。というわけで、こちらは不採用。まぁ理由はそれだけではないでしょうけど。しかし不採用通知が簡易ではない「書留」できたのにはびっくりしました。書類審査の結果がこないなぁ・・・不採用かなぁと思った頃に、面接のお知らせが届きました。が。なんと家庭訪問の日。時間もかぶる。なんの予定もないだろうと、在宅で訪問受けますと届けちゃったんだよなぁ。実はちょっと夏休み中は無職でもいいんじゃないだろうかと思い始めていたため、だめもとで「実はその日は家庭訪問の予定でして・・・」と電話してみました。残念ですが縁がなかったってことですね、ということも想定して。すると「では、面接の順番を最後にして、ほかの人が面接している間に作文してもらいますね。お弁当でますから、お昼に来てください」はぁ・・・思いっきりマイナスからのスタートか。でもお弁当食べにいってくるつもりで参加しますか。これですっぽかせるほど、自分も不義理じゃないです。受けさせてもらえるだけでもありがたい。当日。家庭訪問を終え、会場のホテルにつくとほかの方の作文が終わるのを待って、いきなりお弁当タイムの私。担当者が「家庭の事情で遅れてきた方がいますが、絶対に縁故などではありませんから」とフォロー。ええ、そうですよ。だって呼ばれる名前、間違ってます。豪華なお弁当にお茶にコーヒーに、いいのかなぁと満喫している自分。だって。周りはリクルートスーツに身を固めた若いお嬢さんばっかりよ?前回の失敗を学ばないのかお前はというシャツとスカート姿の自分、絶対だめじゃん?お弁当食べにきたつもりで、どーんといきましょうて。昼食が済んだあたりで、別室で作文を書きました。テーマは「自分の性格について」ともうひとつから選ぶというもの。えーい、どうせだめなら読んで面白いものを書いてやれ。書き出しから、就職試験とは思えない内容を400字詰め原稿用紙2枚ほど書きました。最後、面接ですが、どうせだめだと思って気楽にと思ってもやっぱりお偉いさん10人くらいに囲まれると緊張するもので、なんどか言いよどんでしまう場面もありました。まぁ質問は「自分の性格は」「どういう仕事か知ってるか」「お茶くみをどう思うか」「希望することは」など、ほとんど一般的なことだったので、そこは年の功でうまくごまかし(どうせだめだと思ってますからね)「作文読みましたけど、面白いですねぇ」といわれて、(よっしゃーウケたぜ!)と心の中でガッツポーズ。←力の方向間違ってますよ。いよいよこれで面接も終わりという場面で、一番えらい方から「中型自動二輪の免許持ってますけど・・・バイク好きなんですか?」という質問。はい、好きです!と思いっきり笑顔で答え「今も乗っているの?」いえ、乗りたいんですけど結婚するとき手放して以来乗ってません、とニコニコと答えました。なにか関係があったんでしょうかねぇ?一番印象に残った質問です。最後に、時間をずらしてまで採用試験を受けさせていただき、ありがとうございます、とお礼を言って会場をあとにしました。もう完璧落ちたと思い、保育園のお迎えの時間までぶらぶらしようとショッピングセンターをうろついていたらケータイに電話があり、「すぐ職場までこれますか?」採用、となったのでした。書類は50人ほど応募があったそうで、面接も14人もいたのに。なんということでしょう。職場の体質から想像するに、地方の女子では珍しい国立4大卒っていうのが気に入られたのかもしれませんが。しかし、不採用だと思ってはっちゃけた作文を書いたのに、毎日顔を合わせるとなると、ちょっと恥ずかしいなぁ。