ブル戦略研究(6)総まとめ
さて、それでは今まで取り上げた戦略の「総まとめ」をやってみます損益は建てコスト千円当たりに換算しました。例えば先物の最大利益1,007とは、証拠金90万円で906,000円の利益を得ることです。(906,000/900,000*1000)グレーは現実的でなく除外した条件です。建てた直後に±1000円動くケース、及びレシオを建てたまま17000まで放置するケースです。オレンジは優位性のある結果、ブルーは良くない結果です。オレンジが多くブルーが少ないほど、おおむね優れた戦略と言えます。最下段の「利/損」とは最大利益と最大損失の比で、期間中どこまでの下落を想定するかで3レベルに分けました。例えば先物の場合最大利益が1,007、最大損失は15,500までの下落の場合-660、従って1007/660=1.53となります。Maxとは「無限」ですこうして見ると、レシオ系の安定感が光ります。上げ過ぎリスクにさえ気をつければ、上げて良し、下げても安心な、リワード/リスクの極めて高い戦略のようです。もちろん、ガンガン上げた場合には先物に勝るものはありません。「まず下がらない」という自信がある時に、撤退ラインも決めた短期決戦なら先物も悪くない気がしました。コールもベガさえ気をつければ同様に使えそうです。特にガンマロングが効く急上昇時には先物を凌ぐパワーがあります。コンドルも悪くない結果ですが、セータが効いてくるのに時間がかかるので、あくまでATM中心のニュートラルが原則かと思われます。取り敢えず今回の分析シリーズは以上で終了します