銀次郎's Trade & Business
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投資先あれこれ51
オプション124
IB20
よもやま話23
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オプション講座16
書評6
ブリッジ1
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この度、ハムハムセブン師匠とのジョイントベンチャー立ち上げに伴い、遂に一般販売(数量限定)を開始する運びとなった拙システム"GMAC"の・・・(もちろん、冗談ですよ!)実は、去年の夏以降ホコリをかぶっていたのですが、試しに最新データを入れてupdateしてみました。バージョンは"GMAC05"とありましたが、詳細はもう忘れてしまった。おやまぁ、何とも冴えない展開。運用期間を赤線で示してあるが、まぁいい所で足抜けしたのかも?(もう少し早く参入していたら良かったのに・・・)それにしても、このワークシートは我ながら良く作ったものだ、と思うくらいの複雑怪奇さ。シロウトながらいろいろなワザを駆使した、苦心の作だ。恐らく作者以外が見てもサッパリわからないシロモノだろうが・・・。それにひきかえ、現在使用中のシステムは至ってシンプル。VBAだってデータ取得と自動売買以外には使っていない。システムの性能とワークシートの複雑さは無関係だった!
2007年04月26日
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今まで仕掛け・仕切りについては完全なシステム化を進めていたが、ドローダウン時の対応はかなりの部分「裁量」が入っていた。考え方としては「過去最大ドローダウンの2倍までは耐えられる位の枚数に抑える」という程度で、心理的ストップの効果はあれども、積極的なポジションサイジングという発想はあまりなかった。昨日のjoe-edgecityさんのご指摘から、もっと積極的な「ドローダウンに応じたポジションサイジング(というか運用停止)」をシステムに組み込んでみたらどうなるか?さっそくシミュレーションしてみた。考え方は「ドローダウン10%超で運用停止→その後5%回復したら再開(10-5)」という具合。10-5,10-10,5-5の3種類をベース(GMACドローダウン制御なし)と比較した。結果は以下のとおり、確かにドローダウン絶対値は抑えられるので安心感はあるが、#も総じて悪化しており、つまりリスク以上にリターンが抑えられてしまっているということ。これは特に早めに停止する場合に顕著。逃げた後の反発を取り損なっているということか。本ロジックはもう少し検討の余地がありそう。
2006年07月30日
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びっくり今日、何気なくデータを整理していたら、以前「死んだ」と宣言したあの「アノマリー」が、直後(赤線)から(デコボコは激しいが)復活していたようだ。もしこれ中止せずに続けていたら、その後のドローダウンもずいぶん小さくて済んだのに。まったく、相場の神様は気まぐれだ。どこまで頑張るか?、どこから引くか?、この判断が本当に難しい。
2006年07月27日
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去年の今頃から始めた、オリジナルガソリン日計りシステムトレード"GMAC"参入当初は面白いように儲かり続け、得意の絶頂で無理なサイズアップが祟り奈落寸前まで叩き落とされた。今年1月までに何とか持ち直したが、そこからまたまた絶不調に突入。じっとガマンを続けていたがどんどん累損が膨らみ、とうとうギブアップ。今月から運用を停止しているが、ドローダウンは過去最高の2倍に達し、まだ復活の気配が見えない(図の○印)最近はシステム構築時に「最小限のパラメータにて過去5年間に渡り一貫した上昇傾向」であることを絶対条件にしている。その意味ではGMACは「優等生」であった。正直「このまま続けてりゃガソリンだけで大金持ちだゼ!」と信じ込んでいたものだ。しかし、現実はそう甘くない。どんな優等生であっても、ある日突然変調をきたすことを知った。しかも「これだけ一貫した傾向を示しているのだから、しばらく耐えればすぐ戻るだろう」という自信も災いし、ガマンを続けたことが傷口を広げた。教訓はいろいろあるが、まずは「銘柄分散」の必要性は身をもって知った。ガソリン以外の代替手段を持たなければ、ただジッと指をくわえて「復活の日」を待つしかないが、幸いその後銘柄を追加しておいたので、ガソリンに頼らずとも運用を続ける体制を整えることが出来た。後は「ドローダウン時の対応」である。書籍や師匠筋の言葉をひもとくと、口を揃えて「調子が悪い時は枚数を減らせ」とある。これさえ間違いなくやっておけば、少なくとも破産する心配はなくなる。「過去がいくら好成績でも、将来は何が起こるがわからない」ということを肝に命じなければならない。このようなことは相場に参入する前に読んだ「マーケットの魔術師」等の本に、くどいほど書いてある。でも、やはり実体験しないと理解できないものだと痛感している。
2006年06月15日
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2月以降ガソリンが不調。3連敗の後少し戻したと思ったらまた3連敗・・・という具合のパッとしない展開がもう3カ月。最初は歯を食いしばって耐えて(=枚数維持)いたが、とうとう諦めて半分に落とした。まだ回復基調に乗らないので、減らしたのは今のところ正解。途中の取り損ねも響いて、過去最大級の激しいドローダウンで、証拠金がすぐに底をついてしまう。今年3回ほど補給してここのところは小康状態だったのが、またまた兵糧不足で今日遂に4回目の補給。いやはや、参った。さてさて、例年はどんなもんだったのだろう?と思って、過去5年の同期間損益を比べてみた。すると驚くことに、これだけ落ち込んでいるにもかかわらず現時点では今年が一番「好成績」ではないか!というのは、実は今年1月は過去最高の成績で、この貯金がモノを言っている。ということは、今のヘコミは単に1月の揺り戻しに過ぎないのかも知れない。ピークを基準とするドローダウンには「山高ければ谷深し」という側面もあるので、要注意。やはり平均値を基準とする指標(標準偏差や移動平均乖離率?)の方が現象を正確に表現出来るのかも?いずれにせよ「一カ月単位でウハウハクヨクヨするな!」ってことかな?
2006年05月15日
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CL2枚を$73.80で寄付売りMOC(引け成行)$72.85で手仕舞いここまでのトレードはOTOで仕掛けておけば、損切or手仕舞いまで全自動でやってくれるので、非常にラク(というか、何もしない)。都合「$1,900」の利益ところが、実際の手取りは「$1852.52」しかないということは手数料云々で「$47.48」も抜かれている手数料はCL(ピットトレード銘柄)の場合「片道$9.50」のハズなのに、やけに高い?(往復$19だって、今どきの日本に比べたら十分に高いゾ)emailで送られてきたStatementでコストの内訳を調べると、COMMISSION 38.00- (ブローカー手数料)CLEARING FEES 3.40- (?)EXCHANGE FEES 2.00- (ピットトレーダー手数料)TRANSACTION FEES 4.00- (?)NFA FEES .08- (先物協会の何とか)TOTAL FEES 9.48-GROSS PROFIT OR LOSS 1,900.00NET PROFIT/LOSS FROM TRADES 1,852.52という具合に何やらいろいろと訳のわからない手数料がかかる。こういう点は日本の方が余程スッキリしている。しかも安い。米国だと寄付・引けの「板寄一本値」もないので、何だかハッキリしなくって騙されてもわからない。この点、日本の先物市場もそう捨てたものではない気がした。ところで、何のためにCL(NY原油)を売ったかと言うと、東京ガソリン(灯油)の買い玉がSLのため残ってしまったからでした。で、CLが下げたので寄付も安いかと思いきや少しだけど高く始まった。という訳で今回は「ダブル利益」でラッキーでした。
2006年04月26日
今日のガソリンのようにSL近くで始まるのを買うのは勇気がいる。張り付いたら手仕舞いできなくなってしまうからだ。今日も「どうしようかな~~?」と迷いつつも、取り敢えずサインどおり買ってみた。稀にここからドカ上げすることもあるのに密かに期待しつつ・・・。しかし、結局大引けは(予想通り?)SL張り付きで手仕舞い不能。そのまま持ち越し。そこで登場するのが、久々のNYMEXヘッジ。IBではミニサイズ原油(QM)しか使えなかったが、XPRESSに乗り換えたので今度はフルサイズ(CL)が使える。そこで、念のため必要なヘッジ枚数についても再確認してみた。実はこの作業、日米で祝日が異なるためにEXCELだと日付合わせが非常に面倒くさい。もしかして達人の方なら訳ないのかも知れないが、小生はACCESSを使ったら簡単に出来たので、その流れを紹介する。(1)EXCELでガソリン日足データを使い、毎日の寄付ギャップ量(寄付-前日終値)を計算したシートを作っておく。また各日付の「対応NY日付」(通常は前日)の列を追加し、NY月曜→東京火曜、NY金曜→東京月曜・・・という具合に対応させる。週末を跨ぐケース等はweekday関数を使って処理。(2)EXCELでNYMEX日足データの前日比、当日値動き(寄→引)等、東京との相関を調べたいデータを計算したシートを作る。日付の加工は必要ない。(3)上2つのデータをACCESSで読み込み、取り敢えず別々のテーブルとして保存。(4)ACCESSのリレーションシップで、東京テーブルの「対応NY日付」と、NYテーブルの「日付」を関連づける。(※これが最大のポイント。ACCESSに馴染みがないとわかりにくいかも知れないが、対応日の一致するデータのみを自動的に抽出してくれる)(5)ACCESSでクエリを作る。項目は「日付」「東京寄付ギャップ」と「前日NY値動き」。これだけで相関データを抽出したテーブルが完成。(6)このテーブルをEXCELにコピーしてグラフ化し、相関具合と回帰直線の傾きを調べる(下図)。(7)グラフから、だいたい「前日CL値動き$2」に対し「当日東京ガソリン寄付\1000円」の関係であることを確認。あとはコレを枚数に換算すれば良い。(8)CLは倍率1000xなので、1枚当たり$2,000になる。レートを115\/$とすると「23万円」。対してガソリンは1000x50=「5万円」。ということはガソリン23/5=「4.6枚」でCL1枚と等価になる。(9)よって、東京ガソリン残玉4~5枚に付きCLの逆玉を1枚建てれば良いことになる。QMであればサイズ半分なので2枚に1枚程度の割合。なお、単純に1枚あたりの時価を比べると、NY$70x1000x115=「805万円」に対し、東京\68,000x50=「340万円」、つまり比率は2.4倍程度でしかない。上の計算による4.6倍との違いは何なのだろう?
2006年04月25日
昨日のセミナーで講師をされた一角太郎さんは、システムトレードで安定した素晴らしい成績を上げておられる、小生が尊敬し目標とする先輩のひとりである。ブログでも概要が公開されているとおり、氏のシステムの要はとにかく「徹底的な」銘柄分散である。セミナーのお話の中で小生にとって目からウロコだったのが「限月間分散」という考え方。つまり、ガソリンだったら6限月あるのを、それぞれ「別銘柄」と考えるというのだ。(※本件はご本人の了解を取って公開しております)しかし・・・一般に銘柄分散の効果が出るのは、銘柄間の「相関が低い」場合のみに限られる。相関が低いと互いの変動を打ち消しあうからだ。実は小生システムで敢えて灯油を外しているのは、ガソリンとの相関が高いため分散の効果が低いと考えたからである。では、一角氏のような「限月間分散」の効果は果たして定量的にはどの程度なのだろうか? 銘柄が増えると当然、データ管理や発注時の手間ヒマも増えるが、それに見合うだけの効果があるのだろうか? さっそく、自分のシステム(ガソリンGMAC)を使って調べてみた。つなぎ足データが揃っている期先と違って、期中つなぎ足を作るのが結構面倒だったが、一代足データをしこしこ切り取って合成した。手間がかかるので取り敢えず過去1年半程度。ガソリン1~6限と、灯油6限を同じ手法(GMAC)でトレードした場合の結果を比較した。その結果は、確かに一見して明らかに変動が減って成績が安定していることがわかる。限月間の相関を調べると(下表)、0.8程度と確かに高い。しかし、それでも最大ドローダウン、変動の度合いを示す標準偏差(σ)はいずれも下がっているし、年換算損益をσで割った「シャープレシオもどき」(#)は向上している。共に合成の効果が現れていると言える。という訳で、小生システムにおいても一角さんのアイデア「限月間分散」は効果があることがわかった。しかし、問題は「運用の手間ヒマ」、更に発注が複雑化することによる「ミス」発生のリスク等をどう考えるか?ここらのバランスを考慮する必要がありそう。(ちなみに一角氏はこの点は大幅な「自動化」で解決されている)
2006年04月17日
今月も不調!2回続けて3連敗を食らって、ドローダウンが過去6年間最悪を更新。このまま辛抱すべきか、ちょっと枚数を落とすべきか?判断に迷うところ。ま、ケリー基準を使っている訳ではないのでまだ資金的には余裕があるのだが、それにしても気分は滅入る。しかも、今月から少しエキスポージャーを上げた直後だったこともあり、心理的ダメージは大きい。いつかはこういう時期が来ることは覚悟していたが、いきなり来なくたっていいじゃない!(笑)でも、こういう時はシステムの改良を行なう良い機会である。こうなる前にやっておくべきなのだろうが、調子が良い時はなかなかシステムをいじる気がしないもので、これは仕方ない。といってもカーブフィッティングでは意味がないので、なるべく合理的かつ単純化する方向で検討した。具体的には2つ使っていた移動平均をひとつに減らし、かつ単純移動平均(SMA)から指数平滑移動平均(EMA)に変更してみた。更に極力「買い」と「売り」は対称になるように条件を整理した。とにかく「シンプルかつロジカル」がキーワード。EMAは今まで「何か難しそう」と敬遠していたのだが、実はエクセル上ではSMAよりも簡単に実装できることがわかった。また、例えば20日SMAだとちょうど20日前の値動き(特にSH/SLの場合)に大きく左右されるのに違和感を感じていたが、EMAを使うことでそのような不連続性の問題は解決する。更に本当はバックアジャストデータを使うべきなのだろうが、月々の補正が面倒臭いので当面は単純つなぎ足を使用し、発会日のみ(連続性のある)5番限を仕掛けることで代用。しかしながらこうやって「改良」した結果、バックテストの総損益はわずかながら落ちてしまった。でもこれは「たまたま」今までのロジックが「カーブフィット」していたものと思われる。初心者のうちは「意味不明でもとにかく結果が良い」条件に適合してしまいがちだが、だんだんとこれではイカンということが分かってきた。問題は「過去」ではなく「未来」。結果よりも理屈が大事なのだ。さてさて、改良により総損益は落ちたものの、ドローダウンはギリギリで過去最大の一歩手前で留まった。別にこれを狙って改良した訳ではないので、もうしばらくこのロジックで続けて様子を見ようと思う。
2006年03月22日
ガソリン、大豆、灯油合成の効果検証証拠金総額を合わせるため、G-SB-Kを各々3-0-0、2-2-0、1-2-1とした灯油追加は「効果なし」と思ったが、よく見れば長期のドローダウン等でそれなりの効果はありそう? 総損益・PFではガソリンの圧勝だが。
2006年02月26日
明日のガソリンはSHで出番なさそうだし、今月は先月と打って変わって赤字で終わる可能性濃厚。一度、システムの不備に気付かずに大きな利益を取り損ねたのが響いた。大豆も大きな問題が発覚しシステム見直し中。やはりツキはそうそう続かないものだ。という具合なので、システムの更なる安定性向上を目指して、灯油の追加を検討してみた。基本的に同じ思想のロジックで、パラメータだけ少し変えてみた。以前はガチガチに最適化しないと気が済まなかったのだが、むしろシンプルな方がロバスト性が高いことを実感してからは、逆になるべく単純化するようにしている。結果、灯油単独でもG/SBとほとんど遜色のない損益が出ることがわかった。しかしガソリンとの相関は0.666。これではほとんど銘柄分散の効果が望めず、予想通り合成システムではドローダウンやフラットもほとんど改善されず。やはり灯油は「ボツ」ということにした。ガソリンと灯油を両方手掛けている方も多いようだが、果たして手間ヒマに見合うだけのメリットがあるのかどうか、一度相関性を検証してみてはどうだろうか?
損益ピークとPFピークが一致しないことについて、もう少し詳しくデータを調べてみた。その結果、損切幅を広げると利益も損失も増えるが、その影響度合いが損益/PFで微妙に異なる、というだけの話らしい。しかし、どちらかと言えば一致しない方が珍しいようだ。(損切幅拡大)総利益53243総損失28645総損益24598(ベスト)PF1.86(損切幅縮小)総利益46953総損失22905総損益24048PF2.05(ベスト)ま、短期の最適値はたった1回の大きな利益や損失でも激変するので、やはりここは「長期の総損益」を最重視すべきなのかも知れない。
月に1回位の頻度で定期的にシステムチェックを兼ねて再適合を行なうようにしているが、いつも悩むのは「長期傾向と短期傾向、どちらを取るか?」、そして「どの指標を重視すべきか?」ということ例えば、下図は損切幅の検討例。総損益では長期と短期の最適点が一致しており、こういうケースでは迷いがない。しかし、PFで評価してみると長期と短期で大きく傾向が異なる。こういう時はもう少し背景を考える必要がある。最近のボラ上昇を考慮すると、早く損切ってしまった方が良い、ということなのかも知れない。しかし、短期傾向はコロコロ変化することも多く、経験的には安定性ではなるべく長期の傾向に合わせた方が良さそう。特に基本ロジックに関してはは絶対に長期傾向を重視すべき(長期的に安定した傾向を示さないロジックは避けるべき)ところで、このデータは損切幅を変えただけなので、総仕掛け回数は同じ。それにも関わらず総損益とPFで最適値が大きく異なる(特に短期データ)理由が良くわからない。今まで比較的PFを重視してきたのだが、この結果を見るとやはり総損益を重視すべきなのだろうか?
2006年02月25日
しかし、激しい値動きだ今日は見送りで良かった!って感じ参入してたら確実に弾き飛ばされていた・・・さて、そろそろ売り参入の待機中。今まで検証してきたように「売り」の損切幅設定は過去データでは買いの半分程度が相場なのだが、果たして昨今のボラ状況でもこれが通用するのか?データを調べてみると、去年12月からボラが明らかに急上昇している。しかし、この期間システムは買いシグナル一色なので、「売り」のデータが存在しない!だから売りの過去の最適値は古いデータを元にしており、今の状況に適しているとは思えない。よって、売りもボラ拡大に合わせて少し損切幅は広げた方が合理的と考えられる。そこで、取り敢えずボラが1300から1700位に3割程度上がっているので、損切幅も同じく3割エイヤっと広げてみる。枚数はこれに合わせて減らし、買いの「1.5倍」程度になる。過去データで単純に最適化するだけでは不十分。過去データと最近のトレンドを総合的に勘案しながら「未来」を最適化するのだ。このプロセスがまたシステムトレードの醍醐味と言える。さて、結果や如何に??
2006年02月14日
昨日例のボラティリティベースのサイジングは、建玉数をボラティリティに応じて増減する(i.e.荒れている時は建玉を減らす)やり方だが、損切幅は固定のままなので、以下の欠点があるように思う。(1)トレード当たりのリスク(損切幅×建玉数)が変動する。→いくら過去のボラティリティを基準にするにしても、ボラ急増時にはオーバーサイジングの危険あり。(2)大ボラティリティ時の利益機会減。損切幅でなく建玉数減でリスク管理するため、逆に利益も減ってしまう。これの対策として、損切幅自体をボラティリティに応じて変え、建玉数はリスク率で制限する方法を検討した。こうするとリスク率を維持したまま大ボラティリティ時の利益機会も逃さないハズ。具体的には「損切幅=15ATR*40%」、「建玉数=リスク率2.5%」比較対象は「損切幅=720円固定」、「建玉数=リスク率3%」結果は以下の通り。上段が損益、下段が枚数。この条件で最大ドローダウン率は同等(10%程度)ボラティリティに応じて損切幅を決める方が合理的な気がするが、なぜか損切幅固定の方がずっと成績が良い。原因は・・・良くわからん!
2006年01月15日
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ガソリンシステム(GMAC)のポジションサイジング検証続編です。前回は短期であまり差が出なかったので、99年から現在までのデータで再検証してみました。99年9月、1000万円スタート(約5年間)黄(CC)=10枚固定青(CR)=リスク率3%赤(CV)=ATR15ボラティリティ2.5%この条件でドローダウン率はいずれも10%以下結果は以下の通り。下段は枚数。赤のボラティリティベースのサイジング戦略が効果的に働いていることがわかる。落ち着いている間はグッと枚数を増やし、最近の荒れ相場では抑え気味にコントロールされている。ちなみに最初前回と同じ「5%」で計算したら、最高700枚で総利益8億円というとんでもない結果になったので却下。ボラティリティベースの場合も長期的にはせいぜい2~3%が妥当ということか。ということは、最近のボラティリティ水準は異常?? 値幅制限拡大の影響もあるが。
2006年01月13日
小生ガソリンシステム(GMAC)にてポジションサイジング戦略の効果をシミュレーションしてみた。2005年1月に初期資金1000万円でスタートしたと仮定。「黄」は固定枚数。儲かろうが損しようが、毎回10枚仕掛ける。「青」はリスク率3%固定。つまり損切額が資金量の3%以内となる枚数を仕掛ける「赤」はボラティリティモデルを使ったサイジング戦略。資金量の5%を15日平均ATRで割った枚数を仕掛ける。資金量に応じて枚数が増えるのは前者と同じだが、同時にボラティリティの増加時は枚数を抑える働きもある。結果は以下のとおり。上段が損益、下段が枚数。期待した程の差は出ずに固定枚数でも結構善戦しているが、やはりボラティリティモデル(赤)が一番安定した結果となった。ドローダウン率で見ても順に10.4%, 13.3%, 9.9%と、これもボラティリティモデルが良い結果。ボラティリティ(変動)が高い時期は枚数を控えめにすると言うことは、簡単に言えば「大損するリスクを減らす戦略」である。反面、大儲けするチャンスも目減りしてしまうが、とにかく大損するリスクを最小限に抑えながら、確実に利益を積み上げてゆく、というシステムトレードの大原則に沿った戦略と言えるだろう。
2006年01月11日
今年に入ってからガソリンはずっと指をくわえて見ていたのだが、ようやく仕掛け条件が整って今年初参戦。首尾良く利益にはなったのだが、今日は朝仕掛けた後昼過ぎまで外出していたため、ストップ→指成への切替えが1時半頃になってしまった。大引けどうかな~?と思ってたら案の定買い玉が数枚残ってしまったそして、久々登場NYMEXヘッジ!去年は1度しか出番がなかったので、もうIDもパスワードも忘れてしまっていた。証拠金を遊ばせておくのがもったいないと思ったら、ここ(IB)ってしっかり利息を付けてくれるんですね。これにはちょっとカンゲキ。以前のREFCOではこんなことなかった。操作方法もすっかり忘れていたが、アレコレ触りながら取り敢えずQMの売りヘッジを2枚ほど仕掛けて週越え。$預金代わりにもなるし、今日のような場合に備えた保険として米国口座を持っておくのはとても安心できる。
2006年01月06日
ガソリンは今月前半は好調だったものの、後半になって負けが込んで、昨日時点で過去1年最大のドローダウンを喫していた。ヘリコプターが傾いた時、初心者パイロットはジタバタ修正しようとして却って危険な状態に陥りがちだが、ベテランは「ジッとガマン」して重力による自然回復を待つと言う。相場も全く同じで、多少のヘコミはじっと忍耐するのが良策。あわててパラメータをいじったり、びびって枚数を減らしたりするのは愚策。(→かつての自分)最近は元々無理のない枚数に抑えていたので、ドローダウンにも慌てず騒がず、余力の範囲で逆に少し枚数を増やして参戦。結果的にはこれが成功。ドローダウンも2/3位まで回復中。商品を始めて間もない「イケイケ時代」には、訳もわからずに利益の再投資(ピラミッディング)を続けて、ピーク時には今の数倍の建て玉をしていた。でも、今から思うとほとんどギャンブル(丁半賭博)の世界だった。最近は物理的精神的にも「コンフォートゾーン」での取引が出来るようになった。勝っても調子に乗らず、負けてもクヨクヨせず、平常心に近い状態を保てるようになってきた。やっと「投資」の領域に。収益はピーク時にはまだ遠く及ばないが、まぁ何とか黒字は確保できそうだし、参戦初年度としてはまず上々かな?
2005年12月28日
ご存じの方も多いと思うが、過去ガソリンは「金曜大引け買い→月曜寄付売り」という超単純な戦法で、かなりのパフォーマンスを上げることが出来た。実は小生システムにも組み込んでいたのだが、最近調子が悪いので改めて検証してみると・・・(下図)あれれ、こりゃダメだ!もう完全に「過去の栄光」になっているようだもっとも、過去にも一旦落ち込んで復活していることから、もうしばらく様子を見る価値はあるかも?
2005年12月23日
最近本業が忙しくてほとんど相場に時間を割けないのだが、昨日寝ながら考えついたことを紹介します。ハムハムセブンさん発案「昼休み引成戦法」の改良版です名付けて「損切両建て戦法」(笑)前者は「建玉と反対玉の引成注文を昼休みのうちにで出しておく」というやり方です。通常、建玉の方にはストップ(損切)を入れますが、損切にかからなかった場合は大引けで両建てにすることで、オーバーナイトリスクを回避する手法です。かかった場合は反対玉注文をキャンセルすればOK。しかし、ハムハムセブンさんもご指摘のとおり、手数料の観点からは極力オーバーナイトは避けたいところです。そこで、発想の転換です!建玉の方は最初から「差成」にしておきます。指値は値幅制限値でも良いし、適当な利食い値でも構いません。指値に届かない場合は引成になりますが、前場で仕込んでおけば約定する可能性は高いでしょう。「で、損切はどうするの?」はい、こっちに「反対玉」を使うのです。つまり、損切ポイントで反対玉のストップ注文を出しておけば、そこで両建てになるので実質損切と同じです。前場で損切(両建て)になってしまったら、後場寄りで成行(自己クロス)すれば終わり。後場、特に遅い時間でなった場合は持ち越して翌日寄付で仕切り。証拠金が2倍必要な点は変わりませんが、持ち越しになる可能性は少し低いのではないかと思います。つまり、従来法では「損切以外はすべて持ち越し」なのに対し、改良法だと「午後遅い時間の損切のみ持ち越し」になります。※実は昨日思いついたばかりでまだ実践していないので、何か勘違いがあったらご指摘お願いします
2005年12月05日
今日、システム指示は「大引け買い」なのだが、どうにも気が進まないので、お遊びで引けギリギリで注文を出す実験をやってみた。三貴のINV@STにて、15:29:45秒に1枚引成「買い」クリック→取引所受付時刻が15:29:54どう考えても本日最後尾の引成注文これが何と、約定した!さすがに10秒後の「15:29:55秒」に出した注文は、取引所着が15:30:01で「受付できません」だった。15:29:50の発注がギリギリのようだ。ティックチャートで確認すると、最後は上げているので、必ずしも売り優勢だった訳でもなさそう。それでも引成買注文が通ったということは、いよいよ「バラ(1枚)作戦」の有効性実証か??
2005年11月18日
前日記で「高機能」と評価したタイコム証券の"Trade-Pro"だが、結局どうやっても小生の取引ニーズには対応できないことがわかった。よって、今日を最後に「撤退」を決定。ここはデータベースとしての利用価値は高いのだが、全額引き出すと口座を閉じられてしまうので証拠金は1円だけ残して引き上げた(セコい・・・)いずれまた改良される可能性もあるが、個人的にはTrade-Proは高機能ながら操作性が今ひとつで、あまり馴染めなかった。特に建玉や注文の照会がわかりにくく「全体像」を把握しにくい。この点では新しい三貴のINV@STの方がシンプルながら非常に分かりやすい。データの更新もタイコムはいちいち「照会」ボタンを押さねばならず、おまけに遅いが、三貴はオートマチックでかつレスポンスも良好。という訳で、当方ニーズである「損切+引成」への対応は、「昼休み引成戦法」か「3時過ぎ成行処分」しかないが、いずれにせよ完全な放置は難しい。バックアップとして「NYMEXヘッジ」も使えるようになったが、これとて完全な対策には成り得ない。一方の穀物(GRAINS)は、今のところ完璧にシミュレーションどおりの売買が出来ている。しかも午後は完全放置。この点では不確定要素の多いガソリンよりはるかにラク。いっそガソリンは止めて穀物一本にしようか?とも思うのだが、残念ながら今のところパフォーマンスが上がっていないのでそうも行かない(穀物の穴をガソリンで埋めている始末)。悩みは尽きないな~
2005年11月17日
今日のガソリンは午前中タイコムの「OCO差成」を入れていたのだが、これが機能しないことが判明したので(※前日記参照)、急遽後場が始まってから「引成」に変更した。時間は13:30頃売玉3枚を「バラ」で仕切発注してみた結果は「すべて約定」やはり、バラ作戦は有効なのか?今のところバラだと約定率100%!
2005年11月15日
私の知る限り国内の商品先物ブローカーの発注システムで最も高機能なのは、タイコム証券の"Trade Pro"である。以前調べた結果、イフダン(建落同時)注文で、かつ「引成/差成」を含むダブル仕切り(利食+損切)をサポートしているのはここだけだった。これを使うと、朝の寄付き条件を見て発注するだけで、後は損切を入れたまま差成or引成で手仕舞してくれるハズだった。ところが、昨日実際にこれを試したら、朝イチの注文にもかかわらず大引けで差成が通らず、玉が残ってしまった。これはどういう訳か?と、タイコム証券に問い合わせたところ、どうやら当方の早合点であったようだ。まず、私が期待する「同時注文」とは、整理すると(1) 取引所には差成を発注しておく(2) その上で現在値をブローカーのサーバで監視し・・・(3) 損切条件にかかったら取引所注文をキャンセルして成行で決済(4) かからなかったらそのまま引成で決済されるというものところが、TradeProの発注画面では「引成」でも「価格」入力が必要で、「何のこっちゃ?」と思っていたら、どうやら「その価格」に達した時点で「引成」が発注される、ということらしい。おまけに「引成」が発注された時点で、反対側の損切注文はキャンセルされる。つまり、ここの「同時(OCO)注文」とは厳密な意味での同時発注ではなく、単に両側に張っておくことが出来るだけ、というもの。例えば良くある「指値と逆指値のダブル注文」、或いはブレイクアウトで使う「上がったら買い、下がったら売り」という類の注文に対応しているだけらしい。日計りトレーダーの引成対応はあまり考えていない、ということか。良く考えてみれば"OCO"注文とはOther Cancels Other"であり、つまり「片方が通ったらもう片方はキャンセルする」ということ。その意味では文字通りOCOであり、単に小生が勘違いしていただけのようだ。結論を言うと、残念ながら小生が目指す「放置プレイ」には使えないことがわかった。ただ、TradeProでは「時間指定」も出来るので、例えば「15:25-15:26指定の成行」で決済することは出来る(みたい)。明日はこれを試してみようと思う。
昨日めでたくInteractive Broker(IB)の口座が開設できた。住所証明書類の翻訳で1月近く待たされていたので「あんまり遅いと他のブローカーに乗り換えるぞ!」と脅したら、翌日には「承認されました」だと。何でも言ってみるものだ。今日はTrader Workstation(TWS)の使い方を勉強していたのだが、何しろ高機能で目が点状態。米国先物市場は「スーパーマーケット」だと聞いていたが、実感。あまりにも店内が広すぎて目的の売り場になかなかたどり着けない。日本の商品先物はさしずめ「コンビニ」程度?これはこれで隅々まで目が届いて良い点もあるが。さて、今日の取引の結果またガソリンが「引成通らず」で残ってしまったため、以前から研究していた「NYMEXヘッジ」を実践してみることにした。銘柄はミニ原油"QM"、枚数は試算結果どおり、ガソリンの半分。さっそく注文画面から恐る恐る発注。ソフトの使い勝手はさすがに良い。時間外だったため動きは少なく、BidとAskの中間に指値(Limit)で放り込んでみたら、しばらくして無事約定(Fill)した。ホッ・・・。「あれ?ところで手仕舞い注文ばどうやるんだ?」ちゃんと調べてから仕掛ければ良いものを、建て玉してからあわてて調べるお粗末さ!ちょっとパニクったが、何とか理解できた。このまま持ち越して、明日朝、東京の寄付き前に手仕舞いすることにする。余談だが、TWSの使い方を試しながらいろいろな銘柄をウォッチしていた。びっくりするのはその出来高。特に多い"QQQQ"あたりだとBID/ASKが常時2000枚ずつ睨み合っている。瞬間的には10000枚に迫る数字も。これと比べたら一日合わせて6万枚の東京ガソリンなんてカワイイものだ。
2005年11月14日
今日13:50にガソリン引成(買い)5枚を「4枚と1枚」に分けて注文してみました。結果、1枚の方→「約定」4枚の方→「1枚約定、3枚ハズレ」でした。3時を過ぎるとかなりの確率で外れることは経験していましたが、2時前でもこの有り様。やはり「バラ」が優先されるのでしょうか?
2005年10月28日
今日でSAYAP導入から4週間19日分のデータで「利食い確率」と、その効果(増益率)を再検証した結果は下の表のとおり結構微妙ではあるが、先回(10/7)とほぼ同様に500-550円程度で利食うのが、確率・増益率からベストという結果。前後ばらつきを考慮すると、やはり「500円」が良さそう。実は今日は寄付き(仕掛け)直後に灯油が大きく上げて、あっと言う間に+300円位の利が乗った。10枚ずつなので値洗い+15万。昨日やられているので「あぁ、利食いたい・・・」と思いつつもガマンして、引成を入れて昼から出かけてしまった。帰って来てから「今日は10万はカタいだろう」と、ワクワクしながら見ると、なんとマイナス30円(-15000円)。ガッカリ・・・でも、統計的には5回に1回位は500円で利食いできる計算なので、300円程度で利食ってはいけないのだ。なんか、実感と合わないような気がするが、データ上は確かにそのとおりな。ここはデータを信じるしかないか・・・。
2005年10月21日
「(不本意な)持ち越し玉のオーバーナイトリスクをNYMEX原油でヘッジする」という作戦を検討中だが、実際にどの程度ヘッジ出来るのかを検証してみた。これにはNY原油(CL)の値動きと翌朝の東京ガソリン寄付きギャップ(前日終値比)の相関を見れば良い。休日が異なるため日付の調整がかなり面倒だったので、過去1年のみのデータで計算した。また限月間ギャップの影響を排除するため、東京ガソリンはバックアジャストを使うべきだったと後で気が付いたが、取り敢えず先限つなぎ足を使用。なおNY原油は昼間(CL)のみのため、夜間に急騰したケースは特異点になってしまっている(実際はe-miNYを使って昼夜通してヘッジする予定)結果は以下のとおり。思ったほど相関係数は高くないが、そこそこの相関はある。だいたいNY$1に対し東京ガソリンは500円ちょっと反応するという結果。つまり枚数で言うと東京ガソリン4枚にNY原油(CL)1枚、或いは東京ガソリン2枚にe-miNY原油(QM)1枚、という対応。ということは当初予想よりも証拠金も少なくて済みそう。ガソリン10枚とすればQM5枚、証拠金$15,000程度なので取り敢えず200万もあれば何とかなる。(どうせ日計りだから強制決済も怖くない!?)さて、口座の方は今持っている(目下話題の)"REFCO"は、ちょっとヤバそうなのと手数料も高いので、新規開設の方向で動いている。激安¢99の"Go-Futures"にしようかと思ったが、オンライン口座開設中にサーバーがおかしくなり、手続きも簡素すぎてチョット不安になってきたのでやっぱりやめた。代わりに(システムおぢさんも推奨されていた)"Interactive Brokers"に申請中。ここはかなりキチンとしていて、対応も良い。現在「住所証明」で引っ掛かっており、もうしばらく時間がかかりそう。
2005年10月17日
今日NY市場についてイロイロ調べてみた。NYMEX原油(CL)は倍率1000xなので1枚当たり650万円程度。つまり東京ガソリン(50x)の2枚分くらい。しかし証拠金が高い。1枚60万円。レバレッジは10倍ちょっと。ちなみに東京ガソリン(50x)は2枚で24万円だから約25倍。ただしこれはNYMEXが高いと言うより、東京ガソリンが破格なのだろう。現実的な線ではそう大差ないかも。値幅制限は$10(笑)。これは「ない」に等しい。手数料は安いところで往復$5~10程度だから、日本と大差ない。と思ってたら、片道¢99なんて所を見つけた。日本でも激安だと片道100~210円なので、これも似たような感じ。NYMEXの取引時間は現地(NY)10:00~14:30。その45分後から夜間市場が翌朝まで。土曜日は休みだが日曜日も開いている。なお、昼間(CL)と夜間(YC)は別銘柄なので、そのまま持ち越すことは出来ないみたい。深夜にロールオーバーするのも何だから、ヘッジとしての利用は現実的には昼間市場だけか?(しかし、夜間に$4暴騰したこともあった・・・)・・・と思ったら、e-miNYというミニ銘柄があって、これはサイズが半分(500x)で証拠金も半分。もっとありがたいのは、なんとこの銘柄(QM)は「ほぼ24時間継続取引」が出来るみたい。Trading Hours (All times are New York time) Sun 7:00 PM~9:30 AM Mon~Thu 10:00 AM~2:30 PM3:15 PM~5:30 PM6:00 PM~9:30 AM Fri 10:00 AM~2:30 PM つまり、東京の大引け後すぐ仕込んで、翌朝寄付き前に手仕舞うなんていう、「フルヘッジ」も可能???出来高はフルサイズの1/10以下だが、それでも1万枚は越えているので全然問題なさそう。それに、よく考えたらサイズ半分ってことは、ちょうど東京ガソリン(50x)1枚分のサイズ。正に至れり尽くせり!?さぁ、いよいよNYMEX出撃準備だ。
2005年10月13日
今日は何と寄付きから爆上げ昨日売り玉を持ち越されてしまったため、昨日の値洗い益(ウハウハ)は見事に吹っ飛んで、逆に赤字。いや~、参った!この「引成通らず」は、小生のトレード戦略に重大な影響を及ぼす、由々しき問題である。対策としては(1)早めに引成を入れてしまう。→問題点=損切/利食をチェックするために場を見なければならない。「放置プレイ」を目指す小生としては困難。見落としリスク大(特に損切)(2)大引け前に手動で手仕舞う→問題点=これも午後3時過ぎの「ゴールデンタイム」に場を見ていなければならない(3)タイコム証券を使う→問題点=片張りならOKだが、サヤ注文が使えない。大起・三貴よりも手数料がちょっと高いそして、昨日は夜も眠らずに(ウソ)考え抜いた結果、画期的な「第4の方法」を思いついた。それは・・・(4)NYMEXでヘッジする持ち越し玉はその晩のNYMEX原油の値動きに左右される訳だから、持ち越し玉を相殺する反対玉をNYMEXで仕込めばヘッジできることになる。つまり、昨日のように売り玉を抱えてしまったら、NYMEX原油を相当分買っておけば、今朝の寄付き高はヘッジできた訳だ。NYMEXが始まるのは夜(23:00)だから、東京市場の引け(15:30)後でも十分に仕込む時間はある。15:00過ぎに場を見てバタバタする必要はない。問題は証拠金・手数料等が余計にかかることだが、幸い以前S&P先物で使っていた米国口座が残っているので、これを復活させようと思う。ただ、米国先物市場については小生ほとんどドシロウトなので、急いで研究せねば。
2005年10月12日
まだ10日分しかデータがないが、注目の「利食い率」を集計した。下表のワクで囲った部分が該当する結果となった。どの利食い点でも確率は予想よりはるかに高く「あり得ねえ?ゾーン」にまで食い込んでおり、この中で増益率最大の「500円」が利食い最適点と言える。ちなみに今回の確率計算には仕掛け損なった取引、損失取引も含めた。利益取引に限ればもっと確率は上がる(ホンマかいな?)これがずっと続くとは思えないが、当初予想以上には利食いチャンスが大きい可能性あり。そうするとやはり少々仕掛け条件は緩和してでも、確実に仕掛ける方がトクと思われる。当たり前だが、仕掛け損ねたら利食いのチャンスもない。
2005年10月07日
今日は寄付き気配が安かったので本来ならGMAC仕掛け(買い)なのだが、どう考えても下がる気がしたので見送った。結果オーライだったが、これもルール違反と言えばルール違反。早くサイン反転して欲しいのだが。SAYAPの方もギリギリ仕掛け範囲。昨日はチョンボったので、今日は落ち着いて寄付-20円でサヤ注文。しばらく入らなかったので、いつ諦めようか・・・と考えているうちに通った。が、今日は50円も滑った。大引け間際。ガソリン・灯油共にSLに迫っていた。ガソリン(買玉)が張り付いてしまうと手仕舞いできなくなるので、取り敢えず手数料だけでも回収できる程度で利食いを入れた。このまま張り付いてしまったら両玉とも持ち越せば良いのだが。しばらくしたら反発して手仕舞いされた。ま、何がしかのプラスにはなったが、結局大引けはもう100円ほど利益になったので、結果的には失敗。やはり、場を見ているとついつい利食ってしまいたくなる。いつも辛抱が足りない。精神修行ですな、これは。
2005年10月04日
試運転を経て今日から実戦投入GMACと同じ枚数を併用して仕掛けるため、GMACの方は当面控えめにSAYAP寄付きサヤを見てから方向を決め、スリッページ分を上乗せしてサヤ注文で仕掛けるのだが、今日は泡食って20円広げるべき所を逆に狭めて発注してしまった(単なるマヌケ!)。が、結果的には大きく飛んで約定したため助かった。今日はGMACで「G買い」、SAYAPで「G売り/K買い」、同枚数なのでつまりガソリンは両建て。手数料がもったいないのだが、仕掛け・損切のタイミングが異なるため仕方がない。利食いは分析結果から500円+スリップ20円=520円に設定。今日は灯油がガンガン上げてくれてサヤが縮まり、3時頃にうまく利食いが入った。GMAC共々ダブル利益で、幸先の良いスタート。ちなみにまだデータ数が少ないが、先週からの6日中3回500円で利食いチャンスあり、確率50%! 昨日のシミュレーションでは500円×50%なら利益1.97倍!(あり得ンって)
2005年10月03日
利食いとは、利益を確保すると同時に「それ以上の利益を放棄すること」であり、この放棄した利益(逸失利益)を上回る利益を確保できなければ意味がない。SAYAPの過去データ(4.7年)から、日々の損益と頻度を調べた。これによると、例えば利益400円以上の取引は、回数では利益取引全体の7.1%だが、ここで利食った場合の逸失利益は総利益の21.9%にものぼる。つまり、400円の利食い(確定)によりこれを上回る利益を上げなければならない。400円以上を除く残りの勝ちトレードの平均利益を算出すると約140円。つまり400円で利益を「切って」しまうことで、平均利益が当初の166円から26円程下がる。ここで当初の平均利益(166円)を上回るためには、利食いによる利益(400円)と、それ以外の利益(140円)が、どの程度の配分になるかにかかっている。つまり、★利食い(400円)×利食い率+それ以外(140円)×(1-利食い率)>当初平均利益(166円)を満たす「利食い率」が、利食いで利益をアップさせるための条件となる。この考え方から計算してみると、利食い400円の場合の要求は約10%という結果になった。つまり10回に1回以上利食いできれば、逸失利益を上回る利食いメリットがあるということ。(上側の表参照)下側の表は、利食いpoint×利食い率による増益率を計算したもの。利食い400円では10%でトントン、20%(5回に1回)利食いできれば利益が15%アップ。同様に利食い300円なら利食い率40%で利益+15%、という具合。利食い500円なら10回に1回の利食いで利益+14%。この位ならイケそうな?気がする(根拠なし)。なおグレーゾーンは「あり得ねえ?」と思われる領域。(※なおここでは大引けで利益となった取引についてのみ計算しているが、利食い点を下げるほど損失取引でも利食うチャンスが増えるので、実際の増益率は更にアップするハズ)大雑把に結論を言うと「利食いは平均利益の3倍程度にすべき」ということか。こう考えると意外とハードルは高い。370円の利食いで喜んでいる場合ではない? 当面利食いは500円程度にしておいて、実際にどの程度の「利食い率」が得られるか様子みる方針とする。
2005年09月30日
今日のSAYAP昨日の反省からスリップ見込み分「20円」でサヤ注文今日はあっさり入って、ちょうど20円滑って寄付サヤと同値で仕掛け成功その後のサヤの動きを見ていたら今日は50円でも通った感じただし、ここで10円20円をケチって仕掛け損ない、大きな利益を取り損なう愚は避けたい余談だがこういうケチのことを英語で"Save penny lose dollar"と言う円建てにすると「1円ケチって100円失う」さて、今日は余裕が出てきたので、試しに利食いを入れておいた。幅は適当に、平均利益の2倍強の400円としておいた。GMACの損切も一緒に入れてあるので、もし携帯がなったらそれはSAYAPの利食いかGMACの損切のどちらか。すると、1時過ぎに携帯が鳴った。いつもの条件反射的に「やられた!」と思ったが、件数を見ると4件。「ひょっとしたら?」と見ると、やはりサヤの利食いだった。これは全然期待していなかったので、ちょっとびっくり! 何せ今までのGMACは損切or大引け仕切りなので、「利食い」というもの自体がとっても新鮮な経験。サヤ差で400円の指値だったが、少し滑って370円の利益。結局終値サヤ差は280円だったので、中途利食いは大正解。(もっとも今日は最後にガソリンが急落したが、1分前までサヤ差は500円を越えていた)SAYAPシミュレーションでは終値サヤで仕切っても十分に利益になる計算なので、これにうまく中途利食いの利益を加算できたら、更に成績はアップする。過去データをすべて1分足で検証するのは無理だが、どの程度で利食ったら成績が向上するかは検討に値する。ちなみに、下図が今日のガソリン・灯油・サヤ差(K-G)各々の1分足終値(寄付基準)。サヤをやる前はガソリンと灯油なんて、ほとんど同じ値動きなのかと思っていたが、実際は大違い。パッと見、どれがサヤなのかわからない位値動きは激しく、値幅も十分に取れる。うまく使えばミドルリスク・ハイリターンが狙えそうな気がしてきた。(※正解は黒がガソリン、水色が灯油、赤がサヤK-G)
今日も寄付サヤを確認してからサヤ注文今日は寄付サヤ-50円で発注し、サヤ拡大狙い一瞬、指値に掛かったハズだったのだが、何故か発注されずにそのままどんどんサヤは拡大してしまった。結局前場は注文入らず。このまま注文を出しておくと今度は「落ちるナイフ」を掴む恐れがあるので、ここで今日は諦めた。結局、大引けは+140円に開いたので、うまく仕掛けていたら利益になっていた。やはり「スリップ見込50円」は大き過ぎるのか?どうしたら良いのか?いろいろ考えていたのだが、ふとサヤブロックを眺めていて思いついたのは、先に寄付く5番限サヤを見て仕掛けるというアイデア。つまり、もし5番サヤと6番サヤに相関が強いのなら、5番で判断して6番は寄付で発注してしまおうということ。よし、さっそく検証だ。以前入手していた「エッジトレーダー」を使うと、終値サヤだけでなく寄付サヤも表示してくれ、おまけに簡単にエクセルに出力できる。これを使って過去半年のG-K5番・6番サヤの相関を調べた。その結果、5番と6番の寄付サヤの方向が一致する確率は「66%」、正反対になる確率は「22%」だった。この位なら何とかなるかな?と思いつつ、5番サヤで仕掛けた場合と、正規の6番サヤで仕掛けた場合の損益をシミュレーションしてみた。結果は下図のとおり。ものの見事にハズレ。たった2割の差でこんなに成績が落ちるとは驚き。残念ながらこのアイデアは全く使い物にならないことがわかった。結局、スリッページ覚悟で発注するしかないのだろうか?今日のケースでも恐らく+40円で発注していれば入っていたはず。ただし、注文の結果何円滑るかは不明。昨日は20円で済んだ。仕掛け損なうリスクを考えたら少々滑っても確実に仕掛けられる方を取るべきか?
2005年09月29日
今日はGMACと併用のため、気配を見てまずGMACの指値/イフダンを入れておくSAYAPは寄付きを待つ9:10に寄付き、サヤを確認前日より開いているため、寄付きサヤ(3570円)+50円で「サヤ注文」50円はスリッページを見越した余裕分ただし、これを余り大きくすると仕掛け損なうので、何度かやってみて適当な値を探す必要がある。しばらく待つとサヤが動いて3620円に達し発注、約定は3600円だった寄付以上なので取り敢えず仕掛けは成功ちなみに「サヤ注文」というのは、指定したサヤ(以上or以下)で約定があった時点で両銘柄(売買)一緒に成行で発注されるもの。これなくしてはかなり面倒な作業が必要になるので、とても重宝する。(大起さんに感謝!)さて、仕切りは大引けなので「サヤ仕切り」(利食い)は使わずに、個別に値幅制限で指成を入れておく。今回はガソリン(売玉)はストップ安、灯油(買玉)はストップ高。反対側に張り付かない限りこれでもう後は放置OK。結局大引けはプラマイゼロに終わったが、日中のサヤが想像以上に大きく変動するのにちょっとびっくり。今回は利食いのチャンスはなかったが、SAYAPの平均利益は200円足らずなので、倍の400円にもなったらサッサと利食った方が利口かも。後でタイコムで1分足データを入手し、日中サヤ(1分足終値)の動きを調べてみた。過去3日の動き(寄付基準)は図のとおり。ちなみに3日共サヤ縮小狙いなので、上(+)が損失、下(-)が利益。今日(28日)は比較的小動きだったが、それでもピークでは-300円。26日は最高+600円近い利食いのチャンスがあった訳で、サヤとは言えその値動きは侮れない。ところで・・・3日とも大引けでサヤが急速に寄付方向に戻ってくる傾向が見られるが、これは単なる偶然だろうか??
2005年09月28日
SAYAPのシミュレーション取引で寄付き前の気配値サヤをチェックした。06/4月限(新甫)、30秒前の気配値サヤ3000円に対し、寄付き値は3440円。おいおい、こんなに動くんじゃ目をつぶってダーツ投げるようなもの。だめだ、こりゃ!寄付き寸前には気配が動いて、もっと精度が上がるんだろうが、さすがにそれを読んで計算してから注文するのではとても間に合わない。・・・ということは、寄付きを見てから注文する方式を取らねばならない。すると必然的にスリッページを食らうので、それを見越して狙いのサヤ量±20円位調整して注文すれば良いか。今日のサヤの動きを見ていると、十分にそれでも入りそう。一本調子で動く日には取り損なう可能性もあるが、それはあきらめるしかないか。ちなみに大起"Galaxy"は、激安210円の割に「サヤ注文」まで使えて便利。デイトレーダーには超オススメです。
2005年09月26日
最近すっかり「システム開発をたく」化している小生ですが、ネットで見た簡単な手法を更に簡素化してみたところ、信じられないようなスムーズなラインが出てきて自分でもビックリ。「ガソリン-灯油サヤ」を使う手法だが、「マジ、こんなんでいいの?」と思うくらいシンプルなシステム。寄付仕掛け、大引け手仕舞、損切なし。パラメータは仕掛け条件のみ。GMACもシンプルだが、これは更に輪をかけてシンプル。サヤなので手数料・証拠金は多めになるため利回りは落ちるが、損益率等の成績はGMACに遜色なし。特筆すべきはドローダウンが小さいこと。損切が不要というのも、あの忌まわしいスリッページに悩ませられなくて嬉しい。SH/SLに張り付いたら両建てのまま持ち越しても良いし、気分的にラクなシステムだ。強いて問題点を上げれば、寄付きの「サヤ気配」を見ながら仕掛けるので、気配値から飛んで寄り付く場合に精度が落ちること。ひょっとしたら値は飛んでもサヤはそんなに変わらないのかも知れないが、今までチェックしたことがないので不明。なお、下記データは限月間の窓影響を排除するため、バックアジャスト先限つなぎ足を使って検証した。多分その方が通常のつなぎ足より精度が良いと思うのだが・・・?(詳しい方アドバイスを!)。また証拠金・年率は「12万@50倍」に対応して修正した。手数料は大起(往復210円)、ただし張り付き持ち越しは考慮していない。
2005年09月25日
今日はSH張り付きで退屈だし、ハムハムセブンさんに触発されてガソリン(先限つなぎ)の月次パターンを調べてみました。過去6~7年(月によって異なる)の月次平均損益(※月足ではなく日足の累積)を、窓(gap)と当日(day)に分離してあります。これを見ると、例年夏場は強気相場で、秋から弱気になる傾向が見られます。今年も7~8月はかなり上げましたが、秋以降はどうなるのでしょうか?また、11月は日中の下げが最大、かつ唯一gap/day両方マイナスの月です。もしかしたら今年も要注意かも知れませんね?
2005年09月20日
もう少し現実的な「過去1年」の場合、初期投資600万(8枚)が今日現在で・・・固定(8枚)→1879万 (年率313%)ピラミッド(110枚)→約7400万 (年率1233%)逆ピラミッド(65枚)→約8100万 (年率1350%)「逆ピラミッド」戦略の方が枚数も半分で済むし、損益カーブのデコボコも少なく魅力的に思えますネ
2005年09月07日
ほとんどお遊びの世界ですが・・・当システムGMAC02にて6年間ひたすらピラミッディングし続けた場合の損益を計算してみました。初期投資約600万円が、今日現在でなんと\10,513,521,000→約100億円ちなみにピークは14,608,312,000円で、枚数は20213枚(あ・り・え・ね~!)なお、枚数固定(8枚)でも約5000万円逆ピラミッドでは8億円弱(200枚強)、という結果でした。下がそのシミュレーション結果(縦軸は対数です)
WTI、一気に$4強の上昇だって東京ガソリンに換算したら約4000円ではないか時々鬱陶しい値幅制限だが、やっぱり有り難いものなのか??カトリーナちゃんが溜まっていた小生のドローダウンもきれいさっぱり吹っ飛ばしてくれた金曜日は寄付SLも覚悟していたのに、正に地獄から天国月次収支も赤字予想から一気に大幅黒転何とも浮き沈みの激しい世界だしかし、ハリケーンがWTI期近に大影響するのはわかるが、東京期先じゃチョット(かなり?)話が違うんじゃない?という気がしないでもない。こんなにビンビン反応してしまって良いのだろうか?
2005年08月29日
さてさて、ここまで順調に利を伸ばしているように見える400%投資戦略だが、最強のライバルの存在をここで紹介しておきたい。その名は「猿」上の損益図を見て欲しい。400%ラインをほぼキープする小生(銀次郎)を、はるかに凌駕するパフォーマンスを上げているのが「猿」なのだ。現時点で実に2倍強の利益を上げている。さてさて、では「猿」さんは一体どんな投資手法でこれだけのパフォーマンスを上げることが出来たのか???それは・・・何と「買い持ち」。つまり、小生参入の6月9日に買って、ず~~~~~~っとそのまま持ち続けているだけで、これだけのパフォーマンスになってしまうのでした(大笑い)早い話が、今の相場なら「猿でも儲けることが出来る」ということ。猿にも劣るパフォーマンスじゃ、あんまり威張る訳に行かないですね。小生を含め「儲かった、儲かった」と喜んでいる人、要注意ですよ!もっとも、実際は1枚40万(10枚で400万!!)を超えるドローダウンの中、「猿」さんのように持ち続けることが出来たかどうか?だいたい、リスク管理なしで一体何枚買うことが出来たのか?はなはだ疑問ではありますがネ・・・。 小生の当面の目標は「猿」を超えること。60000円も迫ってきたし、そういつまでも上げ続けるはずがない。これからの揉み合い・下げ相場で如何に利益を確保してゆくかが、本当の実力が問われるのであろう。
2005年08月11日
今日もそうだったのだが、最近損切のあとまっしぐら、というパターンが多い。となると「ドテンした方が良いのでは?」という気がしてきて、さっそく検証してみた。図は過去6年の解析結果。結論から言うと「ドテンは不利」ちなみに仕掛け・損切条件はそれぞれ最適化、スリッページは50円と仮定計算してみると分かるが、ドテン後に相当な量、具体的には損切幅+スリッページ分合わせて300円強動かないと利益にならない計算。最初スリッページなしで計算したら結構良い結果が出て興奮していたのだが、よく考えたらスリッページも手数料も「ダブル」でかかることから、このような結果になった。もっとも、ここ1年くらいは値動きが激しいためドテンの方が良い結果が出ている。小生参戦後の1カ月半だと損切5642円/枚に対しドテン7844円/枚と、2000円以上も良い収益。ちょっと迷うところだが、まず自動売買ではドテン後に損切が置けないこと、そして証拠金が3倍(イフダン倍建て)必要なことを考えると、やはり問題が多いので今回は見送り。
2005年07月26日
リスク管理上これが出来る会社を探していたが、ココを利用して、商品先物会社にメールで問い合わせたhttp://factualsite.com/online/online.htm(※このサイトはとっても重宝している)結果、希望条件にかなう会社がたった一社だけあった!!以前から指数先物・オプションで利用していた所なので安心できるが、手数料が294→515円にアップするのはイタイ。イフダンで両建てにする「裏技」を使えば同じことも可能なので、どっちを使うかもう少し検討したい。(※この場合証拠金が2倍必要なのと、大引けで手仕舞できないリスクがやや高い?)感心したのは約半数からはすぐに回答があり、2~3日のうちにほぼ全社から回答があった。少々頭の悪そうなところもあったが、通常の証券会社よりはるかに対応は良いと感じた。証券会社が片手間で商品もやっているような所は、正直言って間の抜けた回答。手数料といい、特殊注文といい、日々改善されているのは嬉しい限り。これからも目が離せない。
2005年06月22日
結局、終日ストップ高張り付きそして、値幅制限もまた拡大(1500円)こちらも本当に目まぐるしい本手法が他市場でも有効かどうかを検証している日経先物、白金、為替、などしかし、今のところ全滅!結局、ガソリンがかなり特殊な市場ということか?少し気になるのは、白金では1~2年前までは利益が取れていたのに、その後反転したかのようにまっさかさま。最近は完全に逆転している。・・・ということは、ガソリンだって(過去6年弱順調に推移しているとは言え)、ある日突然効かなくなることもあり得る。これが「過去」の実績に依存するシステムトレードの怖いところ。過去の実績と言えば、非常に面白い現象を発見した。商品(ガソリン)を始めるに当たって、PanRollingの「ガソリン・灯油取引入門」を読んだのだが、その中でいろいろな手法が過去データを使って検証されている。本が出たのが2002年なので、ガソリン上場の99年から2001年までの3年程度の期間。この中で「4プログラム合成トレード」というのが紹介されていて、これがなかなかのパフォーマンス。3年で600万円ほどの利益なので、元金を100万とすると年率で200%である。私も当初「これはいい!」と思って、さっそく最新のデータで検証してみた。すると・・・ものの見事に本の発売時期(2002年)をピークに収益が大きく悪化している結果となった。よく「手法が知れ渡ると効かなくなる」と言われるが、正にこれを実証できたような結果だった。本を読んですぐに実行に人は惨憺たる結果になったことだろう。システムトレードを手掛けるに当たって、データを自分の手で検証するというのは以下2つの点で極めて重要である。ひとつは上の例のように情勢が変化している可能性があること。もうひとつは、自分で検証することによって「自信」がつくこと。この自信がないとうまく行かない(ドローダウン)時期にシステムを信じることが出来ずにシステムの指示に従うことが出来ないだろう。これは自分自身でも経験がある。当初「1hourブレイクアウト」という手法を使ってみたことがある。しかし、これの検証には日中足データが必要なため自分では出来ず、単に他人に「有効だ!」と聞きかじってやってみただけの手法。これでは、何日か連続して負けた時に「本当にこれを続けて良いのか?」という疑問が沸いて来て、結局やめてしまった。このような時でも自分でドローダウンやフラット期間を計算・把握していれば自信を持って続けることが出来る。システムトレードは「続けてナンボ」の世界なのだから、これは非常に重要である。ちなみに現在の手法では(過去5年)ドローダウン34万、フラット144日、連続負け8回、というデータが出ている。だから、5回や6回負けても、或いは3~4カ月利益が伸びなくても安心して続けることが出来る。
2005年06月14日