ソウル・ヤキモ記!(その15 カシオペアちゃんに取り囲まれる・・!@@;)
アックジョンからタクシーに乗った私達は、お決まりの南大門に向かい、お決まりのホットックを食べ、頼まれていたストラップやキムチを入れる容器などを買い、再びタクシーに乗って、一旦ホテルに戻ろうとしたのだが、運転手のおじさんが間違って行き過ぎてしまったので、そのままキョボブンコ(大型書店)まで行くことにした。「荷物持ったままで、平気?」「うん、へーきへーき!」さすがだ、友よ。健脚で、力持ち。飛脚の素質十分 な3人であった。さて、例によってキョボブンコは私のリクエストだ。前回は頼まれたピだったが、今回は自分の、神話(シナ)のCDやDVDを買いたかったのだ。日本版は高いが、韓国版なら約半額で買える。私は持ってないCDを一通りカゴに入れ、DVDも入れた。リージョンの関係で、買えるDVDは2枚だけだったが、そのうち1枚が、セールで22,000ウォン→14,500ウォン になっていた。(なんて安いの・・・TT)というより、日本が高すぎるのだ。それにしてもDVDでこの価格はお得感があるなぁ・・!せっかくなので他にも何か買っていこうと店内を見ると、壁一面の東方神起 が・・・!東方神起(トンバンシンギ:通称トンバン)は、韓国では女子中高生に絶大な人気を誇る、若くてカッコイイ男の子5人のグループで、彼らの新譜が出たばかりのようだった。このCDショップでは他にも、フィソン、crazziquai project、SG Wanna Beなど新譜を一斉にプッシュしており、そのどれもが13,500ウォン→11,000ウォン にセール中! で、もちろんトンバンもセール中!(新譜なのにセールなんてすごいな~?@@)と、思いつつ、ならばぜひ、この中から買いたい!と私は思った。しばらくあれこれ手に取り、crazziquai project(クラヅィクアイ プロジェクト)のジャケットが可愛いのでそれにしようと思っていたら、眼鏡をかけた、女子高生らしき女の子が隣に来て、「おねえさん、東方神起がいいですよ、トンバンシンギ!いいですよ~」と、強く勧める。「うーん、でもこっちも聴いてみたいんだよね」「こっちですよ、こっち!トンバン最高です!」「そうねぇ・・」そこへタカシがやって来た。「私トンバン知らないんだけど、どんな感じ?」「実は私もちゃんと聴いたことがないんだ」「私、買ってみてもいいんだけど、買う?」「いや、私こっちのクラジが聴いてみたいんだよね、前の良かったし・・」「そうだねー、買ってもいいけど、聴いてみないとねー」そこで彼女に試聴できないかと聞いてみたところ、私達の手をぐいと掴んで、試聴コーナーまで引っ張って来てくれた。「ちょっと聴いてみて下さい!これ!この3曲目がいいんですよ、それからこれも!私が好きなのはこのLove Isで・・・」そう言って彼女は、早送りでオススメをバンバン聴かせ始めたのだが、あまりにせわしなくて、良いんだか悪いんだかちっともワカラン・・@@;「ちょ、ちょっと待って;さっきの、もいっかい聴きたいんだけど・・」「これですか?」「いや、もいっこ前の・・」「これ?」「そうそう・・・あ~これいいね♪」「どれどれ?」 と、ヘッドフォンを当てるタカシ。「あ~ほんと!うんうん♪」「ノリノリでしょ♪」「ノリノリだぁ~♪」「ノリノリ??」「あ~ノリノリっていうのはね、韓国語で何て言やいいんだ?え~と、う~んと、つまり、こういう状態で・・・」「ノリノリ」の意味をジェスチャーで教えようと、必死に奮闘する私。それもオーバーアクションで、しかもCDショップの店内で・・・;タカシが試聴し、私が踊っている(?)間に、彼女の友達数人がわらわらと集まってきた。皆、手にトンバンの新譜を持っている。「皆 ファンなの?」「そうでーす!^^」「誰が好きなの?」「私は○○~!」「私は△△!」「いや、絶対□□がいいです!も~カッコイイ、ほんとにカッコイイ!」しかし、○○とか△△とか聞いてもサッパリわからん私・・××;そうだ、なんて言ったっけ?この子たちは・・・「あなたたち、え~と・・カシオペア・・でしょ!?」「イェ~~!そうです!カシオペアで~~す!!\(^0^)/」「おぉ、これがカシオペアか~・・・!^^」「カシオペア」とは、東方神起のファンの子達の総称である。ちなみに神話のファンは「シナチャンジョ」という。「カシオペアの応援カラーは何色なの?」「パルガン(赤)!」「私はシナファンだからオレンジなんだよ~」「シナよりトンバンですよ!」「シナは大人の魅力なのよ!」 ←ムキになってる;「私はシナが好き~」「え?誰がいい?」「エンディ!」「エンディ可愛いよねー!ウリ(私達)シナチャンジョだ!」「ウリ カシオペアだ!」いつの間にかタカシは、遠くからこの様子を傍観していたらしい。私はまったく気付いてなかったのだが、女子高生と大勢でワーワーキャーキャーはしゃいでいたため、他のお客さんが何事かと集まって見ていたとか・・。「なんかすごかったよ、タレントでもいるのか?みたいに他の人も集まってきちゃって・・」「ヒェ~そうだったのか・・><」ハッ・・・もしかしてその状況、カシオペアちゃんに取り囲まれ、 私自身がトンバン状態・・・!?@@;結局タカシがトンバンを買い、私はそれをダビングしてもらう約束をした。高校生だと思っていた押しの強い女の子は実は中学生(!)で、トンバンの新譜を買うと、「こんどの土曜にある握手会の引換券がもらえるから!」と、今買うように強く勧めてくれたのだった。「私達、明日日本に帰らなきゃいけないから・・^^」と、タカシがもらった引換券をあげると、その子は「2枚になった!」と、大喜びして帰っていった。ガールズパワーが強烈なのは、万国共通だ。私とて、精神年齢は15歳のまま(のつもり)だけど・・・^^;*トンバンの第2集「RISING SUN」このハーモニー、歌の上手さ、ほんとに10代!?韓国版でセール時11,000ウォン、買って損なし!!