英で日本製高速列車が初試走
鉄道発祥の地、英国で18日、日本製高速列車が初めて試験走行した。最高時速は225キロで、英国内線で最速。通勤や、ロンドン東部の2012年夏季五輪会場への足として期待されている。車両は山口県下松市にある日立製作所の笠戸事業所で製作され、英南東部に路線網を持つ鉄道会社が29編成を購入。国際列車が乗り入れるロンドン中心部のセントパンクラス駅と、英仏海峡トンネル手前にあるアシュフォードの間の計108キロに導入された。18日の試験走行では在来列車が約1時間20分かかるところ約30分で快走した。試乗したアドニス運輸相は「今日は英国の旅客と鉄道にとって偉大なひだ」と述べた。速さと流線型のスタイルから「ジャブリン(投げやり)」の愛称が付けられた。29日から限定的な営業運転が開始され、12月からフル運転の予定。