馴染みのあったテレビ番組が次々と終了。出演者が次々と交代。次の時代へ。
本日をもって、日テレ系列で放送されていた情報番組「スッキリ」が終了しました。 17年間にわたって番組MCを務めた加藤浩次さんは終了間際に、「17年できるの、当たり前じゃねえからな!」と言って締めくくりました。同じことを17年間続けられるのは、テレビの業界では奇跡だと思います。世の中には、超大物のベテランMCを起用しながらわずか3か月で終了したゲームアトラクション番組もあるので。 勤務先の中学校での教職員向け研修で聞いた話ですが、「ありがとう」という言葉の対義語は何か。それは「当たり前」だそうです。「ありがとう」を漢字で書くと「有難う」です。その空間、その世界に有ること自体が難しい。だから奇跡と言っていいでしょう。 前述の「17年できるの、当たり前じゃねえからな!」という言葉は、「17年間も番組を続けられたことは奇跡。自分たちを支えてくれてありがとう!」という意味だと解釈しています。 思えば今年の春は、(今まで長期間続いてきた)テレビ番組が終了したり、番組は続くものの、出演者やMCが交代したりする、というケースが多いです。 (放送終了) ・NHK Eテレ「すイエんサー」(2009年3月31日開始) ・日テレ系列「スッキリ」(2006年4月開始) ・TBS系列「炎の体育会TV」(2011年10月開始) (出演者交代) ・NHK Eテレ「いないいないばあっ!」 →うーたんが卒業。かれこれ20年間も出演し続けてたんですね。お疲れ様でした。 ・テレ東系列「ポケットモンスター」 →サトシとピカチュウの章が完結。新年度からは主人公が交代し、新シリーズが始まります。 特にポケモンで、サトシが主人公を卒業することに時代の変化を感じました。初登場からかれこれ26年間。私が小学校高学年の頃からずっと続いてきたシリーズでした。アニメでもラノベでも楽しませてもらいました。サトシ役をずっと務めてきた松本梨香さんも、最後の収録での最後のセリフを言うときには感慨深いものがあって言葉も出ず、収録が一時中断したとも聞いています。 物事を長く続けられることは、当たり前ではないことを痛感した日となりました。 昨日、3月30日は私の誕生日でした。両親や祖母、父方の親族からは「誕生日おめでとう」のメールが届きました。どんな時でも自分を支えてくれて、ありがとうございます。 次に、3月1日をもって当ブログは開設から18年が経過しました。思えば自分の人生の半分は、当ブログと共にあるわけですね。一時休止が数回ありましたが、ブログ運営期間の長さという意味では驚異的ではと自負しています。世の中を見つめ続けてきた自分自身に、ありがとう。 私が今年の元旦に言った通り、2023年は世代交代の1年間として記憶されることでしょう。