大河津分水公園
越後は良い天候に恵まれた。夕刻、久し振りに信濃川・大河津分水公園(燕市大川津)へ撮影に出掛けた。大河津分水公園は、国道116号線から大河津分水路に沿って東へ約2キロ、信濃川と大河津分水路が分岐する付近の公園。春は「サクラの名所」として知られ、「花魁道中」はサクラの開花時期に合わせて毎年行われている。公園内には国土交通省の信濃川河川事務所大河津出張所が有り、信濃川本流の「洗堰」と分水路の「可動堰」の開閉制御を行い信濃川本流の水量調節を行っている。大水(出水または大雨)の際は、洗堰を閉じ、可動堰を全開にし、下流にある市街地や田畑を洪水から守る調節機能を併せ持つ。旧出張所は「信濃川大河津資料館」(入館無料)として、信濃川の歴史や大河津分水路の生い立ちや工事の様子などを知ることができる。また屋上からの眺めは良い。ここから新潟市の信濃川本流河口までの距離は約50キロ、大河津分水路の河口(長岡市寺泊野積)まで約10キロで日本海に注ぐ。現在、大河津分水路の「可動堰」を新設工事中。併せて大河津分水路の「河道」変更の工事も行われている。夕刻の時間帯に来るのは初めて。ジョギングや犬の散歩をさせている方を多く見かける。弥彦山、国上山(くがみやま)はよく見える。また、東側には粟ヶ岳、守門岳が見える。