虎ノ門ニュース8時入り!4月9日放送分(拉致事件に関することのみ)
(わたしの責任による粗い文字起こしです。無断転載を固く禁じます。) 「(視聴者からの質問で、ここ1週間で会った偉い人について、)地位で言うと内閣官房副長官。で、なんでこれ言ったかというと、内閣官房副長官って3人いらっしゃるんです。そのうちの誰かは言いません。会った用事は、総理が拉致被害者の家族会とお会いになる前に、(居島一平:はい。先週仰ってましたね。)はい。あの、どうしても話さなきゃ、あるいはお会いになった後も話さなきゃいけないことがあって、えー、これは後で、拉致事件のニュースに関連して申しますが、(居島一平:そうですね、それはまぁ、特に…)改めて提案を致しました。 それから、これはちょっと組織名言えませんけど、日本にもインテリジェンスが、情報機関がたくさんあります、ほんとうは。そのうちのひとつのトップと会って、この時もぼくは、拉致事件は安倍内閣のアキレス腱になると。あなたは、これ、インテリジェンスの人間って全員官僚です、当たり前ですけど、あなたは官僚の中で珍しくほんとうはずっと拉致事件に関わってきたじゃないかと、ね。で、今、情報機関の長だと。いつまで外務省に拉致事件を任せているんですか?と。外務省の悪口言っているんじゃなくって、日本が外務省が窓口だったら、当たり前ですけど北朝鮮も外交部です、つまり北朝鮮の外務省、北朝鮮の外務省が拉致事件で権限あるんですか?その、だいたい北朝鮮ってのは行政機関がこんな下にいて、上に朝鮮労働党がいて、で、一緒に軍がいて、で、工作機関もそこにいて、その上に独裁者がいらっしゃってる。行政機関なんて、まぁ、ただの使いっ走りみたいなもんなんですよ。だから、日本が外務官僚が出ていったら、向こうは当然外務省が出てきて、この間、国家安全保衛部ってのが出てきて、秘密警察だ!凄いんだ、凄いんだ!って言ってるけど、あれは行政機関の中の警察なの。朝鮮労働党は統一戦線部ってのがあって、そこが拉致事件やったんですよ。(居島一平:はぁあ、窓口が全然違うんですね。)えぇ。だから、外務省の悪口言っているんじゃなくって、外務省ももう、自分で抱え込んでいるっていうね、大問題あるけれども、なぜあなたがやらないんだ?と。あんたやれよ!って言ったら、うるさいんだよ!という、(笑)話になったけど、でもね、一時間、一時間ずっとあの、もう、会議が始まってるのに、情報機関で、長が来ないんだけど、あの、ぼくとずーっと議論をして、あの、だからああいう情報機関って朝早くに会議が始まるんですけど、労働時間ものすごい長いんですよ。給料はそんな高くない、じつは、労働ほどは。その前ですから、ものすごい早い時間なんだけど、最初はこうやって、ワーってやってても、人いないじゃないですか?ね、場所言えないけど。段々人増えてくでしょ?お互いにこう、眼でね、このまま大声でやり合ったらまずいよね?と。(笑)まずいよね、だけど、向こうはいわば官を代表して、ぼくは民代表してないけど、国民のひとりとして、譲れないから、そういう事態もありましたが、でもね、(居島一平:アイサインはちゃんと…) にんげんやっぱり眼を見て話すのは大事で、ぼくは、日本社会で時々、あの、やっぱり、あの、ぼくは眼が強いんで、逸らす人がいて、ちょっと困ったことがあった、アメリカ行くとすごい楽なんですよ。アメリカ人は別にふつうの人でも誰でも政府高官でも、例えばホワイトハウスの人でも、一般の人でも眼を見て話すから何でもないんだけど、日本だと、何かあんのか?みたいに思われる、(笑)、ずっと眼を見てると、(居島一平:(笑)何かあんのか?もあれですけど。)いやいや、たまに誤解する人もいる。 ま、それはいいや、話を元に戻すと、で、そういう風に、さっき言いましたよね?官房副長官には提案しました。これはね、記者時代からそうだったんですが、今、拉致事件どうなっているんですか?って、教えてくださいよって言えるわけないじゃないですか、そんなもん。国家公務員の守秘義務をはじめたくさんの守秘義務背負っていらっしゃるからね。そうじゃなくて、これはこうやって、今(ペットボトルの蓋を開けるように)蓋を開けるべきでしょ?と、なぜ蓋を開けないんですか?って言ったら、これは、開けたら中からガスが吹き出るんだよ、っていうふうにね、それが情報でしょ?一発でわかるわけですよ。」(かなり中略) 「(イランの核開発が認められ、経済制裁の緩和で資金が入って核開発を続けることができることによって、)そうすると北朝鮮も、要するにイランに対してミサイルももっと売れるし核爆弾も売れるし、技術も売れるから、北朝鮮も潤って、拉致事件なんか解決しなくたっていいんですよ。(居島一平:全部繋がりますね。)全部繋がっているから、だから、突然北朝鮮は、拉致事件について報告書も出さないんですよ。(居島一平:うーん…)今そこで儲かっている。 もうひとつは、じつは、金正恩第一書記が習近平、中国の習近平主席と仲が悪いってことだけ報道されるけど、中朝関係悪くなって中国が心配しているのは、中国が習近平だけの国じゃないから、ね?だから、もしも北朝鮮と本格的に喧嘩してですよ、北朝鮮が例えば、中国の裏援助がなくて潰れたりすると、ぼくの顔が中国だとすると、この喉が朝鮮半島。喉仏までが今アメリカで、韓国がここにいるから。これが、北朝鮮がなくなったらアメリカここまで(顎まで)来るんですよ。北朝鮮だけがどうしても居てもらわなきゃ困るから、何をしているかっていうと、北朝鮮の特に資源も含めた物をどんどん今中国は買っているんですよ。 だから、北朝鮮にジャンジャン金が入ってて、だから拉致事件は熱心にやらなくなって。そして、イランの話もあるから、金が入るに決まっているから、オバマのおかげで。オバマさんはあと2年いるから。だから拉致事件やらなくていい。これ、中国とほんとうに仲が悪くなったり、イランがやっぱりね、アメリカに、次の政権にやられたりすると、その時に…から、その時に拉致事件やればいいんだと、それが北の本音なんですよ。だから、ニュースはこういうふうに繋がってんのに、これ、司令官が小型化に成功しました、はい、終わり、ってやるから、一生懸命ニュース視ている人でもなんにもわかんないってことになっちゃう。このように世界は繋がっているんですよ。だから、大学の授業で国際関係論言っている時に、そういう眼を持てという話をしているわけです。ね、残り2分になっちゃいましたけど。 で、じゃあ2分で最後、拉致事件一言で言うと、ぼくは官房副長官に今週提案したっていうのは、前から実は言っていることであって、安倍総理に直接申し上げたことで、拉致問題対策本部が機能してない、で、じつは拉致問題対策本部から、もちろん名前は拷問されても言いませんが、二度にわたり三人の幹部がお見えになって、拉致問題対策本部から人がお見えになったんですよ、独立総合研究所の社長室に。ぼくは来てくれって言ってません、向こうからおいでになって、ぼくは講演依頼か何かかと思ったら、とんでもない、そうじゃなくって、青山さん、今交渉どうなっているんですか?北朝鮮の内情はどうなってますか?二点お訊きしたいと、ね。それどうしてかって言うと、外務省が全部情報を独占してて、拉致問題対策本部にいても、他の省庁から来た人は何もわかんない。これ、名目上は対策本部長は総理になっているんですが、総理もこれご存じない。だから、これは一旦解体して、ね、外務省を排除するんじゃなくって、外務省も入れた上で総理が直接交渉するようにしてくださいと、そしたら相手は今までと違って金正恩第一書記が出てくるんですよ。それが拉致問題の唯一の解決につながることだから、これを決断してくださいと、そしたらその、政府側はですね、検討しますと、総理も含めて検討しますというお答えなんですよ。で、これは、ネガティブなことを言っているんじゃなくって、外務省の悪口を言っているんじゃなくって、このまま行くと、帰ってこないまま安倍政権の使命が終わって、ね、いつか終わるわけだから、終わってしまうことになる。これをもういちどやれるようにするのはぼくらの声ですから、国民の声なんですよ。はい。(居島一平:そういう事態は何としても避けなければならないわけです。)はい。」ぼくらの真実-【電子書籍】【楽天ブックスならいつでも送料無料】ぼくらの真実 [ 青山繁晴 ]