京成電鉄、新京成電鉄を吸収合併!新京成は2025年3月31日をもって消滅へ!
鉄道業界で驚きのニュースが入ってきました。京成電鉄が新京成電鉄を吸収合併するとのことです。合併の予定日は2025年4月1日で、その日をもって新京成電鉄という会社は消滅します。 思えば新京成電鉄は、親会社の京成電鉄の影に隠れてて地味な存在・・・というイメージでした。しかし親会社よりも早く、1986年にはVVVFインバーター制御の電車を導入したり、オリジナルのマスコットを制作したりと、経営規模の割には先進性のある取り組みをたくさん行ってきたという印象です。 同じ京成電鉄グループとして、さらなる相乗効果の発揮を期待しています。しかしその一方で、これは昨今問題となっている「(電車・バスの)運転手不足」という深刻な問題に対応するためではないか、と勘繰っています。少子高齢化の進展により、大都市部でも路線バスの廃止・減便が相次いでいます。組織を一本化することにより、職員の人事異動をさらに活発化させるためではないか・・・と深く考えてしまいました。 ちなみに京成電鉄と、新京成電鉄の規模の違いを比較しました。以下の通りです。データはいずれも2023年3月時点のもの。 京成電鉄株式会社 ・営業距離:152.3km ・在籍車両数:606両 ・駅数:69駅 ・従業員数:1,831人 ・営業収益:2,523億3,800万円 ・営業利益:102億2,800万円 新京成電鉄株式会社 ・営業距離:26.5km ・在籍車両数:156両 ・駅数:24駅 ・従業員数:475人