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蘇芳色（SUOUIRO）～耽美な時間～

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潤くん、小ネタ　～京セラドーム・コン＆＋act.～

未だ、興奮さめやらずですが、日常業務はなんとか淡々とこなしています。と言いつつ、時間があれば以前の嵐コンＤＶＤを見まくっていますが。（笑）で、思い出したんですが、５月１８日の京セラドームでの潤くん、アンコールで歌詞を忘れちゃったんですよね。しかも私の大好きなPIKA★★NCHI DOUBLEで。とほほ。でもそのときの潤くんの「あれっ？」と言った表情と、そのあとのはにかんだお顔がレアでした。完ぺき主義の潤くんでも、そんなことあるんだ～って思い、新鮮でした。そういえば、少し前から映画やコンサート関連で、潤くんの露出がめちゃくちゃ多くなっているのですが、網羅できないので、実はあまりチェックしていなかったのですが、「＋act.（プラスアクト）」だけはお買い上げしました。ビジュ最高でしたよ～。表紙を見たときに、「これは買いだっ！」って思ったのですが、中を見て再度確信。コンサートのときみたいにくるくるヘアじゃないんですが、ナチュラルな感じのヘアと表情が、イイです。特に９頁の柔らかな笑顔に感動しちゃいました。いつもは目力があって、自分の意思をしっかりと表情に出しているのに、この写真はふと緊張が途切れた時の瞬間を切り取っているという雰囲気で、お気に入りの１枚になりました。

2008/05/20

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白磁の肌にトロケました♪～嵐コン～

ただいま～。京セラドームの夢の空間より戻って参りました。足は痛いわ、お腹はすいたわ、喉は痛いわ・・・ヨレヨレになってしまいましたが、心はポッカポカです。以下、セットリスト、ネタバレありなので、まだ見たくないわ～という方はスルーしてくださいね。＜セットリスト＞（もしかすると、順番などが前後しているかも。間違っていたら、ごめんなさい）1 オープニング2 Move your body3 Happiness4 Life goes on5 Step and Go6 love parade7 Love so sweet8 Everybody 前進9 Carnival night part210 Take me faraway（大ちゃんソロ）11 Hip Pop Boogie（翔くんソロ）12 Flash Back13 シリウス14 Hello Good Bye（相葉ちゃんソロ）15 we can make it!16 きっと大丈夫17 サクラ咲ケ18 ファイトソング20 WISH21 a Day in Our Life22 Gimmick Game（ニノソロ）23 Naked（潤くんソロ）24 グリーン（エコソング）25 once again26 Lucky Man27 ハダシの未来28 oh yeah!29 言葉より大切なもの30 YOUR SONG＜アンコール１＞31 Do my best32 五里霧中33 感謝カンゲキ雨嵐＜アンコール２＞34 One Love＜アンコール３＞35 PIKA★★NCHI DOUBLEえ～、結論から言いますと、やっぱり変わりましたよね。ＴＩＭＥと比べて、たくさんの部分が変わっていました。それがいいか悪いかは、別として。まずムービングステージが、ほとんどありませんでした。（泣）私たちの座席が、なんとスタンド席の真正面だったため、ムービングステージがあれば、もっと目の前に嵐を見ることができたのにな～とちょっと残念。色紙投げもありませんでした。『もしかするともらえるかも？』というドキドキ感が味わえませんでした。今回のツアーのキャラ、イモムシくんのアニメがあったのにはびっくり。ちょっとスマコンちっくでした。トロッコ率も低かったかなぁ～？メンバーがあんまり動いていなかったような気がします。踊りも少なかったよねぇ？全体的に動きが少ないように思えました。そのかわり「love parade」からは、遊園地のメリーゴーランド部分が出てきたようなセットで、白馬にまたがった潤くんが目の前にやってきて、「やっぱり王子だわ～！」って思いました。ニノはお花の上にいて「お花の上にいます。２４歳です」って自嘲気味に。（笑）「サクラ咲ケ」では、５人とも天井から吊られている状態で歌っていたのですが、高所恐怖症の翔くんがちょっとかわいそうでした。表情も硬かったような・・・。前半は舞台上にいることが多かったし。衣装も黒が基調で、大人っぽかったかな。後半の衣装は、パッチワークっぽいロングのジャケット？で、かなり可愛かったです。あ、相葉ちゃんのソロ衣装も、めちゃくちゃキュートでした。ピンクで半ズボン。（笑）星印もついていたし。翔くんのソロ衣装は、曲の雰囲気から想像していた通りという感じでしたね。大ちゃんは、相変わらず声がよく伸びていたし、踊りはキレがあったし。今回のソロで特筆すべきは、ニノと潤くん。ニノのソロ「Gimmick Game」は、大人っぽい雰囲気そのままに、衣装も黒と赤のスパンコール。踊りも動きが激しく、ニノ素敵でした。歌詞で♪私の首筋にも嘘はあるの♪の所で、自分の首筋をクイッと見せるところで、みんなきゃ～！と黄色い声。それより、それより、もっとドキドキだったのは、曲の最後で♪きみの首筋、ほら、唾をつけた♪の部分で、きみの首筋～まで歌うと、ニノはぺろっと自分の人差し指をなめて、その指で首筋をなでたんですよね。「ほら、唾をつけた」を動作で見せてくれました。その仕草の艶かしかったこと！！失神寸前のファンが数多くいたのでは？さてさて、待ってましたの潤くんソロ。実は１６日以降、ネットサーフィンをして情報収集していたのですが、どうやら潤くんはソロで上半身裸になるという噂でした。頭の中で妄想しつつ、とっても楽しみにしていました。（笑）潤くんは後ろの円形舞台に立っていたんですが、私の座席からとっても近くて、オペラグラスで見ると、潤くんが目の前に立っているように見えました。そこですでにヒューズが飛んじゃいました。白のジャケットとズボン。ジャケットの下にシャツなどは着ていなくて、白い胸がちらりと見えているんです。ヘアスタイルは「きみぺ」のモモみたいにくるくるで、めちゃくちゃ美しかったです。ジャケットの白は、どちらかというとアイボリーのように見えたんですが、潤くんの肌は白磁器のように滑らかで冷たく見え、息を呑むほど妖艶でした。曲のタイトルどおりというか、（Nakedはー裸の、むき出しのという意味）曲の後半は、噂どおりに上半身裸でした。美しすぎます。あまりに白くて、壊れそうなほど繊細な肌。でも筋肉の強靭さを感じさせる、動き。美味しすぎました。潤く～ん！ステキすぎ～！そして私の大好きな、もしかして嵐の曲の中で１番かもしれないほど好きな「PIKA★★NCHI DOUBLE」をアンコールの最後で歌ってくれたので、もう満足、満足。満腹状態です。やっぱり、いいわ～、この曲。以前の日記にも書いたと思うのですが、大人になってしまった人が、若い頃を懐かしむ気分で、ちょっと甘酸っぱい思いで聴く曲なんじゃないかなと思うんです。♪終わったはずの夢がまだ　僕らの背中でせまる　刻まれた思い出が騒ぎ出す♪←ここがスキ全体的に動きが少なくて、ちょっと大人っぽい雰囲気のコンサートでしたが、やっぱり嵐好きだよね～って、娘達と確認しながら帰宅しました。ゲットしたグッズ（ポスターは潤くん）

2008/05/18

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準備完了♪～嵐コンに向けて～

もういくつ寝ると～♪嵐のコンサートがやってくる～！あと１週間もありません。でもって、娘にせがまれて、午前中ＰＴＡの会議に行ったついでに文房具店で材料を買ってきて、作りましたよ、コンサート用のうちわを！黒地に蛍光色の特に黄色が目立つらしいので、（いろいろなサイト様やコンサートＤＶＤで研究済）娘たちと一緒に作りました。ハートをつけるのをためらったのですが、やっぱり少しでも目立つといいなぁ～と思い、２つもつけてしまいました。長女は翔クンファンで次女は相葉ちゃんファンなので、みんなご贔屓のうちわを無心で作成。これを持って、京セラドームではじけてきます！

2008/05/12

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Ｔime　ＤＶＤ

我が家にもようやく届きました、嵐のＤＶＤ「SUMMER TOUR 2007 FINAL Time」いや～、待ち遠しかったわぁ～。さっそく娘達と封を開けるのももどかしく、ＤＶＤデッキヘ。やっぱりイイですね～、嵐。彼らを見ていると元気が出るわぁ～。今日は幹事会などで忙しく、ちょっと凹む出来事もあったので、嵐ＤＶＤは、イイ栄養剤になりました。メンバーみんなカッコイイんだけど、やっぱりトロけちゃいそうにステキなのは、マツジュンかな。どの衣装も似合っているんですよね～。（「Yabai-Yabai-Yabai」の衣装でさえ！）特に「Cry for you」のターバン巻き巻きが好きですね。でもあのサングラスは好きじゃないですけど。娘は「マツジュンがあのサングラスをかけたら、たむけんみたい」って言うんですよ～。ショック。美しい顔が隠れちゃうから、サングラスはかけずに、露出を多くして欲しいです。相葉ちゃんをイメージしちゃう「Love Situation」では、ＣＤで声しか聞いていなかったマツジュンの「近づきたい」のセリフが表情つきで見られたので、もう鼻血ものでした。リピ必至。（笑）来週にはアルバムが発売されるし、あと１ヶ月でコンサートだし（大阪チケゲット！）、しばらくは嵐祭りですね～。

2008/04/17

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平井堅　「写真」にじ～ん。

昨日ＮＨＫで放送されていた平井堅を取り上げていた「SONGS」。録画していたものを見ました。彼の曲を意識して聴いたのは、２００３年に月９の主題歌にもなった「KISS OF LIFE」が最初です。ドラマの切ない展開とともに、胸をキュンとさせながら聴いていたんですよね。その後、数々のヒット曲を飛ばしてきた彼ですが、じっくり聴くのは久しぶりかな？以前「見上げてごらん夜の星を」が聴きたくて、「Ken's Bar」をレンタルした時以来かも。で、久しぶりにじっくり彼の曲を聴いて、また感動しちゃいました。「SONGS」という番組自体が、アーティストの人となりを丁寧に取材しているんですよね。彼の生き様や家族との関係を、本人のナレーションで聞いた後、しみじみと聴く歌は、ほんとうに素晴らしかったです。「キャンバス」はドラマの主題歌ですが、聴いていると私自身の学生時代を思い出しちゃって、あの頃はもっと何もかもがキラキラして見えていたな・・・とか、もっと胸がざわついていたな・・・とか思って切なくなりました。年齢を重ねると経験が増え、落ち着いてきたりするのですが、反面もっとピュアにいろいろなことを感じることが出来なくなってきたのかもしれない・・・とちょっと怖くなりました。また４年前に亡くなったお父さんのことを歌った「写真」という曲は、本当に心に染みて、泣いてしまいました。亡くした父親への想いが、たくさん詰まっている曲です。（平井堅の公式サイトで試聴できます。こちら。）

2008/03/13

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明日のM-ON!にジョンフン＆嵐が♪

実は秘かに「MUSIC ON! TV」にJHの「サクラTEARS」をリクエストしていまして（笑）、今日オンエア情報のメールが届いていました。明日３月２日の「月刊　歌え！カウントダウン５０」（１７：３０～２２：００）にJHの「サクラTEARS」がオンエアされる予定です。ま、ＤＶＤは持っているので、いつでも見られるんですけど、やっぱりファン以外の人の眼に触れるとなると、なんだかうれしいもんですね。１人でも多くの人が、『いい曲だな～』とか『誰？このイケメンは！？』な～んて思ってくれたらイイナ～。（笑）ちなみに番組表を見ていると、嵐の「Step and Go」もオンエアされるようです。これも初回限定版を買ったのでＤＶＤは持っているんですけど、やっぱりオンエアはうれしいですね。嵐の「Step and Go」は１５：００～１６：００の「TSUTAYA MUSIC CHART」でも流れるようです。くわしくはこちら。あ～、今日のフニのファンミ、どうだったんだろ～？外出中も、『今頃１部が始まった頃だな～』とか、『あ～、もう２部が終わったよな～』とか、『今日東京に行っていたら、今頃幸せな気分で新幹線の中だろうな～』な～んて考えてそわそわしていました。（苦笑）

2008/03/01

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嵐「Step and Go」初回限定版＆通常版

え～、ほんとは２０日に手に入れてからすぐにアップするはずだったのですが、ちょっと時間がなくて、今頃ですが・・・。嵐の「Step and Go」初回限定版と通常版を手に入れました。この初回限定版というのが、予約の時点ですでに手に入れにくかったようですね。それってどうなんでしょう？まだ発売から日があるのに、ア○ゾンでは予約受付終了していまして、あわてて他のところで予約したのですが、そこも発売日直前には予約受付終了していました。私の友人が、「今から初回限定版を買おうと思うんだけど・・・。」と言っていましたが、ネットではもうオークションでしか手に入らないのでは？ちらっとア○ゾンとヤ○ーを見てきましたが、お～、出てる出てる、どれだけ限定版が余ってるんだ！というほど、出てますね。（汗）しかもＷＥＢ会員限定販売の「Step and Go」Boxまで！私も注文しましたが、あれ、まだ手元に届いていないんですけど・・・。もう首都圏の人には発送されたんですかぁ～？手元にないものをオークションに出すのですかね？それにしても、Ｊ・ＷＥＢで申し込んだうちわとか写真とか、まだ届いていないんですけど・・・。確か２月初めの発送といっていたのでは？ま、代金引換だからいいですけど・・・。それにしても遅すぎ。何を申し込んだか、忘れてしまいそう。（苦笑）あ、そうそう、「Step and Go」ですけど、曲はとっても軽やかでいい感じだし、初回限定版はＤＶＤつきで、とってもお買い得なんですけどね～。でも正規の値段じゃないと、ちょっと抵抗あるかも。ただＤＶＤの内容は、とってもよかったです。ＰＶは、めちゃくちゃスタイリッシュでCool！！何度リピしたかわかりません。映像も綺麗だし、ほんと見ごたえあります。そしてメイキングにいたっては、４０分近くあるので、（シークレットトークのようなシーンもあり）嵐ファンはめちゃくちゃ堪能できますね～！買ってよかった～！ただＣＤの方は、「Step and Go」１曲だけだったので、少々物足りませんでした。通常版もカップリング曲「冬を抱きしめて」と２曲だけだったし・・・。これは同時に手に入れたフニちゃまの「サクラTEARS」が初回限定版が２曲、通常版が３曲収録だったので、そう感じたのかも。でもフニちゃまのＤＶＤはＰＶだけだったので、こちらは嵐のほうがお買い得ではありました。フニちゃまのＤＶＤも以前のようにメイキングも収録して欲しかったな～。

2008/02/24

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嵐のＣＭ花ざかり♪au～ＴＯＹＯＴＡ～エイブル

いや～、嵐のＣＭが最近多くないですか？auは嵐、ＴＯＹＯＴＡ、エイブルは翔クンだけど。先週からスタンバイして、エイブル、ＴＯＹＯＴＡは捕獲終了。auはそろそろですね。KDDIのＨＰで、嵐のＣＭが見られますよ～。（でも仲間嬢率高くないですか？嵐少ない・・・。）auのＨＰでは、嵐'S ROOMが出来ていて、壁紙をＤＬ出来ます。２月中旬には嵐'S VOICEが公開されるとのこと。こちらも楽しみです。（で、私のＰＣの壁紙は、さっきまで岡田クンだったのですが、さっそくauの嵐に・・・。）31日、久しぶりに自由な時間ができたので、ぶらぶらと買い物に行ったら、途中で目の前に嵐が現れ、思わず足を止めました。見るとauのお店の前に、嵐の幟が・・・。『もしや・・・』と思い店内に入り、２月号のカタログを探すも、１月号の仲間由紀恵ちゃん表紙分しか目に付きません。「何かお探しですか～？」とトーンの高い声で、若い男性の店員さんに声をかけられ、心の中で『はい、嵐が表紙の２月号カタログを２部（娘と私の分）欲しいんですけど～』と呟きつつ、まるでケータイの機種を変えるかのようなそぶりで「あの～、２月号のカタログはないんですか？」と聞く私。（汗）「ありますよ」と店員さんは事務所らしき部屋に入り、ガザゴソ。どうやらまだ到着した新しいカタログの荷を解いていないようで、わざわざあけて持ってきてくれました。（すみません・・・）で、嵐が表紙の２月号カタログに、割引券のような紙を、ホチキスでぱちんと留めてしまいました。「これもおつけしましたから～」って・・・。いや、いらないんですけど・・・。嵐の表紙にホチキスの穴があいちゃったんですけど・・・。娘の分ももう１部くださいって、言えなかったんですけど・・・。ド○モから機種変更する気もないクセに、小心者の私は「じゃ、また検討してきます」って、言い訳をして店外へ。歩きながらカタログの表紙を見て、ニヤニヤしてしまう顔を引き締めつつ歩きました。表紙のほかにも嵐の写真がないかな～？って探したけど、表紙の裏に仲間嬢とニノがいる写真だけでした。au店内では、カタログ表紙と同じ写真で実物大？の立て看が置いていました。幟といい、立て看といい、あまりにもステキで写メを取りたくて仕方がありませんでした・・・が、やっぱり恥ずかしかったのでガマン。娘に言うと「私なら、『あ、嵐だ～！』って言って、撮ってたよ」ですって。若いっていいな～。

2008/01/31

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中川勝彦くんForever

しょこたんのこんなニュースを見つけました。「しょこたん、初コンサート終え亡き父へ『特別ゲストはあなたです』」10月20日（土）に東京・渋谷C.C.レモンホールで初コンサート『貪欲☆まつり』を行ったしょこたんが、コンサートの中で亡き父中川勝彦くんの曲「雨の動物園」を歌ったそうなんです。そのときの気持ちを彼女のブログ「しょこたん☆ぶろぐ」に綴っているんです。勝彦くんも同じステージに立ったんですよね。そこで彼の忘れ形見であるしょこたんがが同じ曲を歌ったなんてちょっと感動。彼女のブログにありましたが、勝彦くんのために席を確保し、そこに白いバラを置いていたというんですよね。かっちゃん、空の上で見てるかな～？うれしいよね、きっと。もう20年以上も前、私は中川勝彦くんのファンだったんですよね。大阪のバナナホールでのライブにも、2回ほど行きました。生で見るかっちゃんの美しいこと！アンコールのとき、おもわず彼の手を触ってしまいました・・・。（汗）当時はＣＤなんてなかったんじゃないかな・・・？レコードをレンタルして、カセットテープに入れて楽しんでました。かっちゃんのアルバムを入れたカセットテープ、探してみたら見つかりました。懐かしい～。デビューアルバム「してみたい」は、何度聴いたかわかりません。タイトル曲「してみたい」も大好きな曲でした。♪してみたい　罪な遊び　たい　あとをつけたい　してみたい　軽いジョーク　たい　君を抱きたい♪このアルバムの中に「雨の動物園」が収録されているんです。原田真二さんが作られた曲です。今聴いているんですけれど、スローテンポのしっとりとした曲なんですよね。しょこたんは、どんな風にこの曲を歌ったんでしょう。「してみたい」の他に「DOUBLE FEATURE」「ペントハウスの夏」のテープもあり、ちょっとした「かっちゃん祭り」ができそう。（笑）このほかにかっちゃんの写真集も1冊買ったんですけど、実家のどこかで行方不明に・・・・。かっちゃんの声、もっと高かったと思っていたんですけど、久しぶりに聴いてみたら、思ったより低かったです。なんだか不思議な感じ。もう13年前にこの世を去っている人の歌声が、こんなにも近くで聴こえるなんて。

2007/10/21

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エロ王子に落ちちゃいそうです♪～嵐SUMMER TOUR 2007～

かっこええ～～～～！！（壊）すみません・・・。嵐のドームコンから帰ってきてのひと言は、これ以外ないですね。まるまる３時間２０分、まるごと嵐の魅力に浸ってきました。ジャニオタの友人に、いろいろとジャニコンの作法を聞いていったのですが、なかなか奥が深いですね。（笑）まず１０時すぎに外側グッズ売り場に到着。友人とメールでやり取りして、待ち合わせ。思ったより並んでいる人数は多くなかったです。３０分くらい並んで、いろいろな嵐グッズをゲット。このほかにペンライトは事前に手に入れていました。今年のペンライトはハート型でとてもキュートでした。光具合も上品な感じで。１４時の開演まで、友人とジャニタレの話題大盛り上がりでした。翔クンファンの娘は、何も喉を通らない状態でドキドキしていたようです。さて１４時を少し過ぎた時、嵐のメンバーが舞台上に登場。いきなり総スタンディング。歓声とペンライトの光とうちわの花がドーム内に咲き乱れます。思わず舞台上ではなく観客席の方をみて「きれ～～～～！！」と叫んでしまいました。←ジャニコン初心者丸出しまずは「Enerybody 前進」あの～、韓流スターのファンミ経験者として感じたんですけど、舞台セットが全然違うんですよね。（当たり前か）めちゃくちゃ豪華でポップでキュートなセットで、見ているだけで元気がでますね。スクリーンと舞台とオペラグラスを交互に忙しく見まくっていました。花火は打ちあがるは、火は吹き出るわ、ビーム光線、銀のテープの雨などなど、もうこれでもか～という舞台演出の豪華さにテンションがあがりっぱなしでした。歌った曲は順不同で、「Di-Li-Li」「きっと大丈夫」「Friendship（相葉ソロ）」「Can't Let You Go（櫻井ソロ）」「時代」「Yes?No?」「CARNIVAL NIGHT part2」「虹（二宮ソロ）」「Hero」「Love Situation」「a Day in Our Life」「ハダシの未来」「素晴らしき世界」「Yabai-Yabai-Yabai（松本ソロ）」「song for me（大野ソロ）」「Cry for you」「言葉より大切なもの」「君のために僕がいる」「A・RA・SHI」「サクラ咲け」「Love So Sweet」「We can make it」「Happiness」etc・・・。アンコールは４回くらいでした。めちゃくちゃ多いですねぇ。２回目のアンコール曲で『もうこれで終わりかな～』と思っていたんですよね。なんせ今夜は翔クンのニュースZEROの日ですから、もう時間切れだよな～と思っていたんですよね。でも「あと１曲聴きたいな～、名残惜しいな～」って秘かに思っていたんですけど・・・。急に舞台が明るくなって嵐のメンバーが出てきたときは、うるうるうる・・・。ありがと～～～！！その後、もうこれで終わりだと思って、座ってのんびりしていたら、またまた曲が始まって、最後のアンコール。みんな汗びっしょりで、それでも一生懸命に踊って、ファンに手を振ってくれていました。で、それでですよ、ここで今日の日記のタイトルになるんですが、５人の一番最後にマツジュンが引っ込んだんですよ。もう扉が閉まっちゃいそうなとき、彼は手を振り終わった後、ゆ、ゆ、指を・・・なめていた・・・というか、しゃぶっていたと言う方が正確かもしれないんですが・・・。ああ、その表情、その仕草のあまりのエロさに胸どぎゅ～～んでございました。幸い（？）娘は見ていなかったようで、少しホッとした母です。（笑）もしかしたら投げキッスだったのかもしれませんが、いや私には官能的な指なめに見えてしまいました。よっ、このエロ王子！ＭＣの時も、相葉ちゃんが「星のように綺麗なペンライトよりもファンの笑顔の方が綺麗」ということを言ったんですけど、それを受けてマツジュンが「またみんなの綺麗な笑顔を見せてください・・・綺麗な体も。スマン。」な～んて、言うんですよね。この～！そういえば今回のコンサート中も、真っ先にシャツの前をはだけたのはエロおう・・いえ、マツジュンでした。私たちの座席は１塁側だったのですが、マツジュンがやってくる率が高かったですね。あと相葉くんと大ちゃんも。残念なことにニノと翔クン率は低かったです。ニノのソロ「虹」もよかったです。スケルトンのグランドピアノを引きながら、メガネをかけたニノがしっとりと歌うんですよね。この「虹」という曲は女性の心境を歌ったものですよね？ニノが「わたし」と言うたび、ちょっぴりどきってしちゃいました。歌詞の内容もなかなか感動的で、うるうるしちゃいました。メガネ萌え～の方たちは大騒ぎ。メガネをはずした時にも「きゃ～～！」という悲鳴が。（笑）その後のＭＣで、「いっそのことニノもスケルトンにしたらよかったのに」な～んていう話も出ていましたね。（笑）あと相葉ちゃんのことをニノが「おしっこ王子」だと呼んでいました。相葉ちゃんが「やめて～」と言っていたけど、何かにつけて「おしっこ王子」って言うんですよね。（笑）その答えは前日のコンサートにあるようです。今回のコンサートで１番印象に残ったのは「Cry for me」かな。ＣＤで聴いていたときには、ちょっとハードな曲なんだよな～と思っていたんですが、生で聴いて、メンバーの歌う姿を見ていると、もうめちゃくちゃCoolなんですぅ～！舞台前方から火が噴出して、その後ろでパープルの衣装を身にまとった嵐のメンバーが踊るんですよね。マツジュンがターバンのような布を頭に巻いていて、エキゾチックな魅力が一杯。メンバーみんながとてもかっこよかったです♪翔クンのソロもステキでしたね。曲自体も、ちょっとジャスっぽいお洒落な曲なんですけど、翔クンがソファーにもたれて、少しけだるい調子で歌う「Can't Let You Go」は、お酒を飲みながら聴きたい雰囲気でした。え？横に翔クンがいれば、もっとイイ？はいはい、お酒は２０歳を過ぎてから。どの曲もファンと一体になって、楽しんで歌っているという感じがひしひしと伝ってきて、本当に楽しいコンサートでした。また行きたい！！今度はエロ王子に注目しまくります！！（追記）嵐結成５周年記念に作った幻の名曲「スケッチ」を歌ってくれました♪これってすっごいラッキーのようなんです♪ＺＥＲＯ見てます～。翔クン、お疲れ！なんだか疲れた表情みたい？髪も心なしか乱れているような・・・。娘は「あぁ、数時間前に生で会ったのよね～。ウソみたい～！」と叫んでおりました。

2007/09/24

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「ＴＯＧＩ＋ＢＡＯ」tour2007 ～OUT OF BORDER～

今年の夏も、やはりＴＯＧＩ＋ＢＡＯのＬＩＶＥを聴かなくちゃ♪ということで、8月4日に旅行先から荷物を持ったまま、大阪の梅田芸術劇場に行ってきました。日記のアップがだいぶ、遅れてしまいましたが・・・。舞台のセットは、昨年のアジア色の（特に中国色が・・・）濃いものよりも、もう少しグローバルな感じでした。真ん中に大天使の羽のようなセットがあり、そこに東儀さんが立つと、羽が生えているように見えるんですよね。とても神秘的でした。（できればツァオ・レイーくんもそこに立ってみて欲しかったわぁ～。二胡を奏でる天使。絵になります。）＜曲名一覧＞　第一部１、越天楽幻想曲２、千里の旅路３、春雨（ユィ・ピンのソロ）４、抒情歌メドレー　早春賦～浜辺の歌～赤とんぼ～雪　　（ヤオ・シンフォン、ジン・カイ、タン・シャオフォンのセッション）５、合流（チェン・ジュンのソロ）６、ひこぼしの涙（東儀秀樹、ツォア・レイー、ユイ・ピンのセッション）７、Out of Border８、春色彩華　第二部１、騎士たちの踊り～バレエ音楽「ロメオとジュリエット」より２、There Must Be An Angel３、ラプソディ・イン・ブルー４、君に一本のバラを贈りたい（タン・シャオフォンのソロ）５、タイスの瞑想曲～ひばり（ツァオ・レイーのソロ）６、過ぎ去りし日々～By Gone Days７、誰も寝てはならぬ～歌劇「トゥーランドット」より８、大河悠久アンコールは・・・う～ん、う～ん、確か「春色彩華」ともう1曲何かだったと思うんですが・・・。やっぱり見てきてすぐにアップしないとだめですね～。今年は昨年以上に、ボーダーレスな選曲ですねぇ～。第一部は中国や日本の曲と東儀さんのオリジナル曲でしたが、第二部はそこからずっと曲が広がっていっています。特に印象に残ったのは、ツァオ・レイー以外では「騎士たちの踊り」でしょうか。ＣＭにも使われている曲なんですけれど、プロコフィエフの曲が、ＢＡＯのメンバーによって、ますますモダンでスマートに演奏されていました。めちゃくちゃかっこよかった～～～！あと私の大好きなガーシュインの「ラブソディ・イン・ブルー」もＢＡＯの演奏で聴くことが出来て、うれしかったです～。お楽しみのツァオ・レイーのソロですが、これまた好きな曲で「タイスの瞑想曲」甘美なメロディに、ツァオ・レイーの華麗な姿・・・陶酔の極みですね。年々彼は、演奏の技巧とパフォーマンス度をアップさせてきているような気がします。昨年のＴＯＧＩ＋ＢＡＯのコンサート日記にも書いていますが、ツァオ・レイーくんは、演奏している音と姿、全部が芸術作品になっていますね。第二部の最後の曲、「大河悠久」はとても好きな曲なので、最後にたっぷりと聴くことが出来て、満足でした。昨年もラストはこの曲でしたね。（染五郎さんも気に入っているのか、自分の舞台のラストで使っていました）昨年のコンサートでは、私はＢＡＯのメンバーと一緒に砂漠を旅しているような気分になると思いましたが、今年は砂漠から海上の旅へと変化しました。砂漠を一緒に旅しながら、とうとう海へ出て、今度は船に乗って、再び星だけを目印に新たな旅が始まる・・・そんな気分のコンサートでした。今年は、パンフやＣＤを会場で買った人に、東儀さんとの握手券が配られました。コンサート終了後、長蛇の列が会場のロビーに出来ました。間近で拝見する東儀さんは、とてもステキだったのですが、心なしかかなりお疲れの表情でした。来年もぜひ見に行きたいですね。東儀さんのサイトパンフとアルバム

2007/08/26

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ＬＩＶＥに行ってきたというより、参加。

久しぶりの日記更新です。今月最初からのいろいろなイベントについて、書きたいことは山ほどあるのに、なかなかアップできません・・・。昨日も、１つのイベントを消化してきました。２０年ぶり？くらい久しぶりに、舞台の上で歌ってきました。かなり前の日記にも書いたのですが、コーラス部ＯＧとしてコンサートに参加したんです。さすがに演奏時間が１時間近くにもなるオルフの「カルミナ・ブラーナ」は歌いませんでしたが、大中恩・作曲　宮地廓慧・作詞の「月と良寛」を歌いました。ちょうど思春期の頃、中学～高校にかけてコーラス部に所属していたんですけれど、その頃歌った歌は、知らず知らずの間に私の血肉になったんだな～と思います。日本の曲も外国の曲も。コーラス部に入部してすぐ渡された曲は、サナトリウムで療養する主人公が、病室の中で自分のふるさとを思う・・・という内容でした。まだ１２歳やそこいらの年齢の幼い私が、死を意識した作詞家の心情を理解できるわけがなく、夏休みの合宿所で顧問の先生に怒鳴られながら、必死に練習していたことを思い出します。それでも、山の中にある合宿所で緑の匂いに囲まれながら、作詞家が胸に抱くふるさとの緑にむせ返る匂いとが重なり合って、少しだけ作詞家の気持ちが理解できたような気がしました。あと宗教曲もよく歌いました。言葉の意味はほとんどわからず、それでも荘厳なメロディに感動しながら歌ったこともありました。教会でそのような曲を歌うと、反響の具合で、まるで歌が天から降ってくるような錯覚を覚えました。ああ、やはり宗教曲は教会で歌うのがふさわしいんだな・・・と感じたんですよね。今回歌った「月と良寛」という曲は、純粋な心を持った良寛さまと子どもたちとのほほえましいやりとりを歌にしたもので、平易な歌詞の中に、とても深い意味がこめられていると感じました。バリトンのソロがあるんですけれど、やはりプロ。見事でした。良寛さまのピュアで、それでいて深い思いというものを、さりげなくでもじんわりと表現されていました。いっぺんにファンになっちゃいました♪部活動の思い出は、尽きることがありませんが、今回また皆と一緒に歌を歌うことが出来て、１つのハーモニーを作っていく素晴らしさを再確認しました。また機会があれば、歌いたいなぁ～。

2007/08/20

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「萌の朱雀」サントラ購入♪

映画「萌の朱雀」のサントラが売り出されていると知ったのは、最近のことです。河瀬直美監督の公式サイトにいって見つけたんですよね。こちら。もちろん映画自身も好きですが、テーマ音楽も大好きだったので、即購入。私が特に好きなのは「家族のテーマ」なんですが、なんというか、心の奥底の懐かしの扉を開くような曲なんですよ。聴きながら、どんどん自分の幼いころに戻っていくように気がして、落ち着くんですよね。自分の居るべき場所に、心だけが戻っていくような気がする曲です。他にも、心が落ち着く曲が数多く収録されています。鳥の声、虫の音、風の音、子どもたちの遊ぶ声・・・。目を閉じて聴いていると、緑にむせかえる場所で、伸び伸びと深呼吸している自分を感じます。「いいんだよ。ここでは心を思いっきり伸ばして、深呼吸していいんだよ」そういわれているように感じるんです。試聴？そういえば、この「萌の朱雀」ですが、９月２５日にＤＶＤ化されるそうです。楽天にも載っていました。こちら。

2007/07/02

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２０数年ぶりに・・・。

平日がばたばたしているので、基本的に週末は自宅でゆっくりとしたい派の私。なるべく予定は入れないようにしているのですが、今週末は土日ともに予定が入ってしまいました。以前は土日に、子どもたちと美術館に出かけていたのに・・・。最近はなかなか美術館にいけなくて、ちょっと寂しいです。さて１７日の土曜日は、２０数年ぶりに合唱曲を歌ってきました。実は元コーラス部なんです。中学～高校まで６年間コーラス部所属でした。その間、合唱コンクールに何度も出たり、コンクールのために地方遠征をしたり、ヨーロッパの合唱祭に参加したり、いろいろな経験をさせてもらいました。なんと言っても、感性が豊かな年頃に、さまざまな合唱曲に触れたことは、私の財産になっています。日本の曲のほかに、ヨーロッパの宗教曲を歌ったりしたことも、いい経験でした。宗教曲は舞台上で歌うよりも石造りの教会で歌うほうが、ずっと綺麗に聴こえることや、言葉が通じなくても歌（音楽）を通じて心が通い合うことなどを学びました。日本の曲の中にも、アカペラで歌う曲などがあるんですよね。なぜ２０数年ぶりに歌ったかというと、今年の夏に兵庫県立芸術文化センターの舞台に立つことになったので、その練習を昨日から始めたのです。我が母校の在校生コーラス部とＯＧらによる合唱団をこの舞台のために結成したんですよね。やっぱりブランクが長すぎたのか、なかなか息が続きません。時間が経つにつれて、だんだん声も枯れてくるし・・・。はぁ～、出来るのかな～？しかも初見でいきなり歌わされ、しどろもどろ状態です。私たちの学年以外は、在学中に歌っているんですよね。だから他の学年の人たちの声を聴いて、一生懸命に音とりをしながら歌いました。（今回歌う曲は大中恩の「月と良寛」です。）２時間が長く感じられました・・・。思いっきり歌うって、エネルギーが必要ですね。練習が終わったら、グッタリです。雨の中とぼとぼと帰宅し、夕食もそこそこにバッタリと眠ってしまいました。子どもたちよりも先に。（笑）本番までにちゃんと歌えるようになるんでしょうか。少々不安です・・・。

2007/02/18

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いまさらですが・・・。（滝汗）

ずっと気になっていたんです。クリスマスにおススメのアルバムを紹介しますって言いながら、アップできなかったことを。予告までしておきながら・・・。すみませんです。お正月も3が日が過ぎてようやく一息ついたので、今更ですが、クリスマスにおすすめのアルバム紹介をしますね。（あ～、なんてタイミングなんだ～。冷や汗ダラダラです。）左上から時計回りに「GREETINGS FROM ASIA」「ave maria by SLAVA」「ANGEL'S VOICE AVE MARIA」「ANGEL'S VOICE CHRISTMAS CAROLS」「GREETINGS FROM ASIA」と「ANGEL'S VOICE CHRISTMAS CAROLS」については、以前ご紹介したことがあるので、（2004年12月7日の日記）今回は他の2枚をご紹介します。「ave maria by SLAVA」と「ANGEL'S VOICE AVE MARIA」の2枚は、ともにアベ　マリアの曲ばかりを集めたアルバムです。アベ　マリアにはシューベルトやモーツァルトの曲があまりにも有名ですが、他にもグレオリオ聖歌やコダーイ作曲の美しい曲があります。実は、私は中学・高校のとき、コーラス部だったので、こういう宗教曲を歌ったこともあるんですよね。コンクール出場の時や文化祭、合唱祭のときに歌いました。夏休みの合宿中に猛訓練をしたので、こういう宗教曲と夏の暑さ、そして静寂は私の記憶の中にセットで納まっています。（笑）特に「ANGEL'S VOICE AVE MARIA」収録のコダーイ作曲の「アヴェ・マリア」は、私が中学1年の時にコーラス部に入部して最初に練習した曲なので、印象に残っています。まず最初にパート練習をした時、『なんて変な曲なんだろう』と思ったのですが、ソプラノ、メゾソプラノ、アルトの3部であわせて歌った時のハーモニーの美しさに呆然とした記憶があります。私はソプラノではなかったので、メロディラインを歌えなかったのですが、メロディを引き立てるようなパートがあるからこそ、曲全体が透き通って響くのだと、その時に学びました。思い出深い曲です。スラヴァによる「ave maria 」のアルバムも、とても魅力的な1枚です。というのは、彼はカウンター・テナーなのです。男性的で端麗なルックスとはうらはらの、柔らかな歌声。彼は以前ＴＶ東京系「美の巨人たち」のエンディング曲を歌っていました。（スラヴァの歌声がこちらで試聴できます。）この「ave maria 」のライナーノートは演出家の宮本亜門さんが書かれています。それによると、このアルバムはスラヴァ自身が編曲し、演奏するシンセイサイザーに載せて歌っているそうです。プロデューサーはピンク・フロイドを手がけたグレッグ・ウォルシュ。（ごめんなさい、私は知りません・・・。汗）ロックとカウンター・テナーの融合だと、宮本氏は述べています。「ANGEL'S VOICE AVE MARIA」は正統派の「アベ　マリア」、そしてスラヴァの「ave maria 」は、ちょっと雰囲気の違った「アベ　マリア」どちらも聴き応えがありますが、どちらをチョイスするかで、聖夜の過ごし方が違ってくるかも？？以上、時期はずれの日記でした～。（汗）今年のクリスマスにでも聴いて見てくださいね～。

2007/01/03

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最期に聴く曲

読売新聞の記事を読んで、ちょっと思ったことなど。評論家の木元教子さんのコラムで、死に行く前に聴く曲について書かれていました。木元さんのお父様は、９２歳で亡くなる特、木元さんと妹さんの２人に、耳元でインドネシアの「ブンガワンソロ」を歌ってもらいながら旅立たれたそうです。戦時中にインドネシアに行かれたお父様が、娘である木元さんに原語で教えたとか。この曲はシンガポールの歌手ディック・リーのアルバムで聴いたことがあります。ゆったりとした曲で、聴いているとインドネシアの風を受けているような心持がします。死にゆく時、聴覚は最後まで残るといわれているので、木元さんはお父様のためにこの曲を歌われたんですね。彼女自身、死にゆく時はドビュッシーの「月の光」を聴きたいそうです。あ～、この曲もいいですね。体が軽くなりそう。（笑）私ならば、どの曲を選ぶでしょうね・・・。（まだ早いですが。笑）やっぱりマーラーの交響曲第５番第４楽章「アダージェット」でしょうね。この曲は、この世に存在するあらゆる曲の中で、１番好きな曲なんです。有名すぎるほど、有名な曲ですが。（笑）そうヴィスコンティの「ベニスに死す」の挿入曲です。そういえば、今日（というか、もう昨日ですね）ＮＨＫで「ベニスに死す」を放送していたんですよね。私がこの「アダージェット」を初めて聴いたのは、きっと「ベニスに死す」だと思うのですが、それを意識したのが、映画「マーラー」を見たときです。これケン・ラッセル監督の作品なんですよね。めちゃくちゃ面白かったです。随所に「ベニスに死す」のパロディシーンが出てくるんですが、その時のＢＧＭが「アダージェット」なんです。私がこの世から旅立つ時、マーラーの交響曲第５番第４楽章「アダージェット」をぜひ聴きたいですね。

2006/11/28

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くまちゃん好きに♪「ぼくはくま」

この間、「Ｍステ」で聴いちゃったんですよね～。何をって？「ぼくはくま」この曲の作者は宇多田ヒカルさんで、テディ・ベアをもらったことがきっかけでできたそうです。１０～１１月のＮＨＫ「みんなのうた」で放送されているらしいのですが、まだ見たことがありませんでした。「Ｍステ」でちらっと紹介されていたのですが、くまちゃんキャラの可愛さと、温かなイメージの曲が、胸に飛び込んできて、それからソッコーでこの曲のファンになりました。「Ｍステ」オンエア中に、すぐケータイで着うたをＤＬし、２日後にはＣＤを探しにお店へ。でも１１月２２日発売だったらしく、まだお店には並んでいませんでした。このＣＤなんですが、通常盤（￥６００）以外に、NHK「みんなのうた」のDVDが付属されるバージョンと（￥１２００）、宇多田ヒカル本人作によるオリジナル絵本付きバージョン（￥１１００）があるようです。う～ん、やっぱりＤＶＤ付きが欲しいなぁ～。アニメのくまちゃん、とってもかわいいです。「ぼくはくま」Special Siteはこちら「ぼくはくま」についてのニュースはこちらくまちゃんをご覧になりたい方は、↑をクリック

2006/11/06

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美輪明宏音楽会＜愛＞２００６に行ってきました♪

秋の恒例行事（笑）美輪明宏さんのコンサートに行ってきました。春には舞台、そして秋にはコンサートというスケジュールで、毎年美しい舞台と歌を堪能させてもらっています。なによりも楽しみなのが、美輪さんのトーク。軽妙なおしゃべりが、時には重い内容で、そして楽しい話題で、縦横無尽に展開し、いつのまにか引き込まれていきます。いつもは自己紹介のときに「こんばんは、白鳥麗子でございます」と言うところを、今回は「江原啓之です」と言われてましたね。（笑）おととしのコンサートは、主に日本の抒情歌を、昨年は古き佳き時代のシャンソンを、そして今年は美輪さんのオリジナル作品をふんだんに聴かせてくれました。「“歌は世につれ、世は歌につれ”と申しますが、歌と云うものは、不思議な力を持っている魔法の杖と同じでその音楽を聴いたり唄ったり致しますと、忽ちタイムスリップをする様にその折の時代の匂いや映像と感情、思いや状況がまざまざと蘇って参ります」と美輪さんがパンフレットに書かれています。私も同感です。歌とともに、香りもタイムスリップ用品ではありますが。美輪さんのオリジナル曲は、メッセージ性の強いものが多く、今回第一部で歌われた曲もそういうものがほとんどでした。以下に曲名をご披露しますね。・長崎育ち・祖国と女達・いとしの銀巴里・メケメケ・黒蜥蜴の唄・僕は負けない・金色の星・ヨイトマケの唄うって変わって、第二部は洒落たシャンソンの曲です。・サンジャンの恋人・あきれたあんた・愛のまがり角・思い出のサントロペ・恋心・ボン・ヴォワヤージュ・愛の賛歌美輪さんの衣装の豪華さを拝見するのも、楽しみの一つなのですが、今回は珍しく第一部ではパンタロン姿でした。幅広の黒いパンタロンの裾には、銀色の摩天楼のシルエットが縫い付けられています。黒のズボン部分が、まるで漆黒の夜のよう。上半身は光沢のある白いブラウスでした。ブラウンのショートヘアの美輪さんも魅惑的でした～。第二部の衣装は、銀色のドレス姿。背中が大きく開いていて、裾が長い上品なドレスでした。曲が変わると、その雰囲気に合わせて、スカーフを羽織ったり、羽を身にまとったり。ちょっとした工夫で、イメージを変えながら歌っていました。お見事です。舞台美術に関しても同様でした。第一部では、アールデコの様相で、幾重にも降りた薄いカーテンにモガのイラストなどが描かれています。蕗矢虹児風のイラストでした。曲の内容によって、イラストにスポットライトを当てて、その部分を印象付けたり、ステンドグラスの窓のようなライトを浮かび上がらせたり、雲がたなびく様子を模したライトをつけたり、それはそれは素敵な演出でした。第二部の舞台美術は、美輪さんお気に入り？の「空から花が降りてくる様子」を演出しています。以前の舞台は、その花が百合だったのですが、今回はさまざまな彩りの花になっていました。舞台下手上部から弧を描いて舞台中央に花が降りてきています。舞台上にも花々が乱れ咲いています。馥郁たる香りが漂ってきそうな舞台セットでした。美輪さんは、１曲１曲歌う前に、その歌詞の内容を話されます。その内容はどれもドラマチックなものばかりで、いつも思うのですが、歌を聞いているというより、一人芝居を見ているという気分になります。５分程度の曲を聞き終わったとき、２時間くらいのお芝居を堪能したくらいの充実感があるのです。美輪さん、すごいです。そういえば「恋心」という曲の前のトークでは、こういうことを言われていました。「恋」と「愛」の違いについて。おぉ～、これはついこの間、私が日記に書いたテーマではないですか～。美輪さん曰く、「恋」は自分本位、「愛」は相手本位。私、み、美輪さんと同じ解釈だったんですね。光栄ですわ～。（笑）今回聞いた中で、特筆すべき曲は、やはり「祖国と女達」でしょうか。これは副題に「従軍慰安婦の唄」と書かれています。先の大戦で軍隊とともに前線に連れて行かれた日本人の従軍慰安婦についての歌です。「ニッポン　バンザイ」という歌詞がなんども出てきますが、美輪さんはその部分を、勢いをつけて歌ったり、なげやりな口調になったり、哀しい歌い方にしたりして、哀しい女たちのさまざまな思いを見事に表現されていました。これも舞台を見ているような気分で聴きました。この美輪さんオリジナル曲を集めた幻のレコード「白呪（びやくじゅ）」が、今年７月にＣＤ化されました。そしてうれしいことに、来年の美輪さんの舞台は、待ち望んでいた「双頭の鷲」です！楽しみ！これはジャン・コクトーの名作ですよね。有名な階段落ちを、今回は木村彰吾クンがするそうです。私は高島兄の階段落ちが見たかったんだけど～。高島兄は「黒蜥蜴」の明智探偵が、身震いするほどセクシーで素敵だったもんね～。４年後の舞台は、（笑）これまた見たかった「毛皮のマリー」だそうです。これも楽しみだわ～！

2006/10/30

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「月の光に魅せられて」

あさって１０月６日は中秋の名月ですよね。少しずつ風が涼しくなってきて、日一日と秋の深まりを感じます。（中秋の名月については、大阪市立科学館のＨＰがくわしく解説してくれています。こちら）こんな夜にぴったりのＣＤをご紹介しますね。ハーピストの摩寿意（ますい）英子さんのＣＤ「月の光に魅せられて」です。今年の７月に、私が所属している（というか、今は忙しくてお休み状態なので、所属していたと言った方が適切かも）美術館ボランティア・グループの総会後、彼女の演奏会がありまして、スタッフとして聴かせていただいたんです。ソロのハーブ演奏は、聴いたことがなかったのですが、繊細な中にも豪華な音が楽しめた演奏会でした。私が大好きなピアニスト、ダン・タイ・ソン氏が弾くピアノの音のように、ハーブの音色って、まるで空から硝子玉がころがってくるように感じるんですよね。どんなに微かなピアニッシモでも、その輝きはきちんとこちら側に伝わるという感じですね。今日聴いたＣＤの収録曲は、１、月の光（ドビュッシー）２、ソナタ・ヘ短調（カルドン）３、夜想曲（グリンカ）４、妖精＝序奏と踊り＝（トゥルニエ）５、ソナタ（Ｄ．スカルラッティ）６、アラベスク第１番（ドビュッシー）７、即興綺想曲（ピエルネ）８、夜の歌（サルツェード）９、光の竪琴（林　晶彦）10、平和を求める祈り（林　晶彦）知らない作曲家が多いのですが、夜の闇に浮かび上がる月の光のような、美しい曲が多く収録されています。秋の夜長、月光浴をしながら、ハーブの音色を聴くのもいいかもしれませんね。

2006/10/04

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「ＴＯＧＩ＋ＢＡＯ」ＴＯＵＲ２００６

今年も行ってきました。元雅楽師の東儀秀樹さんと中国楽器の名手たちとのコラボ、ＴＯＧＩ＋ＢＡＯのコンサート。昨年初めて見て、とっても感動したので、今年も楽しみにしていました。今年も舞台は中国風。昨年は真っ赤な柱に黄金で竜の模様がついているセットでしたが、今年は中国風の模様のセットが、舞台の上手と下手に置いてありました。＜曲名一覧＞　第一部１、New ASIA２、花降る時３、蘭花花４、天山の春（ユィー・ピンのソロ）５、荒城の月（リュー・イーのソロ）６、漂白（ヤオ・シンフォンのソロ）７、タシクルカンの陽光８、千里の旅路９、春色彩華　　第二部１、Eternal Vision２、夏の終わりに３、五（漢字が反映されません・・・。ホウ）子（チェン・ジュンのソロ）４、チャルダッシュ（タン・シャオフェンのソロ）５、ツィゴイネルワイゼン（ツァオ・レイーのソロ）６、My Heart Will Go On　～映画「タイタニック」より～７、ネッスン・ドルマ　～オペラ「トゥーランドット」より～８、大河悠久　アンコール１、ふるさと２、Pure Smile　　（だったと思います・・・）なんといっても楽しみにしていたのは、ツァオ・レイーくんのソロ。昨年も「DARK EYES」で官能的なタンゴを楽しませてくれましたからね～。今年の曲はサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」あのバイオリンの名曲を、二胡でどんなふうに聴かせてくれるのか、とても楽しみでした。結果は・・・あぁ～、もう言葉にできないくらい、胸が震えました。力強く逞しくそして艶やかな音色に、心臓をわしづかみされたような気分です。まるでハーメルンの笛吹き。（笑）二胡奏者だけど。彼が二胡を演奏しだすと、どこまでもついて行ってしまいそう・・・。いつまでも彼の演奏を聴いていたいから。同行者いわく、「彼は演奏している姿も美しい」そうなんですよね。ツァオ・レイーくんは、演奏している姿と音色の両方で１つの芸術になっているんです。あぁ、彼のソロのリサイタルが見たい～！ソロのアルバムを出して欲しい～！（叫）パンフのツァオ・レイーくんページ「千里の旅路」は新曲だそうです。とてもステキな曲でした。この曲を演奏している時の舞台は、夜をイメージしていて、バックは星空でした。時々流れ星が消えていくのですが、とてもロマンチック。まるでＴＯＧＩ＋ＢＡＯのメンバーと一緒に砂漠を旅しているような気分になります。砂漠の夜はまったく音がなく、聞こえるのは自分たちが踏んでいる砂の音だけ。サクサクサクという音だけが、耳から体にしみていくよう。この曲を聴いていると、そんなイメージが湧いてきました。ＢＡＯのメンバーはみんな中国人です。その遺伝子が音色の中ににじみ出てきているのでしょうか。「My Heart Will Go On」は映画「タイタニック」の曲です。ん～、これはちょっと違和感があったかな～？でも舞台セットはよかったですよ。龍が空に向かって舞い上がりそうになっていて、その目の前に真っ赤な玉があるんですが、それが曲のサビの部分でミラーボールになるんです。あの演出はよかったなぁ～。「ネッスン・ドルマ」これは今大流行の曲ですね。なんたってオリンピックで荒川静香選手が金メダルを取ったときの曲ですから。（笑）私もこの前ラッセル・ワトソンのコンサートで聴いてきたばかり。好きな曲なので、ＴＯＧＩ＋ＢＡＯがどんな風に表現するか、楽しみでした。聴いてみると、気になったのは効果音。時々チ～ンという鐘の音？や、タンタカタ～ンという小太鼓のような音がするんですよね。あれには参りました。いらないよ～～～。オーケストラで演奏する曲ですから、クレッシェンドの部分が物足りないと感じたのか、いろいろと手を加えているように思えました。そこが残念。東儀さんとＢＡＯの力量だけでも、きっと素晴らしい「ネッスン・ドルマ（誰も寝てはならぬ）」が演奏できたはず。それが聴きたかったです。ホールは大阪の梅田芸術劇場メインホールだったのですが、１席の空きもなく、当日券もない状態だったそうです。来年もぜひ行きたいなぁ～。ちなみに、ＴＯＧＩ＋ＢＡＯは８月２日（水）に新神戸オリエンタルホテルでディナーショウを開催するそうです。コチラを参照。↑の画像をクリックすると東儀さんの公式サイトに行きます

2006/07/29

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チョ・ソンモのベスト買っちゃった♪

最近、ＰＣをしている時やドライブ時のＢＧＭはチョ・ソンモの「My first」だったんです。素敵な曲が一杯あって、何度聴いても飽きないんですよね。でもだんだん欲が出てきて、彼の他のアルバムも聴きたくなってきました。そんなとき、音楽関係のＤＭが来たので見てみると、チョ・ソンモの４枚組みＣＤ「Best of the Best 」入荷のお知らせでした。さっそく購入しました。まだ３枚目までしか聴いていませんが、聴き応えのあるアルバムです。

2006/06/13

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ラッセル・ワトソン　コンサートへ

GOLDEN VOICEと呼ばれているラッセル・ワトソンのコンサートに行ってきました。彼のことを知ったのは、昨年５月２２日に「題名のない音楽会」を見たから。ラッセル・ワトソン特集でした。本格的な声楽の訓練をせず、１６歳から旋盤工として働いていた彼は、歌への憧れを捨てることが出来ず、労働者の集まるクラブで歌っていました。ある日、ステージの最後にプッチーニの歌劇「トゥーランドット」のアリア「誰も寝てはならぬ」を歌ったところ、スタンディングオベーションを受けるほどの大絶賛。それから彼の噂は広がり、イギリス女王やローマ教皇の前での演奏、パバロッティやポール・マッカートニーとの共演を果たすなど今やイギリスを代表する歌手になったのです。「題名のない音楽会」での彼のルックス（笑）や歌声に惹かれて、一度生で聴いてみたいと思っていたのですが、ちょうど１年後に望みがかないました。しかし、ですよ・・・。オペラ歌手でもやっぱりマイクを使って歌うのでしょうか？彼はオペラ歌手ではないけれど、オペラのアリアも歌う歌手なので、私はてっきりマイクなしかと思っていました。私は最上階の４階バルコニー席で聴いていたのですが、いきなりマイクを通した彼の歌声が聞こえた時には、がっかりしました。彼の声量ならば、きっとここまで声が届くはずだと思っていたのですが・・・。やはりオーケストラと一緒だと、どんなに声量の豊かな歌手でも声が消えてしまうのかしら？アカペラの曲もプログラムに混ぜて、マイクなしの声を聴いてみたかったです・・・。まず「グラナダ」を楽しく歌うラッセル氏。私、この曲大好きなんですよね。もうずいぶん前になるけれど、プラシド・ドミンゴ様がＣＭで歌ってらしたの～。あの艶やかな色気を感じさせる「グラナダ」に、ときめいたものです～。ラッセル氏の「グラナダ」は、けっこう淡白だったかな？（笑）「I believe」「AVE MARIA」「YOU ARE SO BEAUTIFUL」などを歌っていきます。私　「アベ　マリア」というタイトルの曲はどれも好きなんですよね。今回はシューベルトの「アベ　マリア」でしたけれど、聴いていると光が差してくるのを感じるようなところが好きなんです。う～ん、ラッセル氏は軽めにというか、あまり音を伸ばさない歌い方でしたね。もうちょっと情緒豊かな表現が好みなんだけど・・・。２０分の休憩を挟んで、後半のプログラム。あ、休憩の時に、ロビーでシャンパンをいただきました。ワインもありましたね。天井から足元までガラス張りの窓辺で、ぼんやりと夕暮れの街を見ながらいただくシャンパンの味はなかなかのものでした。（笑）←ただの飲んべぇ？後半は、「VOLARE」「FUNICULI FUNICULA」「AMORE MUSICA」など。もちろん最後にはお待ちかねの「誰も寝てはならぬ」がありましたよ。この曲は、トリノ・オリンピック開会式でパバロッティ氏が歌い、荒川静香選手が金をとった時に使ったことで今はとても有名になりましたよね。（「わたケシ」でも使用されていました）これもね、ちょっと物足りなかったです。音を短めに伸ばすのは、彼のクセなんでしょうか。私個人の好みとしては、たっぷりと伸ばした艶やかな声なんですが、彼の場合は軽めに伸ばした淡白な表現かな。でも日本人好みなのかもしれません。熱狂的な彼のファンが多数いて、ラッセル氏が歌いながら客席に降りてきた時は、もう握手攻めでしたね。（笑）花束やプレゼントを渡す女性や、アンコールのときにはパンフレットにサインをねだるファンの姿も。（まるでファンミ状態。笑）確かにルックスはかっこいいですよん。でも歌い方や音楽の表現方法が、ちょっと私の好みではなかったですね、残念ですが。私はやっぱりドミンゴ様のセクシーな声が好きだな。（笑）

2006/05/20

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忌野清志郎３５周年スペシャルライブ♪

見ましたよ～～～♪清志郎の３５周年スペシャルライブ！！ゲストの多彩なこと！細野晴臣、中村獅童、仲井戸麗市、山下久美子、ＢＥＧＩＮ、間　　寛平・・・あぁ～書ききれない！そしてなんと言っても待ってましたのゲストは矢野顕子ことあっこちゃん！私が高校生の頃、あっこちゃんのＬＰレコードを友人から借りてカセットテープにダビングし、毎日擦り切れるまで聴いていました。特に好きだった曲は「ひとつだけ」当時初恋の真っ最中だった私は、その歌詞に共感しまくり。（笑）今でもその曲を聴くと、あの頃の甘酸っぱい思い出が胸の中に広がります。今夜はなんとその「ひとつだけ」をあっこちゃんと清志郎のデュエットで！清志郎が歌う時は、歌詞が男言葉になるところが、また面白くて。あっこちゃんだと「貴方の心の白い扉開く鍵」なのに、清志郎だと「君の心の黒い扉開く鍵」になってたり。（笑）この曲を久しぶりに聴いて（しかもあっこちゃんと清志郎のデュエット！）しみじみ感じたことは、『あ～、人を好きになるっていいなぁ～』ということ。これまでに私が好きになった人々（芸能人～一般人）に感謝したい気分です。その時々の体験が、大小さまざまなひきだしとなって、私の中に積み重なっていると思うから。いぇ～い！愛してるよぉ～～！も～大満足のライブでした～。清志郎の曲で好きな「雨あがりの夜空に」もたっぷり聴くことが出来て、ＴＶの前でワインを飲みながらノリまくりでした。（笑）「雨あがりの夜空に」はココで視聴できます。矢野顕子オフィシャルサイトはココ彼女の新しいアルバム「はじめてのやのあきこ」欲しい～～！

2006/04/15

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偶然の喜び

ケータイからの更新です(^-^)今お子ちゃま達とモスバーガーに来ています。明日から新学期(^^)vさてモスバーガーで注文しているとBGMが耳に入って来ました。な・ん・と流れてきたのは…「Lately」＼(*^▽^*)/しばしうっとりと聞きほれました。

2006/04/06

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DICK LEEが好き♪

さてさて、昨日の日記の続きです。私がディックの音楽とであったのは、1990年にリリースされたアルバム「the mad chinaman」でした。その中に収録されている「WO WO NI NI」という曲が、何かのＴＶＣＭに使われていて、そのＣＭを見たとたんにその曲が大好きになってしまったんです。軽快なラブ・ソングで、本人曰く「どこかクリフ・リチャード風のメロディ」らしいです・・・。（ごめんなさ～い。私はクリフ・リチャードを知りません）私はこの曲はてっきり欧米系のアーティストが作曲したとばかり思っていましたが、なんとディックは中国系のシンガポーリアンだったのです。さっそく「WO WO NI NI」が収録されたアルバム「the mad chinaman」を購入。他の曲も聴いていくうちに、すっかりディック・ワールドに引き込まれていました。←いつも同じパターンの私。(汗）「ディック・リーについて書いた過去の日記」はココとココそれからは、彼のファンクラブに入ったり、彼が来日して関西でコンサートを開くたびに見に行き、それからしばらくは彼のアルバムを買っていました。(↓の画像参照）DICK及び彼が参加した他のアーティストのアルバムなぜここまで彼の音楽に惹かれたかというと、メロディラインの美しさと親しみやすさが心地よく、そんなメロディに安住しながら聞いていたら、歌詞の深い意味に驚くはめに。そしてぐぐっと惹かれたのだと思います。以前の日記にも書いているけれど、シンガポール人としてのアイデンティティを考え続ける彼の問いが、日本人である私にもそっくりそのまま同じテーマで考えることが出来たから、どんどん彼の音楽にのめりこんでいったのでしょう。そんなディックの曲をなぜジヌくんにプレゼントしたかといえば、やはり彼も自らのアイデンティティについて考えるのじゃないかなぁ～？なんて漠然と考えたから。(笑）ディックは、自分の顔は中国人なのに中国語は話せず、日常的に話しているのはシングリッシュ（シンガポールなまりの英語）一体ボクって何人？というディックの疑問が、韓国人でありながらオーストラリアで育ったジヌくんにも共通するのではないかなと思ったから。ジヌくんも日常的に話すのは英語だったらしいし、俳優になるために韓国に戻ってきた直後は、韓国語の発音が少し違うので苦労をした・・・という話をどこかで聞いたんですよね。好きな食べ物も、キムチよりステーキ！だし。(笑）もちろんディックとジヌくんとでは、年齢も違うし（ディックは1956年８月生まれ、なんとジヌくんと同じ乙女座）育ってきた環境や時代も違うから、ディックほど深刻ではなかったかもしれないけど。ディックの日本で発売した最初の時期のアルバムは、かなりアジアン・ミュージックを意識していたので、これらのアルバムはジヌくん聴かないかも・・・と思い、かなりアメリカン・ポップ調にアレンジされている「SECRET ISLAND」をチョイス。聴いてくれればいいのですが。(笑）気になるのは、新しいモノを渡せなかったこと。私がＣＤに落としたものなので、東京ファンミのときにジヌくんがセレクトしてくれたＣＤのように、表にサインペンでアーティスト名とタイトルを書いた、ごくごくシンプル（というか質素）なブツ。(滝汗）お、驚かれてないよね・・・・？(冷汗）ディック・リーのＨＰ・・・DICK LEE.COMsonyのディックのＨＰ・・・Dick Lee←ここで彼のアルバム「EVERYTHING」の試聴ができます。ジヌくんのアイデンティティって・・・？

2006/01/19

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Musical Baton

楽天仲間のjupitteさんよりMusical Batonがまわってきました。それではさっそくお答えしま～す。１．コンピュータに入っている音楽ファイルの容量う～ん、０かも。私のＰＣはもう５年も使っているけど、自分が使える機能しか理解していないので・・・。（汗）２．今聞いている曲それはやっぱりsonaの「love,again」ですね。聞き始めるとエンドレスになります。で、ジヌくんの顔を思い浮かべながら・・・。（うっとり）３．一番最近買ったＣＤこれも２同様、sonaの「love,again」です。その前は（聞いていないって？）ＴＯＧＩ＋ＢＡＯの「春色彩華」これも毎日聴き倒したなぁ～。４．よく聞くまたは自分にとって大きな意味のある５曲これは決めるのが難しい～。まず１曲目：マーラー「交響曲　第５番　第４楽章アダージェット」　この曲は人間が作曲したとは思えない。天国で聴くような音楽だと感じる。聴くたびに　私の細胞の１つ１つが浄化される感じ。あらゆる音楽の中で、この曲が一番すき。２曲目：ラフマニノフ「ピアノ協奏曲　第２番　ハ短調、Op.18」　映画の挿入曲として初めて聴いたのだが、その重さと甘さに胸がドキドキした。　人生には辛いこともあるけれど、その反面うれしいこともあるということを、感じさせ　てくれた。３曲目：ディック・リー「North and South」　中国系シンガポーリアンという自分の立場を、突き詰めて考えている彼の思いに共感。　歌詞もグッとくるけれど、曲もしびれるほどイイ。聴いているうちに、自分の過去世に　迷い込み、今の自分は何をすべきかを、過去の自分が教えてくれるような心持にさせて　くれる曲。４曲目：矢野顕子「ひとつだけ」　初めて本当に人を好きになったときに、よく聴いていた曲。今でもあの頃の甘酸っぱい思いが甦る。５曲目：ＴＯＧＩ＋ＢＡＯ「大河悠久」　この曲を聴くたびに、「ああ、自分も黄色人種なんだな」としみじみ思う。中国と韓国と台湾と香港と、私が好きな国や地方と、自分の生まれた国日本が歴史の大きな流れの中でつながっているんだということを、曲を聴くたびに実感する。またそのことが、とてもうれしいと思う。５．バトンを渡す５名の皆様１２本の薔薇さん桜紫ＯＫＥＩさんmocchi45さんあめみこさんkaochan(*^-^*)さん以上の方々、よろしくお願いします。

2005/06/27

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平井堅「見上げてごらん　夜の星を」

レンタルしてきた、平井堅「Ken's Bar」もともと平井堅の歌は好きだし、彼の声もセクシーで気に入っているのだが、わざわざこのＣＤをレンタルしたのは、長女のリクエストがあったから。ある日、我が家の人気者の、くまのぬいぐるみがソファで転がっていた。いつもはちゃんとお座りさせているのだが、そのときはたまたま上を向いて寝転んでいた。それを見た長女が「くまちゃん、何してるの？」と呟く。私はとっさに、くまのぬいぐるみになりきって「見上げてごらん　夜の星を」を歌った。我が家のソファが一気に公園のベンチになり、ちょっぴり孤独な翳を持ったくまちゃんが、「見上げてごらん　夜の星を」を歌い上げる。長女は大ウケ。その曲が大好きになったらしい。寝る前に何回も歌ってくれとおねだりする。・・・というのでＣＤをレンタルしてきた。最初は平井堅の歌声、次に懐かしの坂本九の歌声。最新の映像＆録音技術の高さに感謝。今は亡き坂本九氏と今を生きる平井堅氏との､デュエットを楽しむことができるのだから。平井堅氏は、もちろん艶やかな声で情感タップリに歌う。坂本九氏の歌声は、幼い頃に聴いていたはずなのに、これほど心に染みる声だとは気がつかなかった。なんと言って形容してよいかわからないのだが、その伸びやかな声を聴いていると、薄い水色の空を思い出す。坂本九氏の歌声とともに、その空がどんどん広がっていく。そんな感じ。そして歌詞の意味が、心の隅々まで染み渡っていく。そんな歌声。ビデオも出ていて、それでは二人並んだ映像も楽しめる。最新技術万歳。ここで試聴＆視聴できます。

2005/05/23

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マツケンサンバ・スペシャルコンサート

行ってきました、噂の「マツケンサンバ・スペシャルコンサート」うちのお子ちゃま達が、あの派手な舞台を生で見てみたい！というので、チケを購入。母娘３人で、いざ神戸文化大ホールへ。年配の女性が多いかと思っていたが、意外に男性や若い女性、そして子ども達の姿も目立った。いよいよコンサートが始まる。幕が上がると、そこはラテンの園。（笑）キラキラ輝くシルバーのラメ着物に身を包んだマツケン氏が、金とピンク色に輝く着物を着た大勢の女性に囲まれて登場。会場が一気にどよめく。松平健氏の持ち歌は、ほとんど知らないのだが、歌詞を聞くと「マツケンマンボ」と言っているようだ。「マツケンマンボ」の後は、ドラマ「暴れん坊将軍」の挿入歌から２曲。バックのライトが赤く染まり、しっとりと歌い上げる。マツケン氏の衣装替えの間は女性たちが舞い踊り、時間稼ぎ。バックに波が映り、波音が聞こえる。沖縄の海のようだ。マツケン氏が沖縄の衣装に着替えて登場。「花」と「涙そうそう」を歌う。次は、「マツケンマンボ」を歌った時とは別の、シルバーの着物。彼の持ち歌を知らないので、これから後は曲名不明。衣装替えが何度もあり、また衣装がどれも煌びやかで豪華。目が痛いくらい、これでもかとラメがライトの光を観客めがけて反射する。黒の着物もあった。しかしこれも地味ではない。ちゃんと金のラメがついている。他には、ピンク色で桜の花を染め上げている着物に、先だけローズピンクで本体は白い羽の扇を持って舞い踊ったり、青いラメがびっしりの着物で「マツケンサンバ」を歌ったり。そしてラストは、待ってましたの「マツケンサンバ２」もちろん着物は､例のゴールドスパンコール。休憩時間に購入したサンバ棒なるものを点灯し、娘２人は踊り狂う。が、前に座っていた男性も立ち上がったので、下の娘は前が見えなくなった。仕方がないので私が抱き上げる。娘は私の腕の中でサンバ棒を振りながら、おおはしゃぎ。さっきまではうとうとしていたのに、「マツケンサンバ２」が始まると、おめめぱっちり。アンコールももちろん「マツケンサンバ２」曲が終わるまで何度も幕が上がり、そのたびに会場は盛り上がる。上の娘は、マツケン氏のファンに刺激され、まるで大向こうさんのように「マツケ～ン！」と大声をあげていた。おいおい。そして「お母さん、私マツケンのサイン会に行きたい」と言い出した。好みが渋いぞ、小学４年生。まあまあ、となだめながら帰途につく。子ども達は大満足の「マツケンサンバ・スペシャルコンサート」私はネットで「マツケンサンバ２」のＣＤ或いは「振り付け完全マニュアルＤＶＤ」を購入しようか迷っているところ。マツケンサンバの試聴がココでできます。

2005/05/06

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光をイメージする曲

毎日ＴＯＧＩ＆ＢＡＯの「春色彩華」を聴きこんでいる。聴けば聴くほど味わい深くなるアルバムで、光のようにキラキラした音が肌に吸い込まれていくような感覚を味わっている。東儀さんはこのアルバムで笙（しょう）と篳篥（ひちりき）を演奏している。笙は鳳凰が翼をたたんでいるような形で、複雑な和音を奏でる楽器。この音色を聴くと、天からさしこむ光を思い出す。篳篥の音色は人の声をあらわしているという。広い意味で、人の声とは地上の音全てを表している。この他に雅楽では龍笛も用いる。龍笛があらわしているのは龍の鳴き声。天と地の間を表している。笙と龍笛と篳篥で、天と地とその間、いわゆる宇宙を表現しているというのだ。なんという壮大な音楽。「春色彩華」を聴き始めた時、篳篥の音がコミカルに感じられた。しかし何度も聞いているうちに、その音が血の通った人間の吐息になってきた。さまざまな感情を含んだ深い音。そんな東儀さんの演奏を聴いているうち、２０年近く昔の出来事がよみがえってきた。職場の同僚達と旅行に出かけた夜。歌謡曲をよく知っているＫさんとＴさんが、イメージした曲を歌うというゲームをした。２人以外のメンバーが、いろいろな単語を言い、それをイメージする曲を歌うというものだった。「春」と誰かが言うと、Ｔさんがキャンディーズの「春一番」を歌う・・・というようにゲームは進行していった。Ｔさん、Ｋさんともに、たくさんの曲を知っていて、なかなか勝負が決まらない。そんな時、誰かが「光」と言った。光をイメージする曲とは・・・。私が心に思い浮かんだ曲と同じメロディをＫさんが歌い始めた。♪今、私の願い事がかなうならば、翼が欲しい♪「翼をください」は、まさしく、うす曇の空から、一筋の光が差し込んでくるような曲。かなり抽象的な「光」という単語からイメージしたのだが、歌詞からもメロディからも見事に「光」を感じる。この夜の出来事とともに、「翼をください」は忘れられない曲となった。東儀さんの奏でる笙の音色を聴いて、思い出した懐かしい記憶。

2005/03/16

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TOGI＋BAO「春色彩華」

毎日のように聴いている、このアルバム。もちろんアルバムのタイトルである「春色彩華」も好きだが、一番のお気に入りは「大河悠久」この曲を聴くと思い出すのは、黄河。学生時代に初めて中国に行った。ベルトルッチ監督の映画「ラストエンペラー」を見て、中国の深い歴史に衝撃を受け、一気に中国という国への関心が高まった頃。以前訪れたヨーロッパとは違う空気が、中国には流れていた。顔は似ているのに、言葉は違う。しかし漢字を使う国。使われている漢字は、日本のものとはかなり異なっている。似ているのか、違うのか。判断に迷いながらも、どことなく親しみを感じていた。北京のまちで、橋の上から黄河を覗く。黄色く濁ったそれは、うねっていた。うねりうねり、からまりつつ流れていった。川の流れの底には、過去が渦巻いている、と思った。黄河に飛び込む自分を想像してみる。過去へと遡る私。黄河へと飛び込んだつもりが、気がつくと羊水の中に浮かんでいる。中国。北京。黄河。そして過去。そんな言葉を想起させる曲「大河悠久」

2005/03/10

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「春色彩華」ＴＯＧＩ＋ＢＡＯ

楽天日記友だちのきゆら＊さんのおすすめ、ＴＯＧＩ＋ＢＡＯのＣＤ「春色彩華」を買った。まだゆっくりと聴いていないが、なかなか聴き応えのあるアルバムのようだ。なんといってもライヴ映像が収録されているのが、美味しい。ＴＯＧＩとは、言わずと知れた、雅楽師の東儀秀樹さん。彼が上海に出向いて、上海民族楽団のエリートたちを６人抜擢し、ＢＡＯ（中国語でヒョウの意味）を結成した。メンバーは、二胡のツァオ・レイー、ヤオ・シンフォン、笛のリュー・イー、チェン・ジュン、琵琶のタン・シャオフォン、ユィー・ビンの計６人。私は二胡という楽器の音色が大好きで、自分でも習いたい！と思っていたほど。だから二胡奏者には興味があるのだが、ツァオ・レイーくんは市川染五郎さん似のイケメンだったので、すっかりファンになってしまった。（どこまでもミーハーなのだ）ツァオ・レイーくんの艶やかな二胡の音色に酔いつつ、もいっかい「春色彩華」を聴いて眠りにつこう。

2005/03/02

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両手一杯の水仙の花束

「水仙の束とくや花ふるへつゝ」　　　　渡辺水巴（すいは）１月２９日の読売新聞、四季のコラムには、この歌があった。長谷川櫂氏は、こう読み解く。「水仙は冬の終わりの花。その花束を解くと、長い茎の先の花や莟がさわさわと音を立てて震えた。『ふるへつゝ』にまだ冷え冷えとした空気の感触がある。一方、『束とく』からは春を迎える喜びがこぼれそうだ。春を待つ花でもある」この歌を見て、すぐ思い出したのは、あるピアニスト。１５年以上昔、ダン・タイ・ソンというベトナム人ピアニストの存在を知った。ショパンの曲が好きな私が、選曲に惹かれて訪れたコンサート会場でのこと。今までに聴いたショパンの、どの曲よりも、繊細で清潔な音に衝撃を受けた。それ以来、彼の関西でのコンサートには通いつめた。彼の音楽に、私がいかに心酔しているかを伝えたくて、毎回花束を持参した。下手な英語でかいたメッセージカードをしのばせて。（笑）あるとき、ダン・タイ・ソン氏が私の住む町のホールにやってきた。もちろん、これを逃す手はない。いつものように花束持参で、コンサートホールに駆けつけた。彼の弾くショパンやドビュッシーに酔った後、花束を渡す。興奮が覚めないまま、ホールの外に出た。帰ろうとしていると、黒い車がスーッとホールの裏に着いた。もしや、ソン氏の乗る車では？思わず車に歩み寄った。すると、思ったとおり、ホールの裏口から、ダン・タイ・ソン氏が出てくるのが見えた。たちまち人だかりができる。私もその中に入り、サインの順番を待った。ファンに、にこやかな笑顔で応対するソン氏。私は買ったばかりの、彼のＣＤにサインをしてもらった。清冽な演奏をする彼の、気さくな一面を見て、ますます彼のファンになった。それからしばらくして、東京のサントリーホールで、ソン氏のコンサートがあることを知った。どうしても行きたい。友人を誘って、東京に行くことにした。いつも彼に渡していた花束は、薔薇やガーベラなどの一般的なもの。今回は印象的な花を渡したいと思い、両手一杯の水仙の花束を持っていくことにした。金のリボンで、花をまとめて。すらりと伸びた水仙は、凛とした気品があり、あの芳香によって、まわりの空気が清められるように思う。水仙の香りを身にまとい、演奏後のソン氏に水仙の花束を渡す。彼はにっこりとほほえみ、受け取ってくれた。東京から帰り、しばらくして。ダン・タイ・ソン氏から、カードが届いた。水仙の花束のお礼だった。今でも、そのカードを見るとき、ふと感じるのは水仙の静かな香り。

2005/02/03

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ドミンゴさま～

早起きは三文の得とは、よく言ったものだ。週末は朝寝を決め込む私だが、昨日一日寝込んでいたので、睡眠は充分だったらしい。子ども達が朝のアニメの放送時間に起きだすと、私も目が覚めた。いつものように「ふたりはプリキュア」を見たあと、チャンネルはそのままにしておく。「題名のない音楽会」が始まった。今日のゲストは、な、な、なんとテノール歌手のプラシド・ドミンゴ氏。ラッキ～！子どもと一緒に早起きしてよかった～！もう一人のゲストはソプラノ歌手のミレッラ・フレーニさん。２０年近く前、いろいろな映画を貪るように見ていたときがあった。そのとき見た映画に、ドミンゴ氏の出演している「オテロ」と「カルメン」があった。オペラの知識はほとんどなかったが、ドミンゴ氏の声の艶にほれぼれしたことを覚えている。それ以来、ドミンゴ氏の声に魅了されてきた。そういえば、以前どこかのサイトで「３大テノール占い」というものがあったなぁ。ルチアーノ・パヴァロッティ、ホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴの各氏のうち、誰が好きかで好みの男性がわかると言うものだった。くわしい占い結果は忘れたが、確かパヴァロッティ氏が好きな人は明るい人が好みで、カレーラス氏が好きな人はナイーブな人が好き、ドミンゴ氏が好きな人はセクシーな人が好きというようなものだったと記憶する。その結果はまさに彼らの声の特徴そのものだと思う。今日の番組内でドミンゴ氏が歌った「グラナダ」もすばらしかった！スペイン生まれのドミンゴ氏は、明るい声なのだが、イタリア生まれのパヴァロッティ氏の明るさとは少し違う。ドミンゴ氏の声の魅力は、なんと言っても艶。セクシーに伸びる声は、私の耳をくすぐり、しっとりとした気分にさせてくれる。番組内で彼が語ったスターについてのコメントもよかった。スターとは、我がままで時間に遅れたり、控え室の温度に文句を言ったりする人のことではない。やるべきことをきちんとする人のことを言うのだと。あ～、贅沢な３０分だった。来週もお二人がゲストらしい。必見。プラシド・ドミンゴ氏のＨＰはココ

2005/01/16

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おすすめのX’ｍａｓ　ｓｏｎｇ

もうすぐクリスマス。我が家の子ども達は、サンタさんに何をもらうか思案中。上の子は小３だが、まだサンタさんを信じ込んでいる様子。「お母さん、私ゲームキューブが欲しいんだけど、誕生日のプレゼントにもらうより、サンタさんにお願いして、クリスマスプレゼントにもらうわね。ゲームキューブは高いから、サンタさんにもらった方がイイモンね。」などとセコイことを言ってくれる。誕生日でもクリスマスでも、どっちにしろお金の出所は一緒なのよ・・・なんて言えないし。（苦笑）ツリーを飾ったり、部屋のいたるところにクリスマスグッズを置くほかに、クリスマス気分を盛り上げるため、最近のBGMはもっぱらクリスマスソング。お気に入りのCDは、10年以上前に買った「GREETINGS　FROM　ASIA」、それと通販で買った「ANGEL'S　VOICE」の10巻目「珠玉のクリスマス・キャロル集」「GREETINGS　FROM　ASIA」は、様々なクリスマスソングをアジアの歌手がカバーしている。ジョン・レノンの「HAPPY　CHRISTMAS」をインドネシアのチャンプルDKIが、「SILENT　NIGHT」をシンガポールのジャシンタが歌う。ジャシンタは、以前私が好きだったディック・リーと一緒に活躍していた歌手。そして彼の元妻（だと思う）彼女のアルバム「ドラマママ」も持っているが、豊かな声量でたっぷりと聴かせてくれる。このアルバムでも、トラディショナル・クリスマスソングの「SILENT　NIGHT」を神秘的に歌っている。他にも「LAST　CHRISTMAS」や「I　SAW　MELLY　KISSING　SANTA　CLAUS」「VIRGIN　MARY　HAD　A　BABY」などおなじみのクリスマスソングが、アジアンテイストで楽しめる。ちょっと変わったクリスマスソングを楽しみたい人にお勧め。もう一つのアルバム「珠玉のクリスマス・キャロル集」は、賛美歌などを集めたもので、他にヘンデルの「もろびとこぞりて」やグルーバーの「きよしこの夜」などが収録されている。敬虔な気持ちにさせてくれる1枚。私はキリスト教徒ではないんだけれど。

2004/12/07

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美輪明宏コンサート「Ｌ’ＡＭＯＵＲ」

今年も美輪明宏さんのコンサートに行く。大阪のシアター・ドラマシティにて、午後３時より。相変わらず客層は、女性が多い。年齢はさまざま。今回は、男性の姿もけっこう目に付いた。ほとんどがカップルだったけど。年配の男性が、娘くらいの女性と来ている姿も見受けられた。（ホントの娘かもしれないケド）さて、開幕。相変わらず艶やかな姿の美輪さん登場。黒髪のショートヘアに、淡いピンクのふんわりとしたドレス。袖はシフォン生地のようで、肩の部分からまるで羽根のように流れるように作られている。美輪さんが舞台に現れると同時に、お決まりのタブーの香り。この香りを感じると、『ああ、美輪さんの舞台を見に来たんだな』と思う。いつものようにトークは軽妙だが、パターン化したギャグは今回は少なめ。今回は、日本の叙情歌がテーマらしく、第一部は「朧月夜」「夏は来ぬ」「白月」「冬景色」「忘れな草をあなたに」「爪」「アカシアの雨がやむとき」「惜別の歌」を聴いた。「朧月夜」「夏は来ぬ」「冬景色」などは、幼い頃よく聞いた歌。特に「朧月夜」は好きな歌だった。美輪さんが歌うには、少々優しすぎる？歌のような気がして、彼女？の持ち味が生かされないかも・・・と思う。「白月」「惜別の歌」は、少しばかりの古めかしさが、美輪さんの雰囲気に合っていて、素晴らしかった。この懐かしい歌の数々に、まるで母親の子守唄を聞いているが如く、うつらうつらとても気持ちが良くなった。（笑）休憩を挟んで第二部。第二部は大人の歌。「夜のタンゴ」「１８才の彼」「今日でお別れ」「知りたくないの」「ボン・ヴォワヤージュ」「アコーデオン弾き」「愛する権利」やはりこういう歌が美輪さんの真骨頂を発揮すると思う。歌を歌う前に、その曲についての解説をしてくれるのだが、それが物語を聞いているようで、とても面白い。短い曲の中に、多くのドラマが凝縮されていると言うことを、あらためて感じることができる。特に感動したのは、曲の前に一人芝居をしてくれた「ボン・ヴォワヤージュ」１人の女が、男にだまされて転落していく様子を、女の若い頃から老女になるまで演じわけていたのには、感動した。年齢が違う人間を演じわけるのに、美輪さんは、声と姿勢を変えていた。若い娘の頃は、高い声でちょっと甘えたように、そして育ちの良い上品さを出している。それが港であった男に騙され、男を食べさせるために稼ぐ手段として、街角に立つ女になっていくと、声が枯れて太くなる。年をとり、ふと自分の顔を見ると、目立つ皺。ギクリとしながらも、「まあ、いいわ」と居直る。そんな女を、男は裏切り、別の女と去っていく。自分の人生を振り返り、虚しくなる女だが、男が去る直前には男の幸せを願ってやり、手を合わせる。一曲の中に、１人の女の人生が凝縮されていて、曲が終わると、聴いていた私も、長いお芝居か映画を見ていたように、どっと疲れをおぼえる。快い疲れだけれど。次の曲、「アコーデオン弾き」も、愛した男が死んでしまった女の、哀れな末路を歌った歌。アコーデオン弾きの男と愛し合った女は、男が死んだ後も、ホールに足を向ける。懐かしいアコーデオンの音色に、男が戻ってきたかのような錯覚を覚え、嬉しいような寂しいような、引き裂かれるような気持ちで佇む。美輪さんの歌唱力、演技力はもちろんのこと、照明などの演出効果も素晴らしく、主人公の気持ちの変化を感じ取ることができる。最後の「愛する権利」も心に染みた。お互いに愛し合っているのなら、他の人間が介入するのはおかしなこと。どんな人間にも、人を愛する権利はあるのだから、誰もそれを邪魔することはできない。そういう意味の歌。今回のコンサートで、特に気がついたのは、照明の素晴らしさ。第二部の舞台は、空をバックに百合の花の橋が、左上から右下に向かってかかっていた。舞台の上にも、百合の花が十数輪ずつかたまって咲いている。百合の花には金の粉がほどこされているのか、照明の当たり具合によって、キラキラと輝く。バックは雲が浮かぶ空だと思うが、見ようによっては海の波にも見える。光の色やあたり方によって、百合の花か浮かんでいる空が、波打つ海に見えたりする。曲の内容によって、照明の色や分量が変化し、さまざまな世界が目の前に開かれていく。照明の素晴らしさによって、より一層、歌の世界に酔いしれることが出来た。アンコールは「愛の賛歌」曲が終わると、美輪さんは舞台の中央へ。すると上から、金色の花びらがハラハラと落ちてくる。どんどん激しくなり、美輪さんが金色に輝いた、と思ったとき、幕が閉じた。言葉に出来ない世界を垣間見たような、芳しいコンサートだった。(

2004/10/16

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暑い日に聴きたい曲

毎日暑い日が続いている。朝起きた時点で、もう汗をかいている体。しかし、クーラーの効いた部屋にばかりも居たくない。と言うわけで、今日は聴いて涼しくなる曲をチョイス。暑い日に選ぶ曲はクラシックなら、シベリウスの「バイオリン協奏曲」聴いていると、透明で冷たい北欧の空気に包まれるようだ。シベリウスの故郷、フィンランドを流れる空気、そのもののように。今日はクラシックではなく、アジアンポップスを選んだ。南国シンガポールうまれのディック・リーのアルバム「When I Play」と「SECRET ISLAND」の２枚。暑～い国のミュージシャンが作った曲だが、ちっとも「暑苦しく」ない。特に「SECRET ISLAND」は、むしろスマートで涼しげな印象。彼のアルバムの中には、伝統音楽を取り入れた作品もあるのだが、このアルバムは、今まで彼が多用してきたアジアの伝統音楽をあまり用いず、シンガポールの別の一面を見せた形となった。アジア以外のシンガポールの一面は、イギリスの植民地だったという過去。今でも、さまざまな所でイギリスの影響が残っているように感じられる。ディック・リーの音楽にも、それを感じる。（私は音楽はくわしくないけれど）太陽の光が降り注ぐ南国の、涼しい風が吹く木陰で、のんびり昼寝をしているような気持ちにさせてくれる１枚。「When I Play」のアルバムには、「FRIED RICE PARADISE」「SURIRAM」「WO WO NI NI」のような、伝統音楽の要素を取り入れた曲も収録されているのだが、このアルバムも、爽やかな風を体に受けるような聴き心地がする。激しいスコールを浴びた後、ラッフルズ・ホテルでシンガポールスリングを楽しむような・・・。南国の夏を楽しみたい方に、おすすめの２枚。関連日記２００４年７月７日「マッドチャイナマンから韓流へ」

2004/08/11

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マッドチャイナマンから韓流へ

１９９０年というから、もう１４年前のこと。ＴＶＣＭで流れた軽快な曲が忘れられなくなった。「誰のなんて曲？」さっそく調べると、曲を作ったのはシンガポール人のディック・リーだった。曲名は「WO WO NI NI」曲の雰囲気から、てっきり欧米系のミュージシャンが作った曲だと思っていた。アジア人が作っていた・・・。それまでの私は、アジア人が作った音楽と言うのは、その国の民族音楽的要素が多いという先入観を持っていた。さっそく「WO WO NI NI」が収録されているアルバム「the mad chinaman」を購入。アルバムジャケットは、京劇の扮装をしているディック・リー。かなりインパクトがある。アルバムの内容は、かなりごった煮的な印象が強い。インドネシア民謡あり、古い中国の歌あり、レバノンの歌あり、中国の童謡ありと、かなりバラエティに富んでいる。それぞれを、彼独自の味付けによって編集し、聴きごたえのあるアルバムにしていた。彼は言う。僕は「バナナ」だと。シンガポールで生まれ育った彼は、英語はしゃべられるが中国語は話せない。顔は中国人なのに。その様子は、まるでバナナではないか。黄色い色をしているが、皮をむけば白い。外見はアジア人なのに、気持ちは白人なのだ・・・。僕は一体誰なんだ？シンガポール人としてのアイデンティティーって何なんだ？アルバムの中で、彼は問い続ける。その問いは、日本人である私も考えさせられた。日本人も同じように、「バナナ」だったのだ。西洋崇拝の日本が失ったもの。アジア諸国への蔑視感情。彼のアルバムを聴いていると、どこか懐かしい。ディック・リーが自らのアイデンティティーについて、アルバムの中で我々に問いかけたこと。日本人としてのアイデンティティーについて、考えるきっかけを与えてくれた。現在の日本では、韓国ドラマが人気だ。韓国人の俳優の熱烈なファンも多数いる。韓国ドラマブームが、どこか微笑ましく、ほっとする私である。Dick Lee　HP

2004/07/07

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スラヴ舞曲による擬似恋愛効果

昨年の５月、美輪明宏さんの舞台「黒蜥蜴」を見て以来、ドヴォルザークのスラヴ舞曲がお気に入りになった。舞台では、クラシックの曲が効果的に何曲も使われていたが、その中でも、とりわけスラヴ舞曲が印象に残った。幕が上がり、舞台の上の緑川夫人と早苗が目にはいる。『これからどんな物語がはじまるのだろう？』と胸を躍らせる私の耳に、もの悲しい旋律が忍び込んでくる。そして三島由紀夫の脚本に酔いながら、物語は大詰め。明智小五郎と黒蜥蜴の悲恋が幕を閉じる時も、まるで彼らの恋そのもののように、スラヴ舞曲が甘く切なく響く。その旋律を聴くと、たった今、生涯をかけた恋をし、その恋を自らの手で終わりにした黒蜥蜴のように、私自身も胸が痛くなる。舞台を見てから何日経っても、恋をしたような浮遊感は拭えなかった。憑かれたように、あのメロディを捜し求める。確か、自宅で聴いた記憶があった。ＣＤラックを漁る。「アダージョ　カラヤン３」が目に付いた。このシリーズは、１～３まで持っている。特に「アダージョ　カラヤン１」がお気に入りで、何回も繰り返し聴いていた。「アダージョ　カラヤン１」の最初に収録されている曲は、マーラーのアダージェット（交響曲　第５番　第４楽章）なのだ。この曲を初めて聴いたのは、映画「マーラー」の中で、ヴィスコンティの映画「ベニスに死す」のパロディ部分だった。とにかくマーラーのアダージョが好きで、「アダージョ　カラヤン１」は、繰り返し聴いたが、「アダージョ　カラヤン３」は数回くらいしか、ＣＤデッキに入れた記憶はなかった。「アダージョ　カラヤン３」のＣＤジャケットに、くっきりと浮かんだ「ドヴォルザーク　スラヴ舞曲　作品７２の２」の文字。さっそく聴いてみる。甘く切ないメロディが流れだす。私の視線の先に、再び「黒蜥蜴」の舞台が始まる。その旋律が、私の鼓動をはやくする。まるで黒蜥蜴が私にのりうつって、全身全霊で明智小五郎に恋をするように。

2004/05/21

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恋愛中に聴いていた曲は数々あるけれど

高校生の頃、とても好きになったのは、理科の先生。好きで好きで仕方がなかった。こんなに純粋に人を好きになったのは、生まれて初めてだった。毎日、先生に会うために学校に通った。そんな時、聞いていたのは矢野顕子の曲。「ひとつだけ」欲しいものはたくさんあるの。きらめく星屑の指輪。寄せる波で組み立てた椅子。世界中の花、集め作るオーデコロン。けれでも今気がついたこと。とっても大切なこと。欲しいものはただ一つだけ。あなたの心の白い扉開くカギ。離れている時でも、私のこと忘れないでいて欲しいの。ねぇ、お願い。悲しい気分の時も、私のことすぐに呼び出して欲しいの。ねぇ、お願い。（歌詞カードの類が無いので、記憶をたぐって歌詞を書きました。間違っていたら、申し訳ありません）名曲だなあ・・・。今もイントロから、はっきりと思い出すことができる。メロディをなぞりながら、当時の気持ちを思い出す。かすかな胸の痛み。甘い気持ち。苦い涙。全てリアルに再現できる。現在の恋愛の曲「さくら」も、何年か経てば、こんな風に懐かしく思い出すことができるのだろうか。

2004/04/06

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「美輪明宏クリスマスディナーショウ」

行って来ました、美輪さんのディナーショウ。ディナーショウなるものに行くのは、２０年程前にディック・リーのデイナーショウに行って以来、生涯２度目（おおげさ？）食事はまあまあで、ショウ自体は１時間しかなかったので、美輪さんの世界を堪能したいのなら、コンサートに行くなり、舞台に足を運ぶなりしたほうがお得だと思う。でも、来年の舞台「椿姫」まで待てなかったので、ディナーショウのチケットを買ったんだよね。時間は短かったけど、美輪さんの歌はやはり素晴らしかった。今年秋の美輪さんのコンサートに行った時も感じたのだが、１曲１曲に、歌詞の中のヒロインの人生が凝縮されていて、観客も濃密な時間を共有できる。今回は、クリスマス・ディナーショウを意識してか、選曲はすべてシャンソン。パンフレットがないので、正確に覚えていないのだが、「恋はコメディー」「初日の夜」「人生は過ぎ行く」「不倫」「ラストダンスは私と」「ミロール」などを歌ったと思う。アンコールは「愛の賛歌」私が特に印象に残っているのは「初日の夜」「人生は過ぎ行く」「ミロール」「人生は過ぎ行く」は「好きよ、好きよ、好きよ、好きよ。冷たい背中ね貴方」という歌詞で始まる。その「好きよ」の繰り返しを、囁くように、思いのたけを込めるように、弱く、強く、歌う声にしびれる。歌の後半は、「好きよ」の部分が「ジュティム」に替わる。年をとった女は、新しくできた若い女のもとへいく恋人にこう言う。「行かないで､行かないで、行かないで、行かないで、窓から飛び降りるわ！」そう叫んで、窓から身を投げ死ぬ。美輪さんも歌詞の通り、飛び降りる演技をし、ばたりと倒れる。表情が圧巻。目を開けたまま倒れた様は、もう投身自殺そのもの。ぱっと舞台が暗くなって、静かになったと思うと再びライトが輝く。美輪さんは舞台の中央で、何事も無かったようににこやかに立っている。お見事。「ミロール」は娼婦が、憧れていた男に向かってうたう歌。曲の説明の時は、美輪明宏という人物のまま。しかし前奏が始まると、さっと娼婦の表情になる。純朴なのだが、少々疲れた笑顔。その変わり方がやはりお見事。男は資産家の娘と結婚し、幸せの絶頂で船旅に出た。しかしその途中で、妻の裏切りにあい、傷心のまま帰港。そんな男を、娼婦は励ます。「さあ、笑って。そうそう、そんなふうに」一生懸命に男を慰め、おどけた仕草で踊る娼婦。彼女の真心に、疲れた心の観客も少しずつ癒されるような気がした。美輪明宏さんの耽美な世界を味わうには、やはり生の姿を見るのが一番なのだ。

2003/12/20

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VOCAL CONCERT

今日は友人のコンサートに行った。彼女は４年ほど、カンツォーネの先生に歌を習っている。その教室の、今日は発表会。神戸のライブハウスで行われたのだが、生徒の歌の合間に、ジャズ・ピアノの演奏などもあり、なかなか楽しめた。その演奏をしたのは、安藤義則さんというピアニストで、ＮＨＫニュース　ＫＯＢＥ発のタイトルソングを作曲した方だとか。そういえば、あのニュース番組を見るたびに「ニュース番組の曲らしくないな～。なんだかジャズっぽい」と思っていたのだが、やっぱり。神戸らしさを出したタイトル曲なのか。神戸のライブハウスで聴くと、やはり気持ちがいい。生徒の演奏の後は、先生である岩井豊子さんが「オ・ソレ・ミオ」などを歌う。この曲は情熱的な恋の歌だ。イタリア語で（たぶん）歌ったのだが、岩井豊子さんが情感を込めて表現したので、私まで感情移入してしまい、涙がにじんだ。観客の、心にまでストレートに伝わってくるモノ。表現者として、何を相手に伝えられるか、それが大切だなあ・・・と感じた夜。

2003/12/07

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東儀秀樹さんの「雅楽」

この前読んだ「陰陽師　徹底解剖」という本の中に、雅楽についての対談が載っていた。対談していたのは、夢枕獏氏（作家）、岡野玲子さん（漫画家）、宮田まゆみさん（笙奏者）の３人。岡野さんや宮田さんが、雅楽の魅力をいろいろ語っていて、興味をひかれた。それで買って来たのが、東儀秀樹さんのＣＤ「雅楽」まず最初の曲は「平調音取（ひょうじょうのねとり）」これは洋楽でいうチューニングにあたるらしい。笙から演奏が始まり、篳篥（ひちりき）、龍笛が加わり、琵琶と琴のかけあいがあり、最後に琴の音で終わる。短い曲なので、最初聴いたときは、次の曲が始まったのに気がつかなかったほど。（苦笑）何回か聴いていて、それぞれの楽器の音を聞き分けられるようになると、面白くなってくる。２曲目は「越天楽（えてんらく）」これはとても有名な曲で、雅楽＝越天楽というイメージが、私の中で出来上がっていた。だからなのか、けっこうすんなりと聴くことが出来た。「黒田節」の中に、この「越天楽」のメロディが取り入れられているらしく、よ～く聴いていると「さ～あけはぁ～のめえ、のめえ～」というあのメロディが聞き取れる。いやこれも面白い。このＣＤを聴き始めたら、一緒に聞いていた家族が「恐い」といったのには笑ったが、何度も聴いているうちに慣れてくるんだろうな。なかなか邦楽も奥深い。

2003/11/04

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日本人のＤＮＡボタンがオン！～龍笛と琵琶～

１５日に「陰陽師２」を見たのだが、その時に一番印象に残ったのは、萬斎さんの「女舞」ではなくて（笑）音楽だった。博雅が吹く笛の音、須佐の奏でる琵琶。その音色の美しさにホレボレした。博雅が吹いている笛は、龍笛（りゅうてき）で、天と地の間を行き交う龍の鳴き声をあらわしている。澄んだ音色で、魂の奥を優しい手で触れられているような気がした。龍笛の音色は、前回の「陰陽師」でも重要な役回りだったが、今回も同じだった。その設定には納得がいく。鬼と化した人間にも、龍笛の音色が心にしみるのだろう。琵琶の音色は、「陰陽師２」を見るまでは好きになれなかった。幼い頃読んだ物語が、頭の中にこびり付いていて取れなかったのだ。その物語の名は「耳なし芳一」（笑）琵琶＝「耳なし芳一」というイメージが強くて、おどろおどろしい音色という印象しか持てなかった。「陰陽師２」でも、“須佐”が弾いていたという設定ではあるが、音色の美しさ、特に龍笛との協奏は心に残った。まるで今まで私の中で眠っていた、邦楽に対する日本人のＤＮＡボタンのスイッチがオンになったような心持だ。

2003/10/16

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ＣＤを聴いて・・・。

午前中は久し振りにのんびりした。予定が入っていないので、ゆっくりすることにした。本を読んだり、ＣＤを聴いたり・・・。最近よく聴いているのは、ドヴォルザーク「スラブ舞曲」とホルスト「惑星」組曲「惑星」のなかの「金星・平和の神」は甘美な曲。好きな曲だ。スラブ舞曲は、カラヤンの指揮がいい。「黒蜥蜴」の世界を再現してくれるから。素敵な曲、素晴らしい演奏というのは、聴くものの心に一枚の絵画を想起させるものらしい。

2003/07/10

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久し振りに、ダン・タイ・ソン

ダン・タイ・ソン・・・懐かしいなあ。１２～３年程前、彼の弾くピアノに夢中になった時期があった。彼はベトナム人のピアニストで、アジア人で初めてショパンコンクールで１位になった人だ。あのブーニンが１位になったのは、その４年後のはず。ダン・タイ・ソンのピアノに出会ったのは、全くの偶然だった。もともとショパンの曲が好きだった。たまたま見た彼の演奏会のビラに、ショパンの曲目が載っていたので、京都まで出かけた。その演奏会で衝撃を受けたんだった。「なんて透明な音が出せる人なんだろう・・・」どんなに小さなppも、どんなに力強いffでも、その音色の透明さに陰りは全くないのだ。音が混ざらない。ひとつひとつの音の粒がそろっている。天国から大小さまざまのガラス玉が降ってきて、音を立てているみたいだ。彼の演奏を聴いていると、さまざまな情景が頭の中に浮かび上がってくる。久し振りに彼のＣＤを聴いた。やっぱり美しい演奏だなあ。最近彼はＣＤを出しているのか？とアマゾンをチェックすると・・・出てくる、出てくる、ショパンだけでなくラヴェルの曲も弾いているようだ。さっそく購入することにした。やっぱりダン・タイ・ソンの弾くピアノは、何年経っても色褪せない素晴らしいものだったんだ・・・と再認識した。ＣＤが来るのが楽しみだ。

2003/06/08

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