たこの脚何本?
イタリア北部カステルヌオボ・デルガルダのガルダランド水族館は、欧州の20水族館との共同研究成果として、タコの8本の触手のうち、6本は主に物をつかむための”腕”として、残る2本は移動のための”脚”として使われる傾向があることが分かったと発表した。ANSA通信が4日伝えた。各水族館が捕獲したタコの動きをビデオで録画。数ヶ月にわたって計数千回におよぶ行動を分析した。その結果、物をつかむため後ろの触手2本を使った回数は全体の11%にすぎないのに対し、前の2本、中ほどの2本、その後ろの2本が使われた回数はそれぞれ39%、31%、19%と差があった。一部のタコが、腕に当たる左右対の触手のうち右か左のいずれかを使う頻度が高いことも判明。タコにも、”利き腕”がある可能性があるが、ガルダランド水族館は「よりよく見える目の側の触手を使った結果では」と推測している。