自己中心
人間誰しも、周囲の人々と協調し、和していきたいと願っているものです。しかし、互いに心の中ではそう思っていても、実際の生活では対立や争いが絶えないのは何故なのでしょうか。それは、周囲のことを考慮せずに、物事を自分を中心にして捉えようとする、自己中心の心からきているものと思われます。例えば、「どうも相手が自分の言う事を聞いてくれない」とイライラして周りの人々に当り散らすような人は、周囲から見れば、とても相手の気持ちを汲み取って対応しているようには映らないでしょう。相手を自分の思いどうりにしたい、という自分勝手な心ばかりが先走り、自分のことを棚にあげて相手を責めるばかりになっている状態だとしたら、そこに摩擦が生じないはずはありません。自分の物差しだけで物事を測るのではなく、謙虚な気持ちで、相手の立場を尊重しながら対処していけば、平和への解決の糸口が見つけられるものと確信しています。