フクちゃん、虹の橋に旅立ちました
1月の後半にしては珍しいくらいぽかぽか陽気となった今日、私が出かけていて不在だった午前中に、愛ニャンのフクちゃんが虹の橋に旅立ちました。フクちゃんは事情があって他の家で飼えなくなったのを我が家に迎えた子でした。特に何か目立ったことをするわけでもないけど存在感があって、フクちゃんがいなくなってしまった今、寂しくてたまらないのを感じています。この寂しさは、そう、昨年の春にフクちゃんが手術をすることになり、たぶん大丈夫だけどこのままダメになるかもとも言われていた、あのときの思いでした。あのときは3日後にちゃんとこの部屋に帰ってきてくれたけど、今度は永遠の別れになってしまいました。我が家で5年と4か月暮らして、16歳で旅立ちました。フクちゃんはちょっと世話がやける面もあったけど、実に我慢強い子でした。康太郎とケンカして目に大けがをしたときも、何も訴えずにじっと耐えていて、私があと少し気が付くのが遅れてたらあわや失明ということもありました。3日前からフクちゃんが急にゴハンを食べなくなりました。たぶん容体が急変したのでしょう。それでもよろける脚でトイレにはちゃんと行ってました。それが昨日の夕方から足腰が立たなくなったので、もう近いとは感じていました。苦しそうだけどどうしようもなくて、そして今日の午前中、虹の橋に旅立っていきました。我が家に来て数日たって落ち着いたころのフクちゃん。とりあえずお気に入りの寝場所を見つけました。冬になると、私の布団の上でよく寝てました。正直、重たかったです。ただこの冬は、フクちゃんはやたら私の布団の中に入ってきたがってたので、たぶんお別れが近いことを悟っていて、甘えていたと思っています。まだ康太郎がいた2018年頃?、フクちゃんはお坊ちゃんなので自分からはケンカはせずに、みんなと一緒にゴハンを食べていました。昔の画像を探していたら、こんなアングルでフクちゃんを撮ったのがありました。小太郎と一緒にお水を飲むフクちゃん。この2匹は別に仲が良いとかではなくて、どちらもがお坊ちゃん育ちでケンカを知らなくて、ただ「同時にのどが渇いた」だけなのです。小太郎とフクちゃん、同時に水を飲むシーンがよくありました。どちらも長くて立派なシッポです。今日の午後、ペット葬儀やさんが来て、フクちゃんを送るとき。フクちゃんが虹の橋で恥ずかしくないよう、新しいひざ掛けで身体を覆って、シクラメンの花をハサミで切ってお棺を飾りました。本当は一人っ子希望だったのに、我が家に来てしまったフクちゃん。本ニャンが幸せだったかどうかはわからないけど、私の心の中にいっぱい種をまいていってくれました。ありがとう、さようなら、フクちゃん。