今日も明日もきっとため息～ 帰ってきたタウシャン＠トルコ

[トルコで嫁入り！] カテゴリの記事

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  女系家族の手織りじゅうたん～ダンナの婿入り道具

  イイ・バイラムラ～ル・・・って、今日で終わりですね・・・もう最近は仕事もプライベートも忙しく、家でパソコンに向かう暇もなく、更新も月1になりかけております。さて、みなさまはイイ・バイラムをお過ごしになられましたでしょうか？ワタクシらはバイラムでダンナの故郷・ウスパルタに行ってまいりました。それも新車で！！！それもペーパードライバーの運転で！！！それもビレジッキ・ヨルから！！！つい先日コンヤで悲しい事故があったばかりで、友人多数から「行くのはいいけど、ラクンの運転では行かないでね」とご忠告を頂いていたにもかかわらず・・・・・・行ってしまいました・・・なぜなら車で行かねばならぬ事情があったのです。事情：ラクンの婿入り道具を持ち帰るこの前テレビでワタクシが住んでいるこの辺りの嫁入り道具の紹介の番組があったのですが、この辺りでは花婿さんにも「婿入り道具」というものがあるらしい。それを見ていて、そういえば寮生活時代にルームメートがあることを言ってたのを思い出したのです。「トルコ人と結婚するなら、エーゲ海人と結婚しちゃ、ダメだよ！家具も家電製品も、なんでも花嫁が揃えないといけないからお金かかんのよ。結婚するなら黒海人！婿側が揃える習慣だから、お金かからないわよ！」ラクンは地中海人だけど、どうなんだろう？結婚するとき、彼は「身ひとつ」で婿入りしたけれど・・・（ワタクシの一人暮らし用家具があったし、事業に失敗したばかりということもあり、特に新調する必要もなかったが・・・）「ねぇ、ウスパルタは婿入り道具の習慣、ないの？」「あるよ」「・・・なんで持ってこなかったの？」「持ってくる？」「・・・あるの？」「あるよ、実家に。でもおまえ、自分が気に入ったものじゃないと、あっても使わんだろ？」・・・えべっと。「んじゃ、なにがあるの？」「じゅうたんと、鍋セットと、壁飾りと、お祈りマットと・・・」じゅうたん。トルコでは嫁入り道具の必須アイテム。そしてウスパルタはじゅうたんの名産地。「じゅうたんて、どんなやつ？」「まだ村に住んでたとき、うちの羊の毛をつむいで、姉妹みんなで織ったやつ。みんなお揃いの柄で、1枚づつあるよ。」ラクン一家は遊牧民だったのでこれはかなり期待できそうだ！「いるいる！車で持ってこよう！」それがトップページのじゅうたんです。 ↑じゅうたんの真ん中。ウスパルタらしいバラのモチーフ。↑なぜか四方の隅にメンドリ？だか鳥が。長女のパート。↑バラの花。ワタクシと同い年の、交通事故で亡くなったお姉さんの織ったパート。ウスパルタのじゅうたんは毛足が長いのが特徴らしく、そのため絵柄がはっきり浮かんでこないみたい・・・このじゅうたんを見せてもらいながら、次女が解説。「このバラは亡くなった三女が、この花は一番下の妹が、そしてこの花の部分をわたしが織ったのよ。ここで糸が足りなくなって、他の色の使っちゃったのよ。ほら、色が違うでしょ？ああ、懐かしいわ、みんなで織ったあのころ・・・亡くなった三女はとても器用だったのよ。その三女が、『ラクンは長男だから、結婚して恥ずかしい思いをしないように、丁寧に、大きくて綺麗なのを作ってあげましょう』ってね。それがこれなのよ。」ラクンをとても可愛がっていた、今は亡きワタクシと同い年のお姉さん。これを聞いてタウシャン、思わずウルウル・・・今のご時世、トルコ家庭でも手織りじゅうたんは嫁入り道具としては流行らないようで、機械織りのモダンなデザインのじゅうたんが主流となっているようですが、家族の絆で、愛情を込められて丁寧に織られた、姉妹と弟みんなお揃いのじゅうたん。この世の中でこれ以上素晴らしい婿入り道具を持ってきたお婿さんはラクン以外絶対いない、そしてそんな家族に嫁入り出来たワタクシは本当に幸せモノだと確信しております。

  2006.10.25

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  祝・結婚１周年にして結婚式のおさらい～＠トルコ

  こんにちは、全然更新できてません、タウシャンです（汗）いやぁ。なんと6月25日が来てしまいました。昨年のマルタ・キョシュクでの悪夢？からちょうど1年でございます。本当は本日マルタでランチでもするつもりでしたが、ラクンが冷たいものの飲みすぎでお腹を壊して外出できない状況ですので、お祝い？は自宅で。遅めの朝食を済ませ、リビングで新聞読みながらお茶を飲むラクン。（いつもの風景）ワタクシ、ガサゴソとDVDをセット。「朝からまた韓ドラ？好きだね～～～・・・」「ちがうもーん。トゥルグット・オザルのDVD・・・」時刻12時。それは1年前結婚式を挙げた時間。・・・スイッチいれる。「はい！注目～！」画面からは1年前の結婚式の映像。「・・・アッラ～～～～～～～！！！！トゥルグット・オザル～～～～」（トゥルグット・オザルは8代目トルコ共和国大統領）ラクンが結婚式でお祝いのお言葉よりも沢山いただいたお言葉：「・・・アービー、トゥルグット・オザルにウリ二つだな・・・」「うー・・・　恐ろしい・・・鳥肌がたつ～～～腹いたい～～～」　←脂汗でてる「懐かしいねー♪毎年6月25日の12時にDVD見て、確認しようね～」ラクン、床に伏せてしまいました・・・今日はまだ整理してない写真など、片付けようと思います。１周年を迎えたタウシャン＆ラクンよりイスタンブルでご結婚をお考えの皆様に・・・タウシャン御用達ウェディングショップ・リスト式場＆食事：Malta Kosku （立食・着席どちらも可。着席は1名様30YTL～。アルコールなし。場所代なし。ワタクシらは45YTLのメニューを選びましたが、すっごい量でした！）ウェディング・ケーキ：Gezi Istanbul(Gezi Pastanesi)（同僚から「おいしいケーキにして！」とリクエストがありましたので、文句なしでここでした。マルタの支配人とパティシエが幼なじみだとかで、安くなりました。）花：Sabuncakis（トルコの「日比谷花壇」。お友達の紹介。しかしブーケやヘッドドレスで色違いの花が届いたり、ちょっと問題ありでした。値切れば落ちます。）引き出物（ニキャーシェケル）：Koza(招待状も取り扱っていますが、高い！！ので、ワタクシたちはニキャーシェケルのみ注文しました。1個1YTL～。招待状は仕事関係の印刷屋さん使用。）引き出物（遠方のお客様向け）：Kutahya Porselen(やはりトルコですからねぇ・・・。デミタスカップのセット。荷物になっちゃいましたね、ごめんなさい～！）Gulbirlik(ラクンの故郷の代名詞。ここのローズウォーターとコロンヤのセット）ドレス：Nazenin Moda Evi(Izmit・フェブジェジャーミ横。フルオーダー（ドレス+ベール+わっか+ポーチ）で650YTL。もう二度と行けない位メチャメチャ値切りました！！ラクンが！！出来はサイコーでした！）スーツ：Sarar(タキシードでなく、「普通のスーツにしてくれ～～～！！！」と泣き叫んだラクン。ここの「アウトレット」でダークスーツ買いました。靴も一緒。）ヘア：Hakki Tezel(リハなしでブッツケ本番！！ハックさん、遅刻してくるわ、時間足りないわで（日本人の髪はトルコ人に比べコシがあるからピンで止められない！）どうなることかヒヤヒヤでしたがとてもシックに仕上げてくれました。メイクは自分で。200YTL）

  2006.06.25

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• 初めての「嫁いびり・・・？」

  先々週の帰省の話・そのつづき。アンタルヤからめいっこたちを連れて2番目+3番目のお姉さん夫婦ご帰宅。めいっこたち、ラクンを見るなり、緊張。（子供たちの頭の中、読書感想文・読書感想文・読書感想文・・・と「読書感想文」が走馬灯状態・・・）「おまえら、読んだのか？」　←ラクン「うん！でも感想文、書いてない！」　←めいっこ「・・・なんさつ読んだんだ？」「4冊～！」「・・・さ、3ヶ月で、たった4冊かあああああ～？！」・・・怒ってます。・・・子供たち、蜘蛛の子散らしたように逃げていきました・・・ワタクシたち大人はサロンで結婚式の写真を見てました。「わたし、太って写ってる・・・」　←母「え？！そのまんまよ～！そのまんま！！」　←末姉「・・・こんなに太ってるの？わたし・・・」「・・・フツーよ、フツー！！」　←フォローになってない・・・「タウシャンのドレス、きれ～だったね～。」　←長姉・・・ドレスだけですか・・・？　←ワタクシの心の声「ねーさん、どーして結婚式で泣いてたの？感動しちゃったの？」←末姉そのとき次姉の爆弾発言。「もう、悔しくって、悔しくって！！うちの長男が、どうして地元で結婚式挙げられなかったんだろう、と思ったら、悔し涙が出ちゃったのよっっ！！」・・・ガビーン。衝撃的ショックです・・・「それに、あんな結婚式（*）、見たこともないわよっっ！！」　（*　トルコ風婚姻調印式+日本風披露宴。洋館で着席式のフルコース・管弦楽の響く中談笑、踊りなし。）・・・だって、絶対トルコ風（**）、ヤダったんだもん・・・（**　ドゥーン・サロンで鼓膜破けそうなボリュームでエレキギターがディンディキディンとノンストップ・ダンシング。食事なし。一切れのケーキとブリックパックのジュース配給。）嫁のワタクシ、なにも言えず、ひたすら苦笑い。ラクンも微笑んだまま石のように固まってる・・・　←おいっ！少しは嫁をかばえっつーの！その晩・・・「だからー、地元でお披露目したほうがいいんじゃないの？って言ったじゃん！おねーさんに言わせっぱなしにしちゃって！！もう！！」　←ワタクシ「オーフ、オフ！これだから結婚は嫌なんだよー！嫁・姑・小姑の争いあるから！」「なにいってんのよ！アンタがねーさんたちとの間仕切んないで、どーすんのよっっ！わたし、この国で、身内はアンタだけで、たったひとりぼっちなんだからね？！アンタが見方しないなら、もう日本帰って戻ってこないからねっっ？！」　←脅迫「わーかった！わーかった！タウシャンもいちいち構わんでいーから。だいたい次姉は、昔っから、なんでもかんでも気にいらない性質なんだから。タウシャンを気に入ってうちの嫁に認めたこと自体が奇跡なんだぞ。家族紹介する前に言っただろ？2番目には気をつけろよって！」あー。なんかそーいえば、そんなこと言ってたかも・・・「翌週のめいっこの結婚式にだって、タウシャン見たさに集まったひとたちいっぱいいたんだって。それなのに、おまえ行けなかっただろ？どうも「日本人の嫁も来るのよ！」ってみんなに言いふらしてたようでね。それで面目丸つぶれで、ちょっとおまえに当たってるんだよ。」・・・ワタクシは客寄せパンダなんですね・・・ほっときゃ忘れる、と言われたので、ワタクシもほっとくようにしましたが、初めて「嫁ｖｓ小姑」を意識した出来事でありました・・・この先、どうなるのでしょう・・・？ちっとコワイです・・・

  2005.09.20

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• 新学期直前！本好きおじさんの使命

  今日またまた同僚の女の子が結婚しました。女の子の少ない会社なのに、この夏おそらく10人近く結婚したんじゃないでしょうか・・・しかし、花嫁さん、真っ白なブーケ抱えて、午後からご出勤。あんた、またなんでウィークデーに？と聞いたら、今日は彼女の誕生日なんだそうです！おおおおおお～♪　その発想、なんだかカワユ～～～イ！しかし、今日ぐらい会社休めば良かったじゃん、と聞いたら「だって明日の会議の資料、他に作るひといないんだもん・・・」・・・さて、ワタクシは明日の夜からラクンの実家に参ります。なにしに行くかというと・・・来週からトルコでは新学期が始まりますので、めいっこたちに「今年１年で読まなきゃダメ！児童文学配本会！！」すごいです。このひと、毎年欠かさずにやってます。めいっこたちに本を読ませて読書感想文をつけさせているんです。そして「おめーら、明日行くから、ちゃんと帳面見せろよっ？！帳面つけてなかったら、口頭で説明だあ！逃げんじゃねーぞ！！」　「キャ～～！！逃げろ～～～！！」・・・ほとんど脅迫・・・でも、実は子供たち、ラクンの帰りを楽しみにしてるんです・・・トルコジン、本を読む習慣がないんですけど、これは地方ほどひどいんです。都市部ですらまともな本屋がないんだから、地方じゃ本屋なんて皆無に近いのです。あったとしても学習参考書とか、受験用問題集とか、そんなのばっかり。ラクンが危惧していることは、日本でも同じだと思うんですけど〇　　本を読まないと読解力が落ちる　　　　　　　　　　　↓　　　　なに書いてあるのかわからない　　　　　　　　　　　↓　試験で問題読んでも、なんのことかわからない　　　　　　　　　　　↓　　　実はわかってても、解答できない〇　本を読まないと文章はどうやって構成されるのか　　　　　　　知ることができない　　　　　　　　　　　↓　　　　　文章を作ることができない〇　いつも視覚に訴えてくるテレビばっかり見てるから、　　　字面からなにかを想像するということができない　　　　　　　　　　　↓　　　　　想像力の欠けた人間になる　　　「トルコ語力の低下はすべての学力の低下につながる」と信じてるラクンは、このように強制的に本を読ませているのですが、最近は子供たちも変わってきて、自発的に読むようになり、ラクンと読んだ本の話をすることが待ち遠しいらしいのです。そんなわけで、ラクン、本探しもなかなか大変で、世界文学全集とか、やはり新品で買うと高いので、いきつけの古本屋さんに「こういうの入ってきたら取っといてね」とお願いしておくのです。明日は沢山の本と大量の甘栗を抱えた、子供たちの大好きなラクンおじさんが、ニホンジンのおばさん連れて帰省です！

  2005.09.08

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  【画像あり】ウェディングブーケの簡単な保存法

  やっといつものトルコ生活に戻ったかんじのタウシャンです。今日は家の片付けにおおわらわです。・・・男っちゅーのは、なぜ、散らかしたら散らかしっぱなしなんでしょう・・・？「俺は、散らかしてないっっっ！」　←ラクン「え？どこが？ねえ、どこが、どこが？？」　←攻めるワタクシ「ううぅぅぅ・・・　あ、あたまが痛いぃぃぃぃ～」それはさておき、トップページのドライフラワー、いかがでしょうか？トルコでは普通、ブーケに生花はあんまり使われないんです。なんでも「生花だとハートラー（思い出）に残しておけないから・・・」とかで、たいていシルクフラワーもどきの造花なんですけどね。しかしワタクシはどうしても生花にしたかった。花とビールはナマに限る！と昔から思ってたんでね・・・？でも、実はワタクシもブーケはなんとか残しておきたいなと思っていたんです。だってねぇ、トルコは花安いって言われてる割に、100YTLもしたんですよっ？！　　　　　←トルコの物価指数を考慮くださいそんな高価なものをみすみす捨てることなぞ、絶っ対に無理！！とわかってたし、なんだかんだ言っても、やっぱ思い出になりますもんね。で、日本からやってくるワタクシの姉代わりとも言える友人にお願いして、ドライフラワー用シリカゲルを三ノ宮のハンズで買ってきてもらったのです。調べたらブリザードフラワーとかいうのもあったんですが、作るの難しそうだし、薬とかのプラスチックボトルが飛行機の気圧の変化で爆発したら大変だし、よくウェディング雑誌とかに紹介されているブーケ押し花の額縁とかは、ベラボーなお値段だし、で、お手軽・分相応だったのがコレだったわけです。で、作ってみたんですが、広口の容器に花置いて、そーっとシリカゲル振り掛けるだけ。バラは花びらが厚いので、出来上がりが非常にきれいですが、時間が経ったブーケの花とかだと、結構花びらがガクから外れたりして、あ～ん！もったいなーい！ってことに。で、花びらだけ集めてみたのがこれ。胡蝶蘭は乾燥させると花びらが半紙のようにすっごい薄くなります。トルコキキョウのような花びらが薄いものは向いてないようです。作り方は簡単だし、ドライフラワーでアレンジメントも出来ますし、これからウェディングを控えてるかたには、オ・ス・ス・メ！ですよ。

  2005.08.27

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• タウシャン妹ぶっ倒れる　＃2

  絶体絶命のタウシャン・その続きです。このときラクンが日本語ペラペラなら・・・と思いましたがラクン、妹と会ったその時から意気投合してたので、ワタクシは両親を連れて空港に、ラクンは妹のそばにつけることに。と言えども、万が一大事に至ったら･･･ということも考えられるので公私混同はイケナイわ！と思いつつもワタクシ、緊急事態ということで、会社の通訳さんの応援を頼みました。本当に有り難いことに快く駆けつけてくれて、タウシャン、会社に大変感謝でございます（涙）。ワタクシ空港に向かう車の中で、不安におびえる両親に「妹はラクンとワタクシが付いてるからダイジョーブ！」「日本人ツアー客がいっぱい乗ってるはずだから、そのひとたちにくっ付いてれば、ダイジョーブ！」この繰り返し。チェックインを終え、税関が混んでいたため、早めに出国させようとするが空港のお土産物屋で未練がましくナザール・ボンジューのついてるキーホルダーをチェックする父。まったくもう、と思いつつ値札を見たら、なんと6ユーロ！！　←ドロボーだぜ。（同じ物を市内で買えば1ユーロもしないのよ）ワタクシは「後でおんなじの10こ買ってボーンと送ってあげるから！」　←無理やり追い立てる両親、後ろ髪を引かれながら出国審査へ進んでいく。「また来てね～～～！！！」　一言背中に叫んで、すぐ妹の病院へ。----------------------------病院に着くと救急病棟で点滴打ってグーグー寝ている妹。その横に付き添って座ってるラクン。「着いたばっかの時、大変だったけど、今はだいぶ落ち着いたよ」松嶋菜々子とは大違いの、髪の毛マッカッカに染めてる救急女医さんの説明によると、血液検査に検便・検尿・レントゲンの結果、どうも極度のストレスではなく、疲労で体力が弱まってるところにどっかから「バクテリア」が入ったらしい。（ワタクシら、同じ物食べていたけど、抵抗力あったからなぁ･･･）↑これは聞くところによると、旅行者や在住したてのひとたち、かなり体験しているようです。「あ～。そういやわたしもやったわ～」「わたしもわたしも～！！」←よく聞きます。とりあえず点滴で回復をはかり、抗生物質を投与すれば治るということ。「ああ、盲腸じゃなくてよかったね･･･」　←ラクン「うん。手術とかだったらビビったよ。じゃ、保険と支払いの手続きしてくるね」　←ワタクシ最近トルコで多発しているひったくり対策にと旅行保険に入らせたけど、まさかこういう使い方をするとは思ってもみなかったけど。「はい、これが請求書ですので中身を確認してください」　←事務員さんほほう、なるほど・・・　ん？注射？「ああ、お尻に一本注射したよ。通訳さんや看護婦さんがお腹触るとものすごい痛がってたから、仕方なく俺がズボン下ろしてやったよ･･･」　「・・・そ。そうなの？！」「うん。痛がらなかったよ。」あら～。さすが看護婦一家のひとり息子。面倒見バツグン！うちの妹もお尻なんか見せちゃって（って、本人それどころじゃないが）、これが兄妹の契りなのかしらん？！義理のお兄さんへの信頼の証しだわ、と、ワタクシはひとりニヤニヤしておりました。家に連れて帰ってからは、妹はラクン、ラクンとくっついて離れず。同僚がお見舞いにメロン持って来てくれたり、翌日空港まで車で送ってもらったりと、トルコの皆さん親切にしてもらって感激しながら無事帰国しました。

  2005.07.06

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• 結婚式ドタバタ劇＠トルコ　タウシャン妹ぶっ倒れる編＃1

  トルコ的行き当たりばったり結婚式が無事？終わり？自宅に戻ったタウシャン一家は気が抜けたせいか、俄然元気！さあ、帰国まであと1日！お土産を買いにGO！！しかし協調性のないタウシャン一家、父はパザルに行きたがり、母はショッピングセンターで買い物、妹はその狭間で気を揉む始末。ラクンと手分けしなんとかそれぞれの買い物を済ませ、いよいよ明日は帰国の日･･･朝、妹と2人、散歩がてらパンを買いに外に出る。「帰り、親のお守り大変だけど、ガンバってね。」　←ワタクシ「･･･うん」　←心細そう朝食を済ませると妹：「胃が痛い･･･　ちょっと横になる」「あら、ストレス？胃を温めて横になってな。まだ出発まで3時間くらいあるから」それから5分後「タウシャン･･･　吐きそう･･･」そのときラクン、トイレ占領中･･･トルコの家には普通お客様用トイレが付いていて、我が家はそこを使わず物置にしているのですが、ラクンは出てくる気配も無いので、大急ぎで荷物を外に出して使用可能な状態に。・・・タウシャン妹、吐きまくりです。それも1分刻みで。「さ、さぶい･･･　胃がワシ掴みされてる･･･　こんなの初めて･･･」←脂汗かいてる「・・・」　←凍り付いてるタウシャン両親のんきにトイレから出てきたラクン、妹をみるなり「イモ茹でるぞ～、イモ～～！！！」　←台所に走りこむラクンは胃痛で吐きまくってるときは消化のよい塩気の効いた茹でたジャガイモがいいと決めてかかってる。ラクン、茹でたイモと日本製コーンスープを自らの手で飲ませるが、すぐトイレに駆け込む妹･･･「こりゃ、今日帰れないよ･･･　どうする？2人で帰れる？」　←ワタクシ「・・・」　←硬直状態の両親「･･･わたし、日本まで付いていったほうがいい？」「･･･いい。だいじょーぶ。」　←父「あっそーお？！んじゃ、2人は帰る準備してね。ツアーの日本人いっぱいいるからだいじょーぶだよ！」妹は相変わらず吐きまくり、ラクンは妹を抱えてトイレにこもる。「･･･盲腸だったらどうする？始まり方似てるぜ･･･」　←ひそひそ声のラクン「いや、ストレスだと思う、あのこ、気を張ってたから･･･」　←ひそひそ声のタウシャン「・・・」　←無言で地獄耳のタウシャン両親ワタクシは両親を飛行機に無事乗せるため空港に行かんとならんし、妹は病院に連れていって通訳しないとあかんし、あわわわわわ・・・！！！タウシャン究極のピーンチ！！！（続く）

  2005.07.05

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  結婚ドタバタ劇＠トルコ　ウェディングケーキ編

  昨日・今日と、雷落ちるわ、暴雨風雨吹くわ、おまけにヒョウまで降るわで、トルコ北西部、大荒れの天候でございます。おまけに蒸し暑い！日本顔負けでムンムンでございます。さて、ドタバタ劇の続き・ウェディングケーキ編。ワタクシ、幼い頃は、自分の背丈よりもズンズンと高い、少なくても5段はあるウェディングケーキが憧れでした。そしてなぜかユーミンの「優しさに包まれたなら」が似合うようなケーキ。（小さい頃のお絵描き帳にケーキカットのシーンが描かれている･･･）お年頃になって、お友達が結婚し始めてからは、ズンズンと高いのじゃなく、手作り本格派・お味で勝負の生クリーム＆赤いベリー系のケーキが憧れ。（エリック･サティが似合いそうな。）そう、ウェディングケーキにはその時々でいろいろこだわりがあったんですよ～。ああ、それなのに、それなのに･･･実際は･･･！！！ケーキ屋さんにおまかせ！！！　←全然考えるヒマなかったんだよー！！･･･晩婚なんて、こんなものです。　←結婚に夢も希望も憧れも、ない。しかし、ワタクシ、大人で食いしん坊ですから、見た目ばっかのウェディングケーキはイヤでした。お客様の舌を満足させるため、ケーキ屋だけは吟味しなきゃと思っていたのですが、トルコって、日本人好みの甘さ控えめのスポンジフワフワのおいしいケーキ屋さん、そんなにないんですよね･･･そんなわけで、選択肢は限られちゃうわけで：-　チュラーンパレスのケーキ屋さん-　コンラッドホテルのケーキ屋さん-　ゲジ洋菓子店この中のどれかにしようと思っていたら、式場の支配人の幼なじみさんがゲジ洋菓子店（ゲジ・パスターネシ）の製菓長だというので、そちらにお願いすることにしました。ゲジは、日本語だとゲジゲジみたいでなんだかヤな感じですけど、一応「イスタンブルで一番おいしいチョコレート屋」ということで名が通ってるお店です。（タキシム広場・アタトゥルク文化センターの隣りにあります。カフェとレストランも最近？リニューアルしてなかなか素敵です）いちおケーキの打ち合わせ：「どんな感じのがいいですか？」　←お店のセールスマネージャー「派手なのじゃなく、白を基調に2段か3段で。ピンクのバラの花の飾りを入れてください。」「はいはい、中身はどうします？マロングラッセ入りにしましょうか？」←ここの18番･･･ウェディングケーキぽくないなぁ･･･「他になんかあります？」「オレンジピール入りチョコをいれたチョコレートケーキは？うちのチョコ、有名なんですよぉ～♪」ここ、チョコが売りなんで、こういうのばっかりなんですね･･･ほんとはフルーツケーキがよかったんだけど、なぜかトルコのフルーツケーキってくたびれ気味なんですよね。なので、これは避けることに。そうすると、もう選択肢、ないんです。「ええ、それでお願いします」「一番上にドッカーンと真っ赤なハートとかは？タウシャン＆ラクンっていれます？」「いや、それだけはカンベンしてください！！！」　←思いっきり拒否のラクン「あら？そーお？伝統的なの、お嫌いなのね。んじゃ、これで作っておきます」それが約2ヶ月前の話。で、式前日。「○○荘で明日挙式のラクンですけど、ケーキ大丈夫でしょうか？」　←ラクンが電話「はい、大丈夫ですよ、明日10時にお届けしますね」「ええ、夜じゃなく、朝の10時です。宜しくお願いします」30分後「明日のケーキなんですけど、朝10時ですか？夜10時ですか？」　←ゲジから電話「朝です、お願いします」2時間後「明日のケーキ、朝10時でいいんですよね？」　←またゲジ「そうですよ～」4時間後「すいません、明日のケーキ･･･」　←またまたゲジ「！！！朝10時って、さっきっから言ってるだろおおお！！！」　←切れるラクンここ、ケーキはほんっとにおいしいんですけど、職場としては大丈夫なんでしょうか･･･？で、当日。･･･ケーキは11時にやってきました･･･　（汗）･･･なんだこりゃ？･･･（ちょっと考えてたのと違う･･･） ケーキカットしたら、外は真っ白、中は真っ黒（なんかなぞなぞになりそうな･･･）。こんなんで大丈夫だろうか･･･と一抹の不安が･･･ケーキカット後の食べさせッコで、皆様よりお先に一口パクリ。･･･ウマイ！！！その後「お味は甘さ控えめで軽い触感ですっごくおいしい！！」と皆様に喜んでいただきました。 ←これが肝心でございます。

  2005.07.04

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  【画像あり・ブライダルヘア】結婚式ドタバタ劇＠トルコ　ヘアメイク編

  タウシャン、かなりお疲れなのでこの1○日間のこと、あんまり思い出したくありません・・・式当日のヘアメイクのことについて書きましょう。　←これは比較的書きやすい。朝家族揃って和やかに早めの朝食（7：30）を取る。ビュッフェ形式だとつい食べ過ぎるのだけれど、緊張するとすぐおなかがグルグルしてしまうワタクシ、トイレのこととかいろいろ考えながら少し抑え目に。8時15分、ホテルの裏の美容院に。「おはようございまーす。センセ-は？」「まだ来てません、どうぞ掛けてお待ちください。いよいよですねぇ～結婚式♪」「そーなのよ、あ、そうそう、お花屋さんがここにブーケと髪飾り届けてくれるから宜しくね。」店の男の子とそんなことを話しながら時間は9時・・・花は8時に来るはずで、センセ-8時半に来るはず・・・　←さすがトルコ･･･「もしもし、タウシャンですけど、お花がまだ来ないんですがどうなってるんですか？」「え？お届けは10時じゃなかったんですか？！」「・・・10時は会場装飾の花で、ブーケと髪飾りは8時って昨日確認したじゃないですか？！」「･･･え？そうでした？今すぐ持っていきます！」イライライライライライライライライラ････そこに80年代の「Fine!」サーファー風なセンセ-登場。「おはよう、タウシャン。気分はどう？お茶がいい？コーヒーがいい？え？急げって？だいじょーぶ、だいじょーぶ、1時間で出来るから。」センセ-超のんきに朝食なんかしてる･･･「さ！いこか！」センセ-「エル」とか「アイユルドゥズ（水着メーカー）」のヘアデザイナーなので、腕はよいらしい。前日プロヴァ（リハーサル）に来たけど、必要ないよと。（ぶっつけ本番！！）いきなり髪を霧吹きで濡らし、ドライヤーとデンマンブラシでグイングイン巻いていく。「おお～。耳小さいねぇ、いいねぇ。アップは耳が小さいヒトのほうが似合うんだよ」センセ-は翌日からコマーシャルの撮影で売れっ子コメディアン・ジェム・ユルマズのヘアメイクをするそうなのだが、彼の耳がでかくって、それが悩みの種らしい。グイングインブラシで巻いた後、デッカイカーラーをボンボンと巻きつけ、ヘアスプレーでグアアアアア～っと固める。「はい、これで30分待ってね。その間メイクしたらいいよ。」メイクはトルコで結婚したお友達の話によると、いくらナチュラルに、とお願いしても、絶対濃く・派手にされてしまうので、自分でしたほうがよいと。あんまりお化粧が上手くないワタクシだが、自分なりにフンフン♪ライラック色にお化粧をしていたところ、花屋が。「これにサインしてください」「･･･花、白ってお願いしてたんだけど･･･」　←来たのはサーモンピンク「わたしは配達を頼まれただけで分からないんですが」･･･目の上ライラックで、頭サーモンピンクか･･･？？？ヘンじゃない？？？しかし取り替えてもらうには時間もないし、抗議しても間に合わないのでとりあえずサインを。「タウシャン、花は白って言ってなかった？」　←センセ-「そう、そしたらこれが来た･･･」「またか？！花屋はいつもこうなんだよ！！抗議の電話するか？！」←怒ってる「・・・もう遅いからいい・・・」　←意気消沈のタウシャンセンセ-、ワタクシのお化粧を見計らい、髪の毛の続き。「髪の毛･･･コシがあるね～。なにしたの？」　「なにって･･･小さいときからワカメ食べてましたけど･･･」「・・・ス、スゴイね～･･･髪の毛いくら巻いても、反発して戻ってくるよ･･･（汗）」センセ-日本人の黒髪前に悪戦苦闘。ピンでバシバシ留めまくり、シックで大人な感じのアップに。「ベールはどうする？」「上のほうからつけてください。」「えええええ～？！折角の髪が隠れて見えなくなるよ？！上半分出して、下半分隠そう！なっ？！」　←強引「･･･なんでもいいから似合うようにやってください」　←内心・だったら聞くなよっ？！センセ-、なんだかベールをクシャクシャしてピンを刺しまくってます。（日本のようにコームは使わず）「しっかり止めておくから、夜抜くんだよ！なっ？！」ベールを取り付け、また上のほうの髪の毛を巻き始める。ホテルからはラクンが電話：「タウシャン～～～！！！まだ終わらんのか？！間に合わんぞ～～～！！！」「もう終わるって･･･（汗）」10時45分・無事終了。 （後頭部のみご披露させていただきたく…）そこからワタクシは首にグルグルベールを巻きつけ、リレーのバトン如くブーケを握り締め、ホテルにダッシュ。部屋の駆け込み、待ち構えてたラクンに「ドレス～～～！！！ドレス～～～～！！！あ、その前に、トイレ～～～～～！！！！！」　←ワタクシ「落ち着け！タウシャン！！落ち着くんだあああ～！！！」　←ラクンラクン、ドレスの着付けは家で3度ほど練習させられてたので？！慣れたものです。5分で終了。真珠のネックレスとピアスをつけ、指輪をはめ、いざ出陣！！家族は待ちくたびれてロビーでグッタリ。既にこのとき11時。式まであとわずか30分！！さあ、タウシャン！！式場に定刻まで間に合うか～～～？！

  2005.06.30

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  【画像あり・ウェルカムボード】結婚式ドタバタ劇＠トルコ　その1

  ご無沙汰いたしておりました。この1○日間、怒涛の日々のタウシャンでした……結婚式、なんとか終了。しかし、式にこぎつけるまでに……まずはタウシャン父、日本の自宅でパスポート紛失（それも自宅出発3時間前に気付く）…「おとーさんたらねー、パスポートどこにしまったか、忘れちゃったんだってー！どこに置いたか思い出せないんだってー。見つかんなかったらおまえら二人（母＆妹）で行って来いって！どーすんのよ。ねぇ～？！」←母…（無言）　←こっちがどーすんだか聞きたい・・・受話器を握り締め、頭に雷が落ちたかのように真っ白・硬直状態のワタクシ。　そしたら電話の向こうで、「あったぞおお～～～～！！！タウシャン、安心して待っとれよおおお～～～！！！」↑父のおたけび…安心できっかよ、おい。とにかく関空で旅行保険だけはしっかり掛けるように言ってはおいたが…（これは序の口。まだまだドタバタ劇は続く…）-------------------------------------------大学時代のお友達・あやちゃんの作ってくれたウェルカムボード。コンセプトは『トプカプ宮殿』だそうで、金色の枠がオスマンチックです。しかし到着が遅れてしまったため、日の目を見ずに式終了（涙）。

  2005.06.29

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• 結婚式のプチギフト＠トルコ　『ニキャー・シェケリ』を選ぶ！

  ニキャーシェケルなんですが、直訳すると『婚礼菓子』ヨーロッパでは参列者に幸せのおすそ分け「ドラジェ」を配りますよね？トルコでも同じ習慣があるんですけど、最近ではドラジェやチョコレートのような甘いお菓子から、造花やポプリ、ミニチュアの新郎新婦人形のような記念品？になるものに変わってきたみたい。ワタクシたちも食べてなくなってしまう甘いお菓子よりオリジナリティーがあるなにか形に残るようなものがいいね、ということでいろいろ探していたんですけど。ラ君の出身地がバラの産地で、バラ製品が豊富なんですよ。丁度今はバラのシーズン真っ盛りだし、高貴な香りのバラの石鹸なんかはどうだろう？と話してたら、普段は借りてきた猫のように大人しいお義母さま、「石鹸はダメ！泡になって消えちゃうし、目に入るとしみるものだから、縁起が悪いわよ！」←強気の発言ふむ、なるほど･･･　そういう考えもあるんですなぁ･･･ということで却下。ローズウォーターもいいかな？と思ったんだけど、トルコ製品のパッケージングって、ダサくてチャチいんですよね･･･日本では中身より外見で勝負なところありますから。中身はいいのに、もったいないな、とよく思っちゃうんですけど。ワタクシはスプーンなんかもいいかな？と思ったんだけど、可愛らしい飾り付スプーンって、トルコにはないんですよね･･･みーんな実用的なごついのばっかで。あっても銀製のすっごい高いやつとかだったり。で、仕方なくフツーのニキャーシェケリ屋さんに向かったわけですが。（ニキャーシェケリの販売は、インビテーションカード屋さんやお菓子屋さんがやってることが多いです。）お値段は0.25～2YTLの間のようで、一番良く出るのは１YTL前後だそうです。若い二人に人気があるのはラベンダーのサシェやウォーターフローのキャンドルだそうで、逆にお母さんがたに人気なのは、伝統的・一輪挿しタイプの造花だそうです。（もちろんトルコ名物・ナザール・ボンジュウもプチギフトでは健在です！！）ワタクシたちのも柄に似合わず？小さくてカワイイものを用意しました♪（迷うことなく即決でした。）式が終わったら画像アップしますね！

  2005.06.13

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• 虫除けネットで作るウェディングベールでつけ位置チェック！

  週末は最後のプロヴァ（仮縫い）に行き、帰りにニキャーシェケリ（お帰りのお客様に感謝の気持ちを表すプチギフト）を選びに行ったワタクシたち。･･･もう直前だっていうのに、かなり悠長です･･･　←ワタクシたちウェディングドレスはほぼ完成、あとはビスチェのレースの上にビーズとパールの刺繍を施すだけ（多分）。結構気に入ってます。いい出来だと思ってます。（そのうち画像アップします）そして今はベールが悩みの種･･･ベールは作ってもらうんですけど、というか、話がそういう方向に進んでいってしまったんですけど（ワタクシは既製品でもよかった･･･）、普通のチュールのラウンドのショートベール+端っこに縁取りレース（国産で細くて高いものじゃない）+そのレースの上にちょこっとビーズ。　←はっきり言って高価な材料も高度な技術も必要としてない。なのに、「80YTL」と言われてしまいました。？！？！高くないですか？！？！（しかしもう事はどんどん進んでる･･･）日本なみというか、日本より高いというか。まだお金は払ってないので、最後に値切りたいと思ってますけど･･･で、このベールのつけ方なんですけど、トルコではたいてい結った髪のど真ん中か、下あたりに差し込むのですが、これがどうも抵抗があって･･･（なんだか尾長鳥のしっぽみたいな･･･）これはベールじゃなくて、ヘッドドレスですね、要するに。日本のようにベールにコームが付いていて頭のてっぺんとかに差し込むようなタイプはないんです。「そんなことしたら、せっかく結ってもらった髪が崩れるし、顔も隠れちゃうじゃん」･･･さすが自己顕示欲バリバリの、自己主張の国です。ワタクシは日本風のベールにしたいと思い、コームはトルコで見たことないけどきっとパザルで売ってるだろうと･･･　探しました。1YTL。　←高い！！チュールがなかったのでうちの窓に貼り付けてある虫除けネット（シネッキリキ）でベールを作っていろいろ試してみました･･･　←家のものに呆れられてます。･･･結構シネッキリキででも、イケルもんですね。自分で作ればよかったと後悔しております。　←もちろんちゃんとしたチュールで、です。位置は頭のてっぺんよりちょっと後ろ寄りがスッキリ見えてよかったです。前寄りだと、顔がチュールに囲まれちゃって、大顔面ぶりが結構意外と目立っちゃうんですね。いやぁ～、やはりいろいろ試してみるもんです。

  2005.06.12

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• トルコ流・結婚祝いのお品

  こんな時期に『モノモライ』が出来そうなタウシャンです・・・『モノモライ』って、あの、マブタのふちにぷっちり出来る、痒いヤツですよ。モノモライでお岩さんみたいな花嫁さん、海賊のように眼帯した花嫁さん。ああ、一生の不覚ですわな。家に帰ってホウ酸で目を洗うことにしますわ。で、モノモライといえば「ものもらい＝物貰い」ですが、今周りの方々から「結婚のお祝いなにがいい？欲しい物、言ってね☆☆」と、聞かれているのですが･･･　（まさに「ものもらい」）ワタクシ、自慢じゃないですが、あんまりプレゼントされたことってないんですよ･･･物心ついたときから、お祝いとかはお金でもらっていたし、親からは「無駄遣いしないで貯金シロー！」と言われて育ちましたんで･･･物欲も、この国に来て以来、失せてしまったし･･･（「欲しい！」と思うものが、ない）そしてなぜか冬のイベントシーズン（11月の誕生日から始まり3月のホワイトデーまで）には彼氏がいなかったことのほうが多く、恋人からのプレゼントといったものも、あんまりもらったことがなく･･･（･･･かなしー）で、いまだにピンとこないので、インターネットで結婚祝をしらべたところ日本でのお祝いベスト3は「食器・電化製品・インテリア小物」らしいのです。このなかから何か選ぼうかと思ってるのですが･･･電化製品は、一番欲しい物は「食器洗浄機」なんですがさすがに高過ぎますんで、パスさせていただきました。それから日本の賢い電化製品は大変魅力的なんですが、電圧の関係で使えないんですよね。変圧器あるんですけど、それでもやはり日常生活では使いづらいというか。（と言いつつ、「無煙・除臭・魚焼き機」をリクエストしてしまった･･･）ほかにはねぇ･･･うちはジュータンがないので、ジュータンを。（といってもラグのようなちいさいやつ。）トルコにいながらトルコ絨毯ではなく、なんと「イケア」の！･･･ああ、ジュータンが産地の、うちのダンナが嘆き悲しむかもしれない･･･　･･･でもワタクシ、シンプルなのが欲しいんですもの･･･（トルコの伝統的絨毯はともかく、モダンなジュータンは、ピカソとかミロの出来そこないみたいな柄のものが多い。）ほかにはねぇ･･････特にないんだなぁ･･･　（ヴァン猫とか欲しいが、本当は。←祝いにならんと言われた）･･･ってゆーか、お祝いを気に掛けてくれるその気持ちがとてもウレシイので、結局なにをいただいても、ウレシイんです、ワタクシ。ちなみにトルコでは、田舎では羊３頭とか、あるのかもしれませんが、結婚のお祝いには金製品（金貨か装飾品）が主流です。昔の金本位制のなごりでしょうかねぇ、これは。そう、金は「財産」なのです。お式のときに皆さんがドレスや首に、指に、腕につけてくれるので、金ジャラになりますけどね。これらは「クユムジュ」と呼ばれる金屋さんでたいてい買うんですけど、トルコで金はお金みたいなものでして、デザインが気に入らないとか、お金に交換したいというときは、クユムジュに行くとその日の金相場で買い取ってくれたり、その価値相当の金製品と交換してくれるのです。これはなかなかよいシステムです。が、重さが勝負なんで、どんなに職人技（イシチリキ）が優れていても、それは価格には反映されないのです。カルティエ製だろーが、商店街の金屋製だろーが、18金30グラムなら買い取り価格は一緒なのです！　←カルティエが知ったら嫌がるだろうなぁ･･･（なので、カルティエとかティファニーは日本で質屋に持っていきましょう）ということで、トルコ製・金製品もこの国ではなかなか便利で有り難い贈り物ではあります。

  2005.06.08

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• アウトレットで花婿衣装を選ぶ！

  夕べはうちの母が結婚式場の金屏風の前で割れた皿の破片を振り回し、自分の腕を切りつけながら（･･･リスカ？）「タウシャンは、ガイジンになんか、やらないわよ～～～！！！もってくなら、わたしを殺してからもってけ～～～！！！！」とすごい形相で叫んでた夢を見てしまいました･･････悪夢です･･･でも、正夢になりかねないので、ワタクシ精神的にまいっております･･･やはりガイジンに嫁がせるのは、娘がそれで幸せとわかっていても嫌なようです。というわけで、婿をガイジンと思わせないように、日本語レッスンに励んでおります。そんな婿殿、やっと花婿衣装？を探す気になってくれたらしく、昨日は伊豆水戸のアウトレットセンターに行ってまいりました（･･･汗）！（注：アウトレットと言えども、品揃えは結構いいんですよ。）諸先輩方のアドバイスによりますと、結婚式の主役は花嫁さんなので、その横の花婿は、ブラピほどじゃなければ、なに着てようが翳んでしまうそうです。結論は「なんか濃い服着せときゃいい！」ということでした。ラ君にいちお、お伺いをたてましたら、「モーニングとか、そんなチャラチャラした西洋人みたいの？、着れるかああああ～☆俺はアナドル・エルケッキ（アナトリア男＝男のなかの男）だああああ～☆」と言うんで普通の黒のスーツでいいか、ということに。アウトレットといえども、いちお老舗？ブランドのSARARです。実はここ、うちのボスが常連で、見立てがすごい早いらしいんです。そんなわけで、買い物に時間がかからないらしい。「すいませ～ん、花婿用なんですけど、普通のダークスーツ･･･」←ワタクシ「花婿用ですか？（ひとめ見る）うん、サイズは42ですね、色は黒か濃紺ですけど、彼は黒が似合いますね、じゃ！」←店員さん30秒しないうちにサイドベンツとセンターベントの2点を持ってきて「ジャケット羽織ってみてください」すごい･･･仕立てたようにピッタリ･･･「うん。いいですね、あっちよりもこっち（サイドベンツ）が似合ってますね、締まって見えるし。肩もおなかの具合もいいですね。あ。気に入りました？じゃ、ズボンはいてみますか」す、すご･･･　こちらもジャストフィット･･･「う～ん、いいですねぇ、え？これにします？じゃ、裾丈みますね。（見てる･･･）裾はダブルじゃなくてシングルのほうがプレーンでいいですよ。次はなかのシャツ決めましょう」ここまで10分。「シャツはやはり白ですね、袖どうします？半袖と長袖ありますけど、やっぱ長袖ですね、正装ですから。素材は夏は綿が一番だけど、しわになりやすいので脱いだらシワシワはちょっと恥ずかしいんで、混紡にしますか？」ここまで3分。「じゃ、ネクタイ見ますか！ネクタイは白黒かシルバーか、縞もいいですよ」ワタクシのドレスがオフホワイトなんで、クリーム色とか白とか選んだんですが「シャツが白だから映えませんね！ハッキリした色のほうが胸元すっきり見えますよ」結論：シルバー結局クラシックでスタンダードなタイプで落ち着きましたけど、お手頃価格でおさまり、ラ君大満足♪♪家に戻ってからハンガーにかけて、それを眺めて感慨無量のラ君。いよいよ花婿になるのねん♪と実感が湧いてきたらしいのですが･･･「ねぇ、タウシャン･･･ネクタイって、どうやって締めるんだっけ･･･？？？」･･･

  2005.06.06

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• 超・押せ押せ☆結婚式まで1ヶ月ないいい～！！！

  「腸押せ押せ」と変換され、一瞬ビビったタウシャンです。確かに便P気味なので、かなり腸押したいところではありますが・・・そんなことはともかく、とうとう恐怖の1ヶ月を切ってしまいました・・・まるで大学入試前の、受験生のような気分です。さしずめ「最後のラストスパート」といったところでしょうか。日頃からコツコツと努力をする長期計画タイプではないワタクシ、最初の会場と調印式の役人を抑えたとこまではまぁまぁ計画通りでしたが、そこで油断しちゃったんですね・・・中だるみってやつでしょうか？ウェディングドレスをとっとと決めりゃー良かったんですが、「あれは太って見えるからイヤ！これは派手すぎだからイヤ！これは高過ぎ、イヤ！」と、ウダウダ選んでたから時間だけがあれよあれよと過ぎちゃったんですね・・・若い花嫁じゃあるまいし、何着たっておんなじなのに、なぜ妥協しなかったんでしょうね？これが「夢見る花嫁」の、花嫁マジックなんでしょうか？結局フルオーダーしちゃって、まだ第1回目仮縫い終了の状況です（汗）。昔から試験前は短期集中タイプで、直前まではなんもせず、失敗も怖がることなく「明日は明日の風が吹く」と心臓に毛が生えたワタクシではありますが、それでもって3○年なんとかここまでやって来たので、今回もなんとかなるだろうと高をくくってるのですが（この辺トルコジンと同じ価値観）、さすがに結婚となると、ワタクシ独りの問題でなく、ラ君との「連帯責任」そしてタウシャン一家とラ君一家の「お家の問題」でもありますんで、いい加減なことは出来ないわけです。（と分かってはいるのだが・・・）で、今迷いに迷ってるのが、出張写真屋さんを頼むかどうか、なんですが、見積もりを取ったところ、3時間で700ドルとか、半日1500ドルなんですな。トルコ感覚だと、お給料の1-2か月分が吹っ飛ぶわけで、タウシャン躊躇しております・・・それからケーキカットの際の音楽ですが、オーディオ装置がないため流せないのですが、やっぱりあったほうがいいんでしょうか？弦楽三重奏が来るので、彼らにおまかせでお願いしても、おかしくない・・・？（まぁ、小さい会場だし、お客が少ないんで、なんとでもなりそうではあるが・・・）あと、悩みは・・・やはりブライダルメイクでしょうか？トルコジン、目鼻立ちクッキリなので、メイク栄えするんですが、それでもすっげー濃いっっっ！！！て感じなんですね。それなのに日本人のペッタラした顔立ちのワタクシが、そんなメイクを施されでもしたら・・・　歌舞伎か女子プロレスラーか場末の飲み屋のママさんですか・・・？それこそ「お家の恥」なわけです。それから引き出物・・・まだ決まってません・・・（今ラ君がトルコ国内をさまよって「安くていいもの」探しております・・・）・・・そして実は、ホントは、ウジウジ・モヤモヤ一番気になってること・・・！！！ここ連日のリラ高・ドル安！！！家買うのに＄を売ってリラ買わんといかんのですが、こんな状況では＄売れませんっっ！一気にドル高になってくれると、心のモヤモヤがパーっと晴れて、家購入も、結婚も、一気にラストスパートかけられるんだけどなぁ・・・世の中うまくいかんです・・・　

  2005.06.02

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• 結婚指輪探しの巻

  婚姻届の次は、結婚指輪に悩んでるタウシャンです。まだ若かりし20代。「結婚指輪は、やっぱり日本人なんだからミキモトよね～。」なんて夢見てましたけど、まさかトルコに嫁入りするなんて夢にも思ってませんでしたから･･････トルコにゃ、ミキモト、ございません。では、日本のミキモトで♪「･･･高くない？」　←ラ君･･･でもミキモト･･･「グランド・バザールいこ。金屋さん、集まってるから。」･･･ミキモト～～～～！！！！結局ミキモトがグランド・バザールです。まぁ、考え様によっちゃ、トルコに嫁に来たんだから、トルコの金の本場で買うのも、悪くはないな、と。友人曰く、「結婚指輪ばっかり扱ってる通りがあるから、そこにいきな」我々はATMでおろしたての現金握り締め、いざ向かいました。グランド・バザールの結婚指輪専門筋へ！！（なぜ現金かというと、そのほうが値切りやすいからです）久々のグランド・バザール、そしてキンキンキラキラ、そして照明の熱で頭をクラクラさせます。春夏はトルコはブライダルシーズンですので、どの結婚指輪屋も満員御礼状態。カップル、とりわけお嫁さん＆お姑さんの気迫と店の熱気で、タウシャン、侵入不可能です･･･そのとき、ラ君、どこかに電話･･･どうも昔店で働いてたコの実家が金屋で、グランドバザールに店があるということを思い出したようで･･･「今から行こうと思うんだけど、お店どこ？･･･チュクルのところ？うーん、どこだろ･･･」おおおお！！　･･･なんとワタクシたちの目の前の店でした･･･そこは普通の宝石屋で、結婚指輪専門店じゃなかったので品揃えはイマイチ。でもボラれず安く買うには、ここが一番いいかと。ショーウィンドウには、ああ･･･なんてエレガントな金細工･･･なんて繊細なプラチナ細工･･･そして散りばめられたダイヤモンド･･･指輪のことは忘れて、しばし夢の世界に･･･「おい！早く選べ！暑くてタマラン！」　←ラ君・・・　←現実に引き戻されたワタクシ少ないという割には100種類は見たんですが･･････どれも幅が太い･･･　みんな５ミリ以上･･･ワタクシの指は身体と一緒で、チビデブなんで、太いのすると、指の付け根～第二間接がスッポリ隠れてしまう･･･まさしく、お裁縫の指貫き状態･･･「とにかく細いの、見せてください」　←ワタクシ「トルコは太いのが主流でね･･･　細いのは、あんまりないんですよ･･･普通細いのはソズル（sozlu＝婚約）用なんですけど、それでもいいですか？」←お店の人「なんでもいいから、細いの見せてください！」･･･すっげーほっせー･･･　2ミリあるかないか･･･「すいません、この中間はないんですか？」「うーん、むずかしいっすね･･･」･･･このなかから選ぶのか･･････でもソリティアと重ねてつければ問題ない？･･････でも普段はソリティアつけないしな･･････なんで太い指輪、似合わないんだろう･･････なんか、ちゃちいなぁ･･････ブツブツ･･･ブツブツ･･･　←完全に独りの世界･･･「これ気に入った！これでいい！タバコ吸ってくる！」　←見始めて5分後のラ君ワタクシ独りぼっちで悪戦苦闘･･･細めの中でも太めに見えるような、ソリティアと似合うようなものをなんとか選んだものの、イマイチ納得が･･･「これでいいですか？んじゃ、量りますね～。」　←トルコでは金製品は量り売り。「･･･はい･･･」「新郎のは、結構太くて大きいんで、250YTLですね。新婦のは･･･　50YTLですねぇ･･･」ご、ごじゅう？！･･･なんだか安すぎて悲しくなってしまった･･･友達のお店ということもあり、納得いかぬまま義理で買ってしまったが、やはり後悔･･･2日間ウジウジ過ごしてたら･･･「指輪、嬉しそうじゃないね･･･　僕は気に入ったけど、気に入らないのならもう一度見に行こうか？でも、この指輪は交換しないでね。これも似合ってたから。」自分の優柔不断さに反省し、ラ君の優しさに甘えつつ、もう一度指輪探しです！質問：あなたの結婚指輪はどんなのですか？（特にトルコでお買い上げのかた、お薦めショップございましたらご紹介ください！）

  2005.04.28

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• やっと発見！気持ちよさげな婚姻調印所のお役人！

  昨日はワタクシは会社で仕事に専念。いつもは会社の同僚に不満爆発のワタクシだけど、役所のひとたちに比べたら･･････このひとたち、エリートだわ～･･･（うちら＝お茶を飲み、かつ手はパソコンの上で動いてる。役所組＝ただお茶飲むだけ。そしておしゃべり。）･･･ワタクシ、すっごい恵まれた職場にいるのね～･･･「･･･比較の対象が悪過ぎ」　←ラ君･･･ま、確かにね。で、昨日ラ君はイスタンブル中の婚姻調印所を調べまくった挙句、気持ちよさげに式を挙げてくれそうな役人をとうとう発見！！（お値段100ＹＴＬ+足代+出張費不要。）カドゥキョイ区役所管轄の位置絵連虚位の婚姻調印所。･･･そんなとこ、あったか？ワタクシの昔の職場はこのあたりだったのだけど、ここ数年メキメキと発展を遂げて、昔の趣が殆どなく･･･で、調印所のおねえさんが教えてくれた行き方：カドゥキョイからクチュック・バッカルキョイ行きミニビュスに乗る。ボスタンジュ陸橋を越え、町工場群（サナイ）を抜け、墓地の先で降りる。そこにある文化センターのなか。･･･墓地の横？･･･まぁ、トルコジン、こういうことこだわりませんからねぇ･･･別にそこで式挙げるわけじゃないし･･･さぁ、ラ君、今向かってますが、どうなることでしょう？見物でございます。･･･（あれから５時間後）･･･イスタンブルのラ君から連絡あり。すべて無事終了。！！！結果発表！！！婚姻調印式代：５０ＹＴＬ婚姻手帳（エブリリキ・ジュズダン）代：２５ＹＴＬ総額７５ＹＴＬ！！よっしゃ～～～！！！勝利の気分です！！！（しかしイスタンブル中タクシーだので駆け回ったので、交通費が･･･）

  2005.04.21

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• 壮絶！トルコ役所まわり・外人排斥運動実施中？＝婚姻調印所編

  トルコで結婚をご予定の、気の短いキッチリした性格の貴方。悪いことは言いません。手続きは日本でいたしましょう。トルコですると、式の予定日までに破局を迎える可能性があります。（マジよ。）さて、午後･･･ワタクシたちは書類を抱えて一路イスタンブルは辺師区多種の婚姻調印所へ。「電話でお話してましたラクンですけど、手続きに来ました～」「･･･え？ああ、電話のひとね？いつって言ってたっけ？」　←愛想なしのおばはん。「･･･6月○日の午後12時なんですけど」「え゛～！お昼なの～？なんでそんな時間にすんのよ！誰も来ないわよ？！その時間は営業外よ！おまけに1時にはここ（調印所）に戻ってないといけないから、無理よ、無理！！」「･･･でも電話では･･･」「悪いこと言わないから他を当たって。どこでも空いてるはずだから。」なんだか気分が悪くなり、いくつかの調印所の番号を聞いて、再び電話。○日午後12時オッケーとの返事をもらった先は獅子理の調印所。デブでオイリーなオヤジ、ワタクシを見るなり「え？！ガイジン？！それをはやく言ってよ～。ガイジンは基本的に受け付けないの。ガイジン仕事はリスクがあるからね。ほら、お金目的の結婚とか、不法就労目的で結婚とか、あるでしょ？こっちもリスクを負って仕事したくないからねぇ･･･それに休日の正午？この時間はやらないよ。家族と過ごしたいからねぇ。でも、特別に350ＹＴＬでやってあげてもいいけど～。」ガイジン、ガイジンって、いったいアンタは何様だっていうのよ？！と思ったら、つい悔しくて涙がハラハラヒラヒラ･･･（精神的に参っています･･･）それを見たオヤジ、急に料金を250ＹＴＬまで引き下げ･･･苦笑したけど、ザケンナよと、その場をたったワタクシたち。次に恵美ノニュの調印所へ。「え？ガイジン？！（そんなにガイジンはメンドイのか？）･･･まぁいいか。料金は222ＹＴＬで、これに出張費と足代が加わります」･･･ワタクシは前情報として、だいたい100ＹＴＬ前後と聞いてたのだが、かなり値上がりしてるよう･･･もう心身ともにボロボロなワタクシたち、そこで妥協してしまったんですが･･････でも家に帰ってからやっぱりなんだかスッキリせず･･････また調べなおしています･･･（こんなんでホンマに結婚できるんだろうか･･･）その結果（出張費用コミ・電話による聞き込み）：猿イェル：　　 400獅子理：　　　350（泣けば250）恵美のニュ： 300前後府亜ティ費： 200前後臼救樽：　　　200以下同じ仕事なのにもかかわらず、役所によってこんなに値段が違うのはいったいなんなんでしょうか？さっぱり訳分かりません･･･

  2005.04.20

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• まだまだ続く！トルコの役所との壮絶なバトル！

  ･･･今日は気分がボロ雑巾のタウシャンです･･･昨日はほんっっっとに、トルコの公務員がどれほど、いー加減なのかつくづく思い知らされた一日でした･･･朝：　地元の役所に既に提出してある婚姻用書類をチェックしてもらいに行く。　　　（ここで「結婚してもいいです」の許可をもらうことになります。）　　　･･･担当者は無断遅刻（らしい）･･･　　　「まったく責任感ないんだから！！これほど無責任な人間みたことない！」　　　　↑同僚のおじさん　　　ある部屋に通され、「チャイはいかが？」とかなだめられる。　　　「代わりに誰かできないんですか？」　　　「仕事の（職務に携わる）権利がないんでできません」　　　･･･じゃ、病欠したらどーすんだよ？　　　雨も降り出し、待つこと２時間･･･　　　おばさん偉そうに悠々と出社、はんこ＆サインして終了。←ものの１分･･･　　　「この紙持って、健康証明書もらいに診療所行って下さい」　　　ワタクシたち、診療所へ。　　　診療所の事務員もお茶すすりながらおしゃべり。　　　「あの～、婚姻用の健康診断（血液検査ほか）に来たんですけど･･･」　　　「なにそれ？そんなのやってないわよ！」　←おばさん　　　･･･　　　「役所からこれ持ってけって言われて来たんですけど･･･」　←ワタクシ　　　「え？･･･（しばらく見た後）なによおおおお～！？これ～？！　　　腹立たしいわ～！これ誰が書いたの？！」　←おばさん　　　「わたしらに言われても･･･　そりゃ役所でしょ」　←ラ君　　　おばさんブリブリ言いながら　　　「隣の部屋でサインもらって」　　　隣の部屋へ。　　　エリートっぽいおじさんとおにいさんがまたお茶すすっておしゃべり。　　　　　　「サインお願いします」　←ワタクシ　　　「はい。自分の血液型分かってますよね？」　←おにいさん　　　「ええ。でもこれから検査するんですよね？」　　　「いや、これで結構ですよ」　　　･･･血液検査に肺レントゲンは不要？　　　１年前は必要だったはずなのに･･･　　　一体どうなってんだか･･･　　そしてワタクシたち、午後からイスタンブルへ。調印式の役人の予約に向かったのですが、これがまたなんとも壮絶で･･･（つづく）

  2005.04.19

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• 役所仕事はだいっきらいだあああ～・続き

  おとといのはなし。ラ君が婚姻に関する書類を揃えて役所の戸籍課？に提出したところ･･･「ガイジンの、よくわからないからできない」　←役所のおばさん「・・・（無言）」　←ラ君戸籍管理署（っていうのか？Nufus Mudurlugu)に問い合わせてこちらから連絡します、とのこと。昨日。なんも連絡なし。こちらからも連絡せず。今日。ラ君電話。「担当の○○さんお願いします」「今席外しています」5分後「いません」30分後「まだ戻りません」「どこ行ってんですか？戻ってくるんですか？」「戻ります」45分後「子供にご飯食べさせに行きました」ラ君ぶちきれ。「上の人間、出せえええええ～！！！！」･･･どうも担当者、ニホンジンがらみの仕事したくないらしい･･･（ラ君曰く、トルコと同等もしくはそれ以下のお国の人々の場合はなにか粗相があってもどうにかなるが、日本ならびに先進国の人々の場合、粗相をしたら宣戦布告されるんじゃなかろうか？！という強迫観念がつきまとってんじゃないか？）田舎の役所（と言えども、トルコ最大の工業地帯･･･）だからガイジン慣れしてないのは（と言っても、結構ガイジン住んでんですよ？！）分からなくもないがしかし、だからといって仕事放棄･･･（なんとまぁ、トルコらしい･･･）午後からラ君、役所に殴りこみです。

  2005.04.13

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• 役所仕事はダイッキライだあああああ～！！

  大変ご無沙汰のタウシャンでございます。ここんとこずーっと結婚式の手続きだなんだでストレスフルでございました。（めちゃ忙しかったんだよおおお～！）「ここはトルコ」なんで、物事が思ったようにすすまないのがストレスの原因でございます。まず手続き関係･･･（お役所仕事はワタクシを狂わせる･･･）住民票を用意するんですが、ワタクシ、前住んでた村で住民登録してないんです。それというのも、ワタクシがガイジンだから、どう取り扱っていいのかムフタル（区長）が分からんで、いつもワタクシが顔を出すと逃げられていたのです。住民登録をしないまま、ワタクシは今のところに引っ越してしまったのですが、やはりここでも住民登録をしないといけないわけで･･･ほんとなら前住んでたとこの住民票を持ってって、転入手続きするんですけど･･･またガイジンを目の前にしたらビビられるんじゃないかと思い、ラ君に偵察にいかせました（あわよくば、手続きしてきてもらっちゃう）。･･･さすがトルコジンです･･･ニホンジンの不安をものともせず、あっと言う間に済ませてきました･･･（それでもやはりもめたらしいが、適当に言いくるめてやらせたらしい･･･）それから健康証明書というのも出さないといけないんですが･･･レントゲンとって、血液検査なんかして、エイズかどうか、血液の適合はどうか（こちらはRHマイナスとか多いので、夫婦の血液型が不適合だと、生まれてくる子供に影響するそうで、そのチェック）など。これもねぇ･･･「公の医療機関でやってください」　←お役所の担当者「ここらへんではどこですか？」「○○の診療所です」○○診療所へ電話。「うちではやってません、国立病院へ行ってください」国立病院へ電話。「やってますよ～、ポリクリニック受付へきてください。費用は100YTLです」国立病院へ行く。受付で。「結婚前の診断？そんなのやってないなぁ･･･ポリクリニックに行って聞いてください。」ポリクリニックへ。･･･休み･･･ラボラトリーへ。「そんなテスト、やってませんよ。以前はあったけど、そんな法律撤廃されたから･･･え？結婚前のエイズテスト？そんなの、2人の間の問題でしょ？２人の間で認め合ってれば結婚には問題ないんだから･･･バチ！（なぜかウィンクされた）」･･･訳がわからず、去年結婚した友人に電話：「あー、○○の診療所だよー。」○○の診療所へ。「役所から書類もらってきましたか？」「･･･もらってません･･･ってゆーか、呉れませんでした･･･」「それないとだめよー、あなたたちー！」「電話で聞いたら、ここでやってくれないと･･･」「あら？！誰がそんなこと言ったの？！ここよ、ここ！」･･･なにもかもがこんな調子･･･それに比べてさすが我らが日本総領事館☆婚姻具備証明書を申請に行ったらば、丁寧かつフレンドリーなご説明おまけに婚姻手続きセットも「ください」言う前に渡してくれるという無駄のない対応。そしてテキパキテキパキ☆☆（地下駐車場からビル入って、領事館に辿り付くまでが大変だったが･･･）素晴らしい！素晴らしい！！ブラボー日本総領事館！！！（でもトルコの役所と一緒にされたらイヤですよね･･･ごめんなさい･･･）トルコ式結婚式終わりましたら、またお世話になります。（よかった、締めが日本総領事館なら、「終わりよければすべてよし」だろう･･･）

  2005.04.11

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• また懲りずにドレスの試着へ･･･

  昨日よりトルコは夏時間に入りました。日本との時差は1時間短縮されて6時間となります。さて週末、またもや懲りずにウェディングドレスを試着しに行ってまいりました･･･今回は日本人のお友達と2人です。やはりこーいうのは、女同士で行ったほうがいいと、皆さんに忠告されましたので･･･実は、前回の2件目の店でオーダーしようと決めてるんですがただどんなデザインが自分にあってるかまだ掴めてないもので･･･で、どんなのが似合うのかチェックする目的で、前回行った、地元の一番ドレスの豊富なとこに他のデザインを中心に試着してきたんですけどね･･･（つまりここのお店で買う気はなし）前は「ビスチェタイプのAライン」ばっかだったので、今回は袖ありとかオフショルダー（っちゅーんですか？）とかもチャレンジ。お店のおねーちゃんは「あら～。いらっしゃい～。え？また試着･･･？･･･もちろん喜んで～。前ので気に入ったのはなかったの？あっそ～ぉう、じゃ、また片っ端から着てみましょう･･･」･･･なんだかちょっとメンドクサそう･･･ワタクシはお友達と一緒に「これいいかも～」「これもステキ～」とか言いながらまたもや10着近く選び、そして今回はデジカメ撮影。しかしお店のおねーちゃん、ワタクシが買う気ないってこと察したみたいで、前ほど熱心さは感じなく･･･試着も、ドレスを着せては呉れたはいいけれど、サイズがかなりあってなかったので、どんなデザインが痩せて見えるのか、とか全然わかんなかったっす･･･しかしそれでも分かったこと：二の腕が太いひとは、おもいっきり出しちゃったほうがいい！そしてＶネックやホルターネックもすっきりみえます。そして顔つきがおてもやん風の典型的日本顔の場合、凝った装飾のドレスは似合いません。（写真見ても、顔ありと顔抜きじゃ、全然イメージ違う。派手めな顔にはやはり派手な衣装は映えるようです）そして･･･若さと可愛さでカバーできない、体型が崩れ始めたナマケモノな三十路すぎの花嫁は、やはりオーダーに限るでしょう。（普段から磨きがかかってる三十路さんはもちろん別でございます･･･）さすがのワタクシも、遅まきながら腹筋背筋、そしてキラキラ星体操始めました。無駄な抵抗とは分かってはいるのですが･･･（泣）

  2005.03.28

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• ウェディングドレス屋さん巡り！

  ご無沙汰しました。どうも季節の変わり目、身体の調子がおかしいのか、睡魔に襲われまくりのタウシャンです･･･土曜日、ポカポカ陽気に誘われて、ワタクシはとうとうウェディングドレスを見に行ってまいりました。（なんとラ君を引き連れて！）雛人形なら浅草橋、台所用品なら合羽橋、のように、ウェディングドレスの本場はイスタンブルのファーティヒなんですが、ここはうちからは遠いのです。とりあえず地元のお店に･･････とは言うものの、どこになにがあんのかよく分かってないんですが･･･（まだこの土地をよく分かっていない･･･）とりあえず街の中心へ行き、だいたいドレス屋さんはビルの２階にはいってるので、上を見ながらウロウロ･･･１件目：　最近拡張改装したての大型ショップ。日本のドレスショップってきっとこんなんなんだろな～って感じのとこ。軽く100-200着はありそうな･･･思いっきり嫌そうなラ君を椅子に座らせ、事前に用意した株の雑誌を読ませておくこと３０分。その間ワタクシは、店のおねーちゃんと１０着くらい選んで試着。（また選ぶのが、みんな似たようなタイプになっちゃうのよね～･･･）「日取りはいつですか～？」「６月の後半なんですけど。」「ええええ～？！まだドレス決めてなかったんですか～？それは遅いですよ～！うちの今来るお客さんは、皆さん秋とかですよ～」・・・すいません、のんびりで・・・やはり日本人はいいカモなんでしょうか、高そうなのを選んできます。そしてラ君が遠くから睨んでいます･･･「もうすぐ（婚礼）シーズンに入っちゃうんで、値上がりもしちゃうんで、早く決められたほうがいいですよ～！」上はストラップレスのビスチェタイプ（これがトルコでは主流）に下はAライン。･･･着せ替え人形状態のワタクシ･･･着る→見せる→脱ぐ→着る→見せる→脱ぐ･･･の繰り返しで、頭の中はゴッチャゴチャ、感覚も麻痺してきて何着ても一緒～みたいな･･･ちなみにワタクシが気に入ったのは一番安いので300YTL。ラ君の気に入ったのは一番高いので750ＹＴＬでした。２件目：　こじんまりとしたとこショーウィンドウから３着並んでて、すごくキレイ！と思って飛び込んだとこ。若いデザイナーのお姉さんと、仕立てのおばさんでやってるようですべてオーダー。デザイナーのお姉さんとデザインや気になる体型の悩みなど相談して、４回プロヴァをして作るらしい。2着ほど試着させてくれたが、スカートのラインがとてもキレイ！凝ったのでなければ400ＹＴＬから作れるとのこと。日も今ならそんなにかからないし、デザインはゆっくり相談して決めましょう、とのこと。ワタクシの体型はストラップレスのオフホワイトが似合うらしいです。３件目：　家族経営の店２人とも疲れてたが、勉強勉強！と飛び込んだお店。結構古いお店で、あまりはやってないかんじ。孝行娘のお嬢さんが、熱心にいろいろ説明してくれる。ラ君もかなり疲れたのか、いきなりコストと売値、材料の質の話に持ち込み、ビーズはどこから仕入れて、値はこれくらいで、布はアメリカンサテンと○○サテンではどう違うのか、などなど聞き込みに回り始める･･････結局･･････なんも決まらんかった･･･・・・疲れた・・・でも、多分２件目のお店になりそうな気が・・・また今週末、ドレス屋めぐり頑張ります。

  2005.03.21

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• 風邪をおして式場の下見に･･･＠イスタンブル

  昨日は快晴だったイスタンブル。ワタクシは結婚式場の下見にラ君とイスタンブルの『○○荘』に向かいました。『○○荘』は山奥？にあるんですけど、本当ならタクシーで山の下からビュンと上がれば済むのですが、運動不足のワタクシたち、車は使わず緑の生い茂る山道をずんずん歩きました。トルコでは健康維持にウォーキングとか流行ってるんですけど、トルコジン、海好きですからワタクシはてっきり海岸沿いを歩くもんだと思ってたんですが、山道を歩くヒトも結構いるんですね。ついでにスーパーのナイロン袋片手に、山菜摘んでいます。一石二鳥です。海沿い歩いて打ち上げられた海草なんか、拾うヒトいませんもんね。この森では人間のほかにアパートで飼われてる大型犬なんかが地域犬と追いかけっこしたり、猫にからかわれたりで、人間だけじゃなく動物もかなり自然を満喫してるかのよう。で、ワタクシたち、その犬と走ったり、途中の茶店で小休止しながらたどり着いたんですけど。緑に囲まれたその洋館、まさに『○○荘』ってかんじ。写真で見るより小さくてすすけたかんじでしたけど。中に入ったらちょうどお昼時で結構にぎわっていて（普段はレストラン）、ワタクシたちは勝手にグルグル見学。エントランスからホールへ。中には大理石の噴水があって、典型的なトルコのお屋敷スタイル。その向こうにはおおきなバルコニー。なかなか情緒たっぷりですが、ここはちょっとワタクシたちには大きすぎ。エントランスから階段で２階にあがると、そこにもこじんまりとしたホールが。バルコニーからの眺めはボスポラスも見えて絶景！（とラ君が言ってた）少人数・必要最小限の催し？で済ませてしまいたいワタクシたちにはちょうど手頃な大きさ。おまけに雰囲気も「いかにもイスタンブール」って感じだし、日本からはるばるお越しの皆さんにはきっと喜んでいただけそうな感じだし（これが最大のポイント）、そしてなによりも、いろんなとこグルグル見てたら、絶対（頭が）疲れるだろうし、ケンカするだろうし、いいとこあればそれが縁だと思って決めちゃおうと話してたワタクシたち。なので２人で「ウンウン」とうなずき即決！（ラ君は緑いっぱいが気に入ったようである）今回は支配人と顔合わせ。おおざっぱな話を聞かせてもらい、次に申し込み手続きをするんですが、メニューなども先に選ばないといけないみたい。（後で変更などはもちろんオッケー）今週中に内容を詰めて、本契約となりそうです。とりあえずメンドクサイの、ひとつクリアーです、はい。見学終了後、ワタクシたちは山を降り、ベシクタシュの港横（オシャレなシーバス側じゃなく、バプル乗り場のひなびた側）のチャイバフチェで、風に打たれながらクンピル（トルコ風ベークドポテト）を頬張る（1個5YTLは高くないか？！）。その後船に揺られてカドゥキョイへ。（昨日は海がしけてて、すっごい揺れた！！初めてボスポラスで船酔いした！）船酔いのワタクシ、昨日はフェネルバフチェ－アンカラゲンチレルビルリイの試合があることをすっかり忘れており、フェネルリにモミクチャにされ、おまけにベシクタシュの風で風邪を引いたのか、気分は最悪。カフェで2時間粘って体調を整え、家路についたのでした。都落ちしたワタクシに、イスタンブルは試練の街です、はい。

  2005.03.14

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• 式場＆日取り決まる！

  週末休みが１日だったせいか、非常にだるくて眠いタウシャンです。土曜日はオフィスの改装で、フロアー中、シンナーのにおいが蔓延、あの寒い中、窓はずーっと開けっ放しで、ワタクシは風邪どころかおなかまでヒエヒエで壊してしまいました･･･これで膀胱炎にでもなってたら、労災申請してましたよ、まったく！こんなダラダラダラ～なワタクシ、なんと。結婚式場と日取りを決めてしまいました（所要時間20分）･･･「きみの好きにして」　←ラ君ネットで探す→クチコミ情報入手→電話して日取りと予算の相談→決まりとりあえず６月吉日、イスタンブルの『○○荘（御殿は誤解を招くので訂正）』で。（注：トルコで主流の踊りまくるドゥーンサロン＝結婚専門式場ではありません）人生の重大事、こんな無気力・無責任・無関心で、電話一本で簡単に決めてしまっていいのでしょうか･･･（クチコミ評判のみで、下見なし・時間とお金とメニューだけで判断）･･･てゆーか；1。　結婚生活は別だが、『式』にはなんの思い入れがない。2。　結局はどこでやったっておんなじ、なにたべたって（トルコだから）　　　おんなじ。条件的に合うところで決めてしまえ。3。　どーせやんなきゃならんなら、ずるずる引っ張らずとっとと　　　決めてしまえ。4。　自分の結婚式だが、どうも仕事柄、パーティーのアレンジは　　　仕事の気がしてならない。　←職業病？あー。こんなカワイゲのない花嫁、いるんでしょーか？（カワイイ年代をとっくのとうに通り越しているんで、まぁ、いいが･･･）でもラ君も同様に考えているみたいです･･････このさい、なしにしてしまおうか？！とも考えたり･･･しかし親たちがウルサイ。トルコの親も、日本の親も、世間体を気にするのよね･･･よく似てるわー。

  2005.03.07

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• いよいよ開始！Raccoon=Rakunとの生活

  うちの連れは信楽焼きのタヌキの置物によく似てるんです。でも本人は動物に例えられるのは大変遺憾に思っててね。（自己申告では『リチャード・ギア』だった･･･）太る前は、トルコの某乳製品メーカーの牛のキャラクター「アイラン・イチ」に似てたので、ワタクシ図に乗って「アイラン・イチ！」と呼んでたら、絶交されました。　←3週間ほどアイラン・イチはもう使えないし、動物に例えることは厳重に禁じられてるので、兎家頁上だけで『ラ君（英・raccoon=土・rakun=日・タヌキ）』と呼ばせていただこうと思います。で、うちのラ君ですが、今週から我が家に住み着いたわけですが、まずはじめてのお仕事：銀行口座を開設する＠この土地おお～。この街で骨を埋める覚悟を決めたな、コヤツ･･･と密かに思ったわけですけど。家に戻ってテーブルを見たら、HS銀行からもらったらしき粗品が産卵。ワタクシ、結構トルコでは預金あるほうだと思うんですけどいまだかつてトルコの銀行から粗品というもの、もらったことありません。（バスで乗りあわせた○ity銀行のひとからノドアメもらったことは、ある）「あんた、なんでこんないっぱいもらってきたの？」「ん？知らん。勝手にくれた。」「なんの口座開けてきたの？」「ん？ヤトゥルム・ヘサブ（投資口座）」･･･頑張ってね。投資。　←ワタクシの超苦手分野ちゅーか、元金あんのかよ？！（あと、HS銀行、テロの標的になるので、あんま近寄らないで･･･）粗品より高い利率くれるほうがぜんっぜん嬉しいんですけど、ワタクシの使ってる銀行なんて、粗品も高い利率も、なーんもくれません。インフレバンバンの時代は利率なんて口交渉でパーンと上がって、それが楽しくてせっせと銀行に通ったもんだけど今ではそれも難しくなってきて･･･う～ん、人情味のない嫌な時代になったもんですわ･･･（？）で、ラ君に、夕飯のおかず用に牛肉買っといてとお願いしといたのですが、スーパーとかお肉屋さんとか何箇所か回って、一番安いお肉を買ってきてくれたみたい。「何して食べる？」「お腹すいてるから、すぐ出来るものがいい。俺やる。」･･･初めてのラ君の手料理です･･･「なに入れたらいいか言って」　←ラ君「タマネギとジャガイモがあるから、それで。」　←ワタクシ「･･･ねぇ、トルコ料理の本とか、ないの？」「ない！日・中・伊・仏・西はある！」「･･･」今日、トルコ料理の本、買いに行ってるはずです･･･皮むくのはうまい。さいの目切りにするのも、トルコジンのおばさんのようにまな板使わず手の中でチャッチャやってる。･･･さすが女系家族そだち･･･フライパンを火にかけ、油を敷いてタマネギ・ジャガイモを炒めそしてお肉。「炒めるときは高温で、手首を利かせて振るの、こんなかんじで」ワタクシ得意げにオリャオリャ～！と鍋振り回しておりましたら「･･･なんか、祈祷師みたいでコワイ･･･」　←ラ君そのあとラ君がひとこと「塩は最後ね。早く入れると肉が固くなるから。」･･･このひと、意外と料理の才能あるかも･･･　←料理人に育てる？！ワタクシは醤油・ごま油・赤唐辛子で味をつけ、結局なんだかよくわからない料理になってしまいましたが、「日土合作・中華風牛じゃが炒め」　←まぁ、この辺が妥当でしょう･･･これからこういうの、増えていくんだろうなぁ･･･白いご飯によく合いました。新しい発見の日々でございます。（発見したくないものもあるんだろーな･･･）

  2005.02.25

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• ドレスのデザインを選ぶ！の巻

  雪はまだまだ降り続くトルコ北西部･･･（ってゆーか、全土？）昨日は同僚のメリーさん（ニホンジン）から、日本のウェディング雑誌（ドレス特集）を拝借しました。（でも2002年の･･･）なんと彼女は、ワタクシの夢を見たそうだ。ワタクシがオフィスの一室で、お友達に頼んで持って来てもらったウェディングドレスを試着してるらしい。一着目はイスラム・クラシック系。スタンドカラーでロングスリーブのロングドレス。まぁ、悪くないらしい。二着目は肩丸出しの超ミニ。これが意外と大人っぽくて、似合ってたらしく、みなさんにこれにしなよ～！とお薦めされたらしい。三着目はシンプルでタイトなやつだったが、胸がカパカパで、「これ誰のドレス？」「ん？みどりちゃん（←彼女は南米出身のナイスバディ保持者）」実際は、練馬大根どころか、桜島大根化したモモのワタクシ、ミニなんてとてもとても･･･しかし夢の中ではスラ～っと美しいカモシカの脚だったそーです。この夢のお話を踏まえ、雑誌をみてたんですけど･･････モ、モデルさんが、若過ぎっっ！！こんなに若くて結婚しちゃっていいのか、おい？！ワタクシはこの年頃（20代前半）では、結婚の『ケ』の字も考えてなかった。（仕事一筋！！でした。ああ、ほんとに馬鹿なワタクシ･･･）まぁ、彼女たち、これが仕事のプロさんですし、一般人はあんま気にしないことに。しかし、若いヒトは、何着ても、似合うわねぇ～･･･　（←着付け係の心境）（注：　この後トルコの雑誌見たら、トルコのモデルさん、ドルビーシステム並みの大迫力なので、かなり自信持てました･･･）「体型別ドレスの選び方」Aライン・プリンセス・マーメイドなどなど、ありますが、もうなにがなんだか目が回ってしまいます。　←ワタクシ的には、かなりメンドクサイ作業です･･･大肉中背・大顔・二の腕太し・寸胴のワタクシですので、多くは求めません。　　　　「より痩せて・より若く・より落ち着いて見えれば、いい！」メリーさんの夢で、肩出しが似合ってた、とのことでしたし、肩出し経験者の友人にも薦められましたし、まぁ、ワタクシ的にも気に入ってますし、そして、なによりもトルコで主流（すなわちデザインがいっぱい）ですので、　　　　　　　『ビスチェタイプ・Aラインのハイウェスト』に決定！雪がやんだら、試着しに行ってまいります。

  2005.02.09

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• 花嫁衣裳あれこれ＠トルコ

  週末見グロスに買い物に行ったとき、連れが株の雑誌買うというんで雑誌コーナーに立ち寄ったところ、「ゲリン（花嫁）」←ブライダル雑誌発見。カゴに入れたら「えっっっ？！これ、買うの？！」　←連れ。驚愕してる。「うん」「えええええ～～！！俺がいないときに買ってよおおおお～！！」どうも男の立場からしてみると、思いっきり・こっ恥ずかしいらしいっすこーゆーの。もちろんそんなの無視です。で、今週（今月？）号は花嫁衣裳・厳選100点特集だったのですが。･･･花嫁ケバイ･･･日本みたいな「清純」とか「純潔」とか「初々しい」とかそんなイメージはまるでなし！だってねぇ、ヒョウ柄のラグに這いつくばって、歯ぐき剥き出しの「ガウウウウウウ～」で、上目遣いのカメラ目線の花嫁なんて、あなた想像つきます？？？ま、ところかわれば品かわる、ですので、それはいーんですが･･･で、問題の花嫁衣裳ですが･･･こちらは上下分かれてるツーピースタイプが殆ど。ワンピースは殆ど見かけません。まぁ、そのほうが脱いだり着たりするの、楽ですからね。色は白かクリーム。クリームのほうが若干お高いようですがまぁ生地の質にもよりますから、これはなんとも言えません。そして今の流行は、肩紐なしのビスチェタイプ。胸で留めるんですかね、こりゃ？トルコ・スタンダードだとみなさん豊満ですので、胸で留めるなんてお茶の子サイサイなんでしょうなぁ･･･見栄えもするだろうなぁ･･･　←羨ましい･･･標準ニホンジンだったら、カパカパになるんだろうなぁ･･･上げ底ブラしても、足りないだろうなぁ･･･↑トルコジン同僚に聞いてみたところ、紐なしビスチェは貧乳のほうがむしろすっきりして、着崩れもなくいいそうです。巨乳だと、着崩れするらしい。彼女は着崩れに泣いた組。で、ウェストをギュッと絞った形。でも上下切り替えになってると、お腹出てても目立たないらしいです。お尻はトルコジン、大きいですからね。だから「ボム!　キュッ！ボム！」　なんですわ。･･･いやぁ･･･ワタクシ、着れるのあるんでしょうか･･･？　←引力に負けたムーミン体型用･･･トルコで挙式された諸先輩方は、「お式まで何度も調整（プロヴァ）してくれるから、体型なんてぜ～んぜん問題ないよ～」って言ってくれますが･･･それよりも、問題なのは「どのくらい肌を露出するか（できるか・許してもらえるか）？」だそうです。ここはイスラム国にしては露出しまくりのラディカルな国ではありますがそれでもやはりご年配の田舎の方々はコンサバでございます。特にお姑さんがコンサバですと「そんなに肌見せちゃ、ダッメ～～～！！！」とか言ってくるらしいです。そして基本的にヤキモチ焼きのトルコ男児も、普段は彼女の少々露出気味の服装に口出しはしなくても、「･･･胸が見えそう･･･　背中もパックリ･･･みんながジロジロ見る～～～！！そんなのヤダ～～！！」ということで、姑・息子・嫁の3者露出度検討会？が行われるらしいです。しかし基本的に結婚式を厳粛に受け止める恥ずかしがり屋のニホンジン花嫁はあまり露出しませんので、この事案で大問題になることはそれほどないみたいです。雑誌を見てたら、連れはデザイン不問、しかしひとこと；「効率よくかつ経済的にあげるためには、よい生地を少なく使うに限る」「え？！まさか肩だし・背中だし・足だしにすんの？！（瀬川瑛子さんのみたいなミニスカートの花嫁衣裳も最近は出てる）」「･･･冗談よしてよ･･･　痩せるの！！いまのままじゃー、どれくらい生地使うかわかったもんじゃない。」･･･そんなわけで、痩せないと花嫁衣裳屋につれてってやらん！と言われて少々グレてるタウシャンです･･･ちなみに花嫁衣裳の相場は（「ゲリン」誌調べ）花嫁：500ドル・花婿：350ドル　いずれもレンタルではなくレディー冥土です。

  2005.02.01

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• これがトルコの『セレブ婚』だ～！

  うちの会社の人間に「婚約した」とは話していないタウシャンです。トルコではなにが起きても不思議ではありませんので直前まで言わないことにしています。そんなわけで会社では「彼氏もいない、独身の『負け犬』お局さま」と認知されてるはずです。『負け犬』といえば、日本に帰ったとき、杉田かおるのセレブ婚で盛り上がっていました。ワタクシ「パパと呼ばないで」のチー坊、観てた世代ですから杉田かおる、ガンバレ～ガンバレ～！！ってかんじです。父親の借金○億円、保証人になったとたんドロンされたにもかかわらず親に裏切られながらもキッチリ返すとこなんぞ、女の鏡！エライ！よくやった！とタウシャン思いっきり感動しました。で、トルコの『負け犬』様ですが･･･どうも負け犬様トルコ不在の間に、ニホンジン女性がトルコの国会議員ご子息とご結婚されたようです。トルコ3大紙（ヒュリエット・ミリエット・サバー）にも載ったようで、新郎側の仲人は国会議長のアルンチさん、新婦側はぬぁんと阿部日本大使！ヒョエ～～！！これぞトルコの「セレブ婚」？！負け犬様に向かって、新聞を読んだ同僚たち（トルコジン女子）は「あんなひよっこ（まだお若くて可愛かったっす･･･）に負けずに、がんばってぇぇぇぇ～～～～！！ファイトォ～ファイトォ～！！」・・・残念なことにこのセレブカップルは日本で暮らされるようです･･･（でもいつかはトルコに帰って来られることでしょう･･･）旦那様はドンドルマ屋さんとのこと。アツアツでドンドルマがトロけちゃうと、商売にならないんで困っちゃいますが（余計なお世話？！）どうぞ末永くお幸せに･･･♪

  2005.01.27

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• 成人したら結婚・お姑さんとの対決！！＠トルコ

  そういえば月曜日は成人の日でしたね･･･いつの日から1月15日じゃ、なくなったんでしょう･･･？今年は各地に大虎は出没しなかったようで･･･宜しいことです、はい。日本では成人は「はたち」ですが、トルコでは「１８歳」です。１８歳の特権：　選挙権が与えられる結婚できる車が運転できるお酒が飲めるタバコが吸える要するに、１８になればなんでもオッケ～のようです。トルコじゃ１８になったからって、お祝いすることはありません。成人のお祝いをするのは日韓中（なんとなく･･･）くらいじゃないでしょうか？さて･･･「カイナナ・プログラム」ですが。　（注：カイナナ＝お姑さん）「ゲリン・オルル・ムスン？（うちの嫁になりますか？）」という番組がありまして、以前にこのこと日記に書いたかと思います。一般公募で選ばれたお姑さん+年頃の息子、そして年頃の娘を一定期間（3ヶ月くらい）おなじ家に閉じ込めます。　　↑この様子は視聴者のみなさんに24時間カメラで撮影＆中継されてる。そのなかで若い二人に愛が芽生えたり、お姑さんはその娘が息子の嫁にふさわしいかどうか、など見極めます。最後に息子と協議のうえ、お姑さんが「うちの（息子の）嫁になりますか？」と尋ねるわけ。　そーゆー番組。･･･バッカバカしい･･･今時そんな結婚･･･と誰しもが思ったわけですが（特に子供）、しかし、トルコジンは覗き見とか、他所様の生活とか、興味津々♪（特にオバサン）なので、この番組、ものすごい流行っちゃったわけなんです。「タウシャンも、この番組すき？？」　←お義姉さん「･･･トルコのお姑さんって、どんなかなぁ～？って参考で見てるんです。どんなお嫁さんが好まれるのかな～っと思って･･･」最終回の日は、丁度EU加盟交渉するかしないかが決まるトルコの歴史的な日でありましたが、なんとその中継を上回る視聴率を打ち出してしまいました。EUなんかそっちのけです。この番組の目玉：『　アタ君+セルマ母　VS　シネムちゃん　』アタ君とシネムちゃんはラブラブでした。でもアタ君のお母さん・セルマおばさん（これがスッゲー☆オバタリアン）「うちの嫁にはふさわしくない～！！絶対、ダメ～～☆☆☆」アタ君に限らず、トルコの男はお母さんがどんなオバタリアンであろうと頭が上がりません。お母さんに盾突くことなどもっての他です。（はっきり言っちゃうと、トルコの男はマザコンです）それでもアタ君はシネムちゃんを認めてもらおうとセルマ母を説得しましたが頑固ババァにはまったく通じませんでした。「この娘と結婚する気なら、親子の縁を切る！」「おまえをこんな風に育てた覚えはない！！」「おまえを絶対あの娘には渡さない！それなら死ぬ～～～！」「あの娘と一緒になるなら、かーさんを殺せ～～～！！」「はっでぃに・びる！！（この、身のほど知らず！）」　←シネムちゃんに向かい。「このアバズレ娘～～！！息子をたぶらかして～～！！」などなど･･････トルコの姑、こ・こ・こわい･･･「おまえ、よかったな～・・・　うちのお袋、こんなんじゃなくて･･･」　←連れほんと。マジでよかったっす･･･しかしこの番組で思い知らされました･･･トルコで結婚とは･･･『個人と個人のつながりではなく、家と家のつながり』「そんなことないよ～。親が反対しても、愛さえあれば･･･」ってことはありえない、ということを、この番組が証明してしまいました･･･アタ君は愛するシネムちゃんを諦めて、セルマ母の言いなりになったからです。逆にお姑さんを味方につければ、大安泰、ということです、はい。～・～・　ちなみに、姑が望むお嫁さん像　・～・～気持ち的に結婚の準備が出来ている。大卒・少なくても高卒。仕事をもってる。理想は学校の先生。　←時代は変わったなぁ･･･性格がはっきりしてる。内気でない。おしゃべり。なんでも相談してくれる。背が高くて、べっぴん。トシは若い方がいい。お姑好みに教育できるから。日本の典型的よいお嫁さん（口数が少なく、物静か）タイプは、トルコでは受けませんなぁ･･･トルコジンお嫁さん候補の貴女（？）、いかがですか？

  2005.01.12

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• トルコのお墓事情＆お墓参り

  年末年始に連れの実家（というか、そこに住んでるんだけど･･･）に行ったときのこと。ヤツのお父さんは心臓発作、お姉さんは交通事故で既に他界している。「このまえの断食明けのときにお墓参りしなかったので、行きたい。」　←ワタクシ「え゛っっ･･･　い、いいよ。でも、頭カパらないと行けないよ。」（注：カパる＝被う・閉じる　つまり『頭カパる』は、ほっカブリする、の意）「うん、持ってきた。スカーフ」ポッケからシュルルンとバーバリーのシルクの大判スカーフ。田舎勤務になってからスカーフすることもパッタリなくなり、久々のご登場なのにワタクシの頭を被うという地味ぃ～な役割で、こりゃ折角のバーバリーも泣くわな。勿論普段はほっカブリしませんので、鏡の前でリハーサルしました。地方によって巻き方もいろいろみたいで、ワタクシ、黒海地方風な巻き方（エルドアン首相の奥さん風）にしてみました。･･･忍者赤影みたい･･･　←みなさん、ご存知ですか？次にただ△に折って、あごの下で結ぶシンプルな巻き方。マレーシアのムスリム風の。･･･ん？･･･ほっぺの肉がモリモリっと強調され･･･連れは大爆笑。超ブサイクだから絶対ムスリムにはなるなだって･･･だ、だ、だれがなるかあぁぁぁぁぁぁああ！！気を取り直し、ワタクシたちはトコトコ歩いてお墓に向かう。お墓は街中から山の方角に向かって徒歩20-30分のところ。運動不足のデブカップルなので、バスには乗らず歩くことに。「ねぇ、お供え持っていかなくていーのー？」　←ワタクシ「・・・はぃ？」「日本じゃね、故人の好きな食べ物とか持ってってあげるのよ。そうすると故人が喜ぶの。」「・・・それ魂が食べたりするの？」「うん、そう」「・・・んじゃ、ケバブ供えたら魂が食べて、お供えのケバブの量減るの？」「いや、そーゆーわけじゃないんだけど、でもまれに減ることもあるかな・・・？」「・・・」このへん、ムスリムには理解不能のようです･･･（ちなみにお線香なども焚きません。偶像崇拝じゃないので神棚とか仏壇チックなものもありません）お墓は公園墓地風で、オシャレ～な感じ。日本の墓地と大差なし。お墓の門をくぐる前に、マレーシア風にほっカブリしてなぜかちょっと楽しい気分♪♪（変装趣味？）トルコのお墓は個人のお墓と家族のお墓の２種類あります。日本でいう『タウシャン・ポポ之墓』と『ポポ家之墓』みたいな。ちなみに墓所代は60-70新ＴＬ（ひとりぶん）　つまり『１万円弱』　←メチャ安じゃない？墓石は大体大理石か黒御影石がよく使われているらしい。最近では不慮の事故や若くして亡くなった子供の墓石に、レーザー彫刻で写真を転写するのが流行ってるらしい。しかしイスラムでは偶像崇拝禁止なので、連れはなんだか奇妙な面持ちで見てたけど･･･イスラムでは火葬はダメ。火葬すると魂も燃え尽きちゃうらしい。そんなわけで土葬なんだけど、ちょうど穴掘りさんが穴掘ってるとこに出くわした。１メートル以上掘るみたいで、これなら腐っても安心、って感じ。「ねえ、ワタクシも死んじゃったら、ここ入るの？」「ムスリムじゃないから、ダメなんじゃない？」「アンタルヤにどんな宗教でもオッケーの墓地が出来たよ。そこにはいろっか？」「え゛～。　あ、そういや、ここの近くに飛行機が墜落して、ガイジンがいっぱい死んだんだった。お墓ここにあるって聞いたけど、どこだろ？」ウロウロしてたら、バッチリ十字架マークの集合墓地発見！！「おおお！おまえ、ここに入れるよ！！」・・・クリスチャンの墓に仏教徒入れるんですか･･･？ワタクシはどうも死んだ後に埋められて腐っちゃうことに抵抗がある。死んだ後は痛くも痒くもないはずなんだけど、なんだか腐っちゃうのはイヤなの･･･。それに火葬の習慣になれちゃってるし、そっちのほうが衛生的だし。でも連れは「焼かれたら、熱いぜ（魂が）？！」･･･そんなこと、感じるんでしょうか･･･？そんなこと話しながら、まずお姉さんのお墓に到着。墓石には名前と生まれ年・死んだ年が刻まれてる。なんとお姉さんはワタクシと同い年だった！はたちのときに仕事に行く途中、交通事故で亡くなったそうでワタクシがはたちのときはバリバリの女子大生で、渋谷で合コン三昧？の日々だった。ああ。お姉さん、合コンもしないで、青春を謳歌しないで亡くなってしまったのね？！←当たり前だ･･･　ここはトルコだ。それを思ったら急に悲しくなってきて、墓前で号泣してしまった。その後連れはイスラム式のお祈りを、ワタクシは手と手を合わせて「南無阿弥陀仏･･･」･･･次、お父さんのお墓へ。お父さんの墓石に鳥のウ○コがいっぱいで「ああ、お父さん、鳥に囲まれて寂しくなくてよかったね！」　←ワタクシ･･･またワタクシは「南無阿弥陀仏･･･」を唱えながら「こんなフツツカな、コーランも読めない嫁ですんまへん」と謝ったのでした。

  2005.01.08

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• 嫁入り先は遊牧民の末裔

  連日暗いニュースの日本ですが、今日はサーヤとクロちゃんの婚約発表。日本のみなさん、喜んでることでしょう。とりわけうちの母はなぜか大喜びで、日本から記者会見の実況中継をしてくるほど（国際電話で･･･）。「タウシャン、あんたもサーヤとクロちゃんみたいに頑張んなさいよ！」･･･支度金１億○千万つけて下さい。ＢＫＫ行きも中止になり、家で地味正月しようと思ってたら、連れ（というか、連れの３人のおねーさまがた･･･）からお呼びが掛かりました。連れの家族は中央アジアはオウズ族の流れを汲む遊牧民の家系で、ワタクシは遊牧民ファミリーに嫁入りすることになります。というものの、さすがに今の時代に遊牧はしておりませんし家畜もいません。（投資になりそうもないだだっ広い土地だけが残ってます）しかし生活スタイルはまだまだ遊牧民の名残バリバリです。それに比べ、ワタクシは都心の典型的リーマン核家族のお育ち。連れとかなり生活スタイル、違います。たとえば夕食。タウシャン家：　みんな帰り時間まちまちな為、一家揃って食べるのは不可能。　　　　　　　　　帰ってきた人から順番に、レンジでチンしてテーブルで食べる。　　　　　　　遊牧民一家：　７時にはみんな揃ってる。時には近くのおねえさんファミリーも　　　　　　　　　やってきて、総勢20名くらい、絨毯敷きの床に車座になり、　　　　　　　　　女衆の作った大皿料理をみんなでフォークやスプーンで　　　　　　　　　つっついて食べる。　　　　　　　　　その間ちぎれたパンが空中を飛び交っている。　　　　　　　　　食後のデザートにりんごやみかんと一緒に、人参やキュウリがでる。　　　　　　　　　（いずれも○齧りする･･･）価値観はそのひと自身もそうですが、環境や習慣がつくりあげるもの。価値観のズレが離婚の原因堂々1位ではありますが、そしたらワタクシたち即刻離婚じゃないか？って感じもしないではないですが･･･でもね、遊牧民って、田舎っぺで保守的なイメージありますけど、現代遊牧民は意外とそうでもないんです。「女は家にこもってないで、男と対等に外でバリバリ働く」トルコじゃ「女は家で家庭を守れ！」が多い中、連れ一家は共働き賛成派。おねえさんたちもみんな働いてます。ワタクシ、貧乏性なんで働かないとうつ病になっちゃうんで、専業主婦になれって言われたら、どーしよー！と思ってたんで、すごいウレシイ。「旦那の稼ぎは旦那がコントロール、妻の稼ぎは妻がコントロール」トルコでは通常旦那さんが家計をコントロールします。日本では「旦那さん稼ぐ→お給料全部奥さんへ→奥さんがやりくり」ですが、トルコでは絶対考えられないことです（たぶん）。周りの話を聞いてみると、奥さんの収入を旦那が預かり、旦那がやりくりするパターンが多いです。ただ家や車など大きなものを買うときは、奥さん名義にするひとが多いです。（なので、旦那はぼったくりな訳ではない･･･たぶん･･･）その点現代遊牧民は、日本のダブルインカム夫婦と似てるかもしれません。しかし連れは男の沽券に関わるのか、日本の年老いた家族が気になるのか「自分で稼いだお金は日本の家族のために使え。家計は全部俺が見る！オマエからはビタ一文もらわない！」と言ってますけど、結婚したら男は変わるそうですから、どうなるのでしょう･･･？そして･･･遊牧民一家には年末年始や誕生日など祝う習慣がありません。お祝い事はイスラムのお祝いのみです。全宗教の祝い事大好きなタウシャン家とは正反対です。･･･これが寂しい･･･ということで、お祝い慣れさせるためにこの年末年始、「日本の大晦日・お正月」を無理やり体験させようと密かに企んでいるタウシャンです。

  2004.12.30

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