自賠責保険
昨日、乗っている原付バイクの走行距離計は3万キロを超えた。購入は2005年12月末、以来5年弱で3万キロを走った事になる。前のバイクは16年余りで6万キロだったことを思えば、「よく走っている」ことになる。バイクの大敵は、風と雨、そして雪である。越後の冬は降雪や積雪がある。雪道や凍結した道路では、スノータイヤを持っていないことから走行は避けている。一口で雪道と言っても、状態・状況により異なる。車両等により踏み固められた道もあれば、シャーベット状の雪道もある。また、洗濯板のような状態の道も有る。大抵は、アスファルトが全面に出ていれば走行可能と判断している。毎日、雪が降っているわけでもなく、晴れの日もあれば、気温が上がってくれば雨となる。一年を通じて雨天の場合は乗らない事にしている。急用でなければ後日に廻す。あるいは、他の交通手段を利用することにしている。50cc以下の原付バイクの税金は次のようになる。 軽自動車税は、各市町村に1,000円/年を納付する(毎年、4月01日現在の所有者に掛かる)。 自動車重量税は、非課税(ただし、126ccを超えるバイクに適用)。忘れてはならないのが「自動車損害賠償責任保険」への加入手続きである。バイクを購入したお店、最近ではコンビニ、郵便局でも加入・更新手続きができる。通称「自賠責」と呼ばれ、バイクや自動車を使用する場合に加入を義務づけられる。強制的であり、自賠責に加入しないバイクや自動車は道路を運行できない。自賠責に加入しない車両を運行すると無保険車両となり「自動車損害賠償保障法」では、1年以下の懲役または50万円以下の罰金。さらに、道路交通法では違反点数6点となり運転免許の停止または取り消し処分となる。125cc以下のバイクの自賠責保険料は、1年契約 6,960円から年単位で最長5年契約 14,070円まである。運転する場合、自賠責の証明書(払い込みの証明書)の所持していなければならない(所持していない場合は、30万円以下の罰金)。また、自賠責のステッカー(標章)を表示せずに運行した場合、30万円以下の罰金の処罰対象となる。自賠責保険の目的は、交通事故の最低限の「被害者の補償」にある。別な言い方をすれば、「対人保険」である。保険金の上限は被害者1人につき、死亡3,000万円、後遺障害4,000万円、傷害120万円と低額である。事故の過失の有無に関わらず、原則として「過失相殺」はしない。自損事故では、保険金は支払われない。その金額を補うために「任意の自動車保険」に加入することが一般的である。しかし、原付バイクで「任意の自動車保険」に入っているような話は、聞いたことが無い。道路には、大きさ、重さの違う多くの車両が走っている。季節や天候、あるいは時間帯に関係なく走行している。それらの車両を運転しているのは、個々の運転者、ドライバーである。交通事故は悲惨である。被害者のみならず、家族までも不幸にする。運転者に課せられた責任は大きく、重い。 撮影 2010年01月26日17時36分 1/15 F6.3 ISO6400 池袋サンシャイン60 展望フロア