レイトショーで観た
ウール100% 捨てられない物、忘れられない過去にとらわれて、凝り固まった偏屈な大人になっていませんか?そんなあなたに送る、可愛いおばあちゃんになるためのお伽話(HPより)近所から嫌われる「ひろいもの」で覆われたごみ屋敷に住む、二人の老婆(岸田今日子・吉行和子)と、「あみないおしじゃ~~~~」と絶叫する赤い糸でセーターを編んではほどくモノノケ=アミナオシ(北浦愛)が繰り広げる物語。ふるいもん、ガラクタ好きなふるん大喜びの、カラフルなで美しいごみ屋敷&摩訶不思議なもののけアニメーションまじりの映画。なのに、寝てしまった。どうして、お婆さん達がこんな生活を送ることになったのか、アミナオシとは何なのかを描く部分=全く見ていない。と言ったら、「少なくとも30分近くおねんねだね」とぱくぱくに言われた。ただし、全く気がつかなかったとも。いや、気がついて、起こしてもらった方がよかった。短編やCM畑の監督が初めて撮った長編映画。一つ一つのシーンはおもしろいし、かわいいし好きなんだけど、つなぎが変だったり、長いな~~~先いこうよぉ~と感じる部分あり。音楽がわざとなんだろうけど、耳障り。で、寝ちゃった。「ああ、きっとこのシーンが一番好きだな」と思ったすごく気に入ったいい場面があったから、肝心なところをちっとも見ていないのに、鑑賞後の印象はとてもいい♪ふたりとも銀髪のおかっぱ岸田今日子は黄緑色の継ぎはぎのワンピース。吉行和子は紫×灰色の渋いお着物。このふたりが、本日の「ひろいもの」を一筆一筆交代に線を入れて台帳に絵を描く。かわいいな~~~。和綴じの台帳も千代紙だかプリント柄の布張りで和綴じになっている。映画のパンフレットは、印刷だけどソレ風になっている。今のところレイトショーで東京・大阪各一館の上映。ロビーで売ってる沖縄塩みつカリントウ「塩みつ」もさることながら、天然酵母か国産小麦の風味か、なかなかクセのある味わいが後を引く。ぽりぽりぽりぽり