花
花詩人 坂村真民 花 アソカの花の下で生まれて沙羅双樹の花の下で亡くなられた大いなる人の美しいお心を一番良く知っているのは花たちであっただからこのお方がお通りになると道々の草木がそれぞれの花をつけて喜びお迎えしお送りするのであったもろもろの者よ心に自分の花を咲かせてくれと八十年の長い間熱い砂を踏んでお歩きになった足裏にもいつか花の紋様ができそのお足の石をわたしも一つ持っている近くの川から拾うてきた不思議な石である《好幹の感想》もろもろの者よ心に自分の花を咲かせてくれ 二度とない人生だから!今日もお越しいただきありがとうございました。素敵な人生でありますように!