[文化] カテゴリの記事

全362件 (362件中 1-50件目)

1 2 3 4 5 6 ... 8 >

• 

  商標登録証が届きました

  商標登録証が届きましたただ今、特許庁から登録第５５４６１５２号商標　オンリーワンのまちの証書が届きました。これで、NPO法人ふるさとICTネットは日本の地域経済活性化に貢献し、そのご活動を認定してゆくことのできる、日本唯一のNPOとして、全会員と前理事の熱意と知恵をもって、日本列島を元気にしてみります。ちなみに、１月の定例理事会はこの証書のことも含めて、大いに盛り上がる会になるものと気合を入れ直しました。定例会は銀座の加賀屋さんで行います。当NPO活動に積極的なご支援ご協力をお願いもう仕上げます。　　　　　　　　　　　　　　　　　NPO法人ふるさとICTネット　理事長　高津　敏　　　　　　　　　　　　　　　　　http://blog.furusato-ict.net/

  2013年01月16日

• 日本人は世界一で唯一の思いやりのこころをもっている

  昨日は、新宿四谷倫理法人会で、「日本の素晴らしさを世界に」のテーマで、グループ・フォンテーヌ代表の泉泰雄さん（当会会員）による、本年度の締めを飾る素晴らしい講話がありました。現在、わが国では１１の官民連携の１１のビッグプロジェクトを世界の各地で展開中。東欧や旧ロシアの諸国はけ在発展を成し遂げ、世銀などの認識では卒業した。今や、中国、インド、インドネシア、タイなどの新興国に対するプロジェクトが主体。これらの地域や諸国では、グローバル化を声高に提唱する欧米諸国との競争。中でも、経済発展の著しい中国やインドにＡＳＥＡＮ諸国へのとシフトしている。そして、中国や韓国もこれらのビッグビジネスに余念がない。プロジェクトを受ける諸国のおおよその見方は、氏のお話によれば、うそつき韓国、失敗を国家でフタをする国。これは、１０００以上のが死亡した鉄道事故の死者を一気に埋めてしまい事故の真相は不詳。 これら、欧米諸国による世界中を同じ手法で発展させようとするグローバル化。一方、日本は「ガラパゴス化」が進展中で、ＡＳＥＡＮ諸国などへの経済支援シウテムが上手く機能してない、縮み思考を変えようとしても果たせずにいる。具体的なプロジェクトとして、日本が世界に誇る新幹線システムがある。李登輝総統（当時）が大地震をきっかけに西海岸を高速鉄道で結ぶプロジェクトを推進し、現在、台湾でのビジネスや国内移送を飛躍的に遂げた。ブラジルでは首都とサンパウロを結ぶ事業。経済発展が目覚しいインドは６路線でのプロジェクトがある。支援活動が出遅れた日本は、巻き返しを諮り、２０２０年までの４路線に提案を重ねて懸命にチャレンジ、選考する韓国や中国に欧米諸国のプランを覆すような獅子奮迅のプロジェクトを展開中。 そのこころは、世界一のおもてなしのこころ。ホスピタリティであり、古代中国の惻隠の情である。氏の発表はおもてなしのこころだけに触れた。その背景として、現在世界２００カ国地域の中で、わが国が世界に誇りうるのは、おもてましのここである。今や、縮み志向であるといのが、関連諸国や世界のわが国対する一般的な評価。日本人は、また、その評価にうなだれている。しかし、日本人のおもてなしの心は日本人特有の最大の資質である。このことを自覚し、強い日本や強い日本人の可能性をもって、チャレンジすることがわが国にも発展途上国にも喫緊の課題である。どこかの政党のスローガンと言葉は同じだが、その実績と意味していることは同一ではない気がしている。世界２００カ国の中で、大切なおもてなしの心を持っているのは、わが国だけである。今後の課題としては、ガラパゴス化とされているオーバスペックがかえって、発展途上国の低所得層の要求水準にまっちしていないことを認識し、プロジェクトを提案し成約へと努力を傾けることがもっとも大切だ。 日本の新幹線システムは、安全安心をで時刻どおりにお客様を運んでいる管理運営していることを忘れてはならない。１０秒１５秒の遅れをきちんと取り戻す鉄道のシステムは、乗客へのおもてなしのこころがきちんと備わっている。このこころは、他の競合諸国には決してないものである。このことを真摯に自覚し、プロジェクトの調査、企画提案を行っている。 四谷倫理法人会の今年度の最後を飾る素晴らしい講話の走り書きです。

  2012年12月29日

• 柿くわばふるさとの庭昼下がり

  今日の一句柿くわばふるさとの庭昼下がりふるさとを離れて思い出すことは多々ある。今は、全ての野菜と果物を買って食べる。ふるさとにいる頃、それらを買うということは想いもつかないほど。それほど、広大ではなかたっが父の実家も母の実家（？）にも家屋敷の周りには春から秋の果物と年中ｙ野菜は途切れることもなかった。秋ともなると３本の渋柿甘がきが良く実った。そろそろ、陽が早くなる季節にカラスが鳴いてどこへか去って行くが、それを合図のように柿をもいでは食ったものだ。手で少しこするだけ。洗ってなどそんな野暮な食い方など知らなかった。日本の経済が伸び盛り。人々は荒れて斜陽化が進む炭鉱町の中でも明日は信じていた。寅さんや喜びも悲しみも幾年月など映画からテレビドラマが主役になりつつあった。そして、そこには落とし穴があった。一億総白痴化へと・・・。今はどんなんだろうね。嗚呼、帰りなんふるさとのあの雰囲気。ああ、今もそう変っていないように想いたい。

  2012年10月21日

• 娘とふるさと

  三年前の未だ残暑が残る秋口に娘がいつもと違って生真面目な顔してお願いがあると言う何だろうと思って話を聴いて申し訳なくなり即座に同意した お父さんのふるさとに是非とも行きたいよ。今まで、なかなかチャンスらしいものがなかったけれどどうかなァ？ウーン！そういうことか。九州は遠いいし両親もすでに亡いのに東京育ちのお前たちには退屈だろうと勝手に思っていたおれが悪かったよ。そんなことを思っていたとは気づかなかった。すまないよし。いつが良いのだ。仕事の都合はつくのか？うん、９月頃はどうかな。分かったよ。直ぐ、お姉ちゃんたちに連絡するきっとびっくりするが、大歓迎は間違いないから安心しろ というやり取りがありました。今想えば、娘は結婚を決意していた彼氏が居たのだったそんなことは露知らずではあったが・・・結婚の前にルーツと言っては大げさだがいつもオヤジが話している九州に行ってみたい親戚の人全部に会いたいというのが娘の気持ちできれば、おばさんやいとこ達はどんな人なのか云々・・・どんなところに住んで何を考えているのだろうかなどなど思いは限りなく膨らんでいたようだ 最初に対面したのは私にとって最初の姪博多で日舞の師匠をやっている娘とは２０歳位の年の差があるが気風の良い姪だこの姪とは阿吽の息が合うのだそんなこともあるのかどうか何故か初対面から二人は意気投合した様子その日、会社の出張のお客様や大学同窓との会合が長引きかなり遅れて夕食に参加したら既に、お互い「ちゃん」で呼び合ってほろ酔い加減でいるのだったそれに付き合っている旦那も真っ赤な顔色でろれつも回らないいやー、よかったよかった最初の姪でもあったし生まれた頃からずっと可愛がってきたので何だかうれしくって涙が出そうになったほど 今回もその従姉妹のお師匠さんに再会するのが大きな楽しみらしいちゃっかり、今度も旦那も一緒にお宅に泊めてもらうらしい今頃は二人で機内で大はしゃぎしていることだろう その後がすごかったすぐ上のお姉ちゃんがすっかり喜んでくれ最初に泊まった夜は手作りの田舎料理のてんこ盛り少食の娘に「東京の子は食べんねェー」と拍子抜けもあって呆れてしまった様子翌日は姉の車で私（父の）のルーツ探しのドライブ小中学校、上野峡谷、白糸の滝、上野焼の窯元めぐり母の実家の後と近くのお宮などなど思いつくところをせっせと回った 夜には姉の三人息子の一家全員ともうひとりの父の実家を継いでいる姉を集合させドライブインの焼肉屋でいとことその家族が全員参加のパーテイで大盛り上りこんなくだけた肉親の集まりは久しぶりだった娘はひとりひとりの名前と顔を確認しながら大忙しふるさとはいいものだその夜は父の実家に泊まり両親の遺影に食い入るように見入っていた何だか吸い込まれそうだと娘が感想を述べていたなかなか、両親の大きな遺影に圧倒されたのか寝つかれなかったようだ 想えばその頃は私も元気で焼肉食べ放題だったんだいやー懐かしいというのか三年で人は変わるものだもうあのご馳走には付き合えないよとほほほのほ！

  2012年08月16日

• 兄弟の数と悲しみ

  四兄・健を送る明治４３年生まれの高津實と妻しげ子は６人の男と４人の女をもうけた平成２４年７月1日１３時３５分その７人目の子が再び両親の元へと旅たった気だるい梅雨の日曜日の午後突然かかってきた一本の携帯電話表示は入院中の兄のものひょっとしたら・・・の一縷の望みを断ち切る冷たい梅雨の涙雨長男の沈鬱なぼそぼそ声四男健兄が家族に見守られ静かに逝ったことを告げたこれで四人の兄と弟に二人の姉を失った兄姉弟がたくさんいたということはそれだけ深い悲しみを重ね知ったこれでもうこの世には頼りとする兄はすべていなくなった高津家の男は五男の自分だけとなった人の世の常ながら兄姉弟がいなくなることは元気なころには考えもできなかった兄の遺影に向かいもはやあの世の顔を見つめあんなにいた兄と弟がみないなくなった客観的現実九州のむかしは足利縁の家訓が残る武士降って庄屋の末裔高津兄弟で男は自分だけになってしまった愕然とするこの人の世の現実兄弟のいない人には分らないこの世の無常が万感胸に迫り想いが押し寄せ流され消えてゆく黒き迸る川のごとし魂が抜けてゆくような脱力感と寂寥感におぼれそうになり何にも考えられない茫然自失親しかった知人友人同窓などたくさんの人たちがもういないそれぞれにそれぞれの思い出と悲しみがあるとりわけ肉親を失う悲しみは深く底知れないいつまでも終わらない悲しみのない人生は芯がない少子高齢化の時代一人っ子か兄か弟が一人姉か妹が一人だから今のこどもは人を亡くす悲しみは経験できないか多くない悲しみが少ないことは果たして本当に良いことで幸せなことなのか可愛がられることに慣れた子どもは本当の人の愛がわからないのではないか私にはわからない分らないなから想像で言う人を失うことの悲しみをしらない少ない人は人のい命の尊さや素晴らしさをしらない人のこころを知らないだから生きていることのありがたさに気付かないそれで我慢することの大切さがわからない耐える辛さを体験できないしたくない文句は言うのが当たり前の権利と思ってばかりで責任の意味もわからない傲岸不遜慇懃無礼という現代の一番の不幸につながるのではないかそう思うのだ健兄が去って兄弟とは何だろうかと・・・思い出が錯綜し輻輳し点滅する走馬灯こころの整理が今もつかない訃報に接し告別に行きかえりの新幹線京都駅何度も利用した近鉄線丹波橋と京阪電鉄光善寺と枚方市に香里園九州から札幌の大学への行きかえり巻き網漁船の基地那智勝浦港への行きかえりと入港の折り会社を設立し出張の度にお邪魔しても休日を取ってまで付き合ってくれたいつでも大歓迎でふざけあい旅をし遊んでくれた温厚な兄数え切れない写真がほほ笑んでいる若く元気な兄と弟兄弟の喜びが口を開けて笑い合っている死に顔は別人のように「これで静寂な世界に安住したよ」と黙って語ったお焼香に６７年余の思いが込み上げた訃報を知り是非にと泣きながら夜遅く電話してきて同行した娘は何度も遺影に目をやり呟き語りかけ長い間じっと佇む父を見て「とても見ていられなかった」と・・・娘もこの兄にはことのほか可愛がってもらったことと重なったものか人はいなくなる若く元気だった兄弟もみな去ってゆく残されたものは去った人の数だけ悲しみの石を積み上げるその石はどんな石かでその人が知れる告別式の前は梅雨の土砂降りの激しい大雨火葬に向かう車へと棺を手にした頃はぴたりと雨が止んだ涙雨から別れの空に魂は抜け天に昇ったあにきらしい別れのし方だ健兄さようならいい人生を歩んだねあの世でもいっぱい旅をしろよたくさんたくさん写真を撮れよ愛した家族を見守ってくれよもう会えないんだねお世話になったね高津の家の男はおれ一人になったよ悪いけどそんなに早く呼んでくれるなよ

  2012年07月04日

• 大きな未完成品の人生を

  オンコリンカスの今日の一言春風落月（阿川弘之著）より阿川氏は昭和12年の春に広島高等学校へ入ったそうだ。合格発表をラジオのニュースで聞いたときの喜びを語っている一文の中大いに、学んで遊んでそして、自由と自治の歌って恋しての新しい学園生活が始まるんだぞ・・・そんな中今も記憶に残っているのは「諸君、小さな完成品になってはいけませんよ。大きな未完成品を作るための教育なら」国語の中島先生の言葉だそうです。入校した夏には、盧溝橋事件が起きた軍国主義的傾向が段々と強くなってくる頃なのだが生徒はまだ平気で配属将校の陸軍大佐をからかっていた・・・ 小さな完成品になってはいけない大きな未完成品を作るための教育 何て素晴らしい言葉なんだろう戦前のわが国には次の国家を支える生徒を教育で鍛えようとしていた国語の先生がいた今の国語の先生はどうようことを教えてくれているのだろうか 還暦も2年過ぎもうあらかた人生というものの先が見えているもうこれまでの何十分の一かの年月しかないと想うと深い感慨がこみ上げてくる 一時期は右肩上がりの経済に調子も乗ったがその実態はあまりにも愚かな国家の経済政策の失敗で消滅してしまった以後、今に至るまで時代はちっともよくなってはこなかったもがいてみたものの自分でできたことは何ひとつないこの人の世に生をうけ妻を得て子をなしておしまいだ他には何もできずにもはや残りの時は少ない とても大きな未完成品を作ってきたとは言えないそれにしても語った先生はえらかったそれに劣らずそのことを一文に残し静かに人生を振り返り恩師を偲び讃えているこのような文士がいたとはついぞ知らなかった残りの人生の中でこの人の本を徳として読むことに決めた素晴らしい言葉だ

  2012年06月23日

• 

  ＮＨＫ学園オープンスクールのご案内です

  本日、ご担当の方からお電話いただきましたお陰様で、好評受付中です。日時　６月３０日（土）　１３時３０分　～　１５時３０分場所　新宿パークタワービル８Ｆ　　　　ＮＨＫ学園新宿パークタワー教室講座　夏のおすすめ講座　　　　「気候とからだの不思議な関係」交通　無料直行バス運行中　　　　西口エルタワー前より１０分間隔水無月は水の月間梅雨と台風による湿ってからだに応える気候は世界でも珍しい深海に泳ぐ魚になった気分のあなたにオススメのお天気講座ですどうぞ、お誘い合って遊びにいらしてください。前回好評のフリートークタイムもございます。あなたの梅雨と猛暑を乗り切るお話大歓迎！http://www.n-gaku.jp/life/open/open_shinjuku.htm

  2012年06月19日

• あなたでけのお天気サービス　その１　旅とお天気その序論

  あなたでけのお天気サービス　その１　旅とお天気その序論天候と人の体調や心のありかたには大いに関連性があることが「生気象学」と分野で研究されている私は、それを「気象感受性」というある指標などとの相関性に注目し「気象感受性サービス」と命名し、「ウエザー・センシティブ・サービス」と別称している。これは、最も分かりやすい理解しやすいあなただけのお天気さーびすであるここでは、旅においてのお天気の判断能力が生死を分ける話。一人で旅などしない人観光ツアーガイドによる娯楽の旅はここでは含まないその話はまた改めて行う予定。さて、古来から人はさまざまな旅をしている。それも孤独な一人旅に焦点を当ててみる焦点を絞らないと本質の旅を語れない人の暮らしや生活を営むことにおいても、旅が大きな役割を果たしてきた日本でも、ほんの百年前とは言わず戦前においても生まれた町や村だけで、一生を終えることにことたりた人も少なくない今でも世界の多くの国の地方にすむ人々はそういう暮らしや生活をしているそういう地域の子供たちにとって旅は冒険のようなものだろう違う世界を旅したことのある古老や年長者の話に夢中になって耳を傾け何か知らない土地に行ってみたいと夢想するそんな子供たちもたくさんいるやがて大きくなり自分の足で遠くまで行ける体力と生活の知恵を身に着け流れくる川の水を見つめ大空に浮かんでは去ってゆく雲を追って飛ぶ自由な鳥のように知らない国へのあこがれが次第に大きく膨らんでゆく旅の原点は知らない土地へ行ってみたいというあこがれや冒険心にある旅をするには時間と元手と体力にどんな状況でも生きてゆける生活力がなくては出来ない旅に出かけるには決意とともに旅の途中や目的地の知識や情報がなくては果たせない古代といえど、そこには何らかのこれらを満たす能力や情報があったことだろうその能力や情報とは何か消去法というものがある旅をするのに必要なあらゆる知識、資金、生活の知恵に装備があったとしても全く予想もできない知りえない初めて体験するものの最大なものの一つが天候だすべてもものがそろっていたとしても事前に周到な準備ができないものは天候だ天気を自分の足と手だけで克服することなど至難の業だ無事に目的地にたどり着けるのは幸運だっただけ次にもとの場所に帰れる保証などない険しい山を越えるには道なき道を越えたとしても山の天候は急変し人の力の及ばない自然の猛威が襲ってくる多くの旅人はその山を越えられなかったことだろうあるいは無念の屍をさらしあるいは途中の未知の嵐や高温・低温に魂消てしまったことだろうインターネットが普及しさまざまな端末で情報はいつでも入手できるとそう思っているだろうか本当にいつでもどこでも即座に情報が入ってくると思っている人のことを能天気というのだ超便利で軽量のインターネット端末を動かすには電気がいる砂漠に高山に大海原には電気はないいつでもそれらを利用できるのは便利な街の中なのだそのことに気づいていない五感の衰えた現代人ほど天気の急変に生き延びられない世間知らずといってもいいだろう今年の大型連休の終わりに高齢者６人が春山で遭難死死人に口なしあのパーティの人たちは携帯電話で家族と連絡も取り合っていたことが新聞記事に載っていたこの意味することは重大だどんなに便利で街にいるならお役立ちの携帯電話であっても命を救う端末ではなかったということになるそれほど、自然の猛威は突然やってくるそして、イメージ・トレーニング不足や臨機応変のサバイバルの知恵がなければどうなるのかということを意味し警鐘した事故なのだ旅にお天気が最重要になるという意味はこのことだ情報はインターネット端末だけではない天気の急変を感知する術に「観天望気」がある命を救うのはアイホンではなくこの頭で判断できる能力なのだその能力には低層、中層、高層の様々な雲の形、雲の高さや広がりと色の持つ意味を知っておかねばならない砂漠の羊飼い南洋の小舟で漁をする漁師険しい山岳地帯で獣に生をいただいている猟師たち生き延びてきた彼らの知恵は観天望気に負うところが大きいのだ最新の文明の利器を自由に手にする生活に余裕のある高齢者や登山愛好家彼らにはその能力がほぼないことが改めて証明されてしまったよって旅をするにはお天気を読み取る能力が欠かせないという意味になるジェット機や新幹線であっという間に遠くへ行けるデジタルの旅の落とし穴がここにある自分の持てるすべての能力しか頼りにならないのがアナログの旅だこれからもアナログの旅は決してなくならないアナログの能力を身につけ瞬時に判断でき最適な対応が必須であるだから旅にはお天気が最重要なことになるつづく

  2012年05月24日

• ＮＰＯ法人ふるさとＩＣＴネット理事会＆総会のご案内です

  ＮＰＯふるさとＩＣＴネットの理事会及び総会を下記の通り開催いたします。第２年度の主な活動として商標登録出願済のプロジェクトについて活発な議論をいたします奮ってご参加願います。詳細は下記をご覧くださいhttp://blog.furusato-ict.net/

  2012年05月24日

• ハワリンバヤル２０１２開催中

  我が国最大級のモンゴルの春のお祭り 「ハワリンバヤル２０１２」が 近所の光が丘公園で開催中です。 先ほど、 娘が遊びにきてくれました 一緒に、散歩をかねて模擬店での昼食がてら見物に行きます。 モンゴル人と日本人は 同じモンゴロイドですから 民族的にはルーツは同じ 赤ん坊のお尻のモンゴル斑点に その名残があります。 明日から、大相撲夏場所が始まりますね。 横綱１人 大関２人 今や、我が国の大相撲会にとって モンゴルとの友好なしでは成り立たない そして、モンゴル力士の直向きさを感じる１５日間が また始まります。

  2012年05月05日

• 戦国時代下克上の上洛ゲームの覇者

  戦国時代に上洛し形骸化していたというものの室町幕府の足利将軍にお目見えし保護することは戦国大名の究極の夢であり自分が、天下取りの勝者であることを示すものであった。この上洛ゲームは自由参加のトーナメント形式だったが日本人の大好きな野球で考察すると分かりやすい東海地方の雄・今川義元軍団はさしずめ、実力はピカ一のプロ野球球団かたや、尾張の織田信長軍団は東海地域で生まれたばかりのプロ野球から見れば格下もいいところほとんど無名のノンプロ社会人球団これがあろうことか恫喝すれば白旗を揚げる弱小の零細球団とみなされていたところがどっこいこの球団オーナーには夢と野望が火の玉状態だったというのが真相だ飛んで火にいる夏の虫は実は奢れる義元だったと想っている

  2012年04月30日

• 包丁研ぎ

  大変久し振りに包丁を研ぎました我が家では包丁を使う回数は多いあまり使わない妻でも切れ味には鋭い言葉を発するので下手な研ぎはできない今日は何と言うのか楽しみだ・・・今のところ分かっているのか分からないが鼻歌交じりでシチューを作っているからまあ何とか眼鏡に・・・さて包丁を見るたびにおふくろを想うか細い手でいつも研いでいたなまくらな包丁ではなかったたまにお手伝いはしたが続かなかったしおふくろの研ぎには敵わなかったこころがあったのだろうとしか想えない１０人の子を産んだおふくろは下から二番目の私がものを想う頃にはもう、衰えも隠せなかったそれでもおさんどんは決して手抜きしなかったえらいおふくろだった船乗りになって少しでも親孝行のまねごとをと想ったものだが間に合わなかった・・・おふくろの魂が別れを告げたかったのか練習船のベッドの中で感じた魂は千里をゆくと想うだから包丁を研ぐのには指先だけでなく精神の統一ができていないときにはやらないことにしている包丁のよく切れる家の女性は料理で指のケガなどしないだろう信用できる安心できる

  2012年04月22日

• 若者よ

  若者よ精一杯はねるがいい思い切り進むがいい３.１１でこの国は詭弁に能弁ぺらぺら大人が跋扈する情けない国だともう分かったかもしれないねこの国は君達を救えないでもあきらめないことだ彼らはやがて消えてゆく彼らに正義はないから彼らが恐れているのはひたすら出てくるあの国の影若者よ君達には若さがある醜い彼らが失った若さがあるうらやむことは何もない力をつけてくれ力を蓄えてくれそれができるのが若さだ若さは道はない道は拓くがいい薄汚れた道など歩むな未来は大人たちには示せないだから君達が示すのだ若さは信じること若者は薄汚れてはいけない若さは錨をあげること若者は生みに乗り出すこと海は恐いぞ海は厳しいぞ海は若い心を見捨てない海はいいぞ海は広いぞ水平線を見てみるがいい一度いいから見なきゃだめだぞ水平線は３６０度どこにもいけるぞ舵を握る男になれ星と語る心を持て朝陽を見つめることだ夕陽になくことだじっと見つめる勇気がいるぞ沈黙は恐いぞ静寂を乗り越えたら答えがあるぞ薄汚れた大人を見るな彼らにも夢はあったのだ沈黙と静寂に耐えられなかっただけさ朝と昼と夕べと夜と海に向き合えば分かるぞ君の海を早く見つけることだ君の海が待っているぞ

  2012年04月15日

• 春はなきたくなる

  春を迎えるごとになきたくなる哀しくなるむせぶではない声をあげるでもないただ全ての生き物を見かけるたびになきたくなる哀しくなるふたたび廻ってきたきた生き物のとの再会また会えたね前のものとはどこか違うもう会えないね今年の生き物は心にしみるね声をかけてみたくなる天候の変化が激しく感じる晴れ渡った青空のあと高い雲はうすくほそく白く命短い低い雲は厚く熱っぽく黒くほとばしる春はもの憂いねこもいぬものろのろ歩く春はおぼろにかすんでいるからいいものみな見えないから春の陽気が満ちている春は風が気持ち良い気持ちがなごむから顔もやさしいずっとこんな季節だったらあほになるかもしれないなずっとのたりのたりの海をいつも見ているそんな漁師はいなかったな春はなきたくなる春は哀しくなる春は何かを感じさせる春は冬と夏のまんなかにある春を楽しむがいいよ泣きたくなる春がいいよ

  2012年04月13日

• 聖なる一日

  今日は春の彼岸の中日春分の日これから半年間ほど北半球は陽の季節となる記念すべき日だ聖なる一日だ人は祝福するとき家族を祝う日家族のことを先祖のことを思いやる日が春と秋に1日づつある暗黒の宇宙空間の中想像を超えた字空間の銀河系その１つに過ぎない太陽系さらにその一つの惑星が地球銀河系のなか緑に輝いている惑星は地球しかないらしい軌跡の大気と命の水が存在しているこの星に生まれ天の赤道を南から北へとよぎる一瞬の時それが春分点ほぼ昼の時間と夜の時間が等しくなる日古今東西の文明いくつもの文明やその時の民族は今はない聖なる時を祝い祈り供物を捧げた敬虔な民は暗黒の宇宙に消え去ったいま我々は何を思い何ができ何をしようとしているのだろうか？自然界に存在しなかった悪魔のエネルギーコントロールなどできない悪魔の電力こんな愚かな村人こそ村八分に聖なるこの日聖なる思いを地上に取り戻すことをそれぞれに考えるときだ。人には知恵がある人には悪魔のささやきがある人には敬虔な心がある人には愚かな心もなくならない春分の日は今を家族を地域を国家を文明を考えるときだ一年でもっとも大らかな一日だその日は一日その時は一瞬時は待たない時は止められない時は待ってはくれない

  2012年03月20日

• 今日の一冊「織田信長」（小室直樹著）

  副題　近代日本の曙　資本主義の精神ここしばらくは、小室直樹さんの著書ばかり読んでいます。読書の傾向が変わったというのでしょうかホントにこの著者には驚くばかりの視点や学識に脱帽しています。さて、織田信長とくれば、ＮＨＫの大河ドラマでもしばしば登場するし歴史小説や戦国時代を得意とする小説家にとっては登竜門であったり腕試しの軍事や戦略学的センスも競われていますね。政治家にも人気がある日本史最大のヒーローでしょうねいや、私は我が国が生んだ世界最大の政治家兼資本家だったと想いっています。これは、洋の東西を問わずかつての領主にしかできなかったことでしょうね。そんあ歴史的な大仕事を行ったしして、謎の生涯を閉じた永遠の男のロマンを感じています。死体がないということこれが意味することは想像を掻き立ててあまりありますね。その生涯まで演出しきって後世の有象無象を紅蓮の炎の中から見ているに相違ありません。炎こそ男のロマン本書は副題にあるとおり、我が国の資本主義のことを論述しています。とても興味深い霧口です。これから、いよいよ佳境の箇所に入るところです。まだ、三分の一程度をざっと読んでみたところで、早くも、書かずにはいられません。何しろ、こちらも、持ち時間に限りがあることをひしひしと感じていますので、途中下車いや、もとい途中落書きです。今日は、手始めに２つの落書き織田信長は、日本資本主義の精神の権化である。受肉化（インカネーション）である。これに、全てが表現されているものと見ました。１．信長の生涯を一貫していたのは目的合理性「戦争達成のため、意志（ウイル）と力（フオース）と集中した信長は圧勝の後を深追いしなかったこれを、桶狭間の戦いと長篠の役に見ることができる既に戦争の目的を達した以上それ以上の追撃は必要なし信長の戦争目的は「天下布武」すなわち、天下統一全力をここに集中し、脇目も振らず、この目的だけに邁進した２．生涯を一貫している特徴は、目的合理性の他に、新機軸（イノベーション）、新発明、革新いずれも目を見張っても足りないほどの日本史を変革する画期的なことを行った楽市楽座（自由競争市場）兵農分離（常備軍整備）歴史家は言う両方とも、信長は不徹底だった徹底的にこれらを行ったのは秀吉であったっとここに、信長の真の偉大さがある。大革命は一気に行えないことを知っていた信長は性急さに無縁だったいやー、ホントにウロコが取れるというのはこのことですね。早くも、オフタイムが待ち遠しい。

  2012年03月05日

• ＮＨＫ学園の講師を努めます

  我は海の子天気の子～　気候とからだ　～１．一日体験コース　3月30日２、６か月コース　4月より計５回開催詳細はこちらです　http://www.tenkidegenki.net/doc/prof/20120224NHKkouza.pdf

  2012年02月27日

• 日本唯一のイベントを企画します

  ＮＰＯ法人ふるさとＩＣＴネットと連携し日本の日本一または日本唯一のテーマや資源を掘り起こしその町のその地域の経済活動の活性化に努めています。昨日、素晴らしい町に出会いました。早速、ご紹介者ともども草々に、企画案を作成します。恐らく、日本唯一のイベントや観光が可能となります。間違いなく日本発ひょっとしたら、世界初かも・・・えー？すごい！と思っていただきご参加も歓迎いたします。請うご期待！

  2012年02月19日

• 免許証の写真

  今日、神田の免許更新センターで更新しました。 新旧の写真を見比べて気が付きました。 ５年前よりも 髪の毛が多い 目に力がある 全体にほっそりしている 何でかわかりませんが、 5年前よりかなり若い感じがしています。 何でかなー？ うれしいなー！

  2012年02月16日

• 月例講演会での講演依頼

  開けてびっくり玉手箱ならぬ社）日本技術士会の登録グループからのも丁重な講演依頼と関係書類でした。ご丁寧な挨拶状とともに、前回（平成１９年１１月）にお話させていただいたことを感謝し異常気象と環境云々についての課題であります。ちょうど、ＪＡＸＡの宇宙船が「地球の出」をＮＨＫのハイビジョン画像を宇宙のかなたから地球へ電波で送信に成功した直後でしたので早速、その画像をトップに持ってきてパワーポイントでおしゃべりしたことを思い出します。メンバーの方たちともすっかりご無沙汰していたことに気付きまた、あれからもう、４年近くなるのかと感慨深いです。メンバーはほぼ全て（私以外）が技術士ですから質疑応答も半端ではありませんでした。そこは男度胸の現場の見識で論破したいや、しぶしぶ講師への儀礼かどうか定かではありませんでしたが納得してくれました。いやー、久しぶりというのもいいものですね。神谷町にも久しく行っていませんでした。

  2012年02月07日

• 函館柏木町の直ホルモン

  今は去ること３８、３９年前の話北大水産学部応援団を設立し、団の催しか特設専攻科の出港式の見送りの後だったか・・・もはや、記憶も消えなんとしているエピソードはっきりしているのは団のユニホームであった学生服を着ていたのは間違いない。多分、十字街辺りから湯の川行きの電車に乗っていつものように、深堀町の居酒屋「権兵衛」へ繰り出す予定だったこのお店は、水産学部のもう一つ小人数の学生寮があったその寮生やラグビー部など一見硬派の集まる飲み屋親父さんは、釣り好きで時たま、釣果をさばいては特別メニューが書かれていた。さて、どういうわけかその日、権兵衛ではなく電車どおりの反対側の先を団員とわいわい言いながらあるいていたら、赤提灯「直ホルモン」の看板が目に飛び込んだ「おい、まんまの店があったぞ。　直ホルモンって、おもしろいろいじゃないか　入ってみよう！」という訳で、暖簾はなかったと想うが、赤提灯を指差しながら入っていった確か、白い割烹着のようなものを身につけたいかにもホルモン屋の親父さんがこちらをちらっと見た。まあ、お愛想はよくなかった今日の壮行会の行事の話が始まりわいわいがやがや寮歌や水産放浪歌についての話で盛り上がっていたら、カウンターの親父さんがいきなり大声で話しかけてきた「あんたら、いつも学生服を着てんのかい　良いね、学生は学生服が一番いいや　今日は、特別だ　安くしてやるから、どんどんちゅっもんしなよ　勘定は気にしなくて良いぞ　酒は焼酎でいいだろ！」驚いたねびっくりしたねうるさいとどやされても仕方がないと団員に目配せしながら息を潜めていたものだから一気に、肩の力が抜けてしまった。親父さんはそれ以上話しかけてはこなかったが出るホルモンはほとんどホルモンばかりこれぞ、店の由来の直ホルモン物語最後に、言ったね。いいから、その何とかいう歌でも歌ってくれやそこで、改めて不肖、オンコリンカスがお店にエールを切って水産放浪歌を放歌高吟したのだった親父さんが言ってくれたね「いい歌だ　また、腹が減ったら何時でもこいよ　学生服でな」sの語、私の代では何度もお邪魔した卒業後に出張の折に電車で見かけたが時間が合わずホルモンは食べていない親父さん、その後どうしただろうか？おそまつ。

  2012年02月05日

• ＮＨＫ学園のカルチャースクールの速報です

  一日講座は、３月３０日（金）１３：３０～１５：３０定期講座は、４月からの６か月間第一回目は４月２０日（金）１３：３０～１５：３０　　毎月第３金曜日になります。どうぞよろしくお願いいたします。

  2012年02月03日

• 第１回月例セミナー＆懇談会

  ＮＰＯふるさとＩＣＴネットでは、 今月より、月例セミナーを行ってまいります。 会場は、文京シビックセンターです。 皆様のご参加をお待ちしています。 第１回月例セミナー＆懇談会 １．日　　時　　1月24日（火） 　　　　　　　　　１０時３０分　～　１２時 ２．会　場　　文京シビックセンター 　　　　　　　　シルバーセンター　会議室Ａ（４Ｆ） ３．アクセス　　東京メトロ丸ノ内線・南北線　後楽園駅直結　 　　　　　　　　　都営地下鉄大江戸線・三田線　春日駅直結 ４． 演　題　　ふるさとを想う食 　　　　　　　　講師　嶋尾理事（出版企画と食の専門家）

  2012年01月23日

• 北大受験の日の思い出

  ＦＢより転載　20120114　記す今日はセンター試験ですね。受験生には、大いに日頃の実力を発揮して欲しいと願っています。42年前、北大の受験会場は札幌の本学以外に、函館の水産学部を選択できた。当然、私は七重浜の水産学部を見たさもあって選んだ。博多からスカイメイトで意気揚々といざ出発羽田で函館便に乗り換えて北海道へ向かった空の旅のコンデションは記憶にないが、その日、天気は大荒れだったようだ。順調に函館に向かっていたのだが、機長のアナウンスが突然流れた函館空港の天気が回復（？）していなかったのかどうか「函館空港の気象条件が良くないので、本機はこれから、千歳に向かいます」とっとっと・・・いやー、オンコリンカス危機一髪の事態発生。受験生にとって、空中ブランコ状態ではいかんともしがたい。代替空港の千歳に着陸し、空港会社からは、千歳発苫小牧行きのバスを手配され函館本線経由で苫小牧から函館までのＪＲの切符と特急券を支給された。本線待ちの苫小牧駅の側で札幌みそラーメンを食べたが、夜風は強く辺りは暗いし気もそぞろ既に夜に入っており何だかやたらと寒かった。何時の汽車だったのか何時に函館に着いたのかも覚えていないがカバンから湯の川温泉の宿屋の住所を取り出し持ち金も余裕が少なかったので、チンチン電車に駆け込み、五稜郭経由終点湯の川温泉に向かった。到着した宿でピンポン。当時は携帯なんぞないので、宿へ電話もしていない。そんな余裕もなかった。とにかく、宿にたどり着かなくては・・・「こんな時間にどなたですか？」「はい、あのー、実は受験でここにお世話になる○○ですが飛行機が函館に降りれないということになり、今、千歳から着いたのですが・・・」「あらー、・・・。今開けますからね」「・・・・・」そこで、念のため、受験票をお見せすると女将さんらしき人が仲居さんと一緒に応対してくれた女将さん「まあ、ほんとに、ゆるくなかったしょ！」「？？？？？」仲居さん「そういえば、夕方、湯の川上空で飛行機が旋回したけど着陸しないで、飛んで行きましたよ」女将さん「さあ、早くお湯の支度をしてください」「分かりました。でも、お客様のお湯はもう流してしまった後ですが」「それなら、あなたたちのお湯の方で用意しなさい。」「？？？」おかげ様で、受験生にとっては貴重なというのかとても艶かしいお風呂に浸かりましたよ。まあ、初っ端からこんな調子で始まった北大生活残念ながら、宿屋の名前もメモしていない。翌朝というより、数時間後の朝七重浜の受験会場では、何故か、会場の係りの人（どうやら、北大ＯＢか現役の学生風）が妙に、人懐っこくて、どこから来たのか学科はどこを選ぶのか専攻科を知っているのか何かスポーツ系のクラブに入ることを決めているのかなど、受験生と係員の会話ではなかった気がする不思議な人だった。当然、名前なども知らずのまま。嗚呼、受験生、ケッパレ！きっと、合格だ。

  2012年01月16日

• あの日に帰る旅

  正月休みと成人の日など一月は一年の始まりにしては休みが多いたっぷりある時間の中で気がついたことがある。人にはその後の人生を決めた思い出の旅が必ずあるその旅を「あの日に帰る旅」と名付けた。金はなくても元気に湧き上がっていた明治の頃の坂の上の雲が流れ去ってしまい放射能が浮遊しているかもしれない雲がどんより覆って日本列島に収束するばかり我が国はもはや若き国ではない二十歳の成人は坂道を転げる雪だるまのように下ってばかりそのことは人口構成図のいびつさで示され世界最速で高齢化が急カーブで進展しているもはや誰の目にも明らかでその負のイメージに夢多きはずの若者までが将来の重荷をひしひしと瞼に浮かべ背中にしょいきれないと云わないだけで無口で人見知りの世界に閉じこもりその将来の人生の海図が描けず真白の停泊中今必要なのは行き先を示すコンパスだ。洗練された文化と芸能に育まれてきた他人をふるさとを思いやるこころがある日本人にしかできな阿吽の呼吸がある八百万に謙虚な精神が残っている刻苦勉励でＧＮＰを押し上げ世界一の債権国にした働き者が高齢者と呼ばれる味気ない世の中になり国全体が高齢者で覆い尽くされようとしているだからとといって、このままおいぼれてはならないその解決策の一つがある現今の遺産相続は子孫をトラブルに巻き込むだけで資産の生きた遣い方にはなっていない国家は個人が汗水流し蓄積した相続税を当てにしてはならない資産が少しも生かされない美田を残しては醜い争いが生まれるだけと古今東西の先人が残しているあの世には箪笥のお金は持ってゆけないならばどうするそれが「あの日に帰る旅」構想人にはもう一度辿ってみたい心に長く秘めている旅がある青雲の志を持って向かった旅多くは初めて親離れした旅初めて日本を離れて向かった異国への旅若さがあり夢がありただしお金はなかったそんな自分にしかできなかった旅が必ずあるそこにはお世話になったあの人が健在かもしれないあの日に帰ることは自分の一生に微笑む旅だ静かに景色を眺め黙って佇むだけでいい直ちにあの日に帰り心の底から過ぎし若き日の喜びがわいてくるそれでいいではないかそんな幸せな平安な一ときが宝だ国家は赤字国債で真っかっかだがまだまだ世界に誇る債権国家日本の力を知り得てはいないそのことを正しく示す人もいなかった人は夢に生きてきた人は夢のためなら気も晴れるそう心はればれあっ晴れなのが人生の味そのときには一世一代のお金の遣いどころだあなたの「あの日に帰る旅」を確かめましょうよそのことでこの国は高齢者が生き生きする社会になります。それを見て土産話を耳にして我が子が喜ばない国民ではない最後にもう一度「あの日に帰る旅」に出ようそれを支える家族でありたいそれを喜ぶ社会を作ろう

  2012年01月16日

• 今日の言葉　「自由主義とデモクラシー」

  日本国民に告ぐ（小室直樹著）より自由主義とは、国家権力から国民の権利を守ることデモクラシーとは、権力への国民の参加である。すなわち、自由主義とデモクラシーとは、全く異なる概念。表現の自由、言論の自由は、近代デモクラシーにとって、死括的に重要な意味を持つ。これが失われれば、近代デモクラシーはない。感想　）未だ、読み終わっていないのですが、とても様々な目にウロコの言葉が整然と網羅され、読み終わるのを待っていると、忘れてしまいそうな言葉がたくさんあります。それだけ、のほほんと齢を重ねてきたのだと忸怩たる思いが交錯します。海が好きで天気が好きになり自然科学的な思考方法を好んできました。間違っていたとは思いませんが、本当にそれで終わって良いのだろうかと想う昨今です。何で、我が国は戦後６５年も経っているのに自由主義がデモクラシーが国民に少しも理解もされてきていないのかが分かります。よって、正しい選挙も実施されずに流されてきているのかが野党が与党になった瞬間により保守的な権力行使に血眼な与党になっていくのかが分かります。どうやら、我々日本人は社会科学的な思考によって善悪を総合的に構築する精神力の強靭さが欠落しています。現状、その自助努力も能力も持ち合わせていないように感じます。そのことが、昭和４０年代に「ジャパン　アズ　ＮＯ１」と勝手に持ち上げられ持ち上げられていることに有頂天になったまま右肩上がりの絶好調の頃を享受したこともありバブル崩壊後一転し、経済不況や停滞を政府や大企業のせいにしてしまう悪しき思考のクセがこびりついてしまっているようですね。先ず、これを除き本気で反省しつつ改めない限り日本人はアジアどころか世界で通用しない。今最も必要なのは、経済改革と同じ重みいやそれ以上に、日本人の精神構造の大改革ではないか３.１１大震災で、誰にでも平等な事実が明らかにされました。それは、人の命ほど尊いものはないということです。そこから、絆の再認識が全国民に以心伝心しました。今は、日本人の精神が本物を求めて熱くなっている千載一隅のチャンスととらえる時であります。政治にはお金が必須です。そのためには、入るを計りて出るを決めるのが基本中の会計の基本、イロハのイです。そのことの正当性は渋沢栄一が大蔵官僚を辞任した時の決死の言葉です。無いものねだりはやめなければならないのです。そのためには先ず、税収入に見合った予算の執行しかありません。正当な予算を立てることにこそ死力を尽くして欲しいものです。現在の官僚でそのことができるのかこそ国会で正々堂々と議論するべきでしょう。税収入が落ち込み予算が不足するから増税と云うは子どもが、おもちゃを前にして、「これ買って」と母親に駄々をこねて困らせていることよりも一段と程度が低いことです。それを、復興資金のためなどと資金が雲隠れしてしまいそうなアバウトな話にはＮＧを突きつけることです。被災地にも赴かず現場の声も代弁できずにいるその場しのぎの現在の政策では、国民の支持どころか世界中の笑い物でしかありません。よって、今こそ、日本人は自由主義をもってデモクラシーを目指さなければならない秋といえるでしょう。仮に、総選挙で与野党逆転しても決して変化はないでしょう。今必要なことは、本来の自由主義精神を秘めたデモクラシーの実現には決して引かざるの強靭な武士道精神ともいえるリーダーの出現ですね。このことを、マスコミは真剣に議論しないとこれまで通り、この国のジャーナリストとして評価される日がくることは決してないだろうと確信しています。ＦＢの皆さん、この国が好きで、子どもが大切で、両新を想うなら、世界第六位の堂々たる海洋国家の国民らしくお互い、しっかりこの言葉について勉強し実現に向けて一歩でも前に進みませんか。

  2012年01月06日

• 

  あけましておめでとうございます

  皆様 あけましておめでとうございます。 ２０１２年が素晴らしいとしでありますように！

  2011年12月31日

• Ｓさんの思いで

  昨日、奥様より年賀欠礼の挨拶状が届いた。 Ｓさんは、気象大学校のご出身で、極洋捕鯨船団の気象予報のプロとして 知る人ぞ知る温厚で篤実なその道の方が一目を置く方であった。 決して、出過ぎるることはなく ボソっと出てくる言葉には重みがあった。 シニカルではあったが、嫌味を感じさせないところが素晴らしい人格者。 巻き網漁業の会社の社長とポン友の 当持、気象会社の筆頭株主でもあったマルハ系の貿易会社の社長より 銀座のお店で二人の社長から直々にお話があり、 ご縁をいただきお世話になった 気象会社で初めてお会いしたのは、多分、２９歳の夏だった。 以来、私がその会社を退職するまでの約１０年間に亘って、 何かとご指導と心配っていただいた。 その気象会社（今はもうない）では、 同じ水産の現場上がりということもあったのか、 机上の気象論にはただ黙ってうなづくとも是とは言わなかった。 吠える南極海の言葉で言い表せない厳しい荒波に鍛えられ 捕鯨船団の漁労長の意図するところをよく理解されていた。 予報するとはどういうことかを口ではなく目で語ってくれた。 気象業界のパイオニアであり寡黙な読書の好きな紳士で科学者だった。 Ｓさんとは３０近い年齢差があったが不思議と波長があった。 赤旗新聞などの解説記事は天下逸品だった。 想を錬るためなのか、 ふーっと気づくと、散歩にでかけ 近所の喫茶店でこーひーを喫してから いつともなく帰社しては原稿を書かれていた横顔にはしびれたものだった。 その当時、 気象庁の研究所は高円寺の現馬橋公園にあり、 今も職員の宿舎はそのそばにある。 とても不思議な人であった。 ご母堂が高円寺付近に住まいしていたと言われていたが、 妻と交際中の頃、しばしば高円寺で途中下車したものだった。 そんな折何度か、高円寺駅の仲通り付近で出くわしたものだった。 「おやー、Ｓさんどうなさったのですか？こんな所で」 「いやね、お袋を見舞ってきたんですよ」 「へー、奇遇ですね」 「「こ＾ひーでもどうです？」 ということも何度かあった。 とても、コーヒーが好きな方で、 夕方の喫茶店でコーヒーを飲みながら お互い、ぼそぼそと雑談したことがあった。 とりたてての話題などなかったが・・・。 Ｓさんの人生の先輩の一言一言は味わい深かったが 今では、何を語り合ったのかも思い出せない。 船乗り同士の心は通じていたとしか想えない。 嗚呼、 このところ、音信もなくどうされているのかと想っていたが 最早、再び、高円寺駅ではお会いできなくなった。 とても思い出深い東北は秋田の大柄な人だった。 ただただ、ご冥福を祈るばかり。 今度、仲通りのあの喫茶店でＳさんを偲ぶつもりだ。 あの店がなくならないうちに、 一度出かけたい。

  2011年12月07日

• このごろの思い

  春先の個人的な事情と大震災をきっかけに、このところ、新渡戸稲造の著書を読んでいます。いわゆる、揺らぎない信念とそれを支えていたものは何であったのかを知りたいのです。３.１１は、日本人の全ての人々に多くのことを事実として知らしめました。動かない政府や本音のところでは、少しも反省などしてはいないような原発関係者がまだまだ大勢を占めています。誰しもこれでいいのかと強く思いつつも、日々の暮らし向きや仕事に追われて、いつしか、風化してゆく現状に砂を噛むような現代日本社会。明治の頃には、現代の食べることに苦労のない我々には思いもよらない色んなことがあったでしょう。でも。だからかもしれません。当時の国民には明日への目標や夢があり、多くの好ましからざることを全て帳消しにするような強い心があったように感じています。それが奈辺にあったのか、そのことを現代人は語り継いではいません。自ら学び取らなければ、今につながる日本と日本人が正体不明なふわふわになってゆくでしょう。今、必要なことは、正い情報など知り得ていない故に、漠たる不安の中で、一日一日が過去という取り戻せない時間の彼方に消え去ってゆくことに対する危機意識ではないでしょうか？危機感のない人間は木偶の棒と変わりがないのでは？私は、例え到達できなくても考える葦でありたいです。

  2011年12月02日

• 

  オンコリンカスの詩　その１３　トロール開始と星の観測　「おしょろ丸南方航海記　Nov.13　'７３　」

  ２０：１３今日は寝不足でとても苦しい一日であった。トロールが開始され、何が獲れるかというより、どれくらい獲れるのかという興味は第一回の操業であきれかえるくらいの肩透かしを食った。驚かずにいられようか。何とその成果を列挙してみると　　Ｔ１　　イカ　　　　　　　　　　１尾　　Ｔ２　　ウチワエビ　４尾　　　　　　ナガサキフエダイ　　１尾　　　　　　イカ　　　　　　　　　　４尾　　Ｔ３　　ゼロ（皆無）実に開いた口が塞がらない。暫し茫然としてしまった。見当つけにくいが、Ｔ１～Ｔ３の地点は漁場として優れたものはない。満月に近く、魚が捕れにくい時期でった。潮の流れのためwire ropeが真直ぐに曳けなかった等であろうか？何はともあれ、こうして一日の操業が終了すると、前斉藤船長（北星丸）と藤井船長（おしょろ丸）の相違というものが暗示されているような気がする。一言付言すれば、斉藤クンは流石に漁業人のプロであった。日没は6時半（18時半）であったが、4時（16時）過ぎに金星を探し出した。あんなに明るいのに、既に金星が見えるということは意外であり、経験というものの素晴らしさを改めて知った。というのは、星の観測と太陽の観測により、位置がとれるため也。感想　）学生というのは気楽なものだとやや恥ずかしくなるような感想まで書いていたのは南シナ海でのトロールの大漁を疑ってもいなかったことにある。商売としての巻き網船団での経験とは全く異なる使命が練習船には課されている。１．当該海域の気象・海洋調査２．トロールでの捕獲物の生物調査３．当該海域の気象の打電　これは漁船からの気象通報として、今も気象庁の予報に生かされ継続されている４．練習生の実戦教育５．その他以上のようなことを慮れば、操業での成果は単なる報告の一つに過ぎない。とても、学生の分際で横着なものを言えた義理ではないのだ。まあ、いきなり３回の創業でくたくたになっていたからついつい・・・さて、当然といえば当然だが昼間でも空には星がでていることの事実に気づかされた。いくら１２月半ばといえ、夕方（１６時過ぎ）はまだ太陽は沈んでもいない。時間から推測できるが、デッキの当直士官はC/Oである。たまたま、我々の班は当直であったから、増田C/Oとのやり取りは今でもはっきりと思い出すことができる。「おい、高津、星を見つけろ。　あの辺に出ているはずだ」「？？？？？　星ですか？」「いいか、航海士の腕は天則だぞ」「あ、はい。あの辺ですね」いやー、流石にプロの航海士だなとっと感動した。このことを書かずにはいられない。操業での「何だという学生たちに出ていたであろう空気を察してのことかいなか」そのことは確認もできなかったが当直士官としての気持ちの切り替えの素早さは目を見張ったものだった。増田C/Oには、喋るときに一つの癖があった。物を言うときに、先ずごくりとつばを飲み込んでから喋るのだ。この時も、息を飲み込んではいたが勢いこんだその言葉の強さと持つ意味に圧倒された。とても記憶に残る一瞬だった。恐らく今航海でのハイライトの一つであった。写真はその時そのもではないかもしれないが一緒に映っているのは増田C/O星を探している場面ではないのは確かである。（そんなことしている場合ではないから）

  2011年11月27日

• 今日の言葉（月刊ウエンデイ紙2011．11．15より）

  相馬芳枝さん世界化学年に日本から選ばれた女性科学者１．光がある時に輝くのは当たり前、逆境の時こそ　　気持ちをしっかり奮いたたせるべき。　（私が）逆境で持ちこたえられたそのわけは、　自分のやっていることはいずれ社会の役に立つ　信念が、私を支えていたのです。２．出る杭は打たれるけれど、　　打ち付ける小槌が届かないくらい出ちゃえばいいんです。　強くやってゆきましょうと言いたい。３．惚れ込む仕事に出合えない悩みをお持ちの方は　　憧れの人、背中を追いたいと思う人を身近に持つべき。感想　）私は普通のおばさんとも仰っています。信念があって強くて直向な素晴らしい女性ですね。ニッチな（失礼！）本紙で知りえたわけですが、このような地道な科学者の栄誉はもっと、大マスコミでも取り上げて欲しいですね。何だか下らない詐欺事件などをこれ見よがしに繰り返し繰り返し報道などしなくてもいいから、もっと、将来の子どもたちに夢を与えるこのような天晴れ快挙の報道に取り組んで欲しい。昨今のテレビニュースは面白くない。人間が重箱の隅を穿り返すようでは小粒になってしかたがない。最近、とみにそう思います。

  2011年11月23日

• 死友

  出典は記憶していないが、高校の古文で、「死友」という文書があった。友には生きている間の友（これが一般的な友）と死んでも（あの世とこの世でありながら）友と呼べる友がいる。61歳になった今、その死友が一人増えて、３人になった。二人とも大学の後輩。まき網会社の立派過ぎる麹町のマンションで学生時代と全く変わらず、歌舞伎町で大騒ぎの後、飲み足らず、何度か夜明かしで飲み明かした友だ逝った友は日々大きな存在になっている人は死んでますます大きな存在になり得るようだ。肉体を去った魂は一瞬でどこかに行くらしい行きたいところにゆくらしい。今夜は哀しい今夜は悔しい今夜は残念でたまらないおい、お前に友はいるか？と声がした。ああ、何人かは友と思っているそいつはお前のために泣いてくれるか？何だお前何を言いたいんだ？どこから話しているのだ？さっき俺は死んだよお前の魂に会いに来たんだお前は俺の友らしいな俺は先に逝ったが急いで来るなお前、会いに来てくれたのか？今度会うのはずっと先でいいぞ

  2011年11月02日

• タイムカプセルと登呂の遺跡

   「われは海の子天気の子」第19回フォーネット2011年11月号　掲載「　タイムカプセルと登呂の遺跡　　」　晩秋の１１月を迎え、ふと今年一年の出来事を想う瞬間がある。昨年に続く酷暑と台風１２号による大雨洪水がもたらした突然の天然湖で、大雨の予想の度に、せき止め湖の決壊による下流地域への土砂災害や氾濫が気になる。例年より１日早い富士山の初冠雪や北海道の大雪山の冠雪も早かった。足早に秋が終わろうとしている。気象をめぐる災害や短く実感の伴う間もない束の間の秋が去りゆくなど季節の移りゆく様の話題で花が咲く。日本の今年の災害の筆頭に、３.１１大震災を挙げることに異存を唱える人はまずいないであろう。自分が知らないだけで、そんなことは想定外という、大地震大津波と原発事故の及ぼす災害を訳知り顔に解説していた専門家や評論家もいつのまにか、闇の向こうに消えてしまった。　　　　　　　　　　　（　海と天気のスーパーバイザー　高　津　敏　）○　ロマンかきたてる謎　静岡市の登呂遺跡は、考古学的あるいは我が国の農業、特に稲作技術がどのように行なわれ、集落の人々の暮らし、地域社会への関心も大きいが防災の視点から実に興味深い。この遺跡は弥生時代後期の稲作の集落の跡で、およそ一世紀頃と推測されるがいつの時代かは、文字による資料はなく特定は難しい。縄文時代から脈々と残る他の遺跡と同じで、先祖の暮らし方や道具、自然環境や気候などについてロマンをかきたてる謎がある。以下、つづきは気象情報システムのＨＰにて公開しました。URL http://www.wis-x.co.jp/

  2011年11月02日

• 気候と東西の違いについて　その１（西洋人はなぜ理性的か）

  西洋の事情と思想（新渡戸稲造著）より、箇条書きで抜粋。西洋人と東洋人とを比較して、論じている中に、「願わくはわれ太平洋の橋たらん」という新渡戸の「国際心」を説いた、生涯の悲願の一端を感じた。概して西洋人は理性に富んでいる。東洋人は、理性よりもむしろ直感的な心的能力を持っている。この差のあるために、東西文明の性質ならびに社会的政治的の思想に、著しき影響を及ぼしていると思う。理性に富むというのは、ラショナリティ（合理性）に富んでいること。合理性の反対は不合理。理性に富む反対は馬鹿とか白痴という順序になるが・・・ここで言いたいのは、西洋人が理性に富み、東洋人が白痴というのではない。私の言うラショナリティは、インチユュイション、直感的、直覚的という言葉に対して用いる。人知の開発されていない時代においては、生活状態が恵まれていないと、いろいろな工夫をしなければならないものである。西洋人は自然の恵みに富んでいない所で、生活を始めたようである。かりに彼らが普通に信じているように、ヒンズークシに起こったとしても、ヒンズークシは、物産が豊富だとか気候の良い所ではない。気候は寒い方であるから、何よりもまず着物をこしらえることを考えなければならない。自然の恵みがないから、耕作の法も考えなければならない。したがって、先祖伝来なかなか苦心した民族だと思われる。かくて、物事につけて理性を発揮し、いろいろ物を考える力を養ったものであろう。一説によれば、西洋人の社会生活の起こりはスカンジナビア地方。この地は、決して自然の恵み豊かな所ではなかった。インド・ユーロピアン、アングロ・サクソンの元がどこであっても、あまり資源の豊かな所ではなく、食物の不足した所にはじめて社会を営んだ。そこで第一に、どうして着よう、そうして食おう、ということを考えた一人でいるにしても共同社会でも、楽をして過ごせないむしろ多勢いれば、それだけ競争し、同士討をすることになる。したがって今度は、いかにすれば敵を倒せるか、敵の襲来を防げるかということを考える。そこで自然に対し、いささかも油断ができず、つねに思索する力を養わなければならない。一口に言うと、西洋人は人種として世に現れた最初から、考えを促すような状態に置かれたことは確からしい。感想　）本書は、全ページに亘って、国際心をもった国際人として架け橋たらんとした新渡戸の渾身のスピーチである。よって、その一言は時に引用が長いのだが、その心はあくまでも若い当時の早大生に噛んで食わせるかのような心からなっている。それは、まさに、暗雲漂い始めている日本外交の実務家の胸中の想いを秘めて激しいものがあるのだが、語りはあくまでも分かりやすく心がけている。さて、本題の西洋人と東洋人、ここでは日本人で一向に構わないが、その発想の佐差が生じた一点に、気候を上げていることに瞠目した。天気が人の体や精神的な表現に大きな影響を及ぼしていることについて、私は、かねてから、色々と研究し、コラムやエッセイで述べてきたが、気候が、西洋人と東洋人を考える場合、大きなというより、その起源にまで遡って、以後の文化や文明の違いのもとになっていることの指摘をされたお話である。一般的な話であるが、同じ日本人同士でも、温暖な九州と寒冷な東北・北海道では、かなりの差がある。これは、学生時代やまき網漁船に乗っていた時代に大いに感じたものだった。ここでは、巻き網漁船の船頭の姿勢を語ると九州は長崎の五島出身の漁師たちは、魚（魚群）を追い求めるのに、案外と淡白であった。時化る前に引っ込む（港に入る）ことはしばしばであった。一方、小名浜と陸前高田出身の漁師とその頭の船頭は違っていた。魚を追い求める（魚群を探索する）姿勢が、厳しいのである。仮に、魚を見た（魚群を発見した）時には、いわゆる、「総員配置につけ」が徹底していたようだ。当然、一年間の水揚げは大きく異なっていた。ほぼ、同じ漁業権の中での水揚げに差が出るには、それ相応の原因と結果があった。この差が、新渡戸のいう大きな思想とは比べようがないが、こと気候が原因となっているという点につては、大小はあっても異なるものではないだろう。五島の船頭は、明日は明日の風任せで、何よりも船団の無事を最優先東北の船頭は今日の魚は今日漁獲するという一点があったようだ。その差の由来には、いつでも魚は捕れるという気候温暖な漁師の子孫と今日の暮らしのためには、今取るのだという違いが先祖伝来のものになっていたように想うのである。気象や気候を考えるには、大変な示唆に富んだお話である。たかがお天気されどお天気さあ、明日のお天気は！緊迫感の漂ってきた日米外交やTPPを考えるときその思考の大元がことなることを分かっていなければ、その主張の本心は分からないのではないか本書をじっくりと読んだことがあるのか気になった。おしまい

  2011年10月29日

• ＴＰＰ緊急シンポジュームのお知らせ

  ＴＰＰ緊急シンポジュームのお知らせhttp://www.the-journal.jp/contents/ono/2011/10/tpptpp.html会場　　文京区の真砂区民センター日時　　10月31日18時30分参加費　500円私は参加します。

  2011年10月28日

• 気候と国家の相性　その２（気候の違い・湿度の影響について）

  西洋の事情と思想（新渡戸稲造著）より、抜粋しながら。 国民性や外交について、短い文章の中に、 鋭い指摘があり、腑に落ちるので、今日は２回目のメモしておこう。 その２　気候の違い・湿度の影響について??気候については両国とも北半球にある島国である。?両国とも、湿気が多い。?ただし、イギリスには梅雨がない。??気候の湿っぽい影響としては、?人々がとかく家に引っ込む習慣になる。?イギリス人は、堅固な家を造って、自分の家に入り、?あまり外と交際することは好まない。?日本人も引っ込むことは同じであるが、?自分の家には引っ込まないで、?よその家に引っ込んで遊ぶ習慣がある。?つまり、?イギリス人は、自分のホームへ重んずる気風を養うが、?日本人は、家ではあるけれどホームではない。?先ず、友人の所へ行くとか待合へ行くとかする・・・このために?ホーム・ライフが養われるというよりも、?かえって、ソーシャリティが養われる結果となる。??感想　）?ロンドンは霧の街ロンドンとして知られているように、?結構、湿気が多いところです。?本書で、鱗が落ちるといいますか、?日本とイギリスの違いがわかった言葉は１つ。?それは、?イギリスには梅雨がないということ。?ということは、?湿り気が同じようであっても、?人々に与える影響や文化、さらには思考傾向にまで?決定的といえるほどの違いがある。?それは、連続するかどうか?気象学的にいえば、?前線が停滞するのかどうかである?ということがよく分かりました。?そして、?家とホームの違いがさらりと指摘されている。?明治以前までの日本は?家庭中心、家重視として知られているが、?実は、アットホームではない。?そこは、戸主中心の家族であって、?フアミリーではなかったのである。?この長短は一言で断定することはできないが、?少なくとも、?日本の家は、?戸主以外にとっては、?必ずしも居心地のよい場所ではなかった。?あー、それなのに、?戸主はいい気なものだった。?待合、今で言えば、クラブや男が楽しく遊ぶところがこれまた、きっちりとあったのだ。?封建社会は?両国ともあったはずだから、?日本と英国は全く違う土壌にあったことが分かった。??その２　おしまい

  2011年10月27日

• オンコリンカスのEnglishを学ぶ　　その４

  通勤電車内の時間を有効に使えるので、この本を読み込んでいます。 初心に帰って、丸暗記です。 英会話「これだけ」音読　一日３０分！（尾崎哲夫著）英会話「これだけ」音読　一日３０分！（尾崎哲也著）  今日は２日目　ドリル２  その４　　３単現のsと複数形のs 基本 1. A policeman scatters the demonstrators.   最初のsは３単現のs 　次のsは複数形のs2. I change money to coins.   複数形のs    あらゆる単語にうまくくっつくのがs。   ing同様、万能選手。 音読例文 1. The phone eats the coin.   eat the coinは「コインを食べてしまう」　すなわち、コインがでてこない2. The coin comes out again.3. He puts two coins in the slot.4. The girl walks on fallen leaves.5. The gentleman gets the receipt.   ３単現のs　eats,comes,puts,walks,gets  複数計のs　coins,leaves 感想　）　eat the coinの表現は、なるほど、そういう風な思考形式なのかとうなずく。　日本人は電話機が故障したのかな、という風に、客観的にハードの機械トラブルを想い浮かべるのが一般的と思うが、Englishでは、電話機が主役。　この辺の考え方や事象の捉え方が、個人主義につながっているのかもしれないと、感慨深い。

  2011年10月27日

• 旧暦の冬に想うこと

  今日は、旧暦では９月３０日の晦日。よって、明日は１０月１日となり、いよいよ、冬を迎えるということになる。明治に入って、旧暦を廃止し、旧暦の生活リズムとは関わりなく新歴が採用された。現実の季節の移り変わりは、新暦では実感が伴わないことが多い。今日は、近畿地方で木枯らし一号が吹いた。まさに、旧暦に敬意を表しているかのように感じる。そんなこともあり、そろそろ、カレンダーの出回る時節に、旧暦も併記されると良いと思う次第。何でもかでも、新しくした方が正しいとはいえないようだ。我が国の江戸時代以前のことを調査するときには、この暦の違いをはっきりと理解していないと本当の歴史の真実の舞台裏を見逃してしまうだろう。 

  2011年10月26日

• オンコリンカスのEnglish　　その２

  昨日の朝から、通勤車内の時間も有効に使えるので、この本を読み込んでいます。初心に帰って、丸暗記です。英会話「これだけ」音読　一日３０分！（尾崎哲也著）今日は２日目　ドリル２1. Japanese commuters have to go to work in packed trains.　　commuterは米語で、通勤者（定期券使用者）2. Do you have some local beer?3. I found a cocktail in te mini-bar.4. The car pulled up in foronto of us.5. The bus drew up beside us.6. Get up early or you will miss the bus.7. Don't make a move or I'll shoot.8. He was severe but a devoted teacher.9. You must not panic or you wil make another miesake.　pull up は「車を止める」「車が止まる」の重要熟語  draw up　は「車が止まる」「車を止める」「近づける」の重要熟語　いずれも米語1. It is true that he is young,but he's very wise.  譲歩構文。　　It is true that A,but B  確かにＡだけど、しかしＢだ。2. I decided to stop the car and have a lunch,for   I was feeling hungry.   forは、接続詞のfor。   「というのは」と訳す。やや、becauseに近い。3. He speaks both English and French.4. I would like to meet you again eieher in Japan   or in Australia.   either A or B は「ＡかＢはどちらか」5. I like neither win nor beer.   neither A nor B　は「ＡもＢもどちらも～ない」6. Whether it is true or false,will not matter much.   このmatter　は重要単語   物事、事件、大切である　の３つの意味がある。いきなり、今朝の大江戸線の通勤光景で始まった。米語の慣用区や　文体の構成など、受験生にもどってくる。数は多いいけれど、いずれもイメージできる実用的な会話で作られていて、これなら続けることができる。 

  2011年10月25日

• 気候と国家の相性　その１（幕末のイギリスと日本）

  西洋の事情と思想（新渡戸稲造著）より、抜粋。国民性や外交について、短い文章の中に、鋭い指摘があり、腑に落ちるので、メモしておこう。東西の差は、風俗、習慣、民族の性格等にいろいろな隔たりがあるが、その差の起こる原因は種々である。わかっている原因の一つに気候の差がある。だいたいにおいて、西洋と日本の気候は、非常に違う。例えば、日本とイギリスとはそんなに違わないが、アメリカとは非常なちがいである。イギリスは島国で、アメリカは大陸である。したがって、アメリカの気候は、シナ（中国）の気候と共通の点がたくさんある。感想　）前後に、文章があるのだが、抜粋すれば、上のようなことを指摘している。後に、太平洋・大西洋を駆け回った新渡戸稲造は当時の最も優れた国際人であったが、その天分は自然科学者でもあったことに拠っていると考えている。したがって、講演録からなるこの著書にも無駄なところが少なく読んでいて論理的でわかりやすい。その大先達の指摘していることに深い共鳴を感じている。やはり、天気の及ぼす影響は国民性にまで現れるという。幕末期、時の政権であった、幕閣や１５代将軍に取り入り先行していたのはフランスであった。一方、西南雄藩の薩摩と長州の若き志士達が信頼していたのはイギリスであった。その要因の大きなところは、通訳からたたき上げて大使にまで異例の昇格を成し遂げた駐日外交官のアーネスト・サトウの存在が計り知れない。サトウは、最初シナ（清国）に派遣されたが、家庭の事情や思うところがあったらしく、日本への派遣を本国政府に働きかけていた。その間の事情は、日本人の長男の著した「遠い崖」に詳しい。とまれ、察するに、サトウなる英国人外交官はシナよりも日本の方に、肌があった（合うと感じた）のではないかと想うのである。この偉大な一人のイギリス人の若者（来日した当初は２０代そこそこ）の決断と幕末明治の大動乱期に活躍した要因は気候の類似性に親近感を抱いたことにあると私は感じている。その気候の類似性を感じることのなかったのがフランスの高圧的な外交官達ではなかったのか。外交能力の要因はもちろんあるが、私には、島国同士の気象感受性の方が大きな要因であったとおもうのである。その１　おわり

  2011年10月24日

• Englishに取り組みます

  Englishに取り組みます。一昨年、幕末明治初期にかけて、英国の通訳から駐日大使などを歴任された、アーネスト・サトウの息子さんがまとめた「遠い崖」を通読しました。とても素晴らしい、日記とその背景などに深い感動を覚えました。そして、新渡戸稲造の国際人たる所以はこのEnglish抜きには分からないと想ったからです。日本と英国は地理的にも王室が現存し国民の深い尊敬を集めている点人口はかなりの差がありますが、ともに、北半球の四囲を海に囲まれた海洋国家で勤勉で精神的に安定している貿易立国である。数え上げたいもろもろの類似点を感じています。前口述はこのくらいにして、世界語で自分が最も長く耳にし読んでまあまあ理解の及ぶ言語はEnglishだけ。今朝から、通勤車内の時間も有効に使えるので、ある本を読み込むこととする。いや、丸暗記だ。英会話「これだけ」音読　一日３０分！（尾崎哲也著）今日の１フレーズThe Titanic is one of ships which everyone knows.It is an economy to buy good quality goods.He is economical of his time. 

  2011年10月24日

• オンコリンカスのつれづれなる旅　その１

  日本人とは何ぞやというほどの力みはなし。この国に生を受け馬齢を重ねて、気がついたら還暦を過ぎて１年経った。そろそろいろんなことをまとめておきたいと思うようになった。大したことはできなかったしこれからも相変わらず過ごしてゆきたい。それほどのことも成しえない。されど人生帰り来ぬ永遠の時の一瞬しか体現できない人の世貴人変人大バカ者とされた過ぎ去った多くの日本人たちよどこで生まれ暮らしてきたか何を考え何を食し何を無念に旅立ったか過ぎ去った人は生きている人間よりも日々鮮明で大きな存在になると書いていた歴史作家がいたこの頃、つくづくそう思う。さて、前口上はここまで必要と想うところあって、これから、生まれたところ住んでいたところ旅で訪れたところなど想い思いつれづれに歴史と旅を綴っていきたい。 

  2011年10月18日

• オンコリンカスの歴史を学ぶ　その１ 中国の歴史について

  オンコリンカスの歴史を学ぶ　その１テーマ　中国の歴史について「西洋の事情と思想」｛新渡戸稲造著）より抜粋編集。なるほど、昔のシナの歴史は、キリスト以前（ＢＣ）三千年前、かれこれエジプトの歴史くらい古いように挙げているが、これは二千年ぐらいおまけがありはしないかと思う。無論、誰も断言できないようであるが、シナの歴史は、西暦紀元前１０００年より先のことはあてにならない。嘘だとは言わないけれども、そのまま受け取る訳にはいかぬ。感想　）うーん、以前より、おぼろげに、感じていたことをズバリと新渡戸先生が疑問を呈しています。中国には、ご承知の通り、ＢＣ３０００年からの歴史と古典があるとされているけれど、ほとんどは現物は残されていない。多くは、栄枯盛衰の歴史書もはるか、後代に伝承されたものの聞き書きに感じています。いわゆる、確固たる証拠資料は存在しないということなのでしょう。言わずもがなではありますが、古今東西を問わず、歴史は勝者の都合によって、勝者≒正義の歴史観で編集され残されています。そこには、争いの真実は不問または歪曲されていることが大半。従って、歴史書は争いの原因や背景には、多くの疑問や破れ滅んだ人々の真実の声は永遠に謎であります。よって、歴史を学ぶ姿勢としては、勝ち負けの事実はゆるぎない真実であるけれど、その要因や背景を行間や紙面から読み取る眼力と知識が必要です。新渡戸稲造ほどの科学者兼倫理を実践した人のこの言は、十二分に検討するに値すると思いました。いやー、歴史は何とも不可解ですね。一番分からないのは、人間のこころの有り様でしょう。 

  2011年10月17日

• ジャパニーズ・スマイル「顔で笑って、心で泣いて」

  オンコリンカスの眠る前の一くさりテーマ　：　ジャパニーズ・スマイル「顔で笑って、心で泣いて」今夜は、「武士道解題」（李登輝著）から抜粋。少し、引用が長くなるが、省く能わずの珠玉の言葉が続いている。「ジャパニーズ・スマイル」という言葉について、私は決してマイナスの意味にとらえていません。新渡戸先生も、その「モナ・リザの微笑」にも一脈通じる・・・「笑み」について、自信をもって次のように述べている。（実際日本人は、人生の弱さが最も酷しい試練に会いたる時、常に笑顔を作る傾きがある。）・・・我が国民の笑いは最もしばしば、逆境によって擾（みだ）されし時、心の平衡を恢復せんとする努力を隠す幕である。それは、悲しみもしくは怒りの平衡錐である。かくのごとく、感情の抑制が常に要求せられしため、その安全弁が詩歌に見出された。蜻蛉つり今日はどこまで行ったやら　　加賀の千代女この句は、ただ単に。夕食時に我が子の帰りを待つ、微笑ましくも慈愛に満ちた母親の気持ちを歌ったものではなく、もはや死んでしまって、「永遠に帰ってくることがない」という冷徹な事実を百も知っていながら、あえて半ば笑顔まで浮かべて、「あの子早く帰ってこないかしら」と、すらりと吟じているところに、男顔負けの「武士道」的な抑制を見せる日本女性（大和撫子）の健気さが、遺憾なく表現されているものとしてとらえなければなりません。「顔で笑って、心で泣いて」という、日本人の繊細な精神風土が見事に表出されている、紀貫之にも匹敵する名句といえましょう。感想　）どうです。想うところあって、武士道（新渡戸稲造著）を研究しています。原本は英語で書かれています。英語そのものの学識も不足しているのに、このような大きな思想を読みこなせない。そこで、これはと感じた解説書から始めています。いつの日か、原書を読めるようになりたい。先日、日本人の大家のなした書をようやっとの思いで、読み終わったばかりですが、どこか、ピンとくることがありませんでした。数年前から、元台湾総統の李登輝さんの書に出会い、その博識（台湾語、英語、そして日本語に通じていらっしゃいます）ぶりに、畏敬の念を抱いてきました。そして、光が丘図書館で本書に出会ったことを喜んでいます。何よりも、事情があったとはいえ、日本人よりも日本を深く愛していることが随所に溢れています。武士道のことを知りたいわけですが、日本と日本人のある意味で、最高の理解者が李登輝さんだと思っています。この元総統という台湾きっての政治家でもあられる人物が上記したように、現代の日本人以上に、日本の古典的かつ繊細な詩歌のこころを熟知されていることの驚きです。何よりも、深く新渡戸稲造や内村鑑三の精神を理解していること。それを、日本語で書かれているこの事実。副題が、「ノーブレス・オブリージュとは」注：no-bless o-blige　英語・フランス語　高い身分に伴う義務、金持ちや身分の高いものは、　そうでない人々を助けなければならないという考え方　と説明されている。最後に、この３１１大震災の発生後、世界でいち早く援助の部隊を派遣してきたのは台湾であった。政権の考えで、その支援を受け入れることが出来なかったが、そのことを、我々日本人の多くは知らされてもいないそれでも、台湾の人々は、そのことに触れず莫大な義援金を送ってくれた。私は、この台湾の人々の活動に、李登輝先生の精神が深く浸透していることにあると見ています。同じ武士道の解説書でも解説の中身と精神は同じではないことが分かります。そして、驚いたことが有りました。生まれた月日が同じ１月１５日。もって、瞑します。

  2011年10月10日

• 今日の一冊

    「お天気おもしろ雑学」（高田齊著）を読みました。とても読みやすい雑学集。大変勉強になりました。平家が源氏に敗れたのは西日本を襲った大旱魃で、米の不作による腹ペコ軍団だった一方の源氏の領地の東日本は豊作で元気もりもり軍団だったという可能性を挙げています。他にも、このような例は幾つかありそうです。良い視点を「いただきまーす！」ということで、これから、散歩がてら光が丘図書館に返却に。圓生百席を借りてこようと思っています。続きを読む

  2011年10月08日

• 復讐または仇を討つ

    今日の一冊「武士道」　新渡戸稲造　奈良本辰也訳・解説一回では、理解できない。深く広がりの知れない日本人の特徴の考察 メモしきれないほど心にしみる言葉や文書がある。今日はその１つだけ、箇条書きと感想今は、その有形無形の形もないし分からないことの１つ確かに、日本人の多くに共感するところがある。とても重いテーマであるが、現代のそのこころは現実に残っている。テーマ　「復讐または仇を討つ」ギリシャ神話にあるという「この世で一番美しいものは何だろうか」「親の仇を討つこと」日本人はこれに「主君の仇」を付け加えるだろうこの考えは単純で幼稚だといえるかもしれないだが、この考えの中には、生来の平衡感覚と平等な正義感が示されている。「目には目を、歯には歯を」である。そして、最も琴線に触れ、考えさせられた表現は、以下の通り。　　　　記私たちの復讐の感覚は、私たちの数学の能力と同じように正確である。等式の両項が満足させられない限り、何かが果たされずに残っている、という感覚を私たちはぬぐうことができない。感想　）この避けて見過ごしたいテーマをわざわざ触れた。それは、現代の生きている感情だからである。親の仇討ちは米国でもあった。そして、テレビで同時中継され、多くのアメリカ人は拍手喝采した。もうお分かりだろうか？二人の米国大統領の実話だ。親ブッシュの掻いた恥と無念を子ブッシュが正義の戦いと世界中に公言しイラクの元大統領フセインをほぼ公開に近い形で死刑にした。米国人でない限り、そして、キリスト教徒でない限り、子ブッシュ大統領の怨念は利理解することは永遠にできないだろう。そして、我々日本人が今も大好きな仇討が赤穂浪士の討ち入りだ。年末になれば、毎度のように、テレビや映画で絶大な人気を博している。日本人であれば、もう説明は不要だろう。「主君の仇」を討ったことで、元禄時代の４７士は、永遠に、日本人のこころに残ったわけである。この２つに代表されることはことの是非では説明できない。何も、そうしようと言っているのではないので、誤解しないでほしいものである。人間の深層心理はキレイ事では説明できないし、その心理を理解できないと、本当は人間が分かっていないということになる。ああ、何とも人間は不可解だ。続きを読む

  2011年10月07日

• 「今こそ家族の絆を見直そう！～夫婦は一対の反射鏡～」

  講師　池内　ひろ美　氏今日のモーニングセミナー（於：練馬区倫理法人会）から、箇条書き１．５０代、３０代の相談者が多い　人は文句を言っているうちは美しくない。　毎日、文句を言っていると顔が崩れてくる。　声も濁って出なくなる。　家族の会話がある家庭の人の顔は美しい。２．日本人は同調圧力や群集心理が強い。　東北はその中でも、一番その傾向が強く、　北に行くほど強い。　北海道にはその傾向は見当たらない。　（被災地の現状）　皆、本当は逃げ出したいが、そうできない訳を知らねばならない。　「あの人が一番先に逃げた」となり、二度とふるさとに戻れない。　地域の結束は強いが、見方を変えれば、同調圧力が強い。３．今、日本人の絆が壊れかかっている　個人個人の価値観が違うことを考えなければならない。　ただし、　欧米には、神との契約があるので個人が存在する　一方、日本には個人はなく「自分」しかない　それは、日本が契約社会ではないから　日本では、家族は契約ではなく文化で成り立っている　（神との契約をしていない）　世間の中で分け前をいただいている生きているのが自分。　日本では、家族（世間）から出て行くと村八分同然に扱われる。４．欧米ではうそつきが最も嫌われる　　日本では、恥　「この恥しらず」　　お天道様が見ている（恥の文化）５．提案したいこと　　特に、シングルで成功（？）している人たちに対して、　　弁護士も医師もいるが、　　結婚しないことがこんな風になるとは想わなかった・・・　　もう一度、家族を作ることを見直そう。　　そういうことを考えた方だけが笑顔になる。この箇条書きをする背景の話に現代の（危機的状況にある夫婦の現状が紹介された）長くなるので、割愛した。確かに、うなづく内容が沢山あった。日本が恥の文化、「お天道様が見ている」社会であることは間違いない。家族の健康は夫婦の会話が基本であると想う。いい話を拝聴できた。

  2011年10月04日

• 帯久（円生落語）

    「帯久」六代目三遊亭円生百席からじっくりと味わいました。落語というより、講談にちかいのではと思ったほどです。 確かに、うなりなどが演出でありませんので、講談ではない・・・。宇野信夫さんんの解説を、初めて開いてそうか。人情噺なんだ。大岡政談で、落語というより人情噺です。とありました。うーん、絶句するほどの、小僧から番頭にいたるまでの演じわけの旨みと間の絶妙さ。今のテレビ落語では、とんと見かけることができませんね。上野の寄席にゆけば、演っておられるのでしょうかね？落語家を噺家という意味はこういうことかと、ふと腑に落ちました。話術のたくみというものは、至芸ですね。恐れ入りました。開け放した窓の外では、小学校の運動会の歓声がひっきりなしです。どうやら、徒競走でしょう。たーん、たーん、たかたかたかたかたかたか。すちゃらかすちゃらかあの独特の気持ちをはやし立てる音楽が聞こえてきます。毒気に意気を潜めたわけではないでしょうが、気がついてみたらいつの間にか、うるさいほどだったセミは鳴かなくなっています。そろそろ、小学生達はお昼の弁当にこころを奪われているのかも今日は久しぶりにソバではなくラーメンにしてみよう。続きを読む

  2011年10月01日

• 中秋の名月の日は毎年仏滅です

  それは、「六曜の順番を決めるシステム」にあります。 六曜は旧暦の月と日の合計の数字を 六曜の６で割った数字の「余りの数字Ｎ」で決まります。 旧暦の（月＋日）÷　６　＝Ｘ（エックス） と余りＮ この計算で「Ｘ」の数字は無関係です。 キーポイントは「余りＮ」。 このＮで六曜が決定されているのです。 Ｎの値と六曜を順番に挙げると、あらかしこ摩訶不思議。 Ｎの値 　０ 　　１ 　　２ 　　３ 　　４ 　　５ 六曜 大安 赤口 先勝 友引 先負 仏滅 さて、中秋の名月は旧暦の八月十五日ですから、 　　（８＋１５）÷６＝３　余り　５ 　 よって、仲秋の名月は毎年必ず「仏滅」となるのが決まりです。 今年（２０１１年）の中秋の名月は９月１２日でした。 この日が、旧暦の８月１５日に当たるわけです。 名月が見れなかったのは縁起が悪いと思っている方 あなたは、 心を映す、知識という鏡が曇っているだけなのです。 このルールを知らなければ、縁起を担ぐことにもなります。 名月は、秋の収穫を祝うおめでたい行事でもあります。 仏滅で縁起が悪いから、 今年はお祝いを取りやたという話を聞いたことはありません。 最も、現代は別な意味でお月見の余裕がなくなっています。 曇で月は見えないこともありますが、 人の心や社会が嫌な空気に覆われるとどうなるのか 懸命な皆さんはお分かりだと思います。 六曜の順番のシステムが分れば、 縁起の見直しにもなるのではないでしょうか？ オンコロンカス客員教授の結論　） 仏滅、大いに結構 結婚式も会社の祝賀会も歓送迎会も 余の数字が５で、 昔の通信簿（古いなー）であれば、最高点。 皆さん、本日只今から六曜は気にしない気にしない。 「元気堂（2007年09月24日の日記）」より補足しました。　

  2011年09月14日

• 昨日の講話（武藤隆氏、知足の力より）抜粋　その１

  １．人はパーで生まれてくるのではない。　　右手に夢左手に希望をしっかり握って生まれてきた２．事業が失敗してどうしようもない時に知った女房のすごさ　　「負けは敗けだからしようがない。腹をくくんなさい。」　　（それで目が覚め、事業も回復）　　今は感謝している。　　以来、女房には頭が上がらない。　　事業で行き詰まり迷ったら女房に聞け！　　奥さんが言ったことは正しい。　　（女房は実によくポイントを見ている）３．明るいということ　　明るいというのは自分が明るくさせないとダメ　　受けて明るくするのじゃー、ダメ　　明るくすると人が集まる　　情報が集まる　　金が集まる　　事業がうまくいく　　自分がそうしなければならない。

  2011年09月13日

全362件 (362件中 1-50件目)

1 2 3 4 5 6 ... 8 >