圃場
越後の当地は、雲は多いものの比較的好い天候に恵まれている。朝晩は21度C前後と涼しさを通り越しているが、日中は28度Cまで上がる。近在の圃場では、26日から早生品種の稲刈りが始まっている。コシヒカリの仮渡し金は、3年ぶりに引き下げられ60キロ当たり1万3,700円となる(減額1,800円)。魚沼産のコシヒカリも同様で1万6,700円になる(減額2,300円)。仮渡し金とは、生産者がJA(農協)に出荷する時に対価として支払われる前金。農協が販売する動向により追加金が後で生産者に支払われることもある。減額の理由をJA(農協)は、消費不振で在庫量が多い、と説明している。全国の民間の在庫量は今年6月末の時点で226万トン、昨年と比べ46万トン増えている。多種多様の農業関連の補助金は、2010年度から始まった戸別所得補償制度に代表される。7月に行われた参院選で自民党は「日本型直接支払い制度」の創設を掲げたが、詳細については未定。農水省としては、早急な戸別所得補償の見直しは、農家の混乱と「猫の目農政」との批判を避ける判断がある。過去の過ちを反省も無く再び繰り返そうとしている自民党ー農水省ー農協のラインが続く限り、日本の農業に明日は無い。生産現場は、高齢者で占められ農業を志す若い方が皆無、という実態が現状を端的に示している。多額の補助金は、すべて税金から支出されている。さらにコメの消費は益々減少し、余り続けることになる。 撮影 2013年08月27日18時07分 1/30 F8.0 ISO100 長岡市和島北野 刈り取りの終わった圃場 右側の電車はJR越後線、柏崎発吉田行き165M 背景左は弥彦山(634m)人気ブログランキングへ