蘇芳色（SUOUIRO）～耽美な時間～

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• 「東京湾景」ヨンハくん人気に便乗＆やっぱりこうきたか

  来週の予告に、パク・ヨンハくん登場。最終回に、再びゲスト出演するというニュースは、早々にファンの耳に入ったと思うが、それにしても韓流人気に便乗しすぎ。最終回はいつなんだろう？来週？そろそろ話も終盤のようだが、それにしても・・・事故で記憶喪失とは。ここまで「冬ソナ」パクリに徹底していると、驚くよりも情けなくなる。美香が亮介の元へ急いでいた時、信号に引っかかる。思わず「赤信号で渡っちゃだめ。チュンサンみたいに事故に遭って、記憶喪失になるから」とＴＶ画面に向かって呟いたとたん、美香がバイクにはねられた。嘘でしょ。病院で医師の説明を受ける、美香の父と妹。外傷はたいしたことはないが、頭を強く打っているので記憶喪失になっている可能性があると言う医師。やっぱり、こうきたか。で、来週からはどういう展開になるのだろう。まさか亮介は美香を死んだと誤解はしないだろうケド。でも、「冬ソナ」関連なんでもアリという感じなので、「まさかこういうことには、ならないよね」と言い切ることが出来ない。現場の俳優さんや、韓国ＫＢＳ、ＮＨＫの人たちは、どういう思いで「東京湾景」を見ているのだろうか。聞いてみたい気がする。

  2004/09/06

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• やっぱり！？兄妹説浮上

  さすが「冬ソナ」道をまっしぐらの「東京湾景」今夜の展開は、ある意味“おきまり”だった。亮介と美香、兄妹説が浮上してきたのだ。美香の父親が、亮介にそれを告げるシーンを見て、もちろん思い出したのは「冬ソナ」でのカン・ミヒ。「冬ソナ」で彼女は、重要なキーパーソンだった。彼女の言葉一つで、ユジンもチュンサンも、サンヒョクや彼の家庭まで巻き込んで、かなり波乱に富んだ展開になったのだから。「東京湾景」では、美香の父親はカン・ミヒと同様のことをしたようには見えなかったのだが、これからどういう展開になるのか。しかし本編でストーリーが込み入ってきても、予告で次回の展開がかなり予測でき、今見たばかりのストーリーの動きを味わう暇がないんだけど。今回、亮介と美香が兄妹？という話が出てきたが、予告を見ると、「また新たな真実があるのか！？」という考えが頭をよぎり、充分に「恋人が兄妹だった」という悲劇の余韻に浸れない。ま、「冬ソナ」路線を行っているのなら、実は・・・となっていくんだろうけれど。（でも、まさか亮介と弘一が兄弟だったという話にはならないよ・・・ね？）今回は回想シーンで、パク・ヨンハくん登場。おまけに予告の前に、彼が最終回にもゲスト出演することをお知らせしていた。さて彼は最終回で、どのような演技を見せてくれるのだろうか。

  2004/08/30

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• 萬斎さんの「オイディプス王」など、今日は盛りだくさん！！

  忙しいのだ～。うれしい悲鳴というか・・・。今、リアルタイムで野村萬斎さんの「オイディプス王」を見ている。日記を書いている場合ではない。そわそわ。今日は大阪天保山のサントリーミュージアムに行った。どうしてもクレランの「サラ・ベルナールの肖像」が見たかったから。以前「美の巨人たち」という番組でこの絵を知り、本物を見たいと思うようになった。この絵が大阪に来ていたとは。この展覧会については、後日。よかったのよ～、サラの妖艶さ。うっとり。２０時からは「新選組！」を見て、大笑い。面白かった～。そして待ち望んだ、萬斎さんの「オイディプス王」実は今朝、私の夢に萬斎さんが出てきたのだ。萬斎さんの舞台を見終わって、劇場から出てきた私の目の前に、萬斎さんと相手役の女性（麻美れいさんではなかった）が現れる。思わずケータイを取り出し、彼の許可をとってから、何枚も写真を撮らせてもらった・・・。そんな夢。私、そんなに今日の「オイディプス王」オンエアを待っていたんだ・・・とひとり納得。萬斎さん、厳しい表情。麻美れいさん、ちょっと年取った？そういうメイク？でも相変わらず凛としていて、「女優」という感じ。では、集中して見ようと思うので、今日の日記は、これまで。

  2004/08/29

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• 山南と土方、男の友情

  今夜の「新選組！」は、泣いた！今年の大河は、今までに見た新撰組ドラマ＆映画の中でも、１人１人のキャラがきっちり描き分けられていて、面白い。今日の主役、山南敬助の性格も、思慮深く温厚で学者肌なところが、よく出ていたと思う。脱走した山南を追うように、沖田に指示した近藤勇。しかし、近藤は沖田にこう言う。「草津まで行って見つからない場合は、深追いするな」沖田に何か伝えようとするように、じっと見つめる近藤。苦しい役目を請負い、複雑な表情の沖田。明里と一緒だった山南は、探す気もなさそうな沖田の前に立ちはだかる。悟ったように穏やかな顔の山南。見つけたくなかった人を見つけてしまった、辛い沖田。何も知らない明里だけが、無邪気な笑顔だった。屯所に戻った山南を取り囲む幹部たち。苦渋に満ちた表情の近藤。冷徹な顔の裏に、悲しみを湛えた土方。今までの「新選組！」での土方の描き方は、深みのない人間のようだったので、２０年来の土方ファンの私としては、満足できないものだった。しかし今夜の彼は、いつもと違う。クールな表情だけではなく、その裏の「人間　土方歳三」としての様々な感情がきちんと描かれている。いいじゃん。いよいよ山南の切腹の時。何も知らないと思っていた明里が、実は何もかも承知だった。窓越しに目を合わせる山南と明里。山南と別れ、涙を浮かべる明里。私はここで号泣。幸薄い彼女が、山南に出会えて、やっとつかんだ温もり。もちろん新選組に居場所のなくなっていた山南も、明里に出会えて癒されていただろう。しかし、二人の前に立ちはだかる「局中法度」山南の切腹の場に、立ち会う近藤、土方、永倉、原田、伊東、島田ら幹部たち。介錯は、山南自らが望んで、沖田に託す。自分の腹に短刀を突き立て、苦しい表情の山南。沖田を振り返る。振り下ろされる刀。山南は事切れる。その後の土方が良かった。自らが決めたこととはいえ、江戸から一緒に京都にやって来た仲間を死に追いやった事実は重い。斎藤一が理解していたように、犬猿の仲だと思われていた山南と土方は、実はお互いを尊敬し友情を感じていたのだ。山南の死のあと、近藤と土方は、放心したように縁側に座り込む。そして、堰を切ったように泣きじゃくる二人。今まで、鬼の副局長の仮面を被っていたが、今夜は外して土方歳三の素顔を見せる。ああ、だめ。やっぱりこんな男に弱い。

  2004/08/22

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• 「ディスレクシア」を知っていますか？

  ＮＨＫ教育テレビのＥＴＶ特集を見た。「読み書きの苦手をのりこえて」という番組名で「ディスレクシア」という学習障害を取り上げていた。このディスレクシアは、レオナルド・ダ・ビンチやアインシュタイン、エジソンなどが持っていた障害だといわれている。最近では、俳優のトム・クルーズもディスレクシアらしい。彼も、ディスレクシア特有の症状、読み書きが苦手なので、映画の台本などを読んでもらい、それを聞いてセリフを覚えたという。ディスレクシアの人は、読み書きは苦手だが、知能指数自体は悪くない。しかし勉強の基本である、読み書きが苦手、或いは全く出来ないため、頭が悪いとか真面目に勉強をしていないという評価を下される。番組では、ディスレクシアについての認知度が高い英国を取材していた。英国では、ディスレクシアの障害を持つ人は、全人口の１０％いるといわれているが、２０年程前からディスレクシアへの教育方法を模索し始め、現在はディスレクシア専門の学校もある。ディスレクシアの障害をもつ９歳の男の子２名と、１３歳の少女が登場した。両親共にディスレクシアではないという男の子の母親は、初めのうち、なぜ彼が読み書きが出来ないのか理解できなかった。彼女は今臨月だが、力強くこう言う。「今度の子どもがディスレクシアでもかまわないわ。だって彼（上の子）で経験済ですもの。どのようにして対処するか、もうわかっているわ」１３歳の少女は、自分がディスレクシアであることを認めたがらない。そのため、時々情緒不安定になる。取材班のインタビューにも、答えようとはせずに、下校してしまった。しかし後から取材班宛てに、少女から手紙が送られてきた。その内容は、揺れ動く少女の心のうちをあらわしていた。彼女はそれでも、希望を捨てず、一歩一歩前に進もうとしているようだ。翻って、日本では。およそ４０万人のディスレクシア患者がいるとされているが、彼らに対しての教育システムなどの対応が、英国に比べて遅れていると聞く。その子､その子の個性を伸ばし、得意なものを育んでいくような教育は、ディスレクシア以外のこども達にも有効だと思う。教育方法は違うと思うが、子どもを教育する基本は、同じではないかと感じた。

  2004/08/21

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• 季節は夏・・・だから？「夏のソナタＳＰ」（爆）

  「東京湾景」って、もろ「冬ソナ」のパクリだとわかる。だから親世代の恋愛が、子どもに影響する展開は了解済み。ヨン様似のシュン様？が登場するのも、笑いをこらえながら見ることができる。で、パク・ヨンハくんがゲスト出演するから「夏のソナタＳＰ」なのか？ここまでくると、お笑いが入っているとしか思えないよね。いい、私は関西人なのでお笑いには寛大だ。「冬ソナ」のパロディだと思って見る。先週の予告から、ヨンハくんの出番多し。今回も、そんなに重要な役ではないのに、出番が多いこと。美香と二人で韓国と日本について話をする場面は、雰囲気も話の内容もよかったが・・・。来週は美香と亮介が、二人で韓国旅行をするようだが、そこでパク・ヨンハくんの出番はあるのだろうか？韓国ロケでもヨンハくんが出て、何か重要な伏線をはってくれるのなら、今回のゲスト出演もわかるのだが。ま、所詮は視聴率アップをねらって、彼を起用したのだろう。視聴率は上がりましたかな？中村俊介が“通り魔”に刺されるとは思いつかなかった。予告で刺される場面を見たとき、『いったい誰に刺されたんだ～？』と気になって仕方がなかった。光の具合で誰かわからなかったし。美香ではないよな、もしかして亮介？いや、亮介の父親か？それとも亮介の友人？いろいろと考えていたのに・・・。あの通り魔は、以後何かに関係してくるだろうか？実は〇〇の関係者で・・・という重要な伏線だったのか？（いや、なさそう）中村俊介が刺された時点で『もしかしたら、サンヒョクが入院したときと同じ展開になるのか？』と思ったのだが、来週の予告を見ると、なんだかそういう方向に行きそうで・・・怖い。美香が「弘一（中村俊介）さんを見捨てることが出来ません」とか何とか言って、亮介の元を離れるとか？こうなったら、どこまで「冬ソナ」リメイクできるか、じっくり見させてもらおうじゃないか。（しかし、月９がこれじゃあ、日本のドラマはどこへ行っちゃうんだ？）

  2004/08/17

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• Ｎスペ「子どもたちの戦争」を見る

  今日は５９回目の終戦記念日。戦争を経験していない世代の私も、少しばかり戦時中を生きた人々や戦争で亡くなった人々に思いを馳せたい。朝、新聞を読んでいて、あるコラムに目がいった。そこには戦時中に上野動物園の猛獣が毒殺されたという、有名なエピソードが書かれていた。たしか絵本になっていたと思うのだが、毒の入ったエサを拒否し、結局餓死してしまったゾウの話もある。餓死寸前の体で、ゾウは教えられた芸をしようとし、エサをねだったというところでは、涙が溢れて仕方がなかった。その後上野動物園には、市民から哀悼の手紙が多数寄せられたという。その中にあった一句。「来（きた）る世は　人に生まれよ　秋の風」そして夜。ＮＨＫスペシャル「子どもたちの戦争～戦時下を生きた市民の記録～」を見る。戦時中子どもだった人たちが、歴史資料館に自分の記念の品を、資料として納め始めている。今回登場したのは７0代の人が多かった。自分の遺言という意味合いで納めているらしい。私が特に涙したのは、番組の最後に出てきた女性。当時12歳だった（８歳だったかも？）その女性は、一人で疎開していた。父親は出征、母親と祖母、弟と妹は東京にいた。東京大空襲で東京にいた家族は全員死亡。それを担任の教師から聞いた女性は「もう、お母さんには会えないんだ」と思った。唯一残った家族は、戦地に赴いている父だけ。その父を頼りに、彼女は手紙を書いた。しかし、父からの便りも途絶える。終戦から２年後、親戚の家に身を寄せていた女性の元に、「父、フィリピンで戦死」の報が届く。「ああ、これで本当に独りぼっちになってしまった」そう女性は思ったそうだ。家族の遺骨は、全くない。我が家の上の子も、その女性が天涯孤独になったときの年齢に近い。聞いてみる。「ねぇ、家族全員が死んで、独りぼっちになったらどうする？」「えぇ～イヤだ～。お母さんにずっとくっついている！」「だから、戦争中は疎開しないといけないんだから、一人で行くんだよ」「お母さんはお世話係として、一緒にこれないの？」「うん、たぶんだめ。お世話係は先生がするんでしょ？」「絶対にイヤ！お母さんと〇〇（妹の名）と離れないから！」それを聞いて、また涙する私であった。上野動物園の動物の話にしても、Ｎスペ「子どもたちの戦争」にしても、いつも戦争の犠牲になるのは弱者だということを物語っている。子どもたちの母親として、絶対に戦争は起こしてはいけないと思うし、住みやすい世の中を残してやりたいと思う。

  2004/08/15

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• 文四郎さま、受賞おめでとうございます・・・。

  今日の朝刊で読んだのだが、俳優の内野聖陽が、モンテカルロ・テレビ祭で主演男優賞を受賞したらしい。モンテカルロ・テレビ祭は、伝統と権威のあるテレビ祭らしく、今回ＮＨＫの「蝉しぐれ」も最高賞であるゴールドニンフ賞を受賞した。内野聖陽は、この作品の主人公、牧文四郎を演じて、今回の栄誉に輝いた。私はリアルタイムで見て、はまっていたんだよな～。彼が演じるストイックな武士（牧文四郎）の言動は、やせ我慢などではなく、崇高な精神に裏打ちされた結果なのだと、見ているものが納得できる演技だった。もちろん「蝉しぐれ」の作者、藤沢周平による、登場人物たちの性格の描き分けも見事だが、原作の文四郎のイメージを損なわなかった内野聖陽の演技力も、やはり評価されて当然だろう。この「蝉しぐれ」、映画化が決まっている。映画で牧文四郎を演じるのは、歌舞伎俳優の市川染五郎。内野聖陽の文四郎もはまり役だと思ったが、染五郎の演じる文四郎にも期待が持てる。映画「蝉しぐれ」もぜひ見たいと思う。（関連日記　２００４年１月７日市川染五郎ＶＳ内野聖陽？「蝉しぐれ」映画化決定 ）

  2004/08/10

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• 「東京湾景」亮介の行方とサンヒョク出演！

  亮介の父親が、美香の母親の恋人だったと判明。物語は一気に核心へと入っていった。「冬ソナ」を意識しているだけあって、最初から似た状況が多かった。サンヒョク的なキャラの井上弘一（中村俊介）が、ヨン様風だったり・・。（笑）サンヒョク母と、弘一母のキャラの酷似。亮介も父親と同様に事故に遭うのだろうか？まるでチュンサン。あの鉄骨が落ちてきて亮介に当たり、彼は「記憶喪失」になる・・・な～んてストーリーではありませんように。この「東京湾景」、原作があるのだが、まだ未読。ドラマは原作に忠実に演出しているのだろうか？もし原作に忠実なら、原作も「冬ソナ」に似ているということ？（今、いろいろサイトを見てきたが、原作とドラマは違うようだ）来週の予告には、亮介の姿が全然出てこなかった。意図的だな。そのかわり、といっては失礼だが、サンヒョクことパク・ヨンハくんの映像の多いこと。彼のゲスト出演は来週なのね。しっかし、「冬ソナ」以外のドラマでパク・ヨンハくんを見ていないので、（バラエティでは見たけど）予告を見ていても、どうしてもサンヒョクに見えてしまう・・・。「お、サンヒョク、ユジンを置いて、日本に出張か？」な～んて感じ。彼の役どころは、ヒロイン美香の出版社のソウル支局社員らしいが、どうしてもラジオ局のディレクターに見える私。亮介の身の上を案じつつ、サンヒョク（違）に会える来週を楽しみに待つとしよう。

  2004/08/09

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• 「東京湾景」出演者の顔

  亮介さん、イイ顔になってきたね。最初見たときは「なんだか眠たそう？」だと感じたんだけど、今回中村俊介と会ったシーンの表情は良かった。ストーリーもだんだん盛り上がって来たし、サンヒョクもゲストで出るらしいし、ますます楽しみになってきた。

  2004/08/02

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• 江戸川乱歩の世界

  NHKのETV特集を見た。録画して永久保存版にするつもりが、うとうとしてしまい、40分ほど見逃した。おまけに録画できず。(涙)江戸川乱歩について、美輪明宏さんと荒俣宏さんが、それぞれの知識を披露してくれるという、夢のような内容。あぁ最初から見たかった。再放送を切に願う。

  2004/07/25

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• 子ども探検隊

  地元ケーブルテレビのリポーターをしている。今日はリポーターの子どもやその友人たちが集まって、夏休み子ども探検隊の収録が行われた。30℃を越す気温の炎天下を、海から山まで子どもたちだけで歩いていく趣向。ゴール地点は川の上流で、天然のプールがある。夏休みの初日から盛りだくさんのイベントに、子どもたちは大喜び。私たち親は、ゴール地点で焼きそば作りに精を出す。たった3時間ほどの〈小さな冒険〉だったが、親も子もちょっびり逞しくなったような気がする

  2004/07/21

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• 東京湾景

  だんだんお互いの気持ちが歩み寄ってきた。なかなかイイ感じ。戸惑う女と待つ男。この微妙な心の動きが、こたえられない。それにしても、ヨン様似でキャラはサンヒョクもどきの中村俊介くんは、かなりマザコン色を濃くしている？いくらサンヒョクでも、ああではなかった。ユジンを振り向かせるために、母親に力を借りるようなことはしなかったはず。親をたてても、その力頼みはしない。サンヒョクと違い、中村俊介の演じる役には、なんだか感情移入しにくい。

  2004/07/19

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• 「ホテリアー」「靱猿」「美の巨人たち」

  昨日から始まった韓国ドラマ「ホテリアー」今日は３、４話。舞台がソウルに戻って、いよいよテジュンとドンヒョクの対決が近づく。様々なトラブルに見舞われながらも、難無くこなしていくテジュンは、スンジョンやジニョンでなくてもホレボレしてしまう。私の好みからいえば、孤独感あふれるドンヒョクが好きなキャラなのだが、昨日からテジュンが気になって仕方がない。元恋人のジニョンとの、お互いを意識しながらつい意地をはってしまうという関係も、なかなかいい。きっとお互いにまだ気持ちは残っているのだろうと、視聴者は感じる。それがわかっていながら、クールなダンヒョクのアタックに心揺れるジニョンの気持ちも痛いほどわかる。来週が楽しみな「ホテリアー」今日は萬斎さんの狂言もオンエアされた。「靱猿」は、野村万作さん、萬斎さん、裕基くんの親子３代で演じていた。裕基くんの初舞台である。昨年秋、ＮＨＫ「にんげんドキュメント」“野村萬斎　わが子を鍛（きた）える～狂言三代の初舞台～”で、「靱猿」の練習風景は見ていたのだが、裕基くんの子猿役の本番は初めて。今年の狂言新春公演の「靱猿」は見たが、子猿役は裕基くんの姉だった。萬斎さんは猿退きの役。大名に子猿の皮を所望され、猿曳きが泣く泣く子猿に言い聞かせる場面。萬斎さんが悲しそうな表情をする。そこが好き。今夜の「美の巨人たち」は、“久隈守景作『夕顔棚納涼図屏風』”を取り上げていた。この絵は国宝だという。なんとも暢気な家族の風景。ござの上に寝転ぶ男。その横で湯上りの髪を垂らした女。その間には男の子。昔の日本の、当たり前のような風景。作者の久隈守景は、生年も没年もわかっていない。狩野探幽の弟子の一人といわれている守景だが、息子と娘の不始末によって、狩野派から追放されてしまう。最晩年の作といわれている「夕顔棚納涼図屏風」に描かれた一組の家族。そののどかな風景は、失われた家族の肖像にも見える。このようなうららかな絵が国宝とは、選定委員の方々も粋ではないか。今日は私にとって、なかなか充実したＴＶ番組が放送されていたなぁ～。もうすぐ「冬ソナ」の放送時間だし・・・。

  2004/07/17

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• 「"韓流"奔る　～韓国映画ビジネスの奇跡～ 」を見る

  ＴＶ東京系の日経スペシャル「ガイアの夜明け」を見る。今夜のテーマは「韓流」ただ単に“韓流バンザイ”の内容ではなく、日経スペシャルだけあって、韓流とビジネスの話をからめている。これがとても面白かった。ヨン様映画「スキャンダル」を企画段階から見守っていた、映画配給会社シネカノンの代表、リ・ボンウさん。日本での公開初日、シネカノン有楽町へ出向く彼は、「映画は初日で７割方決まる」という。さて、「スキャンダル」の初日は・・・。今年のカンヌでグランプリをとった韓国映画「オールドボーイ」（カンヌでの最高賞はパルム・ドール。グランプリはそれに次ぐ賞）この映画の制作者キム・ドンジュさんは、昨年３月に大手映画会社からフリーになった。そして自らが代表になり映画会社「ショー・イースト」をつくる。今年、いきなり「オールドボーイ」のカンヌ受賞で、クローズアップされた。彼の元には次々と新しい企画が持ち込まれるようになる。次の作品を決めていき、資金繰りに奔走するキム氏の姿を通して、現在の韓国映画界の状況をあぶりだす。今回の番組で初めて、韓国での「３８６世代」という言葉を知った。なんでも今３０代で、８０年代に大学生活をおくっていて、６０年代生まれの人たちを指すらしい。なんだ、私と同じだ。日本では８０年代はバブルの時期と重なるが、韓国では様子が違った。当時韓国は軍事政権時代であり、学生達は就職難に喘いでいた。軍事政権は９２年で終止符を打つが、９７年の金融危機により、大企業は、独占していた映画製作を次々と切り離していく。それにより、大企業から独立した映画会社が出来てきた。新しい映画製作が次々と試みられる。中心となったのは３８６世代。もちろん、先のキム・ドンジュ氏もそのうちの一人である。番組案内人の役所広司さんがいう。「文化の力と国の力は、イコールともいわれます。イキイキとした韓流のパワーは、韓国のパワーそのものです」なるほど。日本も文化に力を注いで、パワー溢れる国になって欲しいものだ。

  2004/07/13

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• 親世代のからみがカギ？

  東京湾景第二話。亮介からのメールを見て、走って会いに来た美香（＝涼子）二人は亮介のなじみの店で食事を共にする。お互い相手の嗜好を知り、共通点に驚く。心が近づいていく予感。ある日美香は仕事で「和の心特集」を担当することになる。同僚の佳男とともに、習字を教えている亮介を訪ねる美香。そんな時、ソウルから美香の幼馴染、井上弘一がもどってくる。美香を食事に誘い、自分の気持ちを伝える弘一。とまどう美香。亮介のところにも、元彼女の真理が戻ってきていた。今回も、モロ「冬ソナ」のパロディだった。いや「冬ソナ」好きだから、それはそれでいいケド。（笑）弘一役の中村俊介、やたらペ・ヨンジュン氏を意識してない？彼自身が、「冬ソナ」のパロディのようだった。軽くパーマをかけた髪に、ヨン様メガネをかけて、ミニョンもどきの出来上がり。声は高めなので違和感あり。キャラ的にはサンヒョク。幼馴染の美香を想いつづけ、自分の恋を母親に相談して、協力を依頼する。美香の母親・優里と日本人青年の恋は、彼の死で幕を閉じたと思っていたのだが、どうやら彼は生きているらしい。記憶は失っていないのかな？（笑）その日本人青年は、亮介の父親の可能性大。父親の義足が、以前大きな事故にあったことをうかがわせ、亮介の部屋にかけてある風景画が、優里と恋人との思い出の場所に似ている。亮介の父親と、美香の母親が昔恋人同士だったとしたら・・・。「冬ソナ」ソックリ。お互いに惹かれあうのは、親のＤＮＡのなせる技か？ＢＧＭで流れるＫ－ＰＯＰが心地よい。意味のわからない外国語って、なんだかセクシーに聴こえるんだよね。フランス語と中国語の音の響きが大好きだけど、今度はハングルの響きが好きになった。（もう好きになったからといって、習わないけど）来週の予告を見れば、親世代は「冬ソナ」のように、自転車二人のり。現代の若者カップルの子世代は、バイク。いいのよ、とことん「冬ソナ」を真似してもらって。でも、ラストまでには、どんでん返しか何かを用意していて欲しい。最後まで「冬ソナ」リメイクだったら、ちょっとガッカリなんだけど。どう？フジテレビさん。＜蛇足＞ヒロイン美香がつけている、母親の恋の形見のブレスレット。どうやら発売されているらしい。フジがオリジナルで作ったもののようだ。どこまでも二匹目のドジョウを狙うつもりか。

  2004/07/12

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• 月９にも韓流の風が・・・。

  久し振りに月９を見た。ドラマ自体、最近はほとんど見ていない。なぜ今クールの月９を見るかと言うと、それはやはり「冬ソナ」の影響ですわね。「東京湾景」・・・在日三世のヒロインと、港湾作業員の男性との純愛。韓国、純愛、親の恋愛、「冬ソナ」のキーワードを盛り込んだ、このドラマがどのような展開を見せるのか。けっこう楽しみなのだ。第一回目の今日は、父親に日本人との恋愛を反対されたヒロイン美香が、恋人の医者に振られるところから、物語が動き始める。傷心の美香は、出会い系サイトにメールを送る。返ってきたメールは、港湾作業員の亮介からだった。最初は相手にせず、なげやりな返事を返していた美香だが、会う約束をしてしまう。無理だと思いつつ、「羽田空港で、４時に私を見つけてみて」と亮介に伝える。顔も知らない。名前も偽名の涼子をつかっている。大勢の人の中で、どうせ見つかりっこないと思っていた美香。だが亮介は思いもよらない方法で、美香を探し当てた。相手役の和田聡宏さんって、始めてみる俳優なんだけど、なかなかいい感じ。ぱっと見た感じは、『ん？眠たそう？』と思ってしまうのだが（笑）横顔が素敵だった。鼻筋が通っていて、無駄な肉が頬になく、骨のごつごつした様子が感じられる横顔。目も涼やかで、めちゃくちゃ男前ではないのだが、なぜか気になってしまう。これから美香と亮介が、どのような恋をするのか、とても楽しみだ。東京湾景公式サイトへ

  2004/07/05

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• ＮＨＫ劇場への招待「俳優祭」

  恒例の俳優祭。今年で３３回目になるらしい。連鎖劇“奈落～歌舞伎座の怪人～”を見た。映画と舞台を組み合わせているもので、舞台だけではわからなかった役者の動きが見られて興味深い。いや～、おもしろいね～。三津五郎さんの吸血鬼、仁左衛門さんの医学部大学教授、孝太郎さんの医者、菊之助さんの雑誌記者、翫雀さんと段四郎さんの刑事、そのほか幸四郎さん、団十郎さん、菊五郎さん、玉三郎さん、橋之助さん、勘太郎くんなどなど、おなじみの顔がずらり。それぞれの役者さんみんな、とても楽しんでいるようすがよくわかる。一度生で見てみたいと思うのだが、東京歌舞伎座まで足を運ばないといけないしなぁ。まして、この俳優祭のチケットを入手するのは至難の業らしい。俳優祭の魅力は、普段見ることが出来ない斬新？な演目と、なんといっても役者さんが売り子になる模擬店だろう。お、今梅玉さんがでている。化粧をすれば、水も滴るいい男なんだけど、素顔を見ると・・・少々お歳？きゃ～、今染五郎さんが映っているわ。Ｔシャツ屋さんに扮している！やっぱりいい男ね～。久し振りに染五郎さんを見ると、なんだか「元カレ」に再会したような、くすぐったい気持ち。（笑）そういえば３年程前、大阪松竹座で似たような催しがあった。染五郎さんが出ていたので、喜び勇んで行ったのだ。彼は確かバー担当で、染五郎さんの作ってくれた水割りを飲んだっけ。紙コップには、染五郎さんの描いた絵。大切に持って帰ったのだが、あれはどこに行ったか。しばらくはご無沙汰だったけれど、こういう番組を見ると、やっぱり歌舞伎もいいなぁ～と思う。染五郎さん、ぜひ関西にも来てよね。

  2004/06/27

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• ＮＨＫ「世界美術館紀行」ウフィッツィ美術館２

  イタリアのフィレンツェにあるウフィッツイ美術館には、ボッティチェリ、レオナルド・ダビンチ、ミケランジェロなどの名品が、所狭しと並べられている。イタリア・ルネサンス美術の総本山のような場所。かなり昔の話になるが、卒業旅行でこのウフィッツイ美術館を訪れたことがある。有名な作品は、海外から呼び寄せる企画展が多い、日本の美術館に慣れていた私は、重厚な造りの美術館一杯に、日本ではまとめてみることが出来ないほどの名品が並んでいるのを見て、驚愕した。部屋の中で、横一列に絵が並んでいると思っていたのだが、さにあらず。横にも縦にも、飾れるところには、贅沢なほどに絵が密集している。ため息が出た。１枚１枚の絵を楽しもうと思えば、何日もかかるだろう。他の都市の美術館もまわるつもりだったので、ここにだけ時間をかけることは出来ない。駆け足で見ていった。今から考えても、残念な話。今夜の「世界美術館紀行」はそのウフィッツイ美術館が映し出されていた。その中に、フィリッポ・リッピの「聖母子とニ天使」があった。この作品に描かれている聖母マリアの顔に見覚えがある。あれは確か高校の修学旅行だったか。長崎に行った折、どこかの教会でこのフィリッポ・リッピの「聖母子とニ天使」のマリア部分だけのカードを購入したのだ。聖母マリアの表情が、あまりにも優しく儚げだったので、その表情に惹かれて買った。しばらく自宅の机に飾っていた。今は行方知れずになっているカードだが、一時期ずっと眺めていたので、今でも脳裏に焼き付いている。その聖母マリアの顔が、ＴＶ画面に出てきたので、驚くとともに懐かしくなった。きっと卒業旅行でウフィッツイ美術館を訪れた時にも、フィリッポ・リッピのマリアに再会し、懐かしがっていたのだろう。今日の番組の中で面白いエピソードを聞いた。フィリッポ・リッピは、まじめな修道士ではなかった。教会で祈りを捧げる修道女に一目ぼれをし、駆け落ちをしている。そして彼女と結婚し、子供までもうけていた。その恋人の面影を宿しているのが「聖母子とニ天使」のマリアなのだそうだ。私が強く惹かれたのは、作者が恋した女性だったのだ。想いをこめて描いたので、その情熱が私にも伝わったということか。

  2004/06/18

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• ゲストに興味津々「英語でしゃべらナイト」

  ＮＨＫ「英語でしゃべらナイト」、今回は見逃せなかった。なぜならゲストに興味があったから。まず綱島郷太郎さんでしょ、それから猪口邦子さん。綱島さんは、オーストラリア映画「ジャパニーズ・ストーリー」でヒロインの相手役を務めた日本人俳優だ。ＮＨＫの朝のニュースで、この映画のことを知ったのだが、日本公開は決まっていないらしい。ストーリーに興味を持ち、ネットでいろいろ情報を収集するにつれ、ますます見たくなってきた。その綱島さんが出ているのだから、ぜひ見なくては。もう一人のゲスト猪口邦子さんは、上智大学法学部教授で前・軍縮会議日本政府代表部特命全権大使。（彼女の詳しい職歴などは、彼女のＨＰを参照http://pweb.cc.sophia.ac.jp/~k-inoguc/index.html）各国のお歴々を前に、立て板に水の弁舌で、交渉をまとめあげていく手腕はたいしたもの。一体どんな英語を使っているのか、興味津々。綱島さんは、英語圏の映画にでているのだから英語が得意な役者だと思っていたが､さにあらず。映画の中の役である、商談のためにオーストラリアに来ている日本のビジネスマン並みの英語力なのだ。ちょっとびっくり。映画の中のように、短めの髪をきちんと梳かしているヘアスタイルのほうが、私の好みだな。番組での綱島さんは、ちょいと小汚い感じがした・・・ケド。「英語でしゃべらナイト」のＨＰに、収録後コメントがアップされていたのだが、英語ばかりでなく、日本語もきちんと勉強された方がいいかなと感じたよ。猪口さんも言っていたじゃない、日本語で言えない事は、英語でも言えないって。まず日本語をきちんと勉強しなきゃね。他に鈴木杏ちゃんが、ハーレイ・ジョエル・オスメントくんに英語でインタビューをする場面もあり。“この私でも”ヒアリングできる程度の英語を使っている杏ちゃんだけど、ハーレイくんと分かり合いたいという気持ちは、よく伝わってきた。イイ感じだった。でも、ＮＨＫのＨＰに「同年代の二人が、おしゃれなカフェで演劇論を語る」って書いてあったけど、あれは演劇論というほどの内容でもないと思うが・・・。とにかく、いつも思うのは、この番組が３０分しかないのが物足りないということ。来週のゲストは、元ＳＰＥＥＤのＨＩＴＯＥと浅野忠信。浅野さんの新作映画は、タイ人の女優との共演らしい。これも面白そうな映画だ。ＮＨＫ「英語でしゃべらナイト」ＨＰ　http://www.nhk.or.jp/night/index.htm

  2004/06/01

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• 世界美術館紀行「フリック・コレクション」

  恥ずかしながら、ＮＹにあるフリック・コレクションの存在を、今まで知らなかった。この個人美術館は、鉄鋼で巨万の富を蓄えたヘンリー・フリックのプライベート・コレクションを、彼の邸宅を開放して展示している。番組は、「非情の経営者、深夜の密会」と題して、フリックと絵画とのつながりを紹介していた。ヘンリー・フリックは辣腕経営者で、労働者のストライキ弾圧を行い、暗殺されかける。それから、フリックは名画の収集に心血を注ぐようになった。フリック・コレクションで圧巻だったのは、「フラゴナールの間」。学生時代に、確か京都だったと思うが、「フラゴナール展」が開催されたので見に行ったことがある。ドレスのシルクの光沢、薔薇の花びらの柔らかさ、女性の頬の滑らかさ、それらすべての表現の素晴らしさに、目を奪われてしまった。その、薫り高いフラゴナールの作品が、部屋一杯に飾られているのだ。考えただけで、わくわくする。その部屋の調度品も、フラゴナールの作品に調和するようなものを、贅を尽くして集めたと言う。優美な美しい部屋は、ＴＶの画面からでも充分に、その魅力を感じることができた。フリックのひ孫の話では、フリックは毎夜のように、自分のコレクションを、ただ眺めていたらしい。彼が好んで集めた絵画は、どれもみな静謐な作品ばかりである。フェルメールの「女と召使」「兵士と笑う女」「稽古の中断」をはじめ、ターナー、ゴヤ、レンブラント、フラゴナール、ベラスケス、ルノワールなどの作品が、そっと佇んでいる。フリックは、戦争画や裸体画などの、精神的に高揚する作品は買わなかった。毎晩、自分の集めた静かな魅力を湛えた名画に向き合って、フリックは何を考えていたのだろうか。公立の美術館とは、また違った趣のある個人美術館。その魅力は、作品を収集した個人の想いも感じることができる点にあるのかもしれない。フリック・コレクションＨＰ：http://www.frick.org/

  2004/05/28

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• 鴨を肴に・・・。

  断然、好きになってきた。もちろん、芹沢　鴨。以前の日記に書いたが、芹沢　鴨といえば、最初に見た新撰組のドラマのキャスティングが頭に残っていて、傍若無人な部分のみ強調していた財津一郎の芹沢しか思い起こせなかった。それが、今回の芹沢　鴨は、傍若無人なだけでなく、虚勢を張っているところや、肝が据わっているところ、厭世的な部分など、芹沢の多面的な魅力をよく表現している。沖田総司のピュアな部分に惹かれながらも、同時に反発を覚える芹沢。沖田がお梅を慕っているのを承知の上で、彼の目の前でお梅の首筋に接吻する。涙ぐむ沖田。芹沢といえば、口の周りに艶かしく白粉をつけたまま、沖田を挑発する。この場面の会話が、のちの暗殺の伏線になっていると思うと、やっぱり三谷さんの脚本、面白いと思う。もちろん沖田には、ただの痴情のもつれだけの感情で、のちの行動には出ないでもらいたい。芹沢に対する尊敬の念や、男として超えられない器量を感じた上での行動を望む。それにしても、歳三さんはどうしたのだろう？芹沢はお見通しだった、八木ひでの男装もわからなかったし、なんだか精彩を欠いているのだが・・・。ひよっとして三谷さんは、土方歳三がお嫌いなのだろうか？

  2004/05/16

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• やっぱり歳さまが、スキ

  ３日前のＮＨＫ「新撰組！」で再び「歳さまＬＯＶＥ」状態に突入しているというのに、昨夜ＮＨＫ「歴史　生き方発見！この人を見よ」で土方歳三を取り上げているのを見てしまった。５月２日放送の「新撰組！第１７回はじまりの死」のラストで、『これからは近藤のかわりに、俺が憎まれ役になる』と心に誓う歳三。もうこの一言でノックダウンなのだ。表舞台に立とうとせず裏方に徹し、なおかつ憎まれ役まで背負い込もうとしている歳三に、ストイックな美学を感じた。「ああ、やっぱり、こんな歳さまがスキ」ため息をついていると、ＮＨＫの番宣が目に入る。「歴史　生き方発見！この人を見よ」おお、歳三さまがクローズアップされているではないか。見るべし。この番組は、単に歴史上の出来事を追うのではなく、登場人物の生き方や人生の岐路の選択方法などを検証しつつ、番組を進行させている。ゲストや視聴者が、歴史上の人物の生き方を追体験し、同様の岐路に立ったとき、自分ならどうするかを考える。（ゲストの安藤忠雄さんは、あまり好きではないのだが）歳三の人生を「志・試練・決算」という３つの分岐点に分けて、それぞれの場面で、彼はどのような意思決定をしたのか検証していた。なかなか面白い構成だった。途中で、司馬遼太郎の「燃えよ剣」の朗読が入る。俳優の寺島進さんが、土方の扮装（羅紗服）をして語るのだが、大仰な演技ではなく、ぶっきらぼうな語り口は新鮮で魅力的だった。「燃えよ剣」のラスト、歳三が死ぬ場面の朗読を聞いていると、彼の生きたであろう人生が、走馬灯のように私の頭をぐるぐると回り、涙がにじんでくる。３月１４日の日記にも書いたが、私はやっぱりこういう生き方をする男に弱いらしい。

  2004/05/05

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• 歌舞伎の男（プリンス）たち

  昨夜、よみうりテレビで「市川新之助いざ襲名　暴れん坊の正体見た」を、今日は「徹子の部屋」を見た。「徹子の部屋」のゲストは市川染五郎。歌舞伎界のプリンス２人を、ＴＶ画面で見比べてみる。はっきり言って、新之助クンは苦手なタイプ。確かに顔は整っているし、舞台栄えもする。でも、あの「あくの強さ」がダメなのだ。昨夜の番組中のインタビューでも、敬語ではなく、ざっくばらんな言葉使いをしているのが気になった。そこがいいと言うファンもいるだろうが、私はインタビュアーや視聴者に対して、もう少し丁寧な言葉を使ってもいいと思う。ネットをしながら見ていたので、細かい所まではチェックしていなかったが、やっぱり新之助いや海老蔵に魅力は感じなかった。そういえば海老蔵クンの父が昭和６０年に、十二代目團十郎を襲名したとき、私は友人と一緒に、襲名披露公演を見たんだよなあ。くわしい演目は覚えていないが（どこかに番付があると思うのだが）十二代目團十郎の口上と「にらみ」は覚えている。團十郎の、あの大きな眼をくわっと見開いての「にらみ」は、さすが成田屋だな～と思ったものだ。海老蔵クンを買っている著名人は多く、昨夜の番組でもそのうちの一人、瀬戸内寂聴さんが写っていた。「源氏物語」の光源氏を演じたんだよねぇ。う～ん、私のイメージする光源氏は、もうちょっと色気があるのだが・・・。海老蔵クンの源氏って、なんだか自分になびかない女性を殴りつけるような、ＤＶの匂いがするんだけど。（笑）そうそう、玉三郎さんも海老蔵クンがお気に入りの様子。泉鏡花原作の「天守物語」で玉三郎さん演じる富姫の相手役、図書之介を、また「海神別荘」でも公子役で舞台に立った。どちらの作品も、私の大好きな物語なので、海老蔵クンがうらやましい限り。玉三郎さんと海老蔵クンの恋人役は、ビジュアル的には素敵だろう。でも、私の好みじゃない。さて、本命？の市川染五郎さん。「徹子の部屋」に出るのは３回目らしいが、少々硬くなっているように見受けられた。いつものことだが、インタビュアーである黒柳徹子女史がしゃべりすぎる。もっとゲストの話を引き出して欲しい。新婚の染五郎さんに、新婦のことを聞く徹子女史だが、なぜか染五郎さんの表情が硬い。私は度量が狭い人間なので、「染五郎さんが幸せなら、私も幸せ」とか「結婚おめでとうございます！」などと叫ぶ、“理解ある”ファンではない。自分のモノにならないのは百も承知（爆）だが、他人のモノにもなって欲しくない・・・というのが正直な気持ち。なんせ彼はすでに１児の父なのだから、彼女が成人するまでは独身を通してくれる、という淡い期待を寄せていた。ええ、バカなファンですよ。ここで彼がうれしそうに新婚の喜びを語り始めたら、ＴＶを消していたかもしれないが、彼の表情の暗さに、ちょっと驚いた。「シンコンジダイッテ、モット、ウレシソウナノデハナイデスカ？」う～ん、どうしちゃったのだろう？染五郎さん。これって、嫉妬にかられた１ファンの幻想なのかなあ？相変わらず、ルックスは見事に私のタイプだったのだが、歯切れの悪い受け答えが少々気になった。染五郎さん、頑張ってよ。また舞台を見に行くからね。そうそう映画「阿修羅城の瞳」「蝉しぐれ」も楽しみにしているよお～！

  2004/05/04

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• 「美の巨人たち」今夜はミュシャ

  ミュシャの絵が好きになったのは、いつの頃からだろうか。もう二十年以上も前のような気がする。遠い記憶の中に、ミュシャの描く女性が佇んでいる。『なんて美しい女性だろう』そう思いながら、ただうっとりと眺めた絵。今夜の「美の巨人たち」はミュシャの「スラブ叙事詩」を取り上げていた。（ＢＧＭはスメタナの交響詩「モルダウ」お決まりかな？）ミュシャといえば、すぐ思い出すのが女優サラ・ベルナールを描いたポスターだ。私もミュシャの描いたポスターが好き。なめらかな曲線と穏やかな色で描かれた女性。なんともお洒落で、かつ美しい。サラ・ベルナールのポスターを、無名の画家ミュシャに依頼されたいきさつについては、「美の巨人たち」の過去の放送「ジョルジュ・クレラン作『サラ・ベルナールの肖像』」で解説している。（２００４年３月６日放送分　http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/frame/frame3.htm）しかし今夜「スラブ叙事詩」を解説と共にじっくり見ると、ポスターを見るときとはまた別の感動があふれてきた。「スラブ叙事詩」のことを、ナレーションでは「素朴な」という表現をしていたが、私はそう感じなかった。ミュシャの祖国への愛情を「素朴」と言い換えていたのなら、まだ理解できるが、あの作品を素朴とは感じない。壮大で哲学的な作品だと思う。色彩はどこまでも明瞭で、よく磨かれたガラスで覆ったような透明感がある。あの「スラブ叙事詩」は、日本で展示されることはない・・・よね？ＴＶ東京「美の巨人たち」ＨＰ：http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/index.html

  2004/05/01

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• ＮＨＫ「世界美術館紀行」メトロポリタン美術館

  この番組、大好きなのだが放送する曜日が変わったもよう。土曜日の夜９時半から放送していたのに、いつも間にやら金曜日夜１０時からのオンエアになっている。知らなかった。おかげで何回か見逃した。毎週土曜日の夜に、ＮＨＫでこの「世界美術館紀行」を見て、すぐ後にテレビ東京「美の巨人たち」を見るのを、とても楽しみにしていたのだが。たっぷりと１時間、美しい絵画やそれにまつわるエピソードを知るのは、１週間分溜まった心の垢を落とす至福のひとときだった。それが金曜日と土曜日３０分ずつに、分割されてしまった。残念だが仕方がない。さて今日の「世界美術館紀行」はメトロポリタン美術館の印象派コレクションについて。ゴッホやルノワール、モネ、ドガ、ゴーギャン、セザンヌなど印象派の巨匠達の作品が、所狭しと並んでいる。ああ、うらやましい。これほど充実した美術館が、自分の住んでいる町の近くにあれば、どんなにいいだろう。『急にゴッホが見たくなって』とか『今日はモネをゆっくりと見たい気分だから』と言って、気軽に名画を堪能できるのだ。そういえば、メトロポリタン美術館の作品は、昨年東京と京都に来たのだった。京都では昨年秋、「メトロポリタン美術館展～ピカソとエコール・ド・パリ～」と銘打った展覧会が開催されている。忙しかったのだろうか、この展覧会は行っていない私。バカだなあ・・・。今日の番組内で紹介された作品は来ていないようだが、ピカソやボナール、マティス、ユトリロ、ミロ、シャガール、デュフィなどの作品が展示されている。日本初公開作品が４２点もあったらしい。ああ、残念。どうして万難を排して駆けつけなかったのか、悔やまれる。こういう後悔をしないように、現在京都で開催中の「パリ　マルモッタン美術館展」にはぜひ足を運びたい。メトロポリタン美術館展ＨＰ：http://event.yomiuri.co.jp/2002/S0146/index.htmパリ　マルモッタン美術館展ＨＰ：http://www.ntv.co.jp/marumo/index2.html

  2004/04/30

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• 「センセイの鞄」と先生が好きだった私

  川上弘美さんの作品は未読。タイトルのつけ方がいいなぁ～と思っているのだが、まだ縁がないらしい。だから谷崎潤一郎賞を受賞した「センセイの鞄」もまだ読んでいない。何の予備知識もないまま、ドラマが始まった。最初は退屈だった。淡々と過ぎ行く時間。感情を表さないセンセイ。ちょいとばかり、世の中を拗ねたような月子のキャラ。何となく、の違和感を持って見始めた。だが・・・。桜の花見の頃からだろうか。（あの作り物の花にはがっかりしたが）小倉クンという同級生が出てきたあたりから、だんだん画面を見つめ始めた。小倉クンの誘いをかわす月子が、妙にかっこよく見える。そしてセンセイへの淡い想い。どうしようもない想いを、胸にぽつんと灯している月子が、かっこいいのだ。そして、寡黙なセンセイも。センセイの元から出奔した、元妻（希木樹林）もかなり危なげな女性で、なぜか気にかかる。私はね、このドラマが気に入ったのだよ。原作を読んでいないから、演出なのか原作の通りなのか、厳密にはわからないけれど、一切の説明を省いている所が、気に入った。感情も、そう感情さえも、ムダに表現せずに、淡々とした空気の中、見ている私は胸が痛くなるほど切ない。センセイとの恋だなんて、明日母校に遊びに行く予定の私にとって、まさにタイムリーなドラマだった。（２００３年９月２０日の日記をご覧下さい）

  2004/04/24

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• 大人の男女の出会い

  昨夜もＮＨＫ「新撰組！」を見た。やっぱり面白い。え？でも視聴率が悪いって？どうしてだろう？いつも大河ドラマをみる人ようなたちには、受け入れられないような要素があるのかなあ？ま、私は好きだから、いいか。昨夜の「行くか、残るか」で特に印象に残ったシーンは、芹沢鴨とお梅の出会い。芹沢鴨が、格子越しにお梅を見る。お梅が芹沢鴨に視線を返す。格子の前を通り過ぎる芹沢の、無表情な顔が一瞬、揺れる。それを認めたお梅の、体から匂い立つ色香。お互いが一目で、自分に必要な相手だと感じた。いいねえ～。大人の男女の出会いは、こうでなくっちゃ。私が最初に見た新撰組のドラマは、１９８３年のＮＨＫ「壬生の恋歌」そのときのキャスティングが、今でも強烈に印象に残っている。近藤勇：高橋幸治土方歳三：夏八木勲芹沢鴨：財津一郎山南敬助：岸辺一徳このドラマは、名もなき新撰組隊士の物語だったので、新撰組のお歴々のキャストは、ちょっと暑苦しい～感が否めないなあ。だからどうしても「芹沢鴨」って言ったら、財津さんが“ぶるるる～っ”と鼻を馬のように鳴らしていた印象が強くて、「あくの強いおっさん」というイメージが拭えなかったんだけど、今回佐藤浩市さんが魅力的な大人の男を演じてくれているので、芹沢＝馬というイメージは一掃されそう。財津さんなんて、今は天花ちゃんのおじいちゃんだもんね。土方歳三も、お梅に気がありそうだけど、「今」の段階の歳三さんでは、大人の女を陥落できないだろうね。女たらしというイメージらしいけど、まだまだ青二才。落とせるのは、せいぜい田舎娘のお琴くらいでしょう。でも、これから幾多の苦難を乗り越えて、五稜郭に行ったときぐらいは、最高にいい男になっているだろうなあ。で、ＮＨＫ「新撰組！」は、やっぱり近藤勇が流山で「処刑」されたところで終わるのだろうか。五稜郭までは行かないよなあ・・・。残念。

  2004/04/19

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• 彼らの最期を知るから・・・「新撰組！」

  毎週楽しみな「新撰組！」今週も見どことたっぷり。４５分間ＴＶ画面から目が離せない状態。相変わらず、土方歳三はクールにお琴に接しているし、近藤勇は質実剛健で実直で、今までイメージしていた「冷徹非道な新撰組局長」からはほど遠い。それが新鮮。今回新に新見錦が登場した。芹沢鴨と一緒に、浪士隊に参加しているのだが、なかなかクセがありそうな人物。芹沢鴨や新見錦、山南敬助らの最期を知っている視聴者としては、彼らと近藤・土方との軋轢がどのようになっていくか目が離せない。明治政府でも長生きした永倉新八でさえ、今はもう生きてはいないのだが、意気揚揚と京都へ出発する誠衛館の面々の行く末を思うと、胸が痛くなる。それゆえに、彼らを応援したくなる。

  2004/03/28

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• 刑事たちの死～“太陽”から遠く離れて～

  一昨日の２３日には、ブルース刑事こと又野誠治さんが自殺し、今日２５日は、長さん役の下川辰平さんが亡くなられた。「太陽にほえろ！」を学生時代によく見ていた私にとって、たてつづけに刑事役だった俳優が亡くなるニュースを聞くのは寂しい限り。「太陽にほえろ！」では、三田村邦彦さんのジプシー刑事のファンだった。彼とドック刑事（神田正輝さん）やラガー刑事（渡辺徹さん）とのからみが多いストーリーのときなどは、志を同じくする友人たちと狂喜乱舞したものだ。パロディ小説を書いたり、ある雑誌に投稿したりして楽しんでいたっけ・・・。懐かしい。三田村さんも、当時はストイックでクールなイメージだったけれど、６歳年上の妻との離婚騒動あたりから、なんだか魅力が半減してしまったような気がする。潔さがなかったんだよなあ。映画「限りなく透明に近いブルー」のときは、ピュアな感じで素敵だったのに・・・。劇団青俳で、蜷川幸雄さんに灰皿を投げられていた頃も、きっと同様だっただろうになあ～。今では「渡鬼」のレギュラーだもんなあ～。刑事たちの死とともに、私にとっての「太陽にほえろ！」も遠くになりにけり。

  2004/03/25

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• 「プライド」と「蝉しぐれ」

  「プライド」が昨夜最終回を迎えた。はっきり言って、染五郎さんが出ていなかったら途中挫折、いや最初から見ていなかっただろう。ただ染五郎さんのお顔が見たいだけでチャンネルを合わせた月９。はあ～、野島伸司さんはどうしちゃったの？もうネタ切れ？陳腐なストーリーだったなあ。ハルと亜樹の恋愛はもとより、容子のセリフも読めたよん。兵頭に「あなたなんかに私を支えられないわ」という容子。思わずＴＶ画面に向かって「私が支えるから」と呟いてしまった・・・。１秒後にＴＶからエコーがかかる。（笑）でもさ、兵頭っていつから目が悪かったの？毎回適当に見ていたから、兵頭の目に関する重要な伏線を見逃したかな？まさか最終回にいきなり「貴方の目は・・・・」ということではあるまいねえ？いいや、１クール染五郎さんの顔を見られたというだけだったドラマなんだから・・・。昨夏にＮＨＫで放送していた「蝉しぐれ」今再放送中だ。好きなドラマだったので、毎回見ている。原作も読んだ。やはり物語がしっかりしているドラマは目が離せないほど面白い。それに俳優がいい。内野聖陽さんは、「ふたりっこ」の時から好きなのだが、「蝉しぐれ」の牧文四郎は、はまり役だと感じ入る。（映画版「蝉しぐれ」の牧文四郎役は市川染五郎さん。これも楽しみ）内野さんは激しい心の内を、かすかな表情の動きで表現する。見ている者は、その心の動きに共感し、胸が痛くなる。いいわあ～。内野さんのほかの俳優も、味のある演技が冴える人ばかり。ハリウッドでは今、「ＬＡＳＴ　ＳＡＭＵＲＡＩ」や「たそがれ清兵衛」などの影響でサムライブームとか。渡辺謙さんのような眼光鋭いサムライや真田広之さん演じるストイックな武士も皆、日本の武士なのだが、内野聖陽さんの演じる清廉な武士もまたＳＡＭＵＲＡＩなのだと、声を大にして言いたい気がする。

  2004/03/23

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• 渋いぜ！ＮＨＫ、土方歳三役者の使い方

  一日遅れの感想を。毎週楽しませてもらっているが、今回はうなったよ。なぜかって？それはキャステキングの妙のため。私は最初、土方歳三役を山本耕史クンが演じることに不安を感じていた。それは先週の日記で書いた。その山本クンが最近、土方を好演しているのだが、昨日はそんな彼でも太刀打ちできない方が出演していたぞ。土方歳三を演じれば右に出るものがいないと言われた俳優、栗塚旭氏が、歳三の実兄役で出演。おお、懐かしや～、栗塚さん。彼が土方を演じた時、私はリアルタイムで映画を見ていたわけではないが、ＴＶで放送された映画や再放送のドラマを見て、彼の土方に感銘を受けた。土方歳三は栗塚旭氏、沖田総司は島田順司氏。よかったなあ～。栗塚氏の時代劇は、他に「天を斬る」が好きだったなあ。ワクワクしながら見ていたっけ。今もあるかどうかわからないが、彼の経営している喫茶店が以前京都にあった。なんとも形容しがたい雰囲気のその店で、ちゃぼを飼いならした栗塚氏を見かけた時の衝撃は、昨日のことのように思い出すことができる。それも懐かしい思い出・・・。ＮＨＫさん、あの栗塚旭氏を「新撰組！」に出てもらうなんて、なかなかやるじゃん。

  2004/03/22

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• 「悲しい別れ」って、誰との？

  今クールのドラマの中で、けっこうはまって見ていた「それは突然、嵐のように・・・」最終回だとは知らないまま見ていたら、あっけなく終わってしまい、思わず新聞のＴＶ欄を確認してしまったほど。これで終わりですかい？予想していたとはいえ、あまりにもあっけなすぎてビックリ。結局、高校生の拓馬クンは狂言回し？こずえさんは、専業主婦の自立を視聴者に訴えただけ？しかし拓馬クンも、「これからは愛に生きる」だの「就職して、彼女を受け止められる男になる」とか言って、鼻息を荒くしていたのに、たった１回こずえさんに拒絶されたからって、スゴスゴと尻尾を巻いていいのか？君の愛情はそれだけのものなのか？涙を流し落ち込んで、やめると決めたダンス教室へやってくる。教室のオーナーに「戻ってくると思っていた」と言われ、和んでどうする！？それでふっきれたのかああああ～！（興奮気味）できれば「ブランド」の神埼宗一郎みたく、のた打ち回るほど苦しんで別れてくれい。見苦しいほど未練たっぷりに泣き、苦しんだ後、ふっきれた表情をした宗一郎は、とても素敵な男に見えたぞ。拓馬クンの、あっさりとした態度は、結局こずえさんのことは若気の至りだったんですか？と聞きたくなるね。こずえさんもそうだよね。なんだかんだ言っても、やっぱり優しい夫がよかったんだ。今まで生きてきた時間って言ったって、そりゃあなた、年の差があるんだもの、拓馬クンにそれを言うのは酷じゃないかい？ラストシーンで、偶然に夫と再会するこずえ。花屋で働いているらしい夫の姿を見るこずえの視線は、限りなく穏やかだ。きっとまた寄り添う二人なのだろう。自立をした妻と、自分の生き方を考え始めた夫。それだけの設定なら、納得したラストシーンなのだが、高校生との恋愛を「ダシ」に使っているようで、なんだか割り切れない思いが残った。

  2004/03/18

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• 久し振りに「にほんごであそぼ」を見る

  最近見る暇がなかった「にほんごであそぼ」久し振りにチャンネルをあわせてみる。なんたってお楽しみは、野村萬斎さんのお姿を拝見すること。中原中也の「汚れちまったかなしみに」や狂言の「靱猿」など、『これをタダで、ＴＶで見せていただいてもよろしいのですか？』と心配になるくらい、上質の時間。今日は何を見せてくださるのかしらん？と楽しみにしていた。始まったのは金子みずゞの詩「大漁」。彼女の生涯を追ったＴＶドラマや映画を見たことがあり、彼女の詩作品のピュアな視点が好きだった。だから、みずゞの作品を萬斎さんが「演じる」のを見て、心が弾んだ。中原中也に金子みずゞ。いいなあ～、このチョイス。斉藤孝さんのセンス？それとも萬斎さんの趣味？できれば、泉鏡花の戯曲を萬斎さんが演じる所を、見てみたいのだが・・・。きっと心が震えっぱなしだろうなあ。どうですかね、ＮＨＫさん？

  2004/03/16

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• 「乱歩Ｒ」明智クンの成長記

  結局そういうドラマだったのね。毎回のストーリーは陳腐だし、犯人はすぐわかるし、それなのに何故明智クンは早々に犯人を捕まえて、被害者を出さないように出来ないのか、それが「大きな謎」だった。今日の最終回を見れば、このドラマが「三代目明智小五郎成長記」だと、はっきりわかるね。あ～、でも雷道所長が犯人だなんて、面白くない展開。南野陽子も、あれだけの役でわざわざ最終回だけにゲスト出演？藤谷美和子も、あんなことをした殺人犯が、やすやすと雷道所長のことを信用するかなあ？あと、藤谷美和子の助手だった、不気味な男性は何処へ？筧さんが逮捕したんだけれど、彼はその直後に刺されて重傷を負ったので、逃げられたはず。だいたい刑事が、犯人の屋敷と目星をつけた場所に単独で行くだろうか？ああ～、疑問だらけのドラマだわ～。細かい所をきっちりと押さえていないと、見ている方がしらけてしまう。ただ特筆すべきは、藤井隆クンが好演したということかな。自分が雷道所長の子どもだと告げられ、ガケから落ちそうになる「父親」を見捨てるか、手を差し伸べて自分も落ちてしまうか、の選択を迫られた時、明智クンの瞳に闇の光が浮かぶ。それはまさしく「父親」から譲り受けた素質。あの場面は良かったな。聖人君子のような人間よりも、私は闇の部分も持ち合わせた人間の方が好きだ。獣性を持ち合わせていない人間は、なんだか信用できないような気がするのだ。闇の部分（獣性とも言う）を、いかにして手なずけるかが、人間性を深めることになる。明智クン、君は獣性を持ち合わせた探偵。日々苦悩しながら、自らの獣性と折り合いをつけつつ、正義を追求していく、求道者なのだ。ラストシーン、探偵を続けるか悩む明智クンのもとに、依頼者がやってくる。「人を探して欲しい」という彼女に、明智クンは自分が明智小五郎だと名乗る。ここの表情が秀逸だったよ、藤井クン。悩む表情から、なにか吹っ切れたような顔つきになったとき、彼の顔がガラリと変わった。お見事。いろいろと難癖をつけたいストーリーではあったが、三代目明智小五郎＆藤井隆の成長記録なのだと思えば、まあ納得するしかないか・・・。藤井クン、お疲れ様。

  2004/03/15

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• 陰のある男（土方歳三）に弱い私

  「新撰組！」は毎回楽しませてくれる。ＮＨＫ大河ドラマは、日曜日の夜８時という時間帯が災いして、最近はほとんど途中で挫折してしまうのだが、今年はその気配がない。今までは、入浴や夕食の後片付けでバタバタしていたが、今年は「新撰組！」が始まる時間に合わせている自分がいる。（笑）ストーリーの軽妙さや俳優達の個性が魅力的で、なんとも惹きつけられるのだ。特に心惹かれているのが、やはり「土方歳三」さま。学生時代に彼のことを好きになり、毎週のように京都の新撰組ゆかりの地を訪れていた私にとって、新撰組＝土方歳三だといっても過言ではない。今回の歳三役が山本耕史だと知った時、『彼は本当に土方を演じられるのだろうか？』と心配だった。彼に対しては、どうしてもドラマ「ひとつ屋根の下」の柏木文也を思い出してしまう。どこか弱々しい男の子のイメージ。それが、なかなか好演している。驚き。あのドラマから１０年経っているからなあ。彼も大人になったのね。土方さんのクールさを、きりりとした眉毛のメイクで演出している部分はあるとしても・・・。（笑）優男のルックスと、女にクールな性格。これに弱い私。だって、そんな男って突っ張っているけど、ホントは寂しがりやなのでは？と思ってしまうから。女にへらへらする男性は苦手。むしろ冷たくあしらう男に惹かれてしまう、損な性格。今までの男運が悪いわけだ。（笑）岩崎宏美の「聖母（マドンナ）たちのララバイ」よろしく、男に対して母性を全開にしてしまう、それが敗因。「プライド」でも、亜紀がハルに対して同様の態度だったなあ。ハルは亜紀に甘えっぱなし。（しかし私はハルのキャラは好きではないが）私は思うのだが、そういう関係は長続きしないのではないか。最近、大学生の男の子に尋ねられた。「人生の先輩として聞きますが、恋愛や結婚に必要なものはなんですか？」「お互いが自立しているということ」と答えた私。もちろん精神的にも経済的にも。「新撰組！」からかなり話が脱線したが、男女間に必要なものは「自立」だと明言しながらも、やはり土方のようなクールな男に惹かれるようでは、まだまだ根底には男を甘えさせたいという思いがあるのかもしれない・・・。う～む。

  2004/03/14

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• 「戦場カメラマンの愛と死」沢田教一というカメラマン

  彼のことは、以前から知っていた。２０００年夏、青森県八戸市美術館で、彼の作品を見たからだ。「２０世紀と人間　ロバート・キャパ賞展」にかかっていた彼の作品は、静謐とした空気に包まれていた。もちろんベトナム戦争やカンボジアでの情景を撮影しているので、我々が日常生活を営んでいるような場面ではない。しかし、カンボジアで撮った作品「戦闘で家を失った老人を避難させる若者たち」は、人間性を失いそうになる環境の中で、他者にも手を差し伸べる若者の姿を写している。キャパ賞を受賞した他のカメラマンの作品の中には、今銃に撃たれた人間や、悲しみに涙する女性のように、激しく感情を揺さぶる作品が少なくない。その中で、静かに戦争と言うものの正体を問い掛けてくるのが、沢田教一氏の作品だった。今夜見た「戦場カメラマンの愛と死」は、彼と妻サタとの物語だった。１時間という短い時間の中で、どのように彼の生き様を表現するのか、少々不安になりながら見た。きっと、物語を端折って、視聴者に安っぽい感動を押し付ける安易なドラマではないかと思っていた。これが、良かったのだ。斉藤由貴の老け役が、少々とってつけたようではあったが、沢田夫婦が出会い、お互いに惹かれあい、結婚する過程も丁寧ではないが、心の動きはきちんと押さえて表現してあり、無理がなかった。戦場に駆り立てられるようにして出かけていく夫と、それを見送る妻。心のすれ違いが生まれ、妻が寂しさを感じ、そのまま夫は戦場で撃たれて死ぬ。死の直前まで夫が編集していたスライドフィルム。夫の死の衝撃から、ずっと封印していたフィルムを１３年後に見るサタ夫人。そこには、出会った頃からのサタ夫人の姿がぎっしりと詰まっていたのだ。ああ、１時間の間に何回涙を拭いたか。もう一度、４年前の「ロバート・キャパ賞展」のパンフレットを開いてみようと思った。

  2004/03/12

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• 明智クンの出自がカギ？「乱歩Ｒ」

  大詰めに入り、面白くなってきた「乱歩Ｒ」相変わらず殺人犯を推理すること自体は陳腐なのだが、今回は明智クンの出自もからんで、なかなか謎めいた展開。雷同所長の過去も関連しているようだし、「じいちゃんと呼ぶな！」と叫んで、コミカルな味を出していた小林元少年も、何か知っている雰囲気で、来週が待ち遠しい。今回のドラマは、脇をかためる役者が上手い人ばかりで、毎回のゲストの中に、演技が下手な人がいても、それをカバーしていたように感じる。雷同所長が二十面相だというのは、あまりにも簡単すぎて、そんな展開にはなって欲しくはない。案外小林元少年が実は・・・なんてどんでん返しが用意されていたりして。（笑）藤谷美和子は、あまりにも「悪女」がはまりすぎていて、面白みにかける。先週の葉月里緒奈にしても、「悪女」というイメージが先行していて、犯人役の意外性がない。脇役の良さに比べて、犯人役のキャスティングが陳腐。それでも、明智小五郎役の藤井隆クンは、よく頑張った。来週の「乱歩Ｒ」がとても楽しみ。

  2004/03/08

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• 「乱歩Ｒ」と「英語でしゃべらナイト」

  「乱歩Ｒ」は葉月里緒奈がゲストだった。吸い込まれるような瞳と華奢な体、艶やかな髪。本上まなみが明智クンに資料を持ってきたとき、里緒奈サンとバチバチと視線の火花をちらしたと思ったのは、私だけだろうか？しかし里緒奈サンが、明智クンの母親にそっくりって、彼は父親似なのか？（笑）今回もトリック自体は子供だましで、ストーリーにも何のひねりもない。しかしここまでずっと「乱歩Ｒ」を見てきて思ったのは、このドラマは推理を楽しむものではないということだ。ストーリーもトリックも、面白みにかける。ゲストによっては、演技が極端に下手な回がある。それでも私が見続けるのは、三代目明智小五郎の成長ぶりを見たいがため。毎回依頼者の頼みも虚しく殺人が繰広げられるし、せっかくの明智クンの名推理も後の祭り状態がほとんど。そんなオマヌケな彼なのだが、事件のたびに彼はきっと「人間の妄想が一番恐い」と身にしみているに違いない。そうなのだよ、明智クン。恐いのは、幽霊でも野獣でもない。人間なのだ。それが理解できた時、彼はどのようにして怪人二十面相と相対するのだろう。楽しみだ。「英語でしゃべらナイト」は雅楽界のプリンス、東儀秀樹さんがゲスト。東儀さんって、雅楽に堪能だというだけではないのね。なんと英語もペラペラ。タイ語もできるなんて。うらやましい。エレキギターを弾きながら、ビートルズの歌を歌っていたし・・・。素敵なルックスといい、天は彼に何物を与えるのだろう？（いや、彼の努力の賜物でもあるけれど）

  2004/03/01

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• ＮＨＫ「世界美術館紀行」クレラー・ミュラー美術館

  今夜の美術館は、オランダのクレラー・ミュラー美術館。ここは、ゴッホの作品が充実していることで、知られている。美術館の創設者、ヘレーネー・ミュラー夫人は３８歳の時、ゴッホの「ひまわり」に出会った。その「ひまわり」は、現在世界中で「ゴッホの“ひまわり”」として認知されている、あの明るい黄色の作品ではなく、ごく初期のパリ時代に描かれた作品だった。切り取られたひまわりの色は、鮮やかな色彩ではない。やや暗めの色に占拠された画面の中に、ひまわりの花が横たわっている。２年前、ゴッホの「ひまわり」について番組を企画した私は、調べ物をしていく過程で、パリ時代にゴッホが描いた「ひまわり」の絵を発見した。そしてその色彩の重さに驚いたものだ。その「ひまわり」の絵を見てヘレーネ・ミュラー夫人は、ゴッホの才能を見抜き、それ以来彼の絵を買いあげていく。といっても、その頃ゴッホはすでにこの世の住人ではなかった。ヘレーネは、ゴッホの遺族が彼の絵を売りに出すという噂を聞くと、買い付けに行ったという。そうして現在では９２枚のゴッホの作品が、クレラー・ミュラー美術館に展示されている。ため息。この美術館は、オランダ最大の国立公園の中にある。建物をとりかこむ自然の雄大さの中で、見事な作品群を堪能できるのだ。こういう美術館で、ゆったりとした時間を過ごし、日常に疲れた心身を癒してみたい。

  2004/02/28

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• 「それは、突然、嵐のように」に切なく

  今クール４本見ているドラマの中で、「それは、突然、嵐のように」に最近はまりだした。だんだんストーリーが佳境に入ってきたからかな。何より胸にキュンときたのは、江角マキコに恋する高校生、拓馬の切ない気持ちかなあ～。主婦のこずえ（江角マキコ）は、大人の分別で深入りしないように、自分の気持ちを抑えようとするのだけれど、拓馬は自分の気持ちをストレートに表現する。自分がこずえの立場でも、同じ反応をすると思う。だからよけいに拓馬の恋する切ない気持ちが、新鮮に目に映るのかもしれない。ただストーリーの流れが、２０００年冬クールで私が夢中になったドラマ「ブランド」にそっくりなので、ラストだけは同じパターンにならないで欲しいと切望する。そのパターンとは・・・。かなり年上女と年下男の出会い。「ブランド」川嶋碧・３５歳　神埼宗一郎・２５歳「それは、突然、・・・」小川こずえ・結婚歴７年　深沢拓馬・高校生出会い→お互い惹かれあい→年下男から告白→年上女はとまどう→年下男あきらめる→やはりあきらめられなくて年下男、再プッシュ→晴れて結ばれる→問題が浮上→別れああ、「ブランド」で受けた苦々しい感情を思い出す・・・。「それは、突然、嵐のように」は、７話の段階では「年下男あきらめる」の段階。しかしそれでスンナリいかないのが、ドラマなのだ。７話のラストで、平穏な空気が乱れる暗示。きっとその事件をきっかけにして、こずえと拓馬の関係がまた深まるんだろうな～。「ブランド」で、２５歳の神崎宗一郎（市川染五郎）に恋する３５歳の川嶋碧（今井美樹）という設定は、納得できたのだが、今の自分が高校生を好きになるか・・・といえば、ん～かなり難しいかも。市川染五郎似の高校生でも？野村萬斎似の高校生なら？ん～、萬斎さんは、どこか老成したような所が感じられるので、高校生の萬斎さんは想像がつかないなあ。（笑）

  2004/02/25

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• 「地獄の道化師」

  今夜の「乱歩Ｒ」は「地獄の道化師」で、ピエロが真犯人への鍵を握っていた。今までの「乱歩Ｒ」で一番ストーリーがしっかりしていたかもしれない。明智クンの出番もたくさんあったし。最後のどんでん返しが効いていたのだろう。（本格的なミステリーに比べれば、お子様向きだったとしても）難を言えば、今回のゲストは演技が下手だったこと。命を狙われる愛子役の石川梨華ちゃんが、とても下手。キャーキャー言っているだけで、目の前で親族が殺される恐怖や、真相がわかったときの虚脱感が全く出ていない。愛子の婚約者白井役の和泉元彌クンも、あんなに下手だったっけ？狂言をしているときの彼は、そんなに演技が下手だとは思わなかったんだけど、やはり古典と現代モノ（しかもＴＶドラマ）とは勝手が違うのか？でも、同じ狂言師の野村萬斎さんや歌舞伎役者の市川染五郎さんという、古典芸能系の役者もＴＶドラマや現代劇にどんどん出ていて、しかも演技が上手いのだが・・・。この差はやっぱり、ママが甘やかしているから？遅刻やドタキャン、オーバーブッキングは、社会人としてあるまじき行為ですよん。まずそこから改めて、演技の勉強をしてくださいね。相変わらず、小林元少年や雷道所長はいい味だしている。雷道所長が、今回言い残した言葉が、そのまま来週に引き継がれているようだけど・・・。明智クンの恋かあ・・・。初代明智小五郎の恋は、黒蜥蜴一人だけれど、三代目は色々と恋をするのでしょうか？

  2004/02/23

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• 艶かしい「陰獣」

  先週の「白髪鬼」から、だんだん「乱歩Ｒ」が良くなってきたように感じる。今回の「陰獣」も、艶かしさが良く出ていて、物語の世界に引き込まれた。高橋恵子のエロティックさに、かなり負うところが多いのだが。美しい人妻の私生活を、覗き穴から観察するというストーリーを、きわどい所で下品にしてしまわないのは、演出か？それとも女優の力量か？ただ白石美帆のその後が謎。婚約者を探しにきて、覗いていたのを見られ、走って去っていってから、めぼしい出番はなかったようなのだが、彼女はどうなった？できれば寒川青年が、静子にのめりこんでいく、一種の狂気じみた感情の動きを、もっと念入りに見たかった。ただ単に好きになったという話ではないはず。そこにこそ「人間の妄想が、いちばん恐い」という「乱歩Ｒ」のキャッチフレーズが生きてくると思うのだが。そういえば、静子の家を訪れた明智のシャツが、とてもオシャレだった。藤井隆クンがもう少し細身なら、もっとよく似合ったと思うのだが・・・。いやいや、彼もよくやっている。今回は刺されてしまったからなあ。しかし、あそこで明智クンが刺される必然性ってあったの？痛いだけならかわいそう・・・。（すっかり藤井隆ファンの気分）来週は和泉元彌クンが出るもよう。フフフ、野村萬斎さん似の藤井隆クンと、宗家を名乗る和泉元彌クンの共演かあ・・・。

  2004/02/16

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• 時子による救い「白髪鬼」

  今回の「乱歩Ｒ」は、今までの中で、１番しっくりきたかな。登場人物の心理描写が、かなり納得できたからだろうか。ヒロユキの異常な体験と、それを思い出した後の彼の行動には、私は違和感がなく、すっと胸に入ってきた。彼の怒りと恐れが、共感できる。対して、彼を巡る人々の欲と歪んだ感情にも、無理がない。対極に登場した古本屋の店主、時子の存在が、ヒロユキや視聴者にとっての救いになる。ハッピィエンドは望めないとはいえ、時子の想いがどれほど、このストーリーを豊かにしたか。今回の明智小五郎は、何の役にも立たなかった所が、難点と言えば難点だろうか。（笑）いや役にたってもらっては、また話がややこしくなるのだろうが。とりあえず主人公なので（笑）、なにかの活躍を期待していたのだが。とりあえず､来週も頑張って欲しい、明智小五郎クン。

  2004/02/09

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• 今日の出来事とドラマ「ニュースの女」

  午前中はディベートの会があった。来月早々に、某大学の討論部の学生と対戦する予定。ああ、大丈夫なのだろうか？不安。しかし、彼らより長く生きている私たちが、あっさりと負けるわけにはいかない。なんとか頑張らなくては。と言いつつ、メンバーの中で一番用意不足なのが私なのだが・・・。午後は、先日収録した番組のオフコメ入れ。スタジオでナレーションを入れるのだが、これが大の苦手。生まれも育ちも関西なので、どうしても関西アクセントになってしまう。一行読むごとに、アクセントを直される。何回言っても直らなかった場所で、ディレクターに「ちゃんと聞いてんの！？」と言われてしまう。しゅん。もう頭の中がこんがらがって、どちらのアクセントが直された方かわからなくなる。映像に合わせて話すタイムも決まっているし、キューボタンが点灯するのを見つめながら、台本も見るのも、なかなか難しい。途中で声もかすれてくる。声のトーンが暗いとも言われる。ああ、しゃべりはやっぱり苦手。と、毎回思うのだが、番組が出来上がりオンエアされたのを見ると、やはり充実感があり、また良質の番組を作りたくなる。ごくごくローカルな放送なのだが、それでも全力で番組を企画していきたい。１９９８年に、田渕久美子脚本、鈴木保奈美主演で「ニュースの女」というドラマがあった。メジャーな放送局のニュース番組で、キャスターをしていた麻生環（鈴木保奈美）が、局の方針に疑問をもち、辞職をする。小さなケーブルＴＶ会社に再就職をし、自分の信じる通りに、良質の番組を作ろうとする。私の大好きなドラマの一つなのだが、メジャーな場所でなくても、自分の信じるままに、良質の番組を作ろうとする姿勢に憧れていた。ま、私の場合は素人で、いつもスタッフに頼ってばかりなのだが。

  2004/02/06

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• 「乱歩Ｒ」の「黒蜥蜴」

  １日遅れの感想を・・・。待ちに待った「黒蜥蜴」１０時前にはＴＶの前にスタンバイ。しっかり録画ボタンも押した。私にとっての黒蜥蜴は、美輪明宏さんなのだけれど、今回の松坂慶子さんでも、イメージを壊されなかった。さすがに綺麗すぎるので、弁当屋のおばちゃんの扮装は似合わなかったけれど、会員制ＳＭクラブのオーナーは、お見事！なほど良くお似合い。かっこい～わ～。原作や舞台の脚本にあるような、明智との恋は、ほとんど感じられなかった。強いて言えば、黒蜥蜴は最初に会った時から、何となく明智に対して好意を持っていたのでは？と思わせる演出があった。それが、私のはやる心をおさえてくれた。（笑）明智のほうは、土壇場のキスまでは黒蜥蜴のことを『綺麗な人だなあ』程度にしか思っていなかった様子。突然のキスに驚いたようだが、いかんせん、ピストルを突きつけられたまま唇を合わされたので、キスの甘さよりも殺される恐怖のほうが勝ったみたい。もしかすると「乱歩Ｒ」の脚本家の意図は、恐怖と甘美さの混ざり合った感情が醸し出す、耽美な世界を追及したかったのかもしれないが、（え？私の単なる願望って？笑）残念なことに藤井隆の演技力がそこまでいかなかった。ラストの、黒蜥蜴が指輪を口に持っていくシーンでは、どきどきした。指輪の中の毒をあおれば、舞台の脚本通り死んでしまう・・・。海に身を投げ出して死んだことを装ったようなので、ひとまず安心。「乱歩Ｒ」の黒蜥蜴に、また出てきてくれることを望む。

  2004/02/03

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• 番組ロケとＮ響コンサート、そしててるてる家族

  今日は朝早くから番組のロケ。ちびを連れて、子連れ出勤。霜が降りている公園で、私は撮影、ちびは朝食。菓子パンとジュースを与え、ベンチに座らせる。しかし公園にはハトがつきもの。ちびが菓子パンを食べようとすると、どこからともなくハトが湧いてきて、ちびが「恐い」と泣き出す。ちびの口に菓子パンを押し込みながら、足でハトを蹴散らせる。ようやく幼稚園の登園時間になり、あわててちびを送って行く。それからようやく腰を落ち着けて、撮影が始まった。なぜか？順調に撮影が進んでいく。きっと私がＮＧを出さないからだわ～と自己満足。作家の小川洋子さんのインタビューも順調に進む。彼女はホントにいい人だ。話がはずんだ。モロモロの撮影や、写真の接写、昼食を挟んで、取材道具の買出し、他の人のインタビューなど、トントンと進む。カメラさんも「今日のロケは順調すぎるな～」と驚いていた。いよいよエンディング。私がけっこう長くしゃべる部分の撮りが始まる。しゃべりをとちったり、子どもが入ってきたり、何回かＮＧ．せっかく間違わないでしゃべったのに、風が吹いて髪が私の顔にかかってＮＧだったときは、悲しかった。ようやくＯＫが出て、私の仕事は終了。お疲れ様～。夜はＮＨＫ大阪ホールでＮＨＫ交響楽団のコンサートに行く予定だったので、早めに撮影が終わってホッとした。余裕でＮＨＫ大阪ホールに到着。ＮＨＫ大阪放送局のロビーにいると、浅野ゆう子さんがいた！ベージュのロングコートを着て立っている。やっぱり細くてきれい。ローリー役の杉浦太陽クンも、黒い服を着て立っている。わ～、やっぱりテレビ局ね～。おまけに冬子役の石原さとみちゃんともすれ違った。小柄で華奢でかわいいこと。思わず「冬ちゃん！」と声を掛けてしまった。彼女はにこっと笑って歩いていく。かわいい。ますます「てるてる家族」のファンになったよ。（ＮＨＫの人に聞くと、視聴率はあまりよくないらしいが）てるてる家族ＨＰ：http://www3.nhk.or.jp/asadora/index.html Ｎ饗コンサートの曲目は、ワーグナー、歌劇「さまよえるオランダ人」序曲シベリウス、バイオリン協奏曲ニ短調作品４７フォーレ、組曲「ペレアスとメリザンド」作品８０ストラヴィンスキー、バレエ組曲「火の鳥」（１９１９年版）どれも皆メジャーな聴きやすい曲ばかり。私は特にシベリウスのバイオリン協奏曲が大好きだ。あのヒンヤリとしたメロディは、真夏に聴くのが適していると思う。思い切り暑い日に、ステレオのボリュームを大きめにして聴くシベリウスは、クーラーがわりにいいのだ。ホールについての感想などは、また後ほど・・・・。とにかく盛りだくさんな一日だった。そろそろ寝るか・・・。

  2004/01/29

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• けっこう好き・・・藤井小五郎

  今日は「乱歩Ｒ」の第３話。仲間由紀絵ちゃんがゲスト。確かに彼女の不敵な笑みは恐ろしかった。前回の菅野美穂に匹敵するな～と関心した。ただストーリーは、あまりにも薄っぺらいねえ。最初から犯人の予測がつく。登場人物たちが、「あいつが犯人では？」と疑う人物が、私にはどうしても犯人に思えない。よくあるミエミエのトリックにしか感じられないんだよなあ～。まさか脚本家は、あれだけの話で視聴者をだましたとは思っていないよね？まあ、個人的にあの三代目明智小五郎が、なんとなく好きなので、「乱歩Ｒ」は挫折せず見るでしょう。（ここだけの話、あの藤井隆が萬斎さんに似ているような気がするんだけど・・・。萬斎ファンとしてあるまじき意見かしらん？）そうそう、来週は待ちに待った「黒蜥蜴」の回。予告を見ていると、明智と黒蜥蜴（たぶん松坂慶子さんがそうなんでしょう）のキスシーンがあった。もう明智役が藤井隆だろうが、なんだろうが、「明智小五郎と黒蜥蜴のキスシーン」が存在すると言うだけで、感涙モノですわ。昨年５月の美輪明宏さんと高嶋兄の舞台「黒蜥蜴」を見て以来、彼らの恋愛成就について、かなり欲求不満状態だったので、キスシーンの存在に、たとえ配役が違おうとも、屈折したファンは安堵の胸をなでおろすのであった。（笑）来週の「乱歩Ｒ」はどんなストーリーになるのだろう？ぬか喜びになるかもしれないと思いつつ、期待してしまう愚かな私。

  2004/01/26

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• 「明日のナージャ」「新撰組！」「翁」「春の日は過ぎゆく」

  今日は珍しくＴＶっ子な私。朝８時半からは「明日のナージャ」最終回を見る。ナージャがやっとお母さんに会えたシーンで涙。彼女がキースかフランシスか、選ばなかったのはスッキリしなかったけど、お子様向けにはあのようなストーリーがいいと判断したのだろう。なんだか続編が出来そうな終わり方なんだケド。（笑）もう少し成長した後のナージャの恋の顛末なんでどうかな？「赤毛のアン」シリーズみたいに、長編にして欲しい。午後３時からＮＨＫ教育ＴＶで「京都・金剛能楽堂舞台披き」を見る。相変わらず能を見ていたら、条件反射のように睡魔に襲われた。（笑）お目当ては「翁」今までに、野村万作さん、萬斎さん、文楽人形、市川染五郎さんの「三番叟」を見ている。今日は金剛流の「翁」なんだけど、和泉流とはだいぶん印象が違う。万作さんや萬斎さんの「三番叟」は、洗練されているという感じ。動きが激しい「揉ノ段」を踏む場合も、なぜか静をイメージする。金剛流の「三番三」は、親しみ易い。豊作を祝う庶民の息遣いが感じられるような舞だった。ただＴＶで放送されたのは部分らしいので、全部見られなかったのが残念。夜８時からは「新撰組！」を見る。いや～なかなか面白いよね～。新撰組のファンの私でも、違和感なく楽しめる。特に今日は、近藤勇と土方歳三が「武士よりも武士らしい農民」を目指す決心をするという話だったのだが、彼らの行く末を考えれば、なかなか説得力のあるストーリーだなぁと思った。幕府が倒れた後まで、時代の流れに逆らって突き進んでいく彼らの、その動機が疑問だった。単なる「武士への憧れ」だけで、あそこまでやるだろうか？と思っていたのだが、今夜のような近藤と土方の屈辱感を考えれば、納得。ラストシーンでは、彼らに感情移入してしまい、思わず涙を流してしまった。これからのストーリー展開が楽しみだ。その後、就寝時間までビデオを見る。タイトルは「春の日は過ぎゆく」という韓国映画。いや～、古傷に塩をなすりつけられるような感覚の映画だったなぁ。録音技師のサンウ（ユ・ジテ）は、ある日ＤＪ兼ディレクターのウンス（イ・ヨンエ）と一緒に仕事をする。ウンスはサンウより年上で、しかも離婚歴があった。恋の始まりはささいなこと。音質にこだわると思えば、ロケ先で日を浴びて眠る無邪気なサンウが、ウンスには魅力的に見えたのかもしれない。仕事帰りに車で送ってくれたサンウを、ウンスが誘う。「ラーメン食べない？」（日本なら、コーヒー飲んでいく？なんだろうけど）翌朝、なぜか別々の場所で眠っていた二人だが、先に目覚めたサンウがウンスのところへ行き、寝顔をいとおしそうに見つめる。目覚めたウンスが笑い、二人はキスをする。とまどいながら、それでも彼女をいとおしそうに抱こうとするサンウ。それをおしとどめるウンス。それから彼らがお互いの肌を感じあうのに、時間はかからなかった。柔らかい抱擁と、甘い言葉。恋の始まりの楽しい甘さを、余す所なく感じることができる。『あ～、そういえば恋の始まりって、こういう感覚だったな～』としばし甘い気分に浸る私。しかし物語が進むにつれ、だんだん雲行きが怪しくなってきた。すれ違いも些細なことから始まる。ウンスの心変わりと、傷ついたサンウのストーカー行為。恋を失ったサンウの、苦しくて苦しくてたまらない気持ちが、そのまま自分が昔失恋した時の気持ちと重なる。サンウが大声で恋の歌を歌ったり、友人？のタクシー運転手に苦しい胸の内を吐露したり、寝床で泣いたり、失恋した時に誰もがするであろう行動を、そっくりそのままするサンウに、遠い記憶の扉が開き、見ている自分自身も失恋の心の痛みに悶え苦しむ。「別れましょう」と言い出したウンスの方も、些細なことでサンウを思い出し、心の隙間を彼と会うことで埋めようとする。微妙な男女の心の動き。痴呆症だった祖母の死のあと、サンウは失恋の痛みを乗り越えた。再度のウンスからの誘いを断り、柔らかな笑顔を取り戻すのだ。在り来たりな設定とはいえ、一人の青年の心の成長を丁寧にたどっている作品。柔らかな痛みとともに、私の記憶に残るだろう。

  2004/01/25

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• ＮＨＫ「英語でしゃべらナイト」矢野顕子がゲスト

  録画していたＮＨＫ「英語でしゃべらナイト」を見る。番組の存在は知っていたけれど、見るのは初めて。英語、出来ないんだも～ん。こういうの見ていたら、コンプレックスのかたまりになっちゃうよ。でも、今回見たのはゲストが矢野顕子だったから。彼女の歌声好きなんだよね。Ｙ．Ｍ．Ｏ．に参加していた頃から、彼女の歌声が好きだった。高いトーンで甘く歌う、あの独特の歌い方にはまってしまった。彼女の作る歌も、胸にキュ～ンときていいんだよね。中学～高校時代は、彼女の歌が私の恋のＢＧＭだった。特に「ひとつだけ」は、今でも好きな歌の１つで、女の子の恋する気持ちを、これほど余す所なく表現した歌は、なかなかないんじゃないかと思う。（最近の流行の曲は聴かないから、わからないが）その矢野顕子が、久々にＴＶ画面に登場した。１０年前、家族で（この中に坂本龍一がいるんだよね～）ＮＹに移住。ＮＹを中心に、音楽活動をしているらしい。相変わらすの甘ったるい声。司会の男性に「かわいい～～！」と言わせるのを見て、「あっこちゃんパワー」は健在だなと思う。私よりずっと年上だと思うのだが、「ぶりっこ」（今や死語か？）せずに、かわいらしさがある女性なんだよね。好きだった歌：「へこりぷたぁ」「やませ」「東京は夜の７時」「ひとつだけ」「在広東少年」「また会おね」「ごはんができたよ」「YOU’RE THE ONE」「ただいま」「いつか王子様が」「ASHKENAZY WHO?」「愛がなくちゃね」「どんなときも　どんなときも　どんなときも」「Good Night」などなどいや～、当時聴いていた彼女のアルバムの中で収録されている曲、ほとんど好きだってことかも。矢野顕子は偉大だ・・・。矢野顕子公式ＨＰ：http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/akikoyano/index_jap.html

  2004/01/22

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