地震の傷・・・
親友が、玄界島のみなさんが避難している九電体育館に知人を見舞いに行ったと、電話をもらった。そして、その様子を話してくれた。聞いているだけで、胸が熱くなって涙が出た。本当に広い体育館に、ものすごい大勢の人がいて、そこに布団や衣類が床に直接置かれていて、食事もそこで取るような感じで、プライバシーも衛生面もない、唖然とする状況だったそうです。そんなところにいつまで暮らすかわからない人々の不安感が、手に取るように伝わってきて、ともに泣いたそうです。テレビでは伝わらないたくさんのことが見えたそうです。知人の方はコインランドリーを探しているそうです。洗濯機を設置してくれたとはいえ、あの人数の洗濯をまかなうには、なかなかうまく回転していないとか、自分の下着などをおおっぴらに洗濯するのも気が進まなかったりとか・・・。洗濯ひとつ大問題ということです。タクシーで洗濯物を抱えてコインランドリーを探したそうです。たくさんの衣類の差し入れのダンボールが積み上げていたり、食料の差し入れもたくさんあるそうですが、精神的なものは、その身になってみないと、そうそうわからないということです。不安感は本当に計り知れない。毎日見る、天神やその周辺の様子は、割れたショーウインドー、撤去された洋服達、立ち入り禁止の黄色いテープや、赤や緑のパイロン。いたるとこでひび割れや、崩れた落ちた壁歩くだけで心配である。たくさんの業者が忙しく働き、確かに日々復旧は進んでいる。でもこんなことがあるんだとつくづく思う。そして本当に以前のように戻るのだろうかと。私達ですら心配。手助けしたいと思いながら、何をしていいのかわからない、そんな私は一生懸命コインランドリーを探している。どこかのホテルでも無料でコインランドリーでも水場でも提供してもらえたらなんて思って、友人も今頃奮闘している事だと思う。私達にできることはたくさんありそうだ。