雪崩
越後の当地は好天に恵まれた。午前中は、空の青さに惹かれ短時間の撮影行に赴いた。日中の気温は9度C前後まで上がり、陽光の輝きは暖かさと春は間近いと、感じさせる。しかし午後になると全天、雲に覆われてしまう。明日午後遅くには、雨と予報されている。暖かくなると心配されるのは、山間部の雪崩や屋根からの落雪。先日、津南町の旅館裏山で雪崩が発生し旅館の一部が損壊した。雪崩は積雪地帯特有の現象である。ウィキペディアによる過去の事例では1986年(昭和61年)01月26日午後11時頃、新潟県西頸城郡能生町(現在の糸魚川市)権現岳(標高1,104m)の中腹850m付近から雪崩が発生。柵口(ませぐち)集落を押し流す。死者13名、重軽傷者9名、家屋全半壊13戸。雪崩の最大速度180km/時、走行距離1,800m、デブリ量10-30万立方mと推定されている。 (デブリとは、なだれ落ちた雪塊)柵口地区の隣の田麦平地区での観測によると発生当時の一日の降雪量は75センチ、積雪深は370センチに達していた。その後も雪は降り続き、02月07日にはついに600センチに達したと記録されている。(柵口雪崩災害)この災害は、雪崩防止の契機ともなり、世界で数例しかない大規模導流堤を構築し雪崩資料館(糸魚川市田麦平)を建設した。 撮影 2015年02月21日10時32分 1/160 F9.0 ISO100 長岡市寺泊硲田 JA越後さんとうライスセンター付近から 背景中央の山容は弥彦山(634m)、右の半球状は国上山(313m)人気ブログランキングへ