逃げ場がないのは辛かった
今日は雪だったのでオリンピックを見ながらクロスステッチをしていました。母の介護中は自分の好きな事に集中できなかったなぁ(:_;)母が椅子から立ってシルバーカーを動かす音がするとすぐに行って介助する。トイレが近いので頻繁でした。デイサービスも気がのらないと行かない事も多かったし入所前半年くらいはずっと休んでました。母が元気な時は、誘って色々出掛けたけど足が不自由になってからは、母もあまり行きたがらなくなり。時には私が「今日は娘と出掛けるね」というと、母の機嫌が悪くなるのが私にはわかるんです。焼きもちを焼くんです。そんな時は必ず「それなら私に似合いそうなセーター買って来て」とか「ズボン買って来て」と私に頼むんです。『私の事も気に留めて』という気持ちの現れなんでしょうけれどいつも縛られているようでとても煩わしかったな。一人っ子の私は、ずっと母と一緒に暮らしていました。(夫には感謝しています。)もし私にきょうだいがいたら、少しは気持ちに余裕ができたのかなと思います。全部私一人がやらなきゃという気持ちでいっぱいでした。そしていつも母の機嫌が悪くならないように、たった一人の娘がいい娘でいなければと一生懸命だった。真面目過ぎるんだな、私。怖い事にあの頃はそれに疑問すら持たなかった。今母と離れてみて異常だったなと初めて気づきました。自分でいる意味がないですよね。私の人生ですものね。今はいい距離感ですよ。気持ちも落ち着いて夫婦間もギスギスしていない。私にとってもたった一人の母です。小さい頃は私の洋服もたくさん作ってくれたし孫もかわいがってくれた。これからも長生きしてほしいと思う。母も住み慣れた家を離れるのは寂しかったと思うけれどお互いの安心安全を考えたらこれが最善策。年を重ねると、次のステージに進まなければならない時がいつか来るのですね。そして、あの生活を続けていたら私はどうなってたんだろうと思うとぞっとする事もあります。とにもかくにも施設のスタッフさんには感謝しかありませんm(__)mクロスステッチをしながらこんなことを考えてました。読んでいただきありがとうございます。ポチしていただけたら嬉しいです。にほんブログ村にほんブログ村