アワビを食べて若返る&目もよくなる!
アワビ。なんと優雅な響き・・・アワビと聞いただけで、高級感と美味が頭を駆け巡る。貝の王者とも、海のダイアモンドともいわれる高級乾貨の中でも、最高級に位置するアワビの話をしよう。(ちなみに、乾貨(ガンフォ)とは、乾物のことで、フカヒレやアワビなどの高級宴会料理の食材を指す)アワビは、2枚貝ではなく、巻貝であり、旬は夏。このアワビ、一旦乾物にして、戻してから食べる。乾物にすることで、旨みの成分が作られ、風味と味が良くなるのだ。代表的な料理は、「干しアワビのオイスターソース炒め」。オイスターソースが、アワビの肉にたっぷりしみこみ、自身の持っている複雑な味と絡まって、なんとも言えない美味を作り出す。鮑の名前の起源は以下の通りと言われている。長崎と中国の貿易が盛んだった頃、乾物を売る店を「鮑肆」(ほうし)と呼ばれていた。中国の貿易商人が、これはアワビを売る店だと思い込み、鮑という名前が中国に広まっていったという話。日本発なのだ。ちなみに、今でも日本産のものが最高級だ。ところで、アワビは健康にも良いとも言われている。古代中国では、「石決明(せっけいめい)」と呼ばれ、若返りに聞くと言われた。秦の始皇帝は中国統一の後、徐福という人物に不老不死の薬としてアワビを、求めさせた伝説がある。また、アワビは緑内障にも良いと言われる。中国「三国志」の豪傑、関羽は目を患っていた。関羽の親分である劉備が、アワビが目に言いと聞いて関羽に食べさせ、関羽の目が治ったという伝説がある。貝の免疫効果が、人間にも効くらしい。しかし、アワビは高い。中国でも、ありえない値段がする。何故にこんなに高いのかと言えば、”数が少なく、手間がかかる”のだ。年々希少化していっていると共に、育てるのに数年を費やす。さらに乾物から戻すのにもプロの技が必要。そんなお金が無い我々は、誰かにねだってダメな場合は、缶詰を買おう。活えぞあわび(特大)100g~120g・約9センチ前後