円筒分水
円筒分水(円形分水)とは農業用水を正確に分配するために設けられた利水施設。中心部に用水を湧き出させ、円筒外縁部から越流・落下する際に一定の割合で用水を分割する仕組みとなっている。過去、国内においては水田の水確保には利害関係から紛争に発展する事例も有り、水の配分は長年の懸案となっていた。1941年、神奈川県川崎市内で平地に施工された久地円筒分水の実現により、全国で作られるようになった。 (フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から抜粋)越後の当地では、農業用水はため池の水を河川や水路を通し堰で分配し水田に水を引いていたが、勝手に堰を取り払う人が絶えず、水の確保に苦労した、との話をこども時分に聞いている。圃場整備後の現在は、地下に埋設された配管等によりバルブを開ければ農業用水が出てくるようになって、久しい。農業用水は信濃川から取水され、点在する送出ポンプにより各圃場に供給される。農業用水を管理するのは地元の土地改良区、例年4月下旬から取水・送水が始まる。各農家は用水費・排水費を毎年支払い、昨年度は10アール当たりの単価は用水4,300円、排水1,900円、3期に分け土地改良区に納入している。 撮影 2021年05月12日17時20分 1/50 F8.0 ISO100 長岡市与板町与板 信濃川左岸側河川敷 円筒分水 田植え済みの圃場 背景中央の山容は守門岳(1,537m、二百名山)人気ブログランキング