ちくま日本文学 『幸田文』
【中古】 幸田文 (ちくま日本文学全集)評価:★★★☆☆ ちくま日本文学第五巻。 伝道ということは過酷なほどに身を律しなくては、反対の結果を得てしまうものである(P383より) どんなに望んでも、願っても、祈っても、叶わない。それが人生なんだよな、と実感する今日この頃です。閑話休題。幸田文はご存知でしょうが、幸田露伴の娘です。文学って意味不明なことが多いんですが、これはおもしろかったです。偉大な父を持った子供の苦悩とか、興味深く読めた。他にも幸田文が成長過程で感じたこと、経験したことなど、とてもおもしろかった。色んな感情や思いが忌憚なく深い洞察とともに書かれていて非常によかった。=== 83冊目 読了 ===