チゲ鍋で一味チガう夏を感じる
突然だが、食とは戦いである。生命と生命の戦いなのだ。肉にしても野菜にしても、それは食を通しての生命との触れ合いなのだ。一つの真剣勝負がおこなれている。故に、暑いからと言って熱いものを避けては行けない。今日はそんな暑い夏に熱い韓国の食、チゲを紹介しよう!チゲ・・・韓国の鍋料理だ。チゲはスープのような料理だが、香味材料で味付けしたスープより濃い味の料理を指す。昔は、スープとチゲを区分せず、「羹(ケン)」という名前で呼んでいた。「ジョンゴル」と「チゲ」の違いは、「ジョンゴル」とは多くの具材を鍋で煮込んだすきやき風の鍋だが、「チゲ」はスープで煮込んだものである。味噌や唐辛子といった調味料と多くの具材の混ざった統合的な味は、あっさりしていながらも深い旨みがある。チゲの意味は、韓国語で「鍋」という意味。すなわち、チゲ鍋とは「鍋鍋」になってしまい意味をなさない。キムチチゲなど、「材料名+チゲ」という言葉の使い方をしよう。さて、チゲの分類の仕方には、入れる調味料によって分ける方法と、入れる材料によって分ける方法がある。調味料によって分ける1.テンジャンチゲ テンジャンとは韓国みそ。 濃い味の唐辛子で味付けしたチゲだ。 味は辛口で濃厚。 さらに、山の幸や海の幸がたくさん入り、 具沢山で複雑な旨みのあるチゲ。 2.コチュジャンチゲ 韓国料理では必須のコチジャンを使ったチゲ。 味は、甘辛い。 豚肉やエノキ、ジャガイモが材料として入る。3.チョッカルチゲ アミの塩辛のチゲ。 アミの塩辛はキムチにも使われる韓国の常用食。 味は塩辛く、食欲をそそる。 魚介のチゲに使われることが多い。続いて、材料によって分ける1.キムチチゲ 韓国の日常食、キムチを主にしたチゲ。 キムチの味がしみ込んだ野菜と、キムチの辛さとが相まって、 とても深い味。2.スンドゥブチゲ 豆腐鍋。 豆腐を主にして野菜やきのこを煮込み、味噌で味付けした鍋。 スンドゥブは、韓国独自の豆腐でとても柔らかい豆腐。 日本の絹ごし豆腐よりも更に柔らかい感じだ。 湯豆腐というよりは、巨大な味噌汁といった感じだ。 その他、海鮮やキノコ類など具材でわけるとキリがないが、最後に面白い名前のチゲ、部隊チゲ(ブデチゲ)を紹介しよう。部隊チゲとは、かの朝鮮戦争がとき、韓国に常駐していたアメリカ軍が捨てた、ソーセージやハムといったものの切れ端を入れたのが始まりのチゲ。今では、ソーセージやインスタントラーメンにキムチや野菜を加えたものが、部隊チゲとして食べられる。韓国には、部隊チゲ屋が密集した横丁も存在する。韓国では軍隊時代によく食べられるらしい。そういえば、今日は私の誕生日でした。。。さりげなくこの辺に書いときます。1日1票 お願いしま~す!人気blogランキングへ豚肉入り韓国スントゥブ・チゲ(豆腐鍋)の素(袋入り400g・約2人前)