本の足跡
雑記 ~本以外~10
あ行 男性234
か行 男性35
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は行 男性84
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や行 男性17
ら・わ行 男性3
あ行 女性2
か行 女性20
さ行 女性7
た行 女性4
な行 女性16
は行 女性3
ま行 女性12
や行 女性2
ら・わ行 女性2
外人作家16
アンソロジー13
日本文学・古典 etc24
海外文学・古典 etc9
詩・歌6
童話4
光文社古典新訳文庫37
ビギナーズクラシックス1
名著誕生1
文豪ナビ <全7>6
ちくま日本文学 <全40>6
江戸川乱歩全集 <全30>10
シェイクスピア全集 <全X>21
ホームズ全集 <全9>9
逆説の日本史 <全X>0
ローマ人の物語 <全X>0
新書44
ノンフィクション66
中国・韓国・台湾11
英語の本5
絵本1
全5件 (5件中 1-5件目)
1
【Amazonで購入】“Buying Some Gloves”評価:★★★★★ 有名な新美南吉さんの童話ですが、これは童話と言ってしまうにはもったいない。だって、子供にはこの物語の真髄までは理解できないだろうから。大人になって初めてこの物語の含蓄の深さに気がつきます。素晴らしい作品。最後の母狐のセリフ、“Are human beings really good? Are they really good?”っていうのに、ものすごく胸をうたれます。「人間は本当にいいものかしら?本当にいいものかしら?」二回繰り返すところがまたすごい。たった二行で色んな想いが伝わってきますよね(o^∇^o)これは是非読んでいただきたい。特に大人の方に。以前、新美南吉さんの童話集を紹介しましたが、そちらなんかもお勧めです!!大人になって改めて読むと、子供のころにはわからなかったことがわかるし、感じられます♪=== 27冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★ --- 雑記 -------------今日はがんばって?4冊更新しましたーー。こんな感じで更新していけば、あと1週間くらいで、読みっぱなしだった本の感想を更新し終えることができそうです(´・ω・`)ただ、今週は休日出勤ですので、明日明後日更新できるか明言できませんが・・・(;^ω^A でもできるよう頑張りますo(*^▽^*)o
2009年07月10日
【Amazonで購入】“Run, Melos, Run”評価:★★★★☆ 英語でもメロスは走ってます(笑)おもしろかった。楽しめました(o^∇^o)名作はどの言語で読んでも名作だと思います。ただ、やっぱり原語で読むのが一番だな~(´・ω・`)と身も蓋もないこと言ってしまったりして・・・(笑)=== 26冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
【Amazonで購入】“The Nose”評価:★★★★☆ 鼻も大好きな芥川作品のひとつ。おもしろいですね~。夏目漱石が絶賛したのも当然。「コンプレックスの鼻さえ普通なら幸せになれる」と考える主人公。コンプレックスが克服できたなら、本当に幸せになれるのか?人の心理を巧みにつかんでいますよね。日本が世界に誇れる文学作品だと思います(o^∇^o)何度読んでも、日本語以外の言語で読んでもおもしろい。天才芥川龍之介、万歳っ!!(笑)=== 25冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
【Amazonで購入】 “In the Woods”評価:★★★★☆ 名作は 英語で読んでも 名作だという一句が浮かびました(笑)『藪の中』って言葉の語源がこの作品。おもしろかったです。ほんと、最後まで真実は藪の中。でもそこがおもしろい。貫井徳郎さんの『プリズム』っていう作品もよく似たものでした。見る角度、人によって一つの事象がまったく違った事柄に見える。万華鏡を覗いたような感じ。それらはどれも真実であって、どれも真実ではなくて。なんやら哲学的なことを言いましたが(笑)すごく考えさせられる素晴らしい作品です。=== 24冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
“Roald Dahl's Short Mysteries”評価:★★★★☆ ロアルド・ダール傑作短編集。全4話。ラダーシリーズ。英語の本です。とは言ってもかなり優しい英語ですので中学生でも読めると思います。後ろに単語の意味も載ってますし。さて本題。おもしろいですっ!!阿刀田高さんっぽい。奇妙な味やらブラック・ユーモアやら。私のど真ん中ストライクでした!!それぞれ梗概は・・・『Man from the South』プールサイドで、アメリカ人の若い男に南米系の老人がある賭けをもちかける。その賭けに、若者が勝てばキャデラックを、老人が勝てば若者の小指を差し出せというものだった・・・さて、この驚異の賭けの結末は・・・!?これはドキドキしました。どうなるの?賭けの結末は?気になって仕方がなかった・・・そういや阿刀田高さんの『ギャンブル狂夫人』っていう話もこれと似てたなーーダールの賭けのネタはライターで阿刀田さんはタバコだったけど。阿刀田さんの方もかなりいい味だしてて最高の話でしたよーー♪『Skin』遠い昔、画家を目指すロシア人青年の絵に惚れ込み、自分の背中に彼の絵を彫ってもらった男。時はたち、すっかり凋落してしまい老いぼれた男は寒い冬の日、たまたま画廊の前を通り過ぎた。そこには若い頃惚れ込んだ画家の絵があった!!驚いた老人は思わず画廊に入って自分の背中の絵を人々の前にさらした。するとそれを見た男がある話をもちかける・・・。かーーっ!!これもいい。阿刀田さんっぽい。ちょっと背筋が寒くなるような話です。いいね。『The Way up to Heaven』汽車、飛行機、船・・・こういったものに乗り遅れることが怖くてならないフォスター夫人。ある時、結婚してパリに住んでいる娘と孫たちに会うためにフランスへ行くことになった夫人。空港へ向かう車に、クラブへ行く夫も同乗することに。しかし夫は出発の準備に手間取り、ようやく出発しようとすれば忘れ物をしたという。夫人は飛行機に間に合うか気が気ではない。そんな夫人がとった行動とは・・・!?読んでると、夫人と一緒になって夫の意地の悪さに腹が立ってしまいました(笑)夫は夫人がフランスに行くのが気に入らないらしく、わざと夫人をいらいらさせるのです。そしてついに夫人が・・・。おもしろい。女は怖い(笑)『Mrs Bixby and the Colonel's Coat』夫がいるにも関わらず、大金持ちの大佐と浮気を続けているビクスビイ夫人。彼女は、浮気相手の大佐から、手切れ金がわりに高級な黒いミンクのコートをプレゼントされる。あまりの素晴らしさにうっとりする夫人。しかし、これを家に持ち帰れば、夫にその出処を問われるだろう。さてどうしたものか。逡巡の結果、夫人が思いついたとてつもない作戦とは・・・!?これは思わず笑ってしまいました(笑)いいですねーー。物語の冒頭で、「アメリカ人女性は裕福で、アメリカの富の85%は女性が掌握している」、「女性は離婚や夫の死によってどんどん裕福になる。」ってな話がでてきます。そしてその象徴的存在として出てくるのがビクスビイ夫人なのです。夫人はすごいですねーー毛皮のコートを夫に怪しまれないように手に入れるために奸計をめぐらすのです。この物語の前提として、女はマリーアントワネットのようだというのがあります。その女が奸計をめぐらした結果迎える結末は・・・。フフって感じですね。クスリと笑ってしまう。夫もなかなか罪なやつ。でも、読んでると夫人も憎めない存在です。素直というか単純というか。ただ自分の欲求に素直なおバカさんなんですよね(笑)他にもダールの作品を調べてたら、とあることに気が付きました。阿刀田高さんの作品にダールの作品と同タイトルのものがちらほらあるんです。そんでよくよく調べてみたら、どうやら阿刀田さんはダール好きなようで。そういやテイストも似てるし、短編の妙手ってとこも同じだなーーと気が付きました。阿刀田フリークの私としては、ダールを読みあさるしかない(笑)ちなみに、『チャーリーとチョコレート工場』書いたのもこの人なんだってーー初耳でした。=== 193冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2007年10月24日