時
時詩人 坂村真民 時 日の昇るにも手を合わさずつきの沈むにも心ひかれずあくせくとして一世を終えし人のいかに多きことぞ道のべに花咲けど見ず梢に鳥鳴けど聞かずせかせかとして過ぎゆく人のいかに多きことぞ二度とないこの人生をいかに生きいかに死するか耳かたむけることもなくうかうかとして老いたる人のいかに多きことぞ川の流れにも風の音にも告げ給う声のあることを知ろうともせず金に名誉に地位に翻弄し終わる人のいかに多きことぞ生死事大無常迅速時人を待たず噫々《好幹の感想》 生死事大無常迅速時人を待たず噫々 二度とない人生だから!今日もお越しいただきありがとうございました。素敵な人生でありますように!