就職活動・転職活動
大学生や高校生の就職内定率が低下したらしい。 大学生で80.5%と言うから、10人に2人は就職が決まっていないことになる。 内定取り消しなどという事態は別にしても、今年度の求人枠は それ以前の事情で決まっていたので、まだマシのはず。 次年度の採用は、さらに狭き門となるだろう。私自身、今から思えば 甘ちゃんだったと思うが、実は 就職活動をほとんど経験していない。 学科単位の求人に対して、学生達が応募先を自主調整していたのが実態。 場合によっては、企業から「○○の研究をしていた人材が欲しい」と言った依頼が教授宛に来て、教授自らが個人を特定して推薦することもあった。 どちらにせよ、学科経由での求人に応募すると、基本的に 採用確実なので、自力で就職活動する必要は無く、形だけの面接を受ければ終了。 もちろん学科単位で求人が来ない銀行や商社などに行きたい人は、自力で就職活動をしなければならなかった。社会人になる前に就職や仕事について しっかり考えなかったツケで、後になって やりたいことや適性について悩むことが多くなり、就職活動から一転して、社会人9年めでの転職活動に力を入れた。 エージェントを使った活動もしたが、結局 転職する意思を固めたのは、自力で応募した企業。 それまでの間、まるで就活学生のように、職務経歴書に手を入れ続けたり、自己プロデュースの方法を検討したり。。。マジメに活動した。今年の転職事情で言えば、各社の経験者採用の枠が大幅に狭まっているようで、募集を続けている自社への応募者のレベルは明らかにアップしている。 経験者採用で体制を強化したい企業にとっては、今はチャンスだと言える。 確かに 景況の悪化による短期の固定費削減は必要だが、予算に余裕ができてから募集をかけるのでは遅い。 数年後、次の景気の立ち上がりの波に乗るための施策は、今から仕込んでおかなければならない。