関西人が考える、「本物の関西旅行」。
鉄道系YouTuberの中でも超有名人の一人として、「西園寺」さんという方がいます。 「西園寺」さんは兵庫県姫路市出身で、京都の難関私大・同志社大学に在籍する現役の学生でありながら、大学を休学してYouTuberとして活動しています。日本全国を股にかけた鬼ごっこ。JR西日本のクルーズトレイン(周遊列車)「トワイライトエクスプレス瑞風」に乗車して山陰本線(下関→出雲市→城崎温泉→京都)を旅する企画。エミレーツ航空のビジネスクラスに乗って、大阪→ドバイ→パリ・・・へ出かける企画。私も時間があったら視聴しているのですが、楽しい企画ばかりです。 私が気になった「西園寺」さんの企画の中で、最近印象に残った企画はこちら。 「関西人が教える、本当の関西旅行」 確かに、東京のメディアが流す「大阪」のイメージは非常に偏っています。道頓堀、そしてそこに飛び込むタイガースファン、通天閣、新今宮の飲み屋街・・・。大阪には雑多な印象しか与えないように必死な感じがして、東京から出て行った令和の今に思い出すと、東京のメディアのやっていることは非常に悪趣味ですね。 では、「西園寺」さんが考える「本当の関西旅行」を見てみます。 1泊2日のコースです。 (1日目) ・JR大阪駅 ↓ ・梅田スカイビル(空中庭園展望台) 高さ173メートル、40階建ての超高層ビル。その屋上にあるのが空中庭園と呼ばれる展望台です。屋外に設置された展望台からは、伊丹空港に着陸する飛行機や、淀川にかかる阪急電車(神戸線・宝塚線・京都線)の鉄橋、エキスポシティ(大阪万博記念公園)、京セラドーム大阪なども見えます。 ↓ ・地下鉄御堂筋線で梅田から難波まで移動。 ↓ ・道頓堀のグリコ看板前 ↓ ・金龍ラーメン(大阪難波駅 北口) 難波エリアに数店舗を出展している立ち食いのラーメン屋さん。メニューは「ラーメン」と「チャーシューメン」の2種類のみ。 ↓ ・たこ焼き・じゃんぼ総本店(大玉6個で350円。浪速区役所付近) ↓ ・JRの新快速と、山陽電車を乗り継いで神戸へ移動。 ↓ ・須磨浦山上遊園(神戸市須磨区。山陽電車・須磨浦公園駅下車) カーレーター、回転する展望台を体験。展望台からは神戸空港、淡路島、明石海峡大橋が見えます。 ↓ ・神戸元町(大丸前)の森谷(もりや)商店のコロッケを食べる。 ↓ ・JRの新快速(Aシート)を体験しつつ、新今宮まで移動。 Aシートとは新快速の指定席車両のこと。座席は特急サンダーバード号(普通車)と同じものを採用しているとのこと。 ↓ ・新今宮のホルモン焼き(ホルモン・マルフク) ↓ ・近鉄特急で奈良へ。途中、瓢箪山から先の急こう配区間で、大阪の夜景を眺める。 ↓ ・奈良ホテルで一泊 1909年に開業したクラシックホテル。本館は辰野金吾が建築設計を担当しました。辰野金吾(佐賀県出身)は東京駅丸の内駅舎、日本銀行本店ビル、大阪市中央公会堂などの建築設計も担当しました。 (2日目) ・奈良公園で鹿と遊ぶ ちなみに2021年現在、奈良公園内に鹿は全部で約1,100匹いるそうです。 ↓ ・近鉄の観光特急「あをによし」に乗車。京都へ移動 「あをによし」は2022年4月にデビューしたばかりの観光列車。座席は家具メーカーがデザインを担当した特注品。とにもかくにも「奈良」を前面に打ち出した列車。 ↓ ・京都市営バス(行き先番号:4系統)に乗車 京都駅烏丸口→河原町通→出町柳駅→下鴨神社→地下鉄北山駅。 ↓ ・市営バス車内で京都弁での「嫌味」「皮肉」を紹介 (例)「えらい元気ですね(やかましいんだよ)」「勉強熱心でいらっしゃいますね(お前、アホか)」 ↓ ・洋食レストラン「キャピタル東洋亭」本店(京都市北区)で昼食 1897年創業。百年ハンバーグステーキを堪能。 ↓ ・和風スイーツ、あぶり餅を堪能 今宮神社(京都市北区)に隣接する和菓子屋さんにていただきます。あぶり餅は「厄除けのお菓子」として親しまれているとのこと。 ↓ ・京都の四条河原町、東華菜館で夕食 日本最古のエレベーター(1924年、アメリカ製)を体験。 ずっと関西に住んでいなければ分からないような、素敵な場所ばかりでした。