しだみ古墳群~その2、歴史の里 しだみ古墳群ミュージアム(名古屋市守山区)
先週の日曜日にぶらりと行ってきた名古屋市守山区にある 志段味古墳群 のご紹介です。前回の日記の続きになります。白鳥塚古墳から南西方向に約800m移動したところに 歴史の里 しだみ古墳群ミュージアム があります。ここは今年の4月1日にオープンしたばかりの新しい設備で、駐車場もお手洗いも整備された見学施設です。建物の中には有料の展示室、お土産コーナー、図書コーナーなどがあり、私が立ち寄ったときは教室で「埴輪型ランタン作り(1人2,000円、予約制)」をやっていました。イベントについては、上記リンクのトップページ上部にある「イベントスケジュール」、または少し下にスクロールした「本日開催のイベント」より確認できます。開館日は無料のガイドツアーの他、古代をモチーフにした物づくりや古代史の歴史講座などがあるようです。私もそのうち、どれかに参加しようと思ってます。これが「歴史の里 しだみ古墳群ミュージアム」です。白鳥塚古墳から、私は車だったので国道155号に出て移動しました。長らく工事をやっていて何ができるのかと思ったら、こんなにも素敵な施設でした。館内の壁画がこれ。古代の人々が優しい感じに描かれてます。他にも館内にあるものは、椅子やテーブルが前方後円墳の形になっています。建物の2階から古墳エリアに出入りすることもできます。外での見学に疲れたら館内で休めるのもいいですね。建物を出て右手に進んでみたら、この志段味古墳群の立体模型がありました。名古屋市は庄内川の南側なので、この模型は南北が逆になっています。白鳥塚古墳は東谷山フルーツパークを目標に、このミュージアムや勝手塚古墳はバロー志段味店を目標にするとわかりやすいです。立体模型から古墳エリアの西の端のほうに行くと「大久手3号墳」がありました。しだみ古墳群の中で唯一の、1辺が約14mの方墳です。古墳という考えがないとパッと見はただの盛土に間違われそうです。古墳エリアをぐるりと歩いていったら、今度は「東大久手古墳」がありました。「東谷山を向いて並ぶ帆立貝式古墳」---古墳に向きがあることを初めて知りました。帆立貝式古墳は円墳部分が大きくて、その円墳が東谷山に向いているようです。(ここでは本来の形が崩れていて、よくわからないです)地図部分の拡大です。確かに、西大久手古墳とこの東大久手古墳と大久手5号墳の3つが、円墳を東谷山に向けてほぼ1列に並んでいます。信仰か何かの意味があったのでしょうか。東大久手古墳から今度はこの古墳エリアの東の端へ。途中に変わった形の古墳が出てきました。これは円墳の大塚3号墳で、形が大きく崩れてしまったようでした。この古墳を直線的に貫く溝があって、土が変色している部分はその溝のようです。