4日間合宿での野外救急法の資格取得
長野で4日間、Wilderness Advanced First Aid(野外救急法)の資格取得の勉強をしてきました。実際に野外にでて、雨にうたれながら、患者の役をし、救助者は状況から救助法を判断するという実践的なスキルです。日本でも救急法はいろんなところで実施されていますが、多くが都市部で、救急車が到着してくれることを前提として、その前にできる事という内容になっています。ですが、野外では、救急車は数時間きてくれません。もちろん災害時も。そんな時であっても、できるだけ、死亡させない、後遺症を防ぐというスキルは本当に重要だと感じています。このスキルをレクチャーしてくれるのは、Wilderness Medical Associatesというアウトドアにでていく医師が創設したアメリカの組織で、YMCAやアウトワードバウンド協会など、世界で野外教育実践を行っている所や、FBIなどにもスキルを提供している団体です。日本ではアウトワードバンド協会が通訳つきで、年に一回開催しています。4日間、合宿して、雨にうたれようが、野外にでて、たおれてみたり、骨折した人、意識のない人など、患者役をやり、救助者役にもなり、状況判断やききとりのスキルを使って、その人に最適なファーストエイドを施して行きます。実践の様子はこんなかんじすべてのスキルが体系化されており、しかも実践的で、最低限の手順で、最適に対処できるようになっているのを実感しました。また、手順の最初に、救助者の安全確保が体系化されているのも、とても重要に思えました。こどもたちに防災や災害対策のスキルをレクチャーする講習も増えてきていると感じていますが、安全確保のスキルのないままのレクチャーに不安も感じていました。私としては、2時災害を防ぐ為にもまずは伝えたいスキルだと思いました。毎回、テストはあるし、最後のテストに合格しなければ資格が得られないので、毎日、夜遅くまでみなで勉強したのも、緊迫の日々で楽しかったです。4日間、合宿していたので、家族の協力なしには参加できませんでした。食事からなにから、すべて自分でできる夫と、まだまだ手がかかる息子なりに頑張って協力してくれたから、無事、合格することができました。また、子育て関連とは違ったユニークな個性の持ち主の方達とであえて宝物をゲットした気分です。今後の講演やアウトドアレクチャーもこの内容をいかしていく予定です。緊急告知明日、12月17日、杉並区阿佐ヶ谷区民センター、第4集会室で10時から12時まで防災の講演を予定しておりましたが、ノロウィルス大発生のため急きょ延期になりました。またご連絡しますね。認定証やステッカー