「ボヤ騒ぎ」
朝、孫を連れてきた次男が家に入って来るなり「裏の家が火事になりそうだよ!」と言うので見ると裏の家の庭で燃やした枯草から枯れ木に火が回ったようでオジサンが慌てた感じでバケツに水を汲んでいてオバサンが狼狽えて右往左往していた。丁度、うちの裏口の所に消火器があったので持って行って「消しちゃっていいんですか?」と我ながら馬鹿げた質問をしながら消火した。消火器を使ったのは初めてだったが水を掛けて消すのとは違って広範囲に広がる消火剤で酸素を遮断するのであっという間に消火出来た。消火器と言うと思い出すのは小学校高学年の時校舎の2階の廊下から階段を通って1階まで白い曲線が残っていて何の跡か訊いたら「K君と言う同級生のガキ大将が廊下でふざけていて消火器を倒してしまい作動してしまった消火器を下まで運んだ」と言う事だった。小学生でそこまで機転が効くK君にも驚いたが社会人になってからK君が消防士になったと聞いてさらに驚いた。「因果は巡る糸車」