言い訳無用
「言い訳する」ということは、責任逃れの為に失敗の原因を他のせいにし、自分をかばって立場を少しでも良くしようとする気持ちから出てくるものです。一旦、言い訳がましい気持ちになると、失敗の原因を究明する意識が薄れますから、善後策を講じるにしても甘くなり、それが同じ失敗を繰り返す元凶に成ると思います。失敗は誰にでもあります。しかしその受け止め方によって失敗した経験が生かせるか否かが決まります。人間としての向上を目指し、失敗によって失った自分の信用の回復を望むのなら、失敗を素直に認めたうえで、その原因を深く究明し、再び同じ失敗を繰り返さないように、前向き対策を講じることこそが大切であります。言い訳は聞き苦しいだけでなく、自らの向上の道を閉ざし、自分を停滞させるものだと思います。言い訳する心を捨て、謙虚な気持ちで失敗を潔く認めることによって、初めて失敗した経験が生きてくることに改めてて気付きたいものです。