自然体とは
どうせこの世に生まれたからには、常にゆとりを持って生きたいところだがそうはうまくいけません。それこそ自然体で愉快にいきたいもんです。余裕があって、縛られず、こだわらず、楽しく生きたいですね。自分自身いつも自然体にすることは難しいものです。自然体にできるだけ近づける処方箋として。勝海舟の座右の銘、「六然」を紹介します。1)処自超然(自分を絶えず突き放して眺めなさい。)2)処人靄然(人に接するときは、和やかな気持ちで応対しなさい。)3)有事斬然(一朝、事あるときは、旧来の考えにとらわれない 勇断をふるいなさい。)4)無事澄然(事が収まった後は、雑念を払い、清閑を楽しみなさい。)5)得意たん然(物事がうまくいって得意なときは、つとめて淡々とした 態度を示しなさい。)6)失意泰然(失意したときは、やせ我慢でもいいから、ゆったりとした 落ち着きをみせなさい。)これらは全てわかり切ったことですが、実際にはこれらをみにつけることは、なかなかできにくいことですね。