NHK朝ドラ『まんぷく』~第6週の部分的な感想です
2018年下半期NHKの朝の連続ドラマ 『まんぷく』 。このドラマをスタートより変わらず大好きな方も多いのですが、私は初めの頃の感動はすっかり薄れています。主人公・福子を演じる安藤サクラさんが、何かあるとすぐに声を張り上げてやかましいのもあるのですが、今週は福子の言動が私にはダメでした。例えば、夫の萬平(長谷川博己さん)が新しい事業を始めるにあたっての金策。ドラマのファンの方の目には「萬平さんのために頑張る福ちゃん」と映るようですが、私にはぶっちゃけ「夫を支える自分に酔った、自分と夫のことしか見えない人」に思えました。まあ主人公には魅力を感じなくても、ドラマはこれから萬平さんと神部君(瀬戸康史さん)、そして集まった14人の男たちが何かやってくれるみたいなので、その部分を楽しみにドラマの視聴を続けると思います。先週の終わりに出てきた、母・鈴がつけていたハンコ製作での帳簿です。この後、萬平が塩作りを始めたときに鈴が「ハンコを作ってためたお金」と言って出したヘソクリが、このときの鈴の取り分だったのか、こっそりと自分のものにしちゃってたのか、感想サイトでちょっと話題になりました。姉・克子の家を出て大阪南部の泉大津に引っ越してきた萬平たち。以前は軍の倉庫だったそこにはたくさんの鉄板が残してありました。170×100×0.5=8500㎤ で、鉄の比重が7.85g/㎤ なので、この鉄板1枚の重さは約66.7kgになります。泉大津に来て塩作りを思い立った立花萬平(長谷川博己さん)は、自分たちにくっついてきた神部 茂(瀬戸康史さん)を連れて、日帰りで赤穂に塩作りの勉強に行ってきました。夜遅く赤穂から帰宅して二人とも疲れておなかはペコペコです。でも萬平はここでどうやって塩を作ろうかということで頭がいっぱいで、食事よりもすぐに研究にとりかかります。寝食を忘れての没頭は、何かに熱中する男性によくあることですね。さて福子(安藤サクラさん)は当面の生活費や塩作りの資金を工面しています。ただあまりにも気軽に裕福な友人夫婦を頼り、母・鈴 (松坂慶子さん)に着物を出してもらうにしても「お母さん、まだ持ってるでしょ?」って迫る言い方と、大金が手に入ってニカニカ笑う顔がすごく嫌な感じでした。あと、これはドラマだから福子たちは後で恩返しをするでしょうが、リアルでは気軽に借金をする人は結局は返さないことがよくあるから要注意なのです。一方、萬平に人手が欲しいと言われた神部は大阪で人集めをしてきたのですが、イキナリ14人も連れてくるので現実を見る母・鈴はストレス増大です。またこの男たちも、美味しいけど食事が物足りなくて不満が募っています。そしてある日、日々の不満がたまっているときに食事のことで喧嘩が始まりました。みんな苛立っていて、ちゃぶ台をひっくり返しての大暴れです。騒ぎを聞きつけた萬平たちが駆けつけ、鈴の一喝で騒ぎは収まりました。男たちは鈴に叱られ、自分の母親を思い出したかもしれませんね。ところが鈴はこれまでの心身の疲れから、倒れて寝込んでしまいました。福子は姉・克子のところに行き、週末だけタカに手伝ってもらうことにして、タカは泉大津にやってきました。「若い女が来た!」と男たちは大喜びでしたが、タカが若すぎてがっかり。でもタカが来てからは、それまで険悪だった空気が急に明るくなりました。タカのことは祖母の鈴が目を光らせて男たちから守っています。想像以上の重労働の末、やっと塩ができました。しかし重労働の割りに作れた塩が少なくて、皆からは不満の声が上がります。鈴と福子から塩作りを続けるかやめるか選択を迫られたけど、やっぱりここであきらめたくない等、それぞれの思いで皆ここに残ることになりました。出来上がった塩を持って清香軒に行ったら、やっと塩が入ったと店主夫婦は喜んで、皆にラーメンをふるまってくれました。自分たちの塩作りが世の中の役に立つ、喜んでくれる人がいる実感を持てた皆は塩作りへの意欲が湧いてきました。