ザ・プロフェッショナル 「オバサンの流儀」
ある時、ハハと話をしていて、しばらく私の悩みを聞いてもらった後、一息ついて、「で、今の話どう思う?」・・と、言いかけた途端、「アンタ、ちょっと話は変わるけどさ~~・・」 と、ハハに言われたときの台無し感といったらない。私がハハに意見を求めるべく、延々と胸の内を吐露したにもかかわらず、ハハは 「これ自分にはあんま関係ないハナシ」 という脳内判断を下すや、この切り返し文句によって、私の悩みとか、人間関係とか、今後の身の振り方とか、対処法とか、喋ってた15分とかココロのモヤモヤなどは、鼻をかんだ後のちり紙のように、もう、 どうでもいいもの として、どっかに追いやられてしまうのである。あぁ、またやっちまった・・・と、私は猛烈に後悔する。今まで、何度もこうやって痛い目にあってきたではないか。ハハは、そんな奥義とも言える必殺技を持っているのだ。話の腰を折るそりゃもう、複雑骨折並みに。そのダメージたるや、瞬時にして相手にやるせなさを与え、脱力させる。そうなったらもう、相手は完敗。「あのさー、この間結婚したあんたのイトコの、誰だっけ? そうそう、Mちゃん!Mちゃんがね、赤ちゃん出来たんだって! 赤ちゃんできてね、それが切迫流産しそうになって大変だったんだって! ず~~っと入院しとったらしいよ!?でも、無事生まれたって、昨日!いや、おととい!」「あ、そう?Mちゃんが?へ~大変だったね・・・--;」今度は私が一気にまくし立てられ、ただもう、ハイハイと相槌を打つしかない。基本、オバチャンは聞いちゃいないのだ。損か、得か、 なのだ。人の心配事より自分の話。ちっちゃいことは気にしない(ワカチコ ワカチコ♪)のだ。そう、彼女は立派なプロなのだ。「オバチャン」の・・・。 (_ _;)*どうでもいいけど、(よくないけど)オバチャンが向かい側からチャリンコに乗ってやって来る時、 絶対、人がよけてる方に向かってよける のは止めてくれないかな~ めっちゃコワイんですけど・・(><)