続知らせよう
続知らせよう 詩人 坂村真民 続知らせよう 知らせよう無一物になると無尽蔵の世界が展開してくることをすべてが生き生きとして呼びかけてくることを知らせようこの拙い力ない自分が大いなるものに守られ生かされてきた一つ一つのあかしのありがたさを一人で生きているのではない生かされていることの尊さを知らせよう人間に心臓があるように宇宙にも心臓があることをそこからつねに命が生まれ光が生まれ何もかもがそこを中心として動いていることをそしてそれをば神といってもよいし仏といってもよいし気といってもよいことを知らせようあのなんとも言えない涼しい風はどこから起こりどこに帰ってゆくかを根源を知ることは母のふところの深さを知ると同じように一番大事なことであることを知らせよう目に見えるものだけを見ず見えないものを見ようとする心の働きを持つことの大切さをたとえば木を養っている根のことや知らない処で一生懸命祈って下さっている多くの方々のあることや眠っている間もちゃんと酸素を作ってくれている大宇宙の不思議な仕組みなどやあの世からじっと見守ってくださっている父母その他の方々の御恩の深さなどを気付かない人たちに知らせよう知らせよう聞法因縁五百生同席対面五百生とお説きになった仏陀の深いみこころを漫然と生まれてきたのではない因となり縁となるものが相結び相つながり合って自分がありすべてがあることをみ仏の教えの広大にして無辺なことを一人でも多くの人に知らせよう《好幹の感想》一人でも多くの人に知らせよう。二度とない人生だから!今日もお越しいただきありがとうございました。素敵な人生でありますように!