中庭
今日の越後は、五月晴れの好い天気に恵まれた。日中の気温は20度C前後と、寒くもなく暑くもない。四季を通じて最も良い時期に当たる。午前中の仕事は早く終わったために、思い立ち「北方文化博物館」の藤棚を見に行く事にした。電車とバスを乗り継ぎ、行こうかと思ったが幸いお天気も好く、バイクで向かうことにする。自宅からの距離は50数キロ、走行時間は休憩を挟み2時間30分程となる。国道8号線を北上し国道460号線を東進、403号線を北へ、再び460号線、阿賀野川に掛かる阿賀浦橋の手前で左折、県道17号線に入り2Km程進むと沢海(そうみ)と言う名の地区に着く。正確には、新潟市江南区沢海、阿賀野川の左岸堤防近くとなる。入館時に頂いたパンフレットによれば、江戸時代中期に農より身を起こし、代を重ねて豪農の道を歩み、やがて巨万の富を築き、越後随一の大地主となった伊藤家。全盛期には1,370町歩の田畑を所有した。伊藤家の敷地は8,800坪、建坪1,200坪の日本式住居は、「財団法人 北方文化博物館」に全額寄附された、と記載されている。入館料(個人)は800円。フジの花の見頃を迎えているせいか、見学者が多い。建物の座敷から見る「中庭」は、素晴らしい。入館時に頂いた「絵はがき」の写真は、座敷から見る秋の中庭であるが、ぜひとも同じアングルで撮影したい、と思わせる写真である。季節は異なり、また見学者の多い中での撮影を試みる。藤棚は明日以降に掲載する予定。 撮影 2011年05月18日13時41分 1/40 F7.1 ISO800 新潟市江南区 北方文化博物館