何を考えて演奏している?
湧水のように・・・子供のこころには、知りたいことが自ずから、浮かんでくるのではないでしょうか。今週火曜日に、小学校でピアノ・レクチャーコンサートを行ったのですが、ある質問からその感をまた新たにしました。::::::::::::::::::::::私のレクチャーコンサートでは、最後に質問コーナーを設けて、子供たちと自由にお話しすることにしています。そうしたなか 「ピアノを弾いている時は、何を考えているんですか?」という質問を受けました。::::::::::::::::::::::弾いている時は、ピアノの具合や音響、それからタッチ、技術的なこと、和音のバランスやテンポ、リズム・・・同じ瞬間に実にさまざまな要素について意識が働くものですが、なによりも大切なのは、やはりメロディーだと、私はそう思っています。::::::::::::::::::::::そのメロディーが、どのように語りかけてくるのか。そこにある うたごころ 等々・・・質問に答えているうちに、これは私が作曲家に聞いてみたい質問でもあるなと思いました。この曲を作っているときは、何を考えていたのですか? と。::::::::::::::::::::::大作曲家のこころに描かれたイメージやインスピレーション、啓示。これらは、清らかな泉の水のように、彼らの内面から湧き出るものなのでしょう。その真実と触れ合うとき、私たちには感動が生まれ・・・そしてその感動もまた、清らかな湧水と同じように、純粋なものに違いありませんよね。PS, 写真は小学校でいただいた花束です。