「美内すずえ傑作選2 聖アリス帝国」(美内すずえ、白泉社文庫)
初出は1976年だから、もう30年以上前になるか。昔、こういった少女マンガは苦手だった。いや、今でも苦手なんだろう。 それにしても、今に至るまで、学校を舞台にした、こういったストーリーのマンガ、絶えることのない路線なんだろう。これは、少女マンガに限ったことではない。少年漫画の格闘系のマンガなどでも、学校を支配するグループ(生徒会などが、その牙城となるのか)、影の・・・といった組織があって。 最近、娘が読んでいるようなものを盗み?読んでも、けっこう学校を舞台に、強大な勢力があって・・・といったものが多い。文句をいう筋合いでもないが、やっぱり学校を舞台にすると、子供がなじみやすいのか。それとも、学校という場所が、それほど強権的な支配が行われるものとして、イメージしやすいのか。不思議。