「旅の思い出 その2」
帰りの深夜便では、私はずっと寝ていようと思ったのですが左隣に座ったタイの青年がイヤホンジャックの場所が分からなくてずっとモニターを弄っているのでアームレストを持ち上げて「その先」にあることを教えてやったらその隣に座っていた男性が父親らしく男性からも「コープ クン クラップ」と言われてしまいました。親子で海外旅行のようで微笑ましかったですね。ところがこの青年が私が寝る時にモニターを消したら真似して消してしまったんです。すぐに私が寝てしまう事に気が付いて再び、使い始めたので良かったのですがなんとなく私のやる事を真似し始めたようなんです。やがて軽食が配られ始めたので私はトレイだけ出しておいて寝ていたのですが数時間後の機内食が配られる時に起きてみたら私のトレイの上に私の軽食の他に青年のペットボトルが載せてあったんです。ゴミなのかと思って見たら水が少し残っていたので青年に「自分の前のシートポケットに入れておけばいいんだよ」と流暢なボディーランゲージで教えてあげました。この青年がこれから沢山の旅をして色々な体験ができると良いですね。