歌手・小林幸子の根性
やってもやっても何もうまくいかない時、諦めてやめてしまうか、さらにやり続けるか。あなたはどちらを選択されますか。歌手の小林幸子さんは、長い不遇の時代がありました。歌手を諦めていたときにレコーディングの話が来ました。B曲(裏面)の曲が決まらず、「どうせ誰も聞かないんだから」と、事務所に放り出されてあった曲を選びました。レコーディングはやる気の出ないまま終わりましたが、そのB面の曲が有線でヒットし始めると、今度は会社からキャンペーン声がかかったといいます。最初、彼女は「行かない」と答えました。これまでのキャンペーンが、どんなに頑張っても無駄だったからです。しかし、「やるだけやって歌手を辞めよう」と出かけ、それが手ごたえを感じ200万枚を超す「おもいで酒」の大ヒットにつながったのです。物事には、すぐには好結果が現れないものもがたくさんあります。しかし、努力を重ねてある程度の結果が出ないものは、何一つありません。根気よく努力が続くか続かないか、そこが勝負どころです。諦めず前を見つめたいものです。