BXM先物
この前"BXY TRAKRS"について書いたが、この"BXY"というのはCBOEの指数のひとつらしい。ちなみにCBOEはあの"SPX"(いわゆるS&P500指数)の本家本元。(これってNYじゃなくてシカゴだったんですね)アメリカにはNYSE,NASDAQ以外に、AMEXだISEだと、取引所がいろいろあってヤヤコシイ。特にシカゴ系のCME,CBOT,CBOE・・・はどこがどう違うのかサッパリわからん。オプションは主にCBOEらしいがここの分署?に先物を扱うCFEというのもある。"BXY"自体は昔からあるらしい。大元は"BXM"という指数で、これは同じS&P500+カバードコールながら"ATM"を売るヤツ(BXYは"2%OTM")。ATMものにはS&P500以外にNASDAQの"BXN"などの兄弟指数もある。実は今日のIBからのアナウンスで知ったのだが、10月からCFEが「BXM先物」の取扱を開始するとのこと。つまり、ただの指数でしかなかったのが実際に売買出来るようになるのだ。(ティッカーはBX。IBでも間もなく取扱とのこと)なぜTRAKRSは"BXY"(2%OTM)で、CFEが"BXM"(ATM)なのかは良く知らない。単なるナワバリ争いなのだろうか?以下、CFEサイトにてBXMについての情報を入手した。BXY同様#レシオを上げる効果がある。インデックスを超えるアクティブファンドは非常に少ないというのは理論的にも通説であり、このBXM先物は数少ない「S&P500超え商品」と言える。なおTRAKRSで問題になった手数料については特に言及されていなかった。この手の先物は裁定が入って理論価格に収斂するものらしいが、この指数はどうなのだろうか?